香港ドル(HKD)の特徴と値動きの傾向

香港ドルの基礎データ

香港ドルは米ドルと同じように動く通貨。中国の動向にも注目!

香港ドル
正式名称 香港特別行政区
首都 -
中央銀行 -
通貨単位 香港ドル($)、セント(¢)
* 主要輸出国 中国、アメリカ、日本、インド、台湾
* 主要輸入国 中国、台湾、日本、シンガポール、アメリカ

* 貿易量の多い国順 2014年のデータ

値動きの
大きさ
情報量の
豊富さ
金利の
高さ

香港ドルの特徴を知ろう!

香港の街

長い間イギリスの植民地として統治され、1997年に中国に返還された歴史を持つ香港。

金融立国であるイギリスの影響を色濃く受け、アジア屈指の金融センターとして発展してきた香港では、本土・中国の通貨「人民元」ではなく、香港ドルが使われています。

香港ドルは、ポルトガルから中国に返還されたマカオでも広く使われている通貨です。

 

まず、香港ドル最大の特徴が、ドルペッグ制という仕組みが採用されていることです。

ペッグ制とは固定相場制のことで、ある特定の通貨の為替レートに連動させて、自国通貨との為替レートを一定に維持させるという制度で、基軸通貨の米ドルがペッグ制の対象となっています。

ドルペッグ制には多少の許容範囲(1米ドル = 7.75〜7.85香港ドル)が設けられていますが、1米ドル = 7.8香港ドルでほぼ固定されています。

 

つまり、米ドルが上昇・下落する値動きに比例して推移することが、香港ドルの特徴なのです。

 

香港は1国2制度のもと、中国の特別行政区として管轄されていますので、米ドルほどではありませんが、人民元の価格変動も値動きに影響する要素です。

中国株(とくに香港市場に上場している中国株)が大きく上昇すれば、香港ドルの上昇に繋がることもあります。

 

このように二国間の影響を強く受ける香港ドルですが、金利は米ドルよりもやや高水準で推移する特徴があり、2016年5月現在、米ドル0.50%に対して香港ドルは0.75%です。

そのため、米ドルのリスク回避として買われることもあります。

以前はもっと金利差があったため、安定した二国間の金利差をスワップ狙いする手法が、一部の投資家に人気がありましたが、近年になり金利差が縮んでからは、このような取引はあまり行われなくなってきました。

 

ドルペッグ制のデメリットとして、香港の経済状況に関わらず、アメリカの金融政策に追従させた政策を行わなければいけないことです。

現在ペッグ制が廃止される可能性は低いですが、中国の経済成長とともに、今後も継続するか廃止されるのか、その動向には注目が集まっています。

香港ドル/円の値動き傾向は?

強い相関性があるため「香港ドル/円」と「米ドル/円」は、ほぼ同じような値動きをします。

香港ドル/円の取引をするなら、米ドル/円の動きに注目していくことが大切です。

 

ただ、米ドル/円にが100pips動いたとしても、香港ドル/円は10〜20pips程度の変動であったりと、変動幅が小さいです。

逆に言うと、値幅が小さいことはロスカットリスクの低さに繋がります。

 

為替差益で大きな利益を追求しにくい特徴ではあるものの、香港ドル/円の必要証拠金は米ドル/円の1/4程度(1,000通貨であれば1lot = 約1,000円)と低いことから、初心者は低資金から始めやすいと言えます。

香港ドルの変動要因について

香港ドルの大きな変動要因は米ドルですが、中国の経済指標もまれに影響を与えることもあります。

米・雇用統計FOMC政策金利発表など、アメリカの重要度の高い経済指標が香港ドルの主な変動要因となります。

 

今後ペッグ制が廃止となった場合には、中国の経済指標により注目するようにしましょう。

 

両国の経済指標を詳しく知りたい方は、下記ページもご参考にしてみてください。

香港ドルの取引に向いているFX会社は?

スイスフランショック以降、ドルベッグ制廃止が起こった際の混乱を避けるため、香港ドルを取り扱っているほとんどのFX業者では売買ができない状況にあります。

 

唯一取引できる業者はヒロセ通商です。

取引には十分注意が必要ですが、FX業界では注目度が高く、今後の動向に期待が集まっています。


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