スワップポイントとは?FX初心者はマイナススワップに注意

FXのスワップポイント完全ガイド。スワップポイントの仕組み、高金利に期待できる通貨ペア、スワップを狙った取引の注意点を解説!

長期的な売買が得意なトレーダーほど、為替差益・金利差益の両方で収益を狙います。

これからFXを始めたい方向けに、金利差益であるスワップポイントについて分かりやすく解説します。

スワップポイントとは?

スワップポイントとは、FXで取引した際に、異通貨ペア間の金利差によって発生する利益のことです。

 

例えば、NZドル/円を買い注文するとします。

低金利の日本円を売って、高金利のニュージーランドドルを買うこととなり、2国間の金利には差が生じますよね。

ここで発生する金利差自体がスワップポイントそのものを表すこととなります。

 

外貨預金につきものの利息ですが、スワップポイントは「FX版の利息」というわけです。

 

以下は、FXで主要に取引されている通貨ペアの政策金利の推移です。

主要通貨の政策金利一覧

現在高金利通貨なのは、トルコリラ(8.00%)、メキシコペソ(7.00%)、南アフリカランド(6.45%)、NZドル(1.75%)、豪ドル(1.50%)です。(2017年8月24日時点)

 

特に現在、高金利で話題となっている通貨がトルコリラです。
トルコリラ/円は、スワップ狙いのトレーダーから人気があり、注目度も高い通貨ペアです。

また最近ではメキシコペソの金利も上昇中で注目を集めています。

スワップポイントは毎日もらえる

外貨預金の金利受け取りは満期時ですが、FXのスワップポイントは毎日もらえるのが特徴です。

ポジションを保有している間は、決まった時間にスワップポイントが付与されていきます。

 

例えば、ニュージーランドドル/円を1lot買ったとします。

ニュージーランドドルの金利が1.75%、日本円の金利が0.10%とすれば、金利差は1.65%です。

1ニュージーランドドルが80円なら、80万円の取引で1万ニュージーランドドルの運用をする、ということになります。

1日のスワップポイントを60円とすれば、30日で1,800円、6ヶ月で10,800円、1年間で21,900円になります。年間の利回りに換算すると、なんと2.74%です。

 

さらにlot数を上げると、より多くのスワップポイントを受け取ることができます。

取引数量ごとの期間別スワップポイント (1日60円、レバレッジ1倍の場合)
  30日 6ヶ月 1年
1lot 1,800円 10,800円 21,900円
2lot 3,600円 21,600円 43,800円
3lot 5,400円 32,400円 65,700円

 

FXの取引口座では、為替レートの変動による為替差益は「建玉評価損益」「スポット」などの項目で確認ができます。

一方、スワップポイントの金利差益は「スワップ評価」「スワップポイント」で確認できますので、スワップポイント単体の含み益も知ることができます。

主に売りで保有中は、スワップの支払いが発生

スワップポイントは必ず受け取れる訳ではありません。

 

高金利通貨を売って低金利通貨を買っている間(ショートポジションを保有しているとき)は、日々スワップポイントを支払う必要が出てきます。

豪ドル/円、ニュージーランドドル/円、南アランド/円、トルコリラ/円などの売りポジションを保有しているときがこれに該当します。

最近では、マイナス金利を導入しているユーロ、スイスは日本よりも低金利なので、ユーロ/円、スイスフラン/円の買いポジションでマイナススワップとなりやすいです。

ショート = マイナススワップ という図式が全て当てはまる訳ではありませんので、混同しないようにしてください。

 

短期的な取引で為替差益が出ているポジションならさほど気にしなくてもいいかも知れません。

これが長期的な取引となってくると、為替レートが動いていなくてもマイナススワップによって損失ともなりかねません。

 

高金利通貨の売りポジションは長期で保有しないように意識するようにしてください!

スワップポイントは日々変動する

スワップポイントは常に同じ水準ではなく、日々変動します。

スワップポイントが変動する理由2つあります。

 

1つ目の理由は、2国間の政策金利変更によってもたらされる、金利差の縮小・拡大です。

金利差が縮小すると利回りが悪化しますので、スワップポイントは下がることになります。

金利差が拡大すると、利回りが好転しますので、スワップポイントは上がる、という仕組みとなっています。

 

 

2つ目の理由は、為替レートの上昇・下落による変動です。

例えば、豪ドル/円のレートを90円、スワップポイントを1日/50円、レバレッジ1倍で1lotの取引をする場合、年利回りは2.03%となります。

90万円 × 2.03% = 18,270円(1年間のスワップ利益)

18,270円 ÷ 365日 = 50円(1日のスワップポイント)

 

そして、2国間の金利差はそのままで、為替レートが70円に下落したとします。

70万円 × 2.03% = 14,210円(1年間のスワップ利益)

14,210円 ÷ 365日 = 39円(1日のスワップポイント)

 

このように金利が同じでも、1豪ドル90円、1豪ドル70円のときを比べると、1豪ドル90円の方が、もらえるスワップポイントは多いです。

つまり、円安に進むほど、FX業者が付与するスワップポイントが多くなるという仕組みです。

業者ごとにスワップポイントは違う

スワップポイントにはいくらで提供しなければいけない、という厳密なルールがないため、FX業者ごとにスワップポイント異なります。

そのため、高金利通貨でスワップポイント狙いの取引をする場合、高スワップポイントのFX業者を選ぶと有利です。

 

トルコリラ/円、南アフリカランド/円など、高金利通貨の買いスワップが高い業者は外為どっとコムです。もちろん、豪ドル/円とニュージーランドドル/円のスワップも国内最高水準です。

ただし、豪ドル/円とニュージーランドドル/円に限り、外為どっとコムよりやや低い水準であるものの、ヒロセ通商JFXの2社は固定スワップで提供をしていますので、安定的なスワップ狙いにはおすすめの業者です。

 

スワップポイントの比較はこちらのページをご覧ください。

高金利通貨を取引するときの注意点

高金利通貨は、マイナーな通貨になるほど流通量が少なくなることから、値動きが激しくなりがちです。

豪ドル、ニュージーランドドルに比べると、南アフリカランド、トルコリラの値動きは激しいです。

スワップポイント狙いの取引にあたり、為替レートの変動でロスカットとなっては元も子もありません。

余裕を持った資金を低レバレッジで運用し、証拠金維持率(有効比率)に注意を払ってスワップトレードを行なうようにしてください。

 

 

低レバレッジでスワップ狙いの取引の場合、短期売買ほどレートチェックの必要はないかも知れませんが、2国間の政策金利の動向には、日々アンテナを張って注目するようにしてください。

 

気になる疑問や便利なTipsなど


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