【独】ドイツの主要な経済指標の一覧

ドイツの主な経済指標について、特徴や重要度で解説します。

ドイツ・経済指標の特徴

ドイツのGDPは、アメリカ、中国、日本に次ぐ世界第4位の規模を誇ります。

ユーロ圏19ヶ国のうち、もっとも経済大国であるドイツは、ユーロ圏のGDPで約3割を占めるほどの割合となっています。
このような背景もあることから、ドイツの経済指標の結果は、ユーロの為替レートへの影響も大きいのが特徴です。

極めて注目度が高いのはZEW景況感指数とIFO景況感指数ですが、小売売上高や失業率、GDPなどもドイツの景気動向を見ていく上で外すことができません。

ドイツの経済指標は、まずはZEW景況感指数とIFO景況感指数に注目しましょう!

どちらも、ドイツ経済、そしてユーロ圏の景気の先行きを見ていく上で、重要な指標となります。

ユーロのトレードをするなら、このようなドイツの主要な経済指標は、最低限チェックするようにしましょう。

 

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ドイツの主要な経済指標

ある程度の値動きを狙ってトレードしたいなら、星4つ以上【★★★★】の経済指標を重視してみてください。

※下記の時間はユーロ圏の標準時間(10月最終日曜日AM2:00~3月最終日曜日AM2:00)で記載しています。
サマータイム時(夏時間、3月最終日曜日午前AM2:00~10月最終日曜日AM2:00)は下記表の時間が1時間早くなります。

 

ドイツの経済指標発表時期日本発表時間重要度
ドイツ・製造業購買担当者景気指数(PMI)毎月 / 下旬[速報]毎月 / 上旬[改定]17:30
17:55
★★
ドイツ・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)毎月 / 下旬[速報]毎月 / 上旬[改定]17:30
17:55
★★
ドイツ・消費者物価指数(CPI)毎月 / 中旬16:00★★
ドイツ・鉱工業生産(IIP)毎月 / 上旬16:00★★
ドイツ・貿易収支毎月 / 上旬16:00★★
ドイツ・ZEW景況感指数毎月 / 中旬19:00★★★★
ドイツ・IFO景況感指数毎月 / 下旬18:00★★★★
ドイツ・GFK消費者信頼感指数毎月 / 下旬16:00★★
ドイツ・小売売上高毎月 / 下旬16:00★★★
ドイツ・生産者物価指数(PPI)毎月 / 中旬16:00★★
ドイツ・失業率、失業者数増減毎月 / 下旬18:55★★★
ドイツ・四半期GDP(国内総生産)2・5・8・11月 / 中旬[速報]2・5・8・11月 / 下旬[改定]16:00★★★

ドイツ・製造業購買担当者景気指数(PMI)

独・製造業購買担当者景気指数(PMI)は、ドイツの製造業の景況感を表す経済指標です。
単に「製造業PMI」とも呼ばれていて、民間調査会社であるIHSマークイット社が集計して公表しています。

製造業PMIは、製造業やサービス業の購買担当者を対象にアンケート調査をして、指数化されています。
速報値は発表が早く、また数ヶ月先の景気動向をみるための先行指標とされていますので、サービス業PMIとともに注目度も高い指標だといえます。
当月の下旬に速報値、翌月の上旬に改定値の公表がありますが、まずは速報値に注目していきましょう。

発表の際には、50%を超えれば景気拡大を示し、ユーロは買われやすくなります。
反対に、50%を下回ると景気後退を示し、ユーロは売られやすくなります。

ユーロ圏でもっとも経済力のあるドイツの経済指標は、ユーロの値動きに大きく影響します。ユーロ/円などのトレードをするなら、ドイツの経済指標は押さえておきましょう!

経済指標名
製造業購買担当者景気指数(Purchasing Managers’s Index)
発表機関発表時期日本発表時間重要度
IHS Markit(マークイット社)毎月 / 下旬[速報]毎月 / 上旬[改定]17:30
17:55
★★
指標のポイント
独・製造業PMIの発表時に動きやすい傾向がある通貨ペアは、ユーロ/円とユーロ/米ドルです。どちらも、平均で15pips前後変動する傾向がありますが、30pips程度変動することもあります。

ドイツ・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)

独・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)は、ドイツの小売・サービスの販売価格の調査結果を表す経済指標のことで、民間調査会社であるマークイット社が集計して公表しています。
一般的には「サービス業PMI」や、製造業以外のPMIなので「非製造業PMI」などと呼ばれています。

このサービス部門購買担当者景気指数は「消費者が購入するときの価格」を表すのに対して、生産者物価指数(PPI)は「生産者が出荷するときの価格」を表します。
いわば物価の水準を測定した指標ですので、生活コストを計るものさしとして利用されます。
そのため、生産者物価指数と密接した相関性があり、インフレの動向を計るための、もっとも重要な指標のひとつとされています。

当月の下旬に速報値、翌月の上旬に改定値の公表がありますが、まずは速報値に注目していきましょう。

発表の際には、50%を超えれば景気拡大を示し、ユーロは買われやすくなります。
反対に、50%を下回ると景気後退を示し、ユーロは売られやすくなります。

経済指標名
サービス部門購買担当者景気指数
発表機関発表時期日本発表時間重要度
IHS Markit(マークイット社)毎月 / 下旬[速報]毎月 / 上旬[改定]17:30
17:55
★★
指標のポイント
独・製造業PMIと同じく、 指標は発表時はユーロ/円とユーロ/米ドルが動きやすい傾向があります。どちらも、平均で15pips前後変動する傾向がありますが、30pips程度変動することもあります。

ドイツ・消費者物価指数(CPI)

独・消費者物価指数(CPI)は、ドイツの小売・サービスの販売価格の調査結果を表す、経済指標のことです。

月次で公表されており、速報は当月の下旬に、改定は翌月の中旬に発表されています。

ドイツのCPIですが、主要5州(ヘッセン、バイエルン、バーデン・ヴェルテンベルク、ノルトライン・ウェストファーレン、ザクセン)のデータが指数化されて公表されます。

CPIは消費者が購入するときの価格、いわば物価の水準を測定した指標ですので、生活コストを計るものさしとして利用されます。
そのため、生産者物価指数と密接した相関性があり、インフレの動向を計るための、もっとも重要な指標のひとつとされています。

このCPIには、全調査対象の物価動向を示した総合指数と、変動の大きいエネルギーと食料品を除いたコア指数があり、食品・エネルギー価格は季節要因の影響を受けやすい特徴があります。
そのため、物価トレンドを把握するとき、総合指数とコア指数の差が大きければ、コア指数の方がより重視されています。

経済指標名
消費者物価指数(CPI、Consumer Price Index)
発表機関発表時期日本発表時間重要度
ドイツ連邦統計局毎月 / 下旬[速報]毎月 / 中旬[改定]16:00★★
指標のポイント
指標発表直後の変動は10pips程度と、あまり大きく値動きしない傾向があります。

ドイツ・鉱工業生産(IIP)

独・鉱工業生産(IIP)は、ドイツの鉱工業部門の生産動向を表す経済指標です。
ドイツ連邦局によって、月次の翌々月上旬に、前月比のデータが公表されています。

鉱工業生産は、鉱業や製造業の生産動向をみる判断材料として注目されています。

他国の鉱工業生産には建設業は該当しませんが、ドイツの場合は建設業も含まれるのが特徴となります。

この内訳ですが、総合、製造業・工業、エネルギー、建設業の4つのカテゴリーの生産動向を、基準年を100として指数化したもので、基準年は5年ごとに改定されます。

鉱工業生産は通常、天候による影響も受けやすいのですが、ドイツの場合は、連邦統計局が季節調整済みといい、季節変動を取り除いたものを発表しています。

経済指標名
鉱工業生産(IIP、Index of Industrial Production)
発表機関発表時期日本発表時間重要度
ドイツ連邦統計局毎月 / 上旬16:00★★
指標のポイント
指標発表直後の値動きは10pips程度と、さほど動かない傾向があります。またドイツ地理的にも近いイギリスは影響も受けやすく、ポンド/円の変動材料となることもあります。

ドイツ・貿易収支

独・貿易収支は、ドイツの政府と民間の輸出額から輸入額を引いた差額を表す経済指標です。
月次、翌々月の上旬に、ドイツ連邦統計局が発表しています。

この貿易収支は、経常収支(貿易収支、サービス収支、所得収支、経常移転収支)の最大の構成要素の一つなので、それだけに市場の注目度も高くなっています。

近年、ドイツの経常収支・貿易収支は2000年頃から現在に至るまで、拡大傾向にあります。
ユーロ圏においてもっとも輸出競争力のあるドイツですが、ドイツ企業中東欧などでの投資を拡大させていることで国内投資を控えている背景に加え、またもともと国民の貯蓄率が高いことも相まって国内需要の低迷が進んでいることが、ドイツの経常収支・貿易収支が拡大している一因とされています。

このドイツの経常収支・貿易収支の黒字が、ユーロ圏内における経常収支・貿易収支が不均等の要因ともされており、必ずしも貿易収支が黒字であればよい、という訳でもありません。

経済指標名
貿易収支(the Trade Balance)
発表機関発表時期日本発表時間重要度
ドイツ連邦統計局毎月 / 上旬16:00★★
指標のポイント
指標発表直後でも5pips程度と、ユーロ版の貿易収支に比べても、大きく変動しない傾向にあります。しかし、地理的にも経済的にも近いイギリスはユーロの変動を受けやすいため、ポンドをトレードするなら注目していきましょう。

ドイツ・ZEW景況感指数

独・ZEW景況感指数は、ドイツのマンハイムにある民間調査会社、ZEW(欧州経済研究センター)が発表する、景況感についての調査結果を表す経済指標です。
ドイツのほかにユーロ圏やスイスからも発表されています。
別名、ZEW期待指数とも呼ばれ、このような景況感関連の経済指標は、「景況指数」「景況感」「景況感調査」「景況感調査指数」などとさまざまな呼び名がありますが、どれも同じ経済指標のことを表しています。

景気先行指数であり、この先6ヶ月の景気は今後良くなるか、悪くなるかを、約350人のアナリストや機関投資家、市場関係者などへのアンケート調査をもとに算出されています。
この指標は、ドイツのIFO景況感指数の1週間前に発表されるため、IFO景況感指数の先行指標として注目されており、鉱工業生産にも半年強の先行性があるとされています。
しかしドイツのZEW景況感指数は、株価の影響を受けやすい性質もあることで問題視する声もあります。

ドイツの景況感指標の中ではIFO景況感指数とともに注目度が高く、ECB(欧州中央銀行)の金融政策にも大きく影響を与えることから注目されています。

毎月、1回目の定例理事会開催日の1週間後に発表があり、この指数が50を超えると、好景気だと判断され、ユーロが買われやすくなります。

経済指標名
ZEW景況感指数(期待指数)
発表機関発表時期日本発表時間重要度
ZEW(欧州経済研究センター、Zentrum fur Europaische Wirtschaftsforschung)毎月 / 中旬
(定例理事会開催日の1週間後)
19:00★★★★
指標のポイント
ユーロ版とドイツ版はともに同じ時間に発表されます。指標発表後、大きく変動した場合30pips程度動くこともあります。

ドイツ・IFO景況感指数

独・IFO景況感指数は、ユーロ圏においてもっとも重要な位置付けとなる、景況感を判断する経済指標です。
IFOとは「Information & Forschung」の略称で、ドイツのミュンヘンにある非営利の公的研究機関である、IFO研究所が発表しています。

旧西ドイツの7,000社(製造業、建築業、輸出入業、保険業、銀行など)の役員を対象に、現在の経済状況と今後6ヶ月の先行きはどうなるかについてアンケート調査が行われ、2000年を100とした数値に、現況と先行きを加重平均した指数で発表されます。
生産・在庫・受注・価格・雇用の5項目が調査内容となり、具体的には、今の景気は「良い・満足・悪い」、今後6ヶ月の景気は「より良くなる・変わらない・より悪くなる」といった形で、3択で調査・集計が行われます。

製造業や建築業の声も反映されることから、特に鉱工業生産との関連性が高いのが特徴です。

毎月中旬、この指標の先行指標としてZEW景況感指数が発表されますが、IFO景況感指数はアンケート数が多く、エコノミストではなく企業の担当者が調査対象となっているため、こちらの方がドイツ経済の状況を正確に計れるとされています。

アンケート後の翌月下旬と発表までが早いことに加えて、ユーロ圏最大の経済大国であるドイツの景気の先行きを見る指標のため、ユーロ相場に与える影響が大きいことから、注目度は極めて高いのが指標だと言えます。

発表値の上昇が続けば、ドイツの景気は上昇傾向であると判断されて、ユーロは買われやすくなります。ユーロのトレードをするなら特に注目していきましょう。

経済指標名
IFO景況感指数(IFO Business Climate Index)
発表機関発表時期日本発表時間重要度
IFO経済研究所(Center for Economic Studies and Ifo Institute for Economic Research)毎月 / 下旬18:00★★★★
指標のポイント
欧州経済を牽引するドイツ経済を判断する材料として注目していきましょう。

ドイツ・GFK消費者信頼感指数

独・GFK消費者信頼感指数は、ドイツのニュールンベルグに本拠がある市場調査会社GfK(Growth from Knowledge)が発表する経済指標で、GFK消費者信頼感調査指数とも呼ばれます。

ドイツには同じく景況感を見る指標としてIFO景況感指数やZEW景況感指数がありますが、この2つの指標に比べるとGFK消費者信頼感指数は注目度はあまり高くありません。
発表日時の決定が他の指標よりも遅く、直前になって日時が変更されることもあること、また上記2つの指標の発表元であるIFO研究所、ZEW(欧州経済研究センター)に比べて、経済指標の知名度が低いことが、その要因とされています。しかし、GfKは市場調査会社としてはドイツで1位であり、欧州委員会が毎月行っているユーロ圏の景気調査の参考資料にもされていることもあり、データの正確性は高いとされています。

約2,000人の消費者を対象にアンケートが行われ、向こう1年先の景気見通し、期待収入、消費の動向に関するアンケートの結果を集計したものになります。

この発表値は「0」が基準となっていて、0を上回ると経済の状況は良くなっていると判断され、0を下回ると経済の状況は悪化していると判断されます。

経済指標名
GFK消費者信頼感指数
発表機関発表時期日本発表時間重要度
GFK(Growth from Knowledge)毎月 / 下旬16:00★★
指標のポイント
ユーロ/円の場合、発表直後の変動は5pips〜10pips程度と、値動きに与える影響は少ない傾向です。

ドイツ・小売売上高

独・小売売上高は、ドイツの百貨店やスーパーなどの小売・サービス業の月間売上高を集計した、景気関連の経済指標のことです。

なお、この小売売上高は、ドイツだけでなく各国で発表されています。
日本やEU諸国などの先進国では、GDP(国内総生産)の6割以上を占めているのが個人消費となっているため、個人消費や景気の動向に注目して経済動向を見ていくにあたって、必要不可欠となります。

発表の際には、前月比で増加すれば、個人消費は堅調で経済の状況が良いとみられて、ユーロは買われやすくなります。
反対に、前月比で減少すれば、個人消費が落ち込んでいて経済の状況が悪いとみられて、ユーロは売られやすくなります。

経済指標名
小売売上高(Retail Sales)
発表機関発表時期日本発表時間重要度
ドイツ連邦銀行毎月 / 下旬16:00★★★
指標のポイント
ユーロ/円の場合、変動は平均10pips程度、また動くときは20pips程度変動することもあります。

ドイツ・生産者物価指数(PPI)

独・生産者物価指数は、ドイツ国内で販売される国産の鉱工業生産物のうち、約2,400品目の価格の調査結果を表す経済指標です。
毎月中旬(20日頃)に前月比と前月比のデータが公表されています。

売買価格を数値化するにあたって、ガスや電気などは含まれていますが、輸入食品や生鮮食品は含まれておりません。
この生産者物価指数は出荷時の価格を表し、それに輸送コストも含めたのが卸売物価指数(PPI)、消費者が買うときの価格が消費者物価指数(CPI)となります。
つまり、それぞれの指標は密接した相関性があり、インフレの動向を見るための重要な指標とされています。

ただ、ドイツの生産者物価指数や卸売物価指数は、調査対象となる品目が少ないことと、データが少ないことにより、あまり重要視はされておりません。

経済指標名
小売売上高(Retail Sales)
発表機関発表時期日本発表時間重要度
ドイツ連邦銀行毎月 / 下旬16:00★★★
指標のポイント
ユーロ/円の場合、変動は平均10pips程度、また動くときは20pips程度変動することもあります。

ドイツ・失業率、失業者数増減

独・失業率、失業者数増減は、ドイツ連邦銀行により毎月月初に発表されている経済指標です。

ドイツでの失業者の定義は、「15歳以上で仕事に就いておらず、少なくとも3ヶ月間・週20時間以上の労働を望み、求職登録をした人の数」と定義されています。
失業者数を労働力人口で除外した数値ですので、失業率は「失業中だが働く意思がある人」の割合を表します。
失業率は国によって定義が異なるため、実は簡単に比較できるという訳ではありません。

そして失業者数増減は、上記定義に含まれる人数の増減を表します。
失業者数増減の方が、よりリアルタイムにドイツの雇用状況が計れるため、こちらの数値の方が重視されている傾向にあります。

通常、失業率が低下すれば好景気であると判断され、ユーロは買われやすくなります。
反対に、失業率が増加すれば景気は悪いと判断され、ユーロは売られやすくなります。

経済指標名
失業率(Unemployment Rate)
発表機関発表時期日本発表時間重要度
ドイツ連邦銀行毎月 / 月初18:55★★★
指標のポイント
指標発表直後の変動幅は小さめで、平均的には10pipsにも満たないことが多いですが、予想と結果の乖離が大きいほどユーロの値動きに影響があります。ドイツはユーロ圏でもっとも経済力のある国なので、ユーロトレーダーは注目していきましょう。

ドイツ・四半期GDP(国内総生産)

独・四半期GDP(国内総生産)は、ドイツで一定期間内に生み出された財とサービスの付加価値の総額で、国の経済規模をみるための経済指標です。
四半期GDPの伸び率は、そのままその国の経済成長率を表しますので、非常に重要度が高い指標だと言えます。
また、中長期的な景気動向をみるためにも利用されます。

現在ユーロ圏の主要4ヶ国(ドイツ、フランス、イタリア、スペイン)のGDPだけでユーロ圏のGDPの約7〜8割を占めています。
なかでもヨーロッパの経済の中心であるドイツは、ユーロ圏のGDPの約3割、次いでフランスは約2割と高い割合です。

つまり、ドイツとフランスの経済状況が、この四半期GDPに大きく影響を与えやすい要因となっています。

経済指標名
四半期GDP(国内総生産、Gross Domestic Product)
発表機関発表時期日本発表時間重要度
ドイツ連邦統計局2・5・8・11月 / 中旬[速報]2・5・8・11月 / 下旬[改定]16:00★★★
指標のポイント
なかでも速報値発表時のインパクトがもっとも大きいですが、確定値や改定値も、予想との乖離が大きければ変動します。
しかし、アメリカのGDPに比べると、値動きへの影響はさほど大きくありません。

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