FX通貨ペア-左の主軸通貨と右の決済通貨

交換する2国の通貨のことを指す、通貨ペア。

FXでは、USD/JPYのようにスラッシュを境に「左に表示される通貨」と「右に表示される通貨」がありますよね。

実は、これにはちゃんとした理由があるのです。

左右の通貨ペアの役割とは?

通貨ペア表示における左右の役割について、USD/JPYを例にして見ていきましょう。

主軸通貨と決済通貨

 

このように、左側の通貨は主軸通貨、右側の通貨は決済通貨と呼ばれています。

主軸通貨は、取引でメインにあたる通貨となります。

FXは左の通貨で売買し、右の通貨で決済するという仕組みです。

 

例えば、USD/JPYで買い注文をするとします。

「ドルを買い、利益になったので円で決済しました。」

 

売り注文のパターンも見ていきましょう。

「ドルを売り、利益になったので円で決済しました。」

 

つまり通貨ペアには、「左の主軸通貨(ドルなど)で売買をして、右の通貨(円など)で決済するルールがある」ということになりますね。

通貨ペアの "左右の順番" は決まっている

テレビのニュースでも「今朝の相場は1ドル/◯◯円◯◯銭〜」などとアナウンサーが伝えていますが、これは通貨ペアのUSD/JPYと同じ順番です。

 

「今朝の相場は100円/1ドル20銭〜30銭で推移しています。」

このように、左右の順番が逆になることはありません。

JPY/USDとなることはないのです。

 

これは左の通貨は「1ドル=◯◯円」「1ユーロ=◯◯円」のように、かならず1単位にならなければいけないルールによるものです。

 

もっとも外国為替の世界では、力のある通貨が左で、(信用力が低い)流動性が高い通貨が右になる、という慣習でした。

金融の世界はイギリスから始まり、現在の中心であるアメリカ、近年になってユーロが登場しています。

基軸通貨の移り変わりや、新たな通貨の誕生により、その時々の各国の要人たちの話し合いで、主軸通貨が決まっていくのです。

 

  1. USDは左側
  2. * コモンウェルスはUSDよりも左側(さらに GBP > AUD > NZD のルールがある。)
  3. EURはコモンウェルスよりも左側
  4. JPYは右側

* 国旗にユニオンジャックがある国。

 

まとめるとこのようになります。

EUR > GBP > AUD > NZD > USD >>> その他通貨 >>> JPY

通貨の位置関係には例外もある

ただそれぞれの地域や通貨ごとによって、そのルールがすべて適用されるという訳ではありません。

 

日本円は米ドル、ユーロに次ぐ世界第3位の流通量があり、それぞれ合わせて「三大メジャー通貨」と呼ばれています。

ただ、日本は例外的に、新興国との組み合わせでもほぼ右側に表示されています。

これは米ドルやユーロ、ポンドなどの通貨は小数点より上は1桁ですが、円の場合は「100円」のように3桁となるからです。

 

基本となる通貨の単位が異なることが、JPYが右に表示される理由となります。

 


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