各FX業者ではさまざまな特徴があるチャートがリリースされています。
このなかでも、機能面でいえばトップクラスの付加機能を誇るのが、ヒロセ通商の「LIONチャートPlus+」です。
多彩な分析を強力にサポートしつつ、裁量取引や自動売買ができる機能まで備えていますので、分析しながらそのまま発注できる強みを兼ね備えています。
それでは、LIONチャートPlus+の機能をご紹介します。
LIONチャートPlus+にはどんな機能がある?
まずはどんな機能があるのか、かんたんにまとめておきます。
- 30種類のテクニカル指標や最大6分割チャートを搭載。
- 通常のライン描画のほか、ワンタッチでフィボナッチなどを描画できる。
- 2つの通貨ペアを比較できる。
- ローソク足以外にも、P&Fや新値足などのチャートタイプがある。
- 東京、ロンドン、NYの各市場ごとに色分けできる。
- 注文情報を閲覧でき、チャート上にオーバーレイ表示も可能。
- 値動きのきっかけになった経済指標がチャートに連動。
- 指定レートを知らせるアラート、ターゲットメールを搭載。
- 2つのローソク足間の足数、値幅を計測できる。
- LIONチャートPlus+上で新規注文・決済注文ができる。
- 注文時、チャート上で直感的に指値、逆指値のレートを選択できる。
- 米国10年債券利回りを見ながら売買できる。
- 売買シグナル機能があり、シグナル発生を知らせてくれる。
- 自分で決めたテクニカル指標、決済pip差売買などの条件でバックテストができ、シミュレーションをもとに自動売買が可能。
ざーっと挙げただけでも、こんなにたくさんの機能が搭載されています。
分析専用チャートという枠に収まらず、裁量取引から自動売買まで対応しますので、LIONチャートPlus+ひとつで戦略的なトレードができますね。
チャート機能に特化しつつ、基本的な注文方法も搭載しています。
じっくり分析しながらトレードするデイトレード、スイングトレードといったスタイルと相性がいいチャートとなっています。
LIONチャートPlus+の起動方法
各取引ツールにログイン後、LIONチャートPLus+を起動することができます。
インストール版(C2、.NET4、Mac版)から起動する方法
メニューの「チャート」→「LIONチャートPlus+」と進めば表示ができます。
ブラウザ版(LION Web)から起動する方法
画面上部にある「LIONチャートPlus+」のロゴをクリックすれば表示ができます。
インストール版(HTML5)から起動する方法
画面左の「情報」→「LIONチャートPlus+」と進めば表示ができます。
スマートフォンアプリ(iPhone/Android)から起動する方法
画面左上の「メニュー」→情報内にある「LIONチャートPlus+」をタップすれば表示ができます。
それでは、多数の注目機能をキャプチャーとともにご紹介していきます。
チャートタイプが豊富
チャートタイプでは通常のローソク足のほか、ラインチャート、平均足、ポイント&フィギュア、バーチャート、新値足などが用意されています。
比較チャート
2つの通貨ペアの値動きを比較できる、比較チャートを搭載しています。
比較チャートは「テクニカル」→「比較チャート」と進めば表示ができます。
比較したい通貨ペアを選択すれば、ラインチャートで描画されます。
比較チャートを使えば、通貨ペア間の連動や相関を気軽に見ることができますね。
ワンタッチ分析
通常フィボナッチ・リトレースメントを描画するには、始点・終点を決めて描画する必要があります。
しかしLIONチャートPlus+では、ワンタッチで描画することができます。
フィボナッチ・リトレースメントは、チャートの表示領域における高値と安値で自動的に描画されます。
このほかワンタッチ分析には価格分割もあり、フィボナッチ同様、押し目買い・戻り売りの判断に役立てられます。
ワンタッチ分析、主要市場色表示、価格帯別注文数は画面上部にある「分析」から表示ができます。
主要市場色表示
主要市場色表示では、東京、ロンドン、ニューヨークの各市場が主要市場となる時間帯ごとに色分け表示できます。
こうして色分けしたら、市場ごとの値動き特性を判断しやすいかもしれませんね。
価格帯別注文数、注文情報
注目の機能が「価格帯別注文数」です。
ヒロセ通商全体の顧客の注文情報を、チャート上にオーバーレイ表示ができます。
注文情報は、約定が未執行である指値注文/逆指値注文で、それぞれの買い・売りごとに色分け表示されます。
どの価格帯にオーダーが集中しているのか、逆にオーダーが薄いかどうかを見て、売買戦略を組み立てるのに役立ちます。
なお注文情報はオーバーレイではなく、単体で表示もできます。
画面上部にある「注文情報」をクリックすれば表示ができます。
経済指標連動チャート
LIONチャートPlus+は経済指標がチャートに連動しているので、どの経済指標が値動きのきっかけとなったのか、直感的に判断することができます。
チャート上部に表示されるアイコンをクリックすれば、経済指標ごとの予想・結果・前回値を見ることができます。
売買シグナル通知
指定したテクニカル指標の売買シグナルが発生すれば、音とマークの表示で知ることができます。
売買シグナルが利用できるのは下記8種類です。
それぞれの売買シグナル判定条件をまとめました。
テクニカル指標名 | 売買シグナルの判定条件 |
---|---|
移動平均線 | ゴールデンクロス デッドクロス 終値が指定移動平均より上 終値が指定移動平均より下 |
一目均衡表 | 遅行線がロウソクの実体を上抜け 遅行線がロウソクの実体を下抜け 終値の雲上抜け 終値の雲下抜け |
ボリンジャーバンド | 終値が指定バンドを上抜け 終値が指定バンドを下抜け |
HLバンド | 終値が指定バンドを上抜け 終値が指定バンドを下抜け |
RSI | RSIが指定値より大きい RSIが指定値より小さい |
移動平均乖離率 | 移動平均乖離率が指定値より大きい 移動平均乖離率が指定値より小さい |
MACD | ゴールデンクロス デッドクロス |
ストキャスティクス | %Kが%Dをゴールデンクロス %Kが%Dをデッドクロス %DがS%Dをゴールデンクロス %DがS%Dをデッドクロス |
売買シグナルはこのうち3つまで表示可能です。
移動平均線と一目均衡表など、異なるテクニカル指標を組み合わせて使うのもいいですね。
2つのローソク足間の足数、値幅の計測
これらは珍しい機能で、他社のチャートではほとんど見かけません。
画面右にあるアイコンをクリックすれば、これらの機能をオンにすることができます。
まず「2つのローソク間の足数の計測」ですが、ローソクを2つ選択すると、ローソク足の本数をかんたんに知ることができます。
「2つのローソク間の値幅の計測」では、選択したローソク足間は、どのくらいpips差があるのかを知ることができます。
この機能は、どのくらいの位置に逆指値注文を入れるか考えるときに効果的ですね。
注文機能
分析に特化したLIONチャートPlus+ですが、数多くの注文方法を搭載していますので、デイトレードでも何ら不便はありません。
注文画面を表示させるには、まずはデフォルトで「Chart-mode」となっている部分をクリックして「Trading-mode」に変更します。
その後、画面左にある通貨ペアごとのレートパネル(Bid、Askの部分)をクリックすれば、注文画面を表示させることができます。
なお指値、逆指値を入れるときは、上の枠で囲ったあたり(指値の文字部分)を上下にスライドして、レートを決めることができます。
直感的に発注ラインを決められるので、非常に重宝する機能となっています。
米国債チャート「Bond Chart」
LIONチャートPlus+では、「Bond Chart」で米国債のチャートを閲覧できます。
米国債券利回りのなかでも、とくに米10年債の動きはFXトレードにおいても注目されています。
チャートの上部メニューにある「米国債」をクリックすれば表示できます。
以下が米10年債のチャートで、2年債、5年債、30年債も用意されています。
足種は1分、1時間、2時間、4時間、8時間、日足、週足、月足に対応しています。
ローソク足にしたり、テクニカル指標を表示させたり、トレンドラインを描画も可能です。
さらに米ドル/円、ユーロ/米ドル、ポンド/米ドルと推移を比較することもできます。
米国債の利回り差も閲覧可能です。
分割チャートで複数チャートを同時にチェックも可能です。
これまで米10年債を見ながらトレードするには別途でアクセスする必要がありましたが、ヒロセ通商なら動向を見ながらすぐトレードできるため、中上級トレーダーの方もぜひ使ってみてください。
バックテストからシミュレーション、自動売買も可能
LIONチャートPlus+には、このほかにも多くの取引に便利な機能が搭載されています。
先に挙げた売買シグナル通知機能と異なり、LIONシグナルマップでは、どんなテクニカル指標が有効的であるか過去データからシュミレーションを行い、マッピング機能により視覚的にチェックすることができます。
そしてそのシグナルをもとに、シグナル注文によって自動売買を行うことも可能です。
バックテストができる「LIONシグナルマップ」
LIONシグナルマップは、売買シグナルのバックテストとシミュレーションができる機能です。
テクニカル分析・足種ごとに、ローソク足過去400本分での売買シグナルをもとに売買をシミュレーションができます。
そして売買シグナルの発生履歴を、チャートで確認することができます。
「ランキング表示」では、足種ごとに通貨ペア・テクニカル指標はどんな組み合わせが有効的であるか、利益が大きい順に見ることができます。
「マッピング表示」では、通貨ペアごとに足種・テクニカル指標の組み合わせによるシミュレーション結果を、一覧で見ることができます。
また、シグナルマップ画面の下部にある「トラックレコード」では、トレード数、利益、損失など具体的なバックテスト結果の数値をチェックできます。
対応通貨ペア | 米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、NZドル/円 |
---|---|
対応足種 | 1分足、5分足、15分足、30分足、1時間足 |
対応テクニカル指標 | 移動平均、一目均衡表、ボリンジャーバンド、HLバンド、RSI、移動平均乖離率、MACD、ストキャスティクス |
LIONシグナルマップはスマートフォンにも最適化されています。
スマートフォンから以下URLにアクセスしてログインすれば、スマートフォン版LIONシグナルマップの利用ができます。
「マイシグナル」で自由にシミュレーションできる
LIONシグナルマップの「マイシグナル」では、新規注文(買い・売り)、テクニカル指標ごとの売買シグナル、pips差での決済注文(利食い・損切り)による条件を設定することで、売買のシミュレーションを行うことができます。
シグナルマップ同様に、過去400本分のローソク足で検証が行われます。
リアルタイムに変化するチャートで検証ができますので、売買条件探しに役立ててみてください。
対応通貨ペア | 全54通貨ペア |
---|---|
対応足種 | 1分足、5分足、10分足、15分足、30分足、1時間足、日足 |
対応テクニカル指標 | 移動平均、一目均衡表、ボリンジャーバンド、HLバンド、RSI、移動平均乖離率、MACD、ストキャスティクス |
自動売買が可能な「シグナル注文」
テクニカル指標ごとの売買シグナル、決済注文の条件を設定するだけで、その条件に沿って売買できる機能が「シグナル注文」です。
「シグナル発注開始」で注文を開始すれば、その条件での売買を繰り返してくれるため、自動売買を行うことができ、「シグナル発注終了」でシグナル注文を停止させることができます。
シグナル注文を使えば、売買シグナル発生のタイミングによる売買を見逃したり、エントリーに遅れてしまうこともありません。
効果的な売買条件さえ見つけることができれば、シグナル注文の起動中は自動で利益を狙っていくことができます。
なおシグナル注文をするとき、事前に「マイシグナル」でしっかりシミュレーションして検証を行うようにしてください。
自分自身での判断による売買に苦手意識がある方も、ぜひシグナル注文をご活用してみてはいかがでしょうか。
対応通貨ペア | 米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、NZドル/円、カナダドル/円、ユーロ/米ドル、ポンド/米ドル、豪ドル/米ドル、ユーロ/豪ドル、豪ドル/NZドル、ポンド/豪ドル |
---|---|
対応足種 | 1分足、5分足、10分足、15分足 |
対応テクニカル指標 | 移動平均、一目均衡表、ボリンジャーバンド、HLバンド、RSI、移動平均乖離率、MACD、ストキャスティクス |
参考リンク:ヒロセ通商|LIONチャートPlus+マニュアル
LIONチャートPlus+のまとめ
このようにLIONチャートPlus+には、他社を圧倒するほどの強力な分析機能が豊富に搭載されています。
とくに自動フィボナッチ、価格帯別注文数、売買シグナルが便利です。
注文機能はスキャルピング向きではありませんが、デイトレードならば十分なほど役立つでしょう。
LIONチャートPlus+は、ヒロセ通商で口座開設すれば無料で利用できますので、より戦略的に分析してトレードしていきたい方は、ぜひお試してみてください。
ヒロセ通商「LIONチャートPlus+」のスペック
足種 | 15種類
|
---|---|
通貨ペア数 | 54通貨ペア
|
チャートタイプ | ローソク足、ラインチャート、平均足、ポイント&フィギュア、バーチャート、新値3本足、新値5本足 |
テクニカル指標 | 30種類 【トレンド系】
|
描画オブジェクト | 13種類
|
画面分割 | 最大6分割 |
注文機能 | 20種類
|
比較チャート機能 | ◯ |
ニュース連動チャート | ◯ |
指定レート通知 | ◯ |
デモトレード | ◯ |
売買シグナル | ◯ |
ヒロセ通商「LION FX」
ヒロセ通商はスキャルピング公式サポートする業者なので、安心してスキャルピングを行うことができます。
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