外貨預金をするくらいなら、FXの方がお得!って話を聞いた経験はありませんか?
レバレッジ1倍のFXに比べると、実は外貨預金には全く魅力ありません。むしろ損失リスクが高いので注意が必要です。
こちらのページでは、FXで疑似外貨預金トレードをするやり方をご紹介します。
FXは外貨預金よりも断然メリットが多い!
投資の入門というと、銀行預金のようなお手軽なイメージのある外貨預金。
しかし、外貨預金のデメリットとリスクを知らずに始めてしまうと、思わぬ落とし穴が待っていることとなります。
まず結論から言うと、金利目的で外貨を運用するなら、外貨預金よりもFXの方が確実にお得で有利です。
外貨預金はFXよりも手数料が高く、金利が低く、リスクコントロールが難しいからです。
手数料でいえば、1万米ドルの取引が外貨預金なら2万円かかるケースもありますが、スプレッド0.2銭の業者ならたったの20円で済みます。
低コスト・高金利のFXなら、金利収入と為替差益を狙いつつ、為替変動によるリスクもコントロールすることができます。
レバレッジ1倍なら外貨預金と同条件
「FXは大損しそう」「怖い」との印象を持つ方も少なくないかも知れません。
しかし、それは高レバレッジでリスクを承知の上で大きな利益を狙う、資金効率の良さを追求したやり方です。
証拠金を担保として大きな金額を動かすことができる投資なので、レバレッジの扱い次第で柔軟な運用ができるのがFXの魅力でもあります。実質、FXでレバレッジ1倍で取引すれば、外貨預金と同じ条件での売買となります。
それでは、FXと外貨預金で100万円を運用するときにかかる手数料の差を見ていきましょう。
FX | 外貨預金 (ネット銀行) | 外貨預金 (大手銀行) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
往復 手数料 | 100万円 あたり | 往復 手数料 | 100万円 あたり | 往復 手数料 | 100万円 あたり | |
米ドル/円 | 0.2銭 | 20円 | 15銭 | 1,500円 | 2円 | 2万円 |
ユーロ/円 | 0.5銭 | 50円 | 15銭 | 1,500円 | 3円 | 3万円 |
ポンド/円 | 1.0銭 | 100円 | 40銭 | 4,000円 | 8円 | 8万円 |
豪ドル/円 | 0.7銭 | 70円 | 30銭 | 3,000円 | 4円 | 4万円 |
NZドル/円 | 1.2銭 | 120円 | 30銭 | 3,000円 | 4円 | 4万円 |
FXの売買手数料となるスプレッドには買値、売値があります。
もちろん外貨預金も、売買するにあたり為替手数料がかかります。手数料はTTS(買値)、TTB(売値)と呼ばれていて、非常に割高です。
デイトレードなどの短期売買において、もっとも重要となるのがスプレッドです。2021年現在において、米ドル/円の標準スプレッドは0.2銭、キャンペーンスプレッドは0.1銭が最狭水準として各社揃っています。また低スプレッドと同時に「[…]
大手銀行で、外貨預金をしたときの売買例を見るとわかりやすいです。
- 預入金額 → 100万円(1万米ドル)
- 為替レート → 100円(101円が買値、99円が売値 = 為替手数料が往復2円)
- 金利 → 1.5%
この条件で計算すると、満期時の受け取りはこのような結果となります。
- 1年満期時の口座資金は、
- 10,000米ドル × 1.015% = 10,150米ドル
- 利息から20.315%の税金が自動的に源泉徴収されるので、
- 実質の利息は、150米ドル × 0.8 = 120米ドル
- 初期資金+税引き後の利息 = 10,120米ドルが払い戻し金額
- 為替レートが同じだったと仮定すれば、
- 10,120米ドル × 99円 = 1,001,880円 が円換算の払い戻し金額。
- {(1,001,880円 – 101万円)÷ 101万円 }× 100 = 「約−0.8%」が実質利回りとなる。
このように、利息狙いの外貨預金と言えど、為替手数料の高さにより元本割れしてしまいます。
つまり、購入時よりも満期時にレートが上がり、為替差益で相殺しなければ利益にはなりません。
次は為替変動を考慮せずに、手数料だけで年間の利回りを比べて見てみましょう。
*1 FX | 大手銀行 (外貨定期預金) | 大手銀行 (外貨普通預金) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
1日のスワップ / 金利換算後 | レバレッジ1倍 年間の利益 | (金利) / 税引き後 | *3 年間の利益 | (金利) / 税引き後 | * 年間の利益 | |
米ドル/円 (1米ドル108円) | 65円 2.2% | 23,725円 | (0.2%) 0.16% | 1,721円 | (0.2%) 0.16% | 1,721円 |
ユーロ/円 (1ユーロ119円) | *2 -5円 -0.15% | -1,825円 | (0.001%) 0.0008% | 0円 | (0.001%) 0.0008% | 0円 |
豪ドル/円 (1豪ドル74円) | 20円 0.99% | 7,300円 | (0.3%) 0.24% | 1,761円 | (0.3%) 0.24% | 1,761円 |
*1 みんなのFXのスワップポイント(2019年9月16日時点)で試算。
*2 ユーロは現在マイナス金利導入により、円の金利の方が高いことから、ユーロ/円の買いはマイナススワップとなっています。売りポジションであればスワップ金利の受け取りが可能です。
*3 一律20.315%の税金を引いた税引き後の金利から試算。
外貨預金は、金利から20.315%が自動的に源泉徴収されます。
この年利回りに往復手数料がかかりますので、仮にレートが動かなくても受取額に大きく差がつきます。
FXでも往復手数料はスプレッドとしてかかりますが、ほぼ気にならないレベルです。
見ての通り、現状の外貨預金では利回りに期待ができません。
対してFXでは、米ドル/円の年間利回り2.2%、年間の金利差益が23,725円と外貨預金を大きく上回るのが分かりますね。
さらに為替が一切動かなくても、FXなら利益にすることが可能です。
仮に不利な方向に動いて為替差損となってしまうと、手数料が割高である外貨預金は損失が大きいことになります。
この場合、外貨定期預金だと中途解約するのが難しいのですが、FXであれば自由に損切りが可能なのも大きなメリットとなります。
多くのFX会社では、未決済ポジションであればスワップ金利は課税対象とはなりません。
外貨預金、FXどちらも税率は同じですが、FXは雑所得のため、主に年間20万円以下の個人の場合は確定申告の必要はありません。
レバレッジ2〜3倍にして資金効率を高めることも可能
FXではおおよそレバレッジ3倍程度まででしたら、為替変動による影響を受けにくいと言える水準です。
レバレッジなし(レバレッジ1倍)の外貨預金に比べると、FXでレバレッジを2〜3倍にすれば、投資資金に対する利益率が高くなります。
単純にレバレッジ2倍なら、レバレッジ1倍の半分の資金で利益の追求ができることになります。
ただし、レバレッジ3倍にしたからといって安心するのは禁物です。
FXで長期運用するなら、含み損が増えてきたらロスカットされない水準の証拠金維持率を保つようにしてください。
証拠金維持率は以下記事もご覧ください。
FXはあまりにも少ない金額から始めてしまうと、ロスカットにさらされるリスクが高くなりがちです。保有ポジションの反対方向に想定外に動いたら、いつロスカットされるのかとソワソワしてしまいますが、証拠金維持率に目をかけておけば、ロスカット[…]
FXでスワップ金利狙いのコツ!
スワップ金利を狙った取引をするなら、まず始めにスワップポイントが高いFX業者を選び、高金利通貨を買うことが基本条件となります。
そして最も重要となるのが、外貨を買うタイミングです。
- 利上げの見通しがある、または利上げされた通貨を買う
- 長期的に安値圏の通貨を買う
利上げされるということは、その国の景気が上向きで良好であることを示すというものです。
そして、月足など長期のローソク足でチャートを見て、価格が底値圏、または下落から上昇の兆しが現れている通貨を選ぶのがポイントです。
この2点に注目して、長期的に買われやすい通貨ペアの選定ができれば、リスクを抑えつつ、スワップ金利と為替差益の両方で利益の追求ができることになります。
FXを外貨預金代わりに使う方法
それでは超かんたんに、FXを外貨預金代わりに使う方法をご紹介します。
【1米ドル=100円のとき】
- 元手100万円を用意する。
- 1万通貨で米ドル/円を買う。
たったこれだけで、外貨預金と同じ取引を低コストで行うことができます。
1米ドル=100円のとき、元手が100万円なら、1万通貨の取引でレバレッジ1倍の運用が可能です。
もっと少額から始めたいなら、元手10万円で1,000通貨の取引でもレバレッジは1倍となります。
※もし1米ドル=110円なら1万通貨なら元手が110万円、1,000通貨なら元手が11万円でレバレッジ1倍になります。
そして取引ツール上で、成行注文、指値注文などで米ドル/円を「買い」を入れてポジションを保有すれば、外貨預金と同じ感覚で運用をしていることになります。
長期間に渡り、決済せずに注文を保有するほど、スワップ金利がFX口座に日々反映されることになります。
各社のスワップポイント比較、レバレッジや必要資金のシミュレーションは、以下の記事でご確認ください。
FXでは、スワップポイント狙いのトレードが人気です。いわゆるスワップポイントは、FX版の利息といったイメージですね。日本円は低金利通貨ですので、トルコリラ/円やメキシコペソ/円など高金利通貨を買いポジションで保有しているうちは、[…]
長期運用におすすめな高スワップFX業者
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