英・MPC議事録公表|イギリスの経済指標
英・MPC議事録とは、イギリスの中央銀行にあたるイングランド中央銀行(BOE、英中銀)に設置されている、金融政策について話し合いが行われる委員会のことで、この金融政策委員会はMPCと呼ばれています。
MPCはは総裁、2名の副総裁、チーフ・エコノミスト、エグゼクティブ・ディレクター、4名の外部委員の合計9名で構成されていて、原則、毎月第1水曜日・木曜日の2日間にわたって議事録が開催されています。
この会合で金融政策について話し合いが行われ、2日目の木曜日の会合終了後、決定された政策金利が公表されます。(BOE政策金利発表)
その2週間後、BOEでの会合内容や政策金利決定に至った理由など、議論内容をまとめたレポートが、MPC議事録公表として発表されます。
通常、BOE政策金利発表の方が市場に与えるインパクトが大きいのですが、2009年4月〜2015年現在まで、政策金利は変更されておりません。
そのため、近年では金利発表以外にも、今後の金融政策の見解が示されるMPC議事録公表の注目度も極めて高い状況となっています。
このとき、政策金利の決定にあたり、9人中何人が賛成・反対したのか、各委員の投票状況のデータが公表されます。
例えば、賛成5人・反対4人の僅差だった場合、次回は政策金利の変更があるかも知れないと判断され、ポンドが大きく変動する可能性もあります。
経済指標名 |
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MPC(金融政策委員会)議事録公表 |
発表機関 | 発表時期 | 日本発表時間 | 重要度 |
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金融政策委員会(MPC、Monetary Policy Committee) | 毎月 / 中旬 | 18:30 | ★★★★ |
指標のポイント |
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この指標の発表は、世界中で注目されているため、発表直後は大きく変動する傾向があり、平均40〜50pips、ときには100pips以上動くこともあります。 |
世界の経済指標
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