米・雇用統計|アメリカの経済指標

米・雇用統計とは、労働省労働統計局が毎月第1金曜日に発表する、アメリカの雇用情勢を表す景気関連の経済指標です。

 

全米の企業や政府機関などに、10数項目(失業率、非農業部門就業者数、建設業就業者数、製造業就業者数、小売業就業者数、金融機関就業者数、週労働時間、平均時給など)の調査結果を数値化して公表されています。

このうち失業率非農業部門就業者数が特に注目されています。

雇用情勢の動きは、個人所得・個人消費にも関連することや、また今後の景気動向への影響も大きいことから、FOMCの政策金利の決定にも大きな影響を与えるとされています。

 

雇用統計の結果次第では1円以上変動したり、その後のトレンド形成の一因となることもあります。

FXではもっとも動く経済指標であることからも、発表当日はビッグイベントとして、FXだけではなく金融市場全体から注目を集めています。

 

米・非農業部門雇用者数

失業率とともにもっとも重要視されているのが、アメリカの雇用情勢を計る、この非農業部門雇用者数です。

数ある経済指標の中でも、最も重要な指標として注目されています。

 

非農業部門雇用者数は、非農業部門に属する事業所の給与支払い帳簿を基に集計されていて、経営者や自営業者、農業従事者は含まれておりません。

国籍は問われませんので、アメリカ内で働く他国籍の人も労働人口としてカウントされます。また、パートタイム・フルタイムの区別がなく、2ヶ所以上で働いていれば重複してカウントされます。

対象事業所は約40万社・従業員数約4700万人で、全米の約1/3を網羅していると言われていて、発表頻度の多さ・調査対象の多さ・発表時期が早めであることから、世界中の経済指標において、注目度はナンバーワンとも言える立ち位置となっています。

 

失業率と逆行現象が起きることもありますが、そのときは非農業部門雇用者数の方が信頼度は高いとされています。

一般的に雇用者数は、景気後退とともに減少し、不景気の終焉とともに回復しやすい傾向があります。

 

米・失業率

雇用統計では非農業部門雇用者数と並び、この失業率も重要視されています。

アメリカの約6万の世帯が調査対象となっていて、失業率は「失業者÷労働力人口×100」で計算されます。

アメリカの場合、軍事就業者を除いた16才以上の全人口を労働人口と定めていて、実は国によってこの定義は異なりますので、一概にも他国と比較ができるものでもありませんので、ご注意ください。

 

FX会社のサイト内では、非農業部門雇用者数や失業率の予想データをみることができます。

この「予想値」と実際の「発表値」の差が大きいほど、為替レートも大きく変動します。

経済指標名
雇用統計(CES、Current Employment Statistics)
発表機関 発表時期 日本発表時間 重要度
労働省労働統計局
(U.S. Department of Labor, Bureau of Labor Statistics)
毎月 / 第1金曜日 22:30 ★★★★★
指標のポイント
大きくレートが変動する可能性がとても高い指標です。初心者の方はあえて取引を避けるというのも、ひとつのやり方です。発表後に一方方向に推移してからエントリーするなど、見極めが大切です。

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