たったの4円でFX!1通貨単位のメリット・デメリットと、対応業者を徹底解説!

とにかく少額で、練習しながらFXを始めてみたいとお考えの方は多いでしょう。

FXって取引するのに、本当のところ最小でいくらからできると思いますか?

これは通貨ペアごとに異なってきますが、もっともメジャーな米ドル/円なら「1通貨=最小4円」で取引ができます。

4円で取引することの魅力を解説するとともに、「1通貨単位」に対応するFX業者をご紹介します。

4円なので、FX初心者も安心

これから米ドル/円でFXをするとしましょう。

FXで取引に最低限必要な金額は、通貨ペアによっても、そのときの為替レートによっても異なります。

例えば、1米ドル=100円のときは40,000円、1米ドル=110円のときは44,000円が最低限必要となります。
この取引に必要な最小の証拠金のことを、必要証拠金といいます。

レートごとの必要証拠金
米ドル/円米ドル/円レート10,000通貨の
必要証拠金
80円39,200円
90円39,600円
100円40,000円
110円40,400円
120円40,800円
130円50,200円
140円50,600円
150円60,000円

FXの基本は1万通貨単位ですので、米ドルなら1万ドル分の取引をすることになります。
つまり、1万通貨=1万ドル分の取引ということですね。

1米ドル=100円として上限レバレッジの25倍で取引をする場合、最小4万円の必要証拠金で100万円分(100円×1万通貨)の取引ができるというわけです。

必要証拠金の計算方法

10,000(通貨)× 米ドル/円レート × * 0.04(最大レバレッジ25倍)
* 1÷25=0.04

例)1米ドル=120円のとき
10,000 × 120 × 0.04 = 必要証拠金は「48,000円」

もっと砕いていうと、1通貨あたり1円の変動で1円の増減になります。
取引量が1万通貨であれば、1円有利に変動したら1万円の利益となるのです。

こちらの表をご覧ください。

1米ドル100円のとき
取引単位必要証拠金
(米ドル/円)
1円の変動で
1通貨
(0.0001Lot)
4円±1円
100通貨
(0.01Lot)
400円±100円
1,000通貨
(0.1Lot)
4,000円±1,000円
10,000通貨
(1Lot)
40,000円±1万円

そしてFXでは、Lot(ロット)という単位が使われています。
ほとんどの業者では10,000通貨=1Lotとなっているように、10,000通貨が基本の単位となるのです。

つまり4円からFXができるということは、通常の1万分の1の取引単位ですので、0.001ロットで取引ができるのです。
10,000通貨なら1円の変動で1万円の増減ですが、1通貨なら1円不利に動いても、マイナス1円にしかなりません。

通常の最小取引金額は4,000円程度

もともと7〜8割のFX業者では、株式投資でいうところのミニ株のような位置付けで、1,000通貨(0.1Lot)から取引できるサービスが提供されていました。
先ほどの表にあるとおり、米ドル/円で0.1Lotの取引なら、最小で約4,000円でFX取引ができるというわけです。

このような背景もあるなかで、松井証券「MATSUI FX」のように1通貨単位から取引ができるサービスも提供されています。

100円から始められる

1通貨単位の取引には、次の特徴があります。

  • FXの取引単位としては、この世でもっとも最小となる。
  • 米ドルなら1米ドル=約4円、ユーロなら1ユーロ=約5円から取引できる。
  • 価格変動のリスクがほとんどない。

それでは1通貨で取引するメリット・デメリットを見てみましょう。

1通貨から取引できるメリット

要約すると以下3つのメリットがあります。

  • デモトレードでは体感できない、本番ならではの緊張感がある。
  • 損失が少ないため、冷静な判断を身に付けやすい。
  • 自分のペースで、少しずつ取引量を上げられる。

デモトレードでは体感できない、本番の緊張感

FXは興奮するな冷静に

すべてのFX業者ではありませんが、実際のトレードを始める前に取引システムや注文方法が理解できるように、デモトレードを用意している業者もあります。

デモトレードでも十分にFXを学ぶことはできますが、決定的に2つの大きな違いが出てきます。

  • 本当の自分の資金であるか
  • それにより、緊張感をもった覚悟で取引できるか

仮想資金なのか実際のお金なのかで、取り組む姿勢が変わってきてしまうのです。

「デモだから大きな損失になってもいいかな。」
「仮想資金が1,000万円あるから、100Lot発注しよう。上手くいったら、このまま本番でもやろう。」

このような姿勢でFXに取り組むようでは、実際のトレードで即退場となってしまいます。

とはいえデモトレードでは、

「どれくらいのマイナスでどれくらいの含み損になるのか」
「さらに、どれくらいマイナスが拡大したらロスカットにより自動決済されるのか」

こういった目安を試すにはデモトレードが役立ちます。

デモトレードのリスクは、甘い気持ちで挑んで本番に移行しやすい環境であることです。
約4円といっても本当のお金ですから、1通貨であっても、自己資金で緊張感を持ってトレードすることは、ビギナーにとって大きなメリットとなります。

損失が少ないため、冷静な判断を身に付けやすい


1通貨の取引だと、1円不利な方向に動いたとしても、マイナス1円の含み損にしかなりません。
30pips不利な方向に動いて決済すれば、マイナス0.3円です。

トレーダーはみんな人間ですから、やはり「自分の都合のいい方向に必ず動く!」と直感を信じたトレードをしやすいですよね。
しかし感情的なトレードをするようでは、FXで継続的に収益化するのは難しいのです。

「FXで1万円儲かった!」「5千円損した。」よりも、

「100pipsで利食いした」「トレンドが変わったから-50pipsで損切りした。」

このように収支の単位をpipsにするだけで、「金額」ではなく「数字」に見えてきませんか?
プロトレーダーほど、金額ではなく数字でトレードするように、利益・損失で感情的に一喜一憂してはいけません。

1通貨での取引なら、損失となっても非常に小さいダメージで済みます。
つまり、自信をもって機械的に、冷静に売買判断してステップアップできることが魅力です。

自分のペースで、少しずつ取引量を上げられる

無知でいきなり1万通貨でFXを始めたとき、以下の2つが当てはまったら早期退場リスクが高くなります。

  1. 証拠金が少ない。
  2. 根拠のないトレードをしてしまう。

証拠金が少ないと、拘束資金の割合が高くなるため、ハイリスク・ハイリターンとなってしまいます。
さらに、FXチャート分析の見方がわからずに売買してしまうと、根拠のない勘に頼ったトレードになりがちです。

これを避けるには先に挙げた「緊張感を持つこと」「冷静な判断をしながら本番トレードすること」
そして、「チャート分析で根拠ある売買判断をすること」が大切です。

FXの取引単位は0.1ロット、0.2ロット...1ロットとステップアップしていこう。

1通貨の取引で勝率や自身の手法に自信が持てたら、1通貨→100通貨→1,000通貨→5,000通貨→10,000通貨といった風に、徐々に取引数量を上げていくのが、収益化の近道です。

なお取引量を上げる前には、証拠金を増やして証拠金維持率を高くしてレバレッジを下げるのがポイントです。
そうすることで、ロスカットリスクを抑えられます。

FXは取引量に対して、担保となる証拠金が多いほど、ローリスク・ローリターンとなります。
このように、自分のペースで取引量を上げられることが、1通貨から取引できる最大のメリットとなります。

1通貨から取引できるデメリットは?

大きな損失にならないことに比例して、大きな収益にもならないことが、1通貨取引のデメリットです。

収益化しにくい

1円有利に動いた場合、1通貨なら1円の利益にしかなりませんが、1万通貨なら1万円の利益になります。

やはりFXで収益化を体感できるのは、1,000通貨以上の取引量になってくるでしょう。

1通貨は本番環境ですが、大きな損をすることがありません。
4〜5円程度で始められるメリットを生かして学びながら、あくまでも取引数量を上げるステップとして留めておきましょう。

 

1,000通貨対応のFX業者は、こちらの記事をどうぞ。

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1,000通貨でFX

1通貨から取引できるFX業者

それでは、1通貨や100単位といった小さい単位で取引ができるFX業者をご紹介します。

FX会社名取引単位米ドル/円
スプレッド
通貨ペア初回
入金額
MATSUI FX1
通貨単位
0.2~
0.9銭
20
通貨ペア
なし
OANDA FX1
通貨単位
0.4銭〜71
通貨ペア
10万円〜
パートナーズFX/nano100
通貨単位
0.0銭18
通貨ペア
なし

※スプレッド取得日・記載日:2024年4月11日
※掲載スプレッドは原則固定(例外あり)ですが、市場急変時や流動性低下時は拡大する場合があります。

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