OANDA証券が提供するタブレット版アプリ「fxTrade」は、iPadとAndroidタブレットに完全対応しており、PCに劣らない高機能を誇る取引ツールです。
タブレットならではの大画面により、オーダーブックを表示させたり、複数チャートを見ながら快適に分析と売買を行えることが魅力です。
こちらの記事では、タブレット版ならではの画面構成や注文方法、テクニカル指標の使い方などをわかりやすく紹介します。
iPadの画面を例に解説していますが、Androidタブレット版も操作性は共通となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
インストールとログイン時のポイント
App StoreまたはGoogle Playで「OANDA fxTrade」を検索し、インストールを行ってください。
ダウンロード後、事前に用意しておいた口座情報を入力してログインすれば、アプリを使うことができます。
注意点として、ログイン時はNYサーバー用の口座が必要となりますので、事前にOANDA証券の口座開設を済ませておいてください。
また本番口座とデモ口座は、アプリ内でワンタップで切り替えて利用することが可能です。
OANDA証券の口座のうち、「東京サーバー」の口座はMT4/MT5向けの口座となっており、fxTradeには対応していません。
アプリにログインできない場合、東京サーバーの口座情報でログインを試みている可能性があります。
そのため「NYサーバー」のアカウントを作成して、再度ログインを試してみてください。
NYサーバーのアカウントは、「マイページ」に進み「fxTrade/TradingView サブアカウント」から作成ができます。
基本画面と操作方法
ホーム画面は以下の構成となっています。


- 左:口座情報、注文画面、ニュース、経済カレンダーなど
- 右 上部:レートパネル
- 右 中央:チャート
左側のメニューやレートパネルは表示・非表示の切り替えができます。




レートパネルは一番右側までスクロールすると「追加/削除」のボタンがあります。
こちらをタップして任意の通貨ペアを選択すれば、通貨ペアをレートパネルに追加や削除ができます。


チャートは拡大表示することで、iPadの画面最大のサイズで表示ができます。




新規でチャートを追加したい場合は、レートパネルをチャートにドラッグすれば表示できます。
チャートは四角い枠の部分から編集ができ、全体をドラッグすれば表示位置の変更ができ、白い丸の部分をドラッグすれば表示サイズの変更ができます。




分割チャートで4画面以上設定した場合は、縦スクロールで切り替えが可能です。


ひとつの画面で多くの情報にアクセスしながら、トレードと分析を同時に行えることが、タブレット版fxTradeの魅力です。
3パターンの注文方法
新規注文は以下の3つの手順から行うことができます。
「レートパネル」から注文する方法


- レートパネルから取引したい通貨ペアの「売」または「買」をタップする。
- 成行注文か、指値注文かを選択する。
- 「売り」か「買い」を選択する。
- ユニット(取引する通貨数)を入力する。(米1,000通貨なら「 1000」と入力。)
- 「注文」ボタンで発注できる。
成行注文、指値注文ともに下記も設定でき、それぞれレートまたはpipsでの入力を選択できます。
- リミットオーダー:決済指値注文(利食い)
- ストップオーダー:決済逆指値注文(損切り)
- トレールストップ
- スリッページ(売りの場合は下限 /買いの場合は上限)
「新規注文」から注文する方法
アプリ下部にある「成行注文」または「新規注文」をタップすると、新規注文画面が開きます。


このあとの手順は、レートパネルのときと共通のやり方で発注ができます。
チャートから注文する方法


- チャート左上の価格パネルをタップで、「注文ライン」と「数量入力のパネル」が表示される。
- 注文ラインは初期設定がマーケットオーダー(成行注文)で、ラインをスライドすれば指値 /逆指値注文で指定できる。
- 数量を入力する。(1,000通貨の取引なら「 1000」と入力)
- リミットオーダー(決済指値)、ストップオーダー(逆指値)、トレールストップを設定する場合は、それぞれをタップして注文ラインを設定する。
- 「注文」をタップで発注できる。
OANDA証券のfxTradeでは、「最小1通貨」から取引できます。つまり、米ドル/円なら約6円でポジションを保有することもできます。
少額から取引できることから、気軽に始めやすいことも魅力です。
注文変更・決済の方法
注文の変更や決済は、画面左側で「取引中」「注文中」「保有通貨ペア」などの項目があるポートフォリオから行えます。
「取引中」にある対象の保有ポジションをタップすれば、ポジションの 「変更」「部分決済」「決済」 ができます。
- 決済:成行で決済注文ができる。
- 部分決済:成行で一部ポジションの決済ができる。
- 変更:決済の指値(リミット・ストップ)注文ができる。
多彩な機能を搭載するチャート
チャートは5秒足〜月足まで対応しており、多数のテクニカル指標を揃えています。
さらにオーダーブックの表示も可能で、フィボナッチなどを描画して分析を行うこともできます。


チャートタイプ
- 高値/安値
- ローソク足
- 平均足
- OHSC
- HLC
- 買
- 中値
- 売
- 終値
足種
- 5秒
- 10秒
- 30秒
- 1分
- 2分
- 5分
- 10分
- 15分
- 30分
- 1時間
- 3時間
- 4時間
- 8時間
- 日
- 週
- 月
テクニカル指標(全31種類)
- ボリンジャーバンド
- 一目均衡表
- 指数移動平均線(EMA)
- 単純移動平均線(SMA)
- 加重移動平均線(WMA)
- オーダーブック
- ピボット
- ストラー平均レンジ
- 高値
- 安値
- 始値
- 終値
- パラボリック
- 取引量
- ADX
- ATR
- オーサムオシレーター
- BoP
- 商品チャネル指数(CCI)
- アルティメットオシレーター
- MACD
- モメンタム
- ROC
- RSI
- ストキャスティクスRSI
- スローストキャスティクス
- ファストストキャスティクス
- フルストキャスティクス
- 標準僅差経路線
- ウィリアムズ%R
描画ツール(全11種類)
- ライン
- ベクトル
- 水平線
- 垂直線
- スピードライン
- ピボット
- フィボナッチ・アーク
- フィボナッチ・リトレースメント
- フィボナッチ・ファン
- フィボナッチ・タイムゾーン
- 分割線
Apple Pencilを使うと、より直感的にラインを引けますので、お持ちの方はぜひ活用してみてください。
オーダーブックもチャートに表示可能
OANDA証券で人気のオーダーブックを、チャート上に表示することができます。
オーダーブックとは、顧客の注文やポジション状況を見れるツールです。
指値・逆指値注文を示すオープンオーダー、保有ポジションを示すオープンポジションがあり、iPadアプリではオープンオーダーが対応しています。
チャートにオーバーレイ表示することで、売買の偏りを可視化できるため、相場の過熱感や反転ポイントの予測に役立ちます。


- チャート設定のアイコンをタップする。
- 「オーバーレイ」をタップする。
- 「オーダーブック」をタップする。
- スイッチを「ON」にすると、オーダーブックが表示される。
以下はオーダーブックの使い方の例です。


注文量が多い価格で反転していることが確認でき、注文量が少ない地点では価格の勢いが加速していることが確認できます。
オーダーブックを表示させることで、より精度の高い分析に力を発揮してくれます。
ぜひ日々の分析に取り入れて、効率的な利益の追求に活用してみてください。


2種類のプライスアラートを搭載!
OANDA証券のfxTradeで特徴的な機能が「プライスアラート」です。
価格に達したときに通知する機能が一般的ですが、OANDA証券では単純移動平均線(SMA)に価格が達したときに通知することも可能です。
メニューの「プライスアラート」をタップし、「プライスシグナルを作成する」の箇所にある「レート」または「単純移動平均線」から設定ができます。










通知方法:プッシュ通知(iPad本体の設定で通知ONにする必要あり)
有効期間:1週間(自動で失効)
なおiPadアプリでアラートを作成すると、アプリが連動していることでiPhoneでも通知が行われます。

スマートフォンでもタブレットでも、アラートを設定しておくことで、チャンスを逃さずに取引できます。
アラートを設定するコツですが、価格なら「節目となる重要な水平ライン」、SMAなら実際の取引に使っているチャートの時間軸に合わせて「期間」と「時間枠」を設定してみてください。
自動検出ツール「オートチャーティスト」を搭載
オートチャーティストは、チャートパターン(ヘッドアンドショルダー、トライアングルなど)やブレイクアウトなどを自動検出して取引機会を教えてくれるツールです。
OANDA証券では、世界的にも高機能ツールとして知られるオートチャーティストを、無料で利用することができます。
オートチャーティストを使うには、メニューにある「Tecknaical Analysis」をタップしてください。
表示後の画面では、ちょっと分かりにくいですが、上部にあるオートチャーティストのメニューで項目の切り替えができます。




いくつかの項目がありますが、ここでは主要な機能をご紹介します。








- 高的中トレード機会:勝率が高いパターンを見ることができ、予想確率を60%〜80%から選択できる。
- トレード機会:検出された全てのパターンを見れる。
- ボラティリティ分析:予想される価格の変動範囲を見れる。
- パフォーマンス統計:チャートパターンの的中率を見れる。
基本的には、最初に表示される「高的中トレード機会」だけを使う形でも問題ありません。
こちらで検出されたパターンから、どの通貨ペアでどの方向にエントリーし、どの水準で利食いすればいいのか活用することができます。




ニュース、経済指標は英語
ニュース、経済カレンダーも搭載していますが、記事公開日時点ではどちらも英語表記のため、今後の改善に期待したいところです。



経済指標カレンダーは、各指標の説明の右側にある「時計アイコン」をタップすれば、経済指標発表のタイミングでプッシュ通知を行うことができます。
タブレット版「fxTrade」のスペック一覧
注文種類 | 成行注文(マーケットオーダー)、指値注文、逆指値注文、IFD注文、OCO注文、IFD-OCO注文、トレール注文、成行決済、通貨ペアごとの一括決済、各ポジションごとの決済 |
---|---|
チャートタイプ | 高値/安値、ローソク足、平均足、OHSC、HLC、買、中値、売、終値 |
足種 | 5秒、10秒、30秒、1分、2分、5分、10分、15分、30分、1時間、3時間、4時間、8時間、日、週、月 |
レート更新時間 | リアルタイム |
テクニカル指標 [トレンド系] |
|
テクニカル指標 [オシレーター系] |
|
チャートから発注 | ◯ |
スワップポイントの表示 | ◯ |
マーケット情報 | ダウ・ジョーンズ、経済指標カレンダー |
トレンドライン描画 | ライン、ベクトル、水平線、垂直線、スピードライン、ピボット、フィボナッチ・アーク、フィボナッチ・リトレースメント、フィボナッチ・ファン、フィボナッチ・タイムゾーン、分割線 |
アプリからの入出金 | ◯ |
指定レート通知アラート | ◯ |
自動ログイン | ◯ |
参考リンク:OANDA証券 操作マニュアル(iPadアプリ版)
【まとめ】タブレット版fxTradeはこんな人におすすめ
OANDA証券のタブレット版「fxTrade」は、ニュースと経済指標が英語である弱点はあるものの、分析に役立つ多数の機能が最大の魅力です。
- PCと同等のチャート分析をiPadでもしたい人
- 出先でも本格的にスキャルピングやデイトレードをしたい人
- iPadやAndroidタブレットで高機能なアプリを探している人
- オーダーブックやオートチャーティストを活用したい中上級者
このように考えている方は、ぜひタブレット版「fxTrade」を使ってみてはいかがでしょうか。
とくに「オーダーブック」と「オートチャーティスト」、そして「移動平均線のプライスアラート」が高度な分析を強力にサポートしてくれます。
OANDA証券のfxTradeは、約定スピードが速いので、スキャルピングとデイトレードとの相性が抜群の口座です。
テクニカル分析を重視して短期トレードを行いたい方は、ぜひお試ししてみてください。
OANDA証券


OANDA証券は、世界中のトレーダーに選ばれる「オーダーブック」機能でおなじみのFX業者です。今、注文が集まっている価格をひと目で確認できるため、戦略的なエントリーやエグジットが可能です。
MT4/MT5は1,000通貨から取引でき、チャートの日足は信頼性の高い5本表示に対応しています。さらに「オートチャーティスト」のインジケーターの用意されています。
OANDAオリジナルの「fxTrade」、口座連携した「TradingView」では、たったの1通貨から取引できます。
米ドル/円なら約6円から取引できるため、「まずは本番環境を少額で試したい」という方にも最適です。
高い約定力と約定スピードで、約定拒否や再クオートのストレスもありません。国内では珍しい、短期売買向きの5秒足チャートも搭載しており、スキャルピングやデイトレードとの相性も抜群です。
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