- 2023年5月1日
スキャル、デイトレ、スイングに使える「9つのノックアウトオプション攻略法」を徹底解説!
ノックアウトオプションで利益を狙っていくためには、どんな攻略法があるのかご存知ですか? 基本的には、同じ外国為替の取引であるFX、株価指数や商品を取り […]
今話題の投資、リスク限定型FXのイメージである「ノックアウトオプション」を解説!
そもそもノックアウトオプションとはどんな金融商品なのか、基本から解説します。
ノックアウトオプションはオプション取引の一種です。
オプション取引といえど、FXと同じ感覚で取引ができ、仕組み自体は難しくありません。
以下は、IG証券の取引画面です。
ご覧のとおり、FXやCFDと似た画面ですが、注文画面に違いがありながらもシンプルな作りとなっているのが分かりますね。
そしてノックアウトオプションでは、複数のノックアウト価格が用意されており、それぞれ異なるオプション料が設定されています。
予想に反してノックアウト価格に達した時点で損失が確定しますが、ノックアウト価格の到達前なら事前に損切りしたり、予想した方向に推移していれば任意のタイミングで利益確定ができます。
この画期的な仕組みにより、FXと同じ感覚ながらも少額で取引できることで、今もっとも注目の金融商品といえるほど人気を呼んでいます。
FXの最大レバレッジは25倍ですが、1pips変動すると強制ロスカットになるため、実質25倍では取引できません。
(※ロスカット水準が100%の場合)
米ドル/円が110円のとき、FXでは1Lotあたりの必要な金額は44,000円となります。
1Lotのポジションを保有する場合、10pips未満の損失に耐えるには、45,000円が口座に必要となります。
レートが同じ110円とすれば、50pips未満の損失に耐えるなら1Lotあたり49,000円、100pips未満なら1Lotあたり54,000円を元手として FX口座に用意しなければいけません。
以下をご覧のとおり、ノックアウトオプションは、注文に必要なオプション料そのものが損失額となる、分かりやすいシステムとなっています。
FX:強制ロスカット KO:ノックアウト価格 (損失までの値幅) | 必要資金 と損失額 | ノックアウト オプション の場合 | FX |
---|---|---|---|
109円90銭 (10pips) | 口座資金 | 1,200円 | 45,000円 (レバレッジ24倍) |
損失額 | 1,200円 | 1,000円 | |
109円50銭 (50pips) | 口座資金 | 5,200円 | 49,000円 (レバレッジ22倍) |
損失額 | 5,200円 | 5,000円 | |
109円 (100pips) | 口座資金 | 10,200円 | 54,000円 (レバレッジ20倍) |
損失額 | 10,200円 | 10,000円 |
ノックアウトオプションでは、ノックアウト価格(ノックアウトレベル)という最終撤退ラインを自分で設定します。
予想に反した方向に大きく動いても、取引に必要なオプション料そのものが最大損失額となります。
そしてFXと異なり、ノックアウトオプションにはレバレッジ自体の概念はありません。
しかし、実質10,000米ドルの取引をするのに、最小1,000円前後で取引することができます。
仕組みは違いますが、これをFXに置き換えると「1,200円の資金で10,000米ドルの取引ができる」ため、実質のレバレッジはなんと「約1,000倍相当」となるのです。
オプション取引は取引期限がある金融商品です。
その仕組みをベースとしたノックアウトオプションは、あらかじめ強固なノックアウト価格でオプション料以上の損失を出しません。
そもそもノックアウトオプションとは、満期までにノックアウト価格に達すれば権利が消滅(つまりノックアウトのこと)する取引です。
つまりトレーダー側に保有期間で不利な条件が設定されていることから、オプションの購入額が安く済むカラクリなんですね。
もともと日本国内のFXでは、顧客が証拠金以上の損失をしないためにレバレッジの規制が厳しくなってきた背景がありますが、ノックアウトオプションはこういった問題をクリアした設計となっています。
現状、レバレッジ規制がない海外FXで資金効率を求めるトレーダーも多く存在します。
しかしノックアウトオプションの高い資金効率とリスク管理によって、もはや海外FXを使う理由はないでしょう。
税制面を見ても、海外FXは総合課税で最大45%に対し、ノックアウトオプションはFXと同じ申告分離課税で20.315%ですので、利益を出しても税金を抑えることができます。
こういった理由で、海外FXから乗り換えるトレーダーが後を立たず、IG証券のノックアウトオプションが今注目を浴びているのです。
国内ではIG証券、FOREX.comの2社がサービスを提供していますが、どちらも金融庁認可済みの業者ですので、安心して取引することができます。
それではもっと詳しく、ノックアウトオプションの仕組みをご紹介します。
ノックアウトオプションでは多彩な資産クラスが用意されており、FXと同じく為替のほか、CFDでおなじみの株価指数、商品が用意されています。
資産クラス | 銘柄の例 |
---|---|
FX | 米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、ユーロ/米ドルなど |
株価指数 | 日経225、NYダウ、ナスダック100、ドイツ40など |
商品 | 金、銀、原油など |
その他 | VIX指数など |
もし米ドル/円なら、実際に米ドルの現物を保有するわけではなく、為替レートを参照とした値動きで取引していきます。
新規で注文する前に必ず、「ノックアウト価格(=ノックアウトレベルとも言う)」を決定します。
FXではちょうど強制ロスカットにあたるイメージで、損切りレベルを自分で決めます。
そして前述しましたが、オプション料=最大損失額となります。
ノックアウト価格は、現在レートに近いほどオプション料は安くなります。
逆に、現在レートから離れるほどオプション料は高くなります。
現在レートから最低数pips離した位置で注文もできますが、すぐにノックアウト価格に達してしまいやすいことも考えて決めましょう。
※ノックアウト価格は相場動向や銘柄によって変動します。
一度ノックアウト価格を決めて新規注文したら、その後はノックアウト価格は変更することができませんので、しっかり理解しておいてください。
FXでは損失が膨らんでも、証拠金に余裕があればロスカットされません。
たとえ含み損が大きくなっても、1年半後に相場が転換し、含み損がなくなってから決済すれば利益になります。
しかしノックアウトオプションは「取引期限」「最大損失額」が明快です。
ノックアウトオプションでは、銘柄ごとに満期(取引期限)の日時が決まってます。
例えば8月4日が取引期限の銘柄を新規注文したいなら、1ヶ月前の7月4日までに新規注文を完了させる必要があります。
つまり新規注文する時期にもよりますが、ノックアウト価格に達せず、利食い・損切りをしない場合、ノックアウトオプションは最短1ヶ月〜最長1年間の取引となります。
このように商品自体による制限が、FXとの大きな違いです。
FXなら長期的に含み損を耐える戦略もできますが、ノックアウトオプションは最大1年以内にノックアウト価格へ達したら、最大損失が確定してしまいます。
そのため長期トレード向きの商品設計ではありません。
その代わり、スキャルピング、デイトレード、また取引期限を見極めて最大数ヶ月のスイングトレードを行うことができます。
FXではスリッページによって証拠金以上の損失となってしまうケースもあります。
しかしノックアウトオプションでは、ノックアウト価格に達したら、スリッページせずに決済されます。
いわゆる海外FXでいうところの「ゼロカット」と呼ばれるシステムに該当しますね。
なお、IG証券ではノックアウト価格に達したら、※ノックアウト・プレミアムという手数料を徴収されますが、FOREX.comでは手数料は発生しない、システム上による違いもあります。
※ノックアウト価格に達しなければ、ノックアウト・プレミアムは発生しません。
新規注文は成行注文に限定されますが、最初に注文するときに指値注文(利食い)、逆指値注文(損切り)を同時に発注することができます。
新規注文 | 成行注文 |
---|---|
決済注文 | 指値注文 逆指値注文 |
一度設定して発注したノックアウト価格は変更できませんが、新規発注後でも、決済の指値/逆指値が約定前なら自由に変更可能です。
例えば、想定どおりマーケットが上昇していけば、成行で反対売買を行って決済したり、指値をコツコツ引き上げて利益の最大化を狙ったり、逆指値も引き上げて損失を最小限に留めるトレードができます。
FXと同じように、ノックアウトオプションでもスワップポイントの受け取り/支払いが発生します。
そのため受け取り側のポジションを保有することで、保有日数に応じてスワップポイントを受け取ることができます。
ノックアウトオプション自体が中長期の取引ではないため、スワップポイントを狙ったトレード向きではありませんが、保有ポジションの方向によっては、金利差益を得ることも可能です。
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日本国内で初めてノックアウトオプションの提供をスタートさせたのがIG証券です。
ノックアウトオプションはマイナー通貨ペアまで網羅しており、世界各国の株価指数、金、銀、原油などの商品まで、全160銘柄と圧倒的な取扱数を誇ります。
さらにIG証券のノックアウトオプションはスプレッドが狭いので、取引コストを売買益で回収・収益化しやすい環境が整っています。
無期限のデモ口座で満足できるまで練習できることもIG証券ならではの魅力です。攻守に優れた金融商品を取引するなら、IG証券がイチオシの業者です。
こちらから無料でIG証券の口座開設ができます!
FOREX.comでは「ノックアウト・プレミアム(保証料)が完全無料」「1,000通貨対応」「高機能チャートTradingViewを利用可能」とハイスペックが特徴のノックアウトオプション・サービスを提供!
ノックアウト・プレミアムがかからないため、スプレッドを加味してもIG証券に比べて低コストなので、ノックアウト・レベルに達することなく利益を狙うなら、FOREX.comがおすすめです。
スマートフォンアプリに完全対応しており、PC/スマホともに内蔵されたTradingViewチャートにより、高度な分析を行いながらトレードを行うことができます。
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ノックアウトオプションの気になるコトをまとめました。
オプション取引の一種で、為替の取引ができる金融商品です。
通貨ペア、上昇方向か下落方向、取引量、ノックアウトレベル(FXでいうロスカットライン)を選択することで、注文を行えます。
取引画面自体はFXと変わらないため、FX取引と同じ感覚で売買することができます。
1米ドル=100円のとき、1万ドル(100万円分)の取引をするのに最大レバレッジ25倍なら最小4万円で取引できるのがFXです。
対して、ノックアウトレベルに達したら強制的に証拠金が損失となる代わりに、現在レートからノックアウトレベルまでのオプション料(最大損失額)を支払うことで1万ドルの取引ができるのが、ノックアウトオプションとなります。
FXのような証拠金取引ではありませんが、「厳格なロスカットルールのFX」といったイメージです。
つまり1米ドル=100円のときに上昇予想の場合、ノックアウトレベルが99円(100pips)なら、1万円のオプション料で1万ドルの取引をすることになります。予想に反して99円に達したら1万円が損失となります。予想通り上昇すれば、任意のタイミングで決済ができます。
主に3つのメリットがあります。
主に3つのデメリットがあります。
ノックアウトオプションの方がスプレッドが狭いため、低コストです。
累進課税の海外FXに対して、ノックアウトオプションは雑所得で一律20.315%となり税制面で有利です。
また海外FXは金融庁認定ではないため出金トラブルもありますが、国内のノックアウトオプション業者は金融庁が許可した商品のため、安心して取引を行うことができます。
FX同様、ポジションの持ち越しによりスワップポイントの受け払いが発生しますので、通貨ペアの保有ポジション方向によってはスワップポイントの受け取りが可能です。
雇用統計時など、大きな値動きが想定される場面では、設定できるノックアウトレベルは、現在レートの基準から広くなる傾向にあります。
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