- 2020年12月16日
バイナリーオプションを取引方法(ラダー、レンジ、タッチ)で比較
バイナリーオプションには3種類の取引タイプがあり、どの取引タイプを利用できるかはFX会社ごとに異なります。 そのときの相場状況によって使い分けることもできます。 実際の売買をする前に、しっかりと取引タイプの違いを理解しておくようにしてください。 まず […]
バイナリーオプションとは、一定時間後のレートが目標レートよりも円安か円高かを予想する金融商品です。
購入ができる時間内で対象となるオプションを購入し、判定時刻に「上方向」「下方向」が予測通りとなれば、収益にすることができます。
英語だとBinary Optionなので、略してBOとも呼ばれています。
未来の上下を予測する取引をするということは、為替を投資対象としているFXと同じなんですね。
参考までにウィキペディアの出典もご覧ください。
バイナリーオプション(英語: binary option)は為替金融商品の一種である。
一般的な株式や外国為替証拠金取引(FX)は、値段が「上昇する」か「下落する」かを予測し、その後の「値動き」に応じて「利益か損失」が確定し、その「値幅」に応じて「損益金額」が変動する。
バイナリーオプション取引の「ハイ・ロー」も、値段が「上昇する」か「下落する」かを予測し、その後の「値動き」に応じて「利益か損失」が確定する点は同じだが、「損益金額」は「値幅」によって変動することなく固定される。またレバレッジが無いので追証が無いのも特徴。よって、「最大損失額」を限定して取引できる。
まず「用意されているオプションの中から選んで購入する」という仕組みが、バイナリーオプションとFXが大きく違う点です。
最小で1Lotあたり約50円〜990円の範囲内で購入できます。
予測通りになれば1,000円がペイアウト(利益)となり、予測が外れたら購入額全額が損失となります。
そのため、利益と損失は購入した時点で決まっているので、「利益も損失も自分で確実にコントロールできる」ことがバイナリーオプションの特徴です。
FXはある程度の変動によって収益となりますが、バイナリーオプションは方向性を予想する商品なので、相場の変動がわずかであっても収益を生む機会を得られます。
このように、FXに比べると少額で始められ、いかなる相場でも収益チャンスとなるのが、バイナリーオプションなのです。
このような商品性の違いにより、為替が動いているときはFX、値動きが穏やかな局面はバイナリーオプション、と使い分ける戦略も可能となります。
バイナリーオプションの基本はラダーオプションです。
すでにハイ&ロー(High & Low)という言葉と聞いたことがある方もいるかも知れません。
余談ですが、実はハイローもこのラダーオプションのことを指しているのです。
他にはレンジオプション、ワンタッチオプションがありますが、まずは基本形であるラダーオプションを中心に取り組んでみてください。
それでは、ラダーオプションを採用するGMOクリック証券の「外為オプション」を例に、基本的なルールを解説します。
外為オプションの1回の取引時間は3時間です。
開始時刻から、満期(取引終了)の2分前までは自由に購入ができます。
この一定の取引が、通貨ペアごとに1日に10回開催されています。
例えば、目標レートを97円としたときに、「円高」と予測して、300円のオプションを1Lot購入したとしましょう。
満期時に目標レートの97円を下回っていれば、1,000円受け取ることができます。
つまり、このときの利益は700円となります。
予測が外れて97円を上回ったら、購入額の300円が損失となります。
目標レートは複数用意されており、現在レートに近いほど購入額は高くなり、現在レートから離れるほど購入額は安くなります。
満期時まで待たずとも、受付終了までの時間内であれば、取引の途中でも売却ができます。
(途中売却は、BO用語で正しくは「権利放棄」といいます。)
金融庁のルールに基づいて、日本国内の業者は必ず権利放棄ができる仕組みです。
途中売却すると、本来受け取れる金額よりも利益率は低くなるものの、確実に利益に繋げられることになります。
バイナリーオプションで利益を上げているトレーダーほど、この途中売却を上手く活用していますので、状況に応じて戦略的に活用していきましょう。
FX会社名 | 取引タイプ | 通貨ペア | 最低 購入額 | ペイアウト / 1Lot *1 | テクニカル 指標 | スマホ 対応 *2 |
---|---|---|---|---|---|---|
オプトレ! | ラダー レンジ | 8 通貨ペア | 約50 〜990円 | 1,000円 固定 | ✕ | ○ |
外為オプション | ラダー | 5 通貨ペア | 約50〜 999円 | 1,000円 固定 | ○ 13種類 | ○ |
選べる外為オプション | ラダー | 5 通貨ペア | 約50〜 999円 | 1,000円 固定 | ○ 13種類 | ○ |
みんなのオプション | ラダー レンジ | 5 通貨ペア | 50〜 990円 | 1,000円 固定 | ✕ | ○ |
外貨ネクストバイナリー | ラダー | 6 通貨ペア | 約40〜 999円 | 1,000円 固定 | ✕ | ○ |
SBI FXトレードではバイナリーオプションの元祖とも言えるバニラオプション(FXオプション、貴金属オプション)の取引が可能です。
バニラオプションというのは、買いなら損失は限定的で利益は無限大となり、売りなら利益は限定的で損失は無限大となる、本格的なバイナリーオプションのようなものです。
またオプション取引をルーツとした「リスク限定型FX」といったイメージの商品にFOREX.comのノックアウトオプションがあります。
ノックアウトオプションは、あるロスカット水準での損失額を受け入れる代わりに、上限なく利益を狙える設計が魅力の金融商品です。
バイナリーオプションは損失も利益も限定的ですが、バニラオプションは多くの利益を追求できる分、リスクも持ち合わせている設計です。
上級トレーダー向きですが、FXとこれらの商品を組み合わせれば、リスクヘッジしながら高収益を狙うことも可能です。
バイナリーオプションがFXと大きく違うのは、以下の3つです。
バイナリーオプションは、取引期間と利益・損失は購入した時点で決まっています。
それに対しFXは、自分の裁量次第で取引する期間から狙うpipsまで自由に決められ、価格変動そのものの大きさが利益・損失の大きさに直結します。
FXではポジションがマイナスとなったら、利益が出るまで塩漬け(長期保有)したりナンピンすることあります。
しかしバイナリーオプションは取引期間が決まっているので、FXのように長期間マイナスポジションを耐えることはありません。
またFXで決済のタイミングが掴めず、含み益が目減りしてから決済してしまった経験がある方もいるでしょう。
バイナリーオプションは取引のスタート時点で利益率と損失を考慮した売買ができるので、FXで損切りが苦手な方でも運用資金をコントロールしやすいのです。
バイナリーオプション、FXそれぞれのメリット・デメリットをまとめると以下となります。
なかなか損切りができずに悩んでいるなら、バイナリーオプションから相場観を養うのも良いかもしれませんね!
バイナリーオプションの大半の取引画面のチャートでは、簡易的なラインチャートが使われています。
テクニカル指標の表示ができないシステムがほとんどであり、別で提供されているチャートで分析をするのが最初の一歩です。
GMOクリック証券では、取引画面上部にあるプラチナチャートをクリックすると、軽快な動作が魅力である高機能チャートの利用ができます。
長期的に利益の追求をするには、ローソク足にトレンドラインを引いたり、トレンド系、オシレーター系指標を用いて分析していきましょう。
単純な予測だけで売買をするのはギャンブルとなりがちですので、くれぐれもご注意ください。
バイナリーオプションを始めようとするとき、海外バイナリーオプション業者の情報も出てきます。
得てして「高勝率」「絶対儲かる」「100%キャッシュバック」などと甘い謳い文句により、興味を持つ方もいるかも知れません。
しかし安易な考え方で始めてしまい、取り返しのつかない結果となっては元も子もありません。
これは海外BOに限らず海外FXでも同じことがいえるのですが、金融庁は海外の無登録業者からの勧誘に対し注意喚起しています。
全国の消費生活センターに寄せられる相談でもっとも多いのが「出金拒否」です。
せっかく利益を得たのに出金できないとなると、ただの詐欺業者です。
無登録海外業者の場合、トラブルとなっても責任追及が極めて困難なのが現状です。
高額な自動売買ツールを売りつけて海外業者で取引させようとするオプザイルなどの悪徳グループも存在します。
こうったツールは国内業者では使用できません。
海外系業者の判断基準として国内では規制されている判定時刻が1分、3分のように短いバイナリーオプションとなっている点もまた、見極めるべき特徴です。
海外業者の詐欺については、下記にある公的機関の情報をご覧ください。
知るぽるとでは「SNSを使った高額な投資ソフトの販売行為」の詳細がマンガでわかりやすく解説されています。
参考リンク(外部サイト)
2021年現在、こちらがバイナリーオプションができる国内FX業者です。
海外業者は出金拒否などのトラブルにより消費者センターへの相談も多いため、かならず金融庁認可済みの国内業者を選ぶようにしてください。
FX会社名 | 取引タイプ | 通貨ペア | 最低 購入額 | ペイアウト / 1Lot *1 | テクニカル 指標 | スマホ 対応 *2 |
---|---|---|---|---|---|---|
オプトレ! | ラダー レンジ | 8 通貨ペア | 約50 〜990円 | 1,000円 固定 | ✕ | ○ |
外為オプション | ラダー | 5 通貨ペア | 約50〜 999円 | 1,000円 固定 | ○ 13種類 | ○ |
選べる外為オプション | ラダー | 5 通貨ペア | 約50〜 999円 | 1,000円 固定 | ○ 13種類 | ○ |
みんなのオプション | ラダー レンジ | 5 通貨ペア | 50〜 990円 | 1,000円 固定 | ✕ | ○ |
外貨ネクストバイナリー | ラダー | 6 通貨ペア | 約40〜 999円 | 1,000円 固定 | ✕ | ○ |
バイナリーオプションには3種類の取引タイプがあり、どの取引タイプを利用できるかはFX会社ごとに異なります。 そのときの相場状況によって使い分けることもできます。 実際の売買をする前に、しっかりと取引タイプの違いを理解しておくようにしてください。 まず […]
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