FX三大市場のタイムテーブルと相場が動くきっかけ【仲値・LFix・NYカット】

雇用統計などの経済指標発表や政治以外にも、FXでは価格変動につながる様々な要素があります。

その後の方向性を作りやすくなることも多いので、どのような時間帯に価格変動となるイベントがあるのがご紹介します!

相場が動くにはきっかけがある

FXの1日はニュージーランド、オーストラリアのあるオセアニア市場から始まり、アジア市場(東京・香港など)、欧州市場(ロンドン、フランクフルト、チューリッヒなど)、北米市場(ニューヨークなど)と進んで、毎日繰り返していきます。

このなかで特に大きなマーケットである東京、ロンドン、ニューヨークを合わせて三大外国為替市場と呼ばれています。

三大外国為替市場のタイムテーブル

まずは3つの外国為替市場のタイムテーブルを見ていきましょう!

外国為替市場はオープンなマーケットなので、決められた場所や時間が存在する訳ではありません。
しかし、主にその国の株式市場が始まって終わるまでに大きな取引が行われていることから、主要な取引時間のベースとなっている仕組みです。

三大為替市場の取引時間 [冬時間]

日本が11月〜3月のときは、ロンドン市場、ニューヨーク市場は以下のタイムスケジュールとなります。

冬時間(標準時間)の期間

アメリカ:11月第1日曜日 ~ 3月第2日曜日
ユーロ圏(イギリスも含む):10月最終日曜日 ~ 3月最終日曜日
オーストラリア:4月第1日曜日 ~ 10月第1日曜日
ニュージーランド:4月第1日曜日 ~ 9月最終日曜日

東京ロンドン(冬、-9h)ニューヨーク(冬、-14h)
0621166:00 株式終了
072217
082318
099:00 株式開始
9:55 東京仲値
2419
100120
110221
120322
130423
140524
1515:00 株式終了
15:00 東京OPカット
0601
160702
170817:00 株式開始03
180918:00 英国指標04
191019:00 欧州指標05
201106
211207
22130822:30 米指標
23140923:30 株式開始
24151024:00 米指標
24:00 NYOPカット
01161:00 ロンドンFix
1:30 株式終了
11
021712
031813
041914
052015

取引の多い時間帯 市場のコアタイム

三大為替市場の取引時間 [夏時間]

日本が3月〜11月のときは、ロンドン市場、ニューヨーク市場は以下のタイムスケジュールとなります。

アメリカとイギリスはサマータイム導入国ですから、サマータイム時は取引時間が1時間早まります。
ほぼ8ヶ月間なので、標準時間よりもサマータイム期間の方が長くなっています。

サマータイム導入期間

アメリカ:3月第2日曜日 ~ 11月第1日曜日
ユーロ圏(イギリスも含む):3月最終日曜日 ~ 10月最終日曜日
オーストラリア:10月第1日曜日 〜 4月第1日曜日
ニュージーランド:9月最終日曜日 〜 4月第1日曜日

東京ロンドン(夏、-8h)ニューヨーク(夏、-13h)
062217
072318
082419
099:00 株式開始
9:55 東京仲値
0120
100221
110322
120423
130524
140601
1515:00 株式終了
15:00 東京OPカット
0702
160816:00 株式開始03
170917:00 英国指標04
181018:00 欧州指標05
191106
201207
21130821:30 米指標
22140922:30 株式開始
23151023:00 米指標
23:00 NYOPカット
241624:00 ロンドンFix
24:30 株式終了
11
011712
021813
031914
042015
0521165:00 株式終了

取引の多い時間帯 市場のコアタイム

市場のコアタイムとは、各市場で活発に取引が行われている時間帯です。

この表には、これからFXを始めたい方や、初めて間もない方には聞き慣れないワードがありますよね。

  • 仲値
  • 東京OPカット(オプションカット)
  • ロンドンFix(ロンドンフィックス)
  • NYOPカット(ニューヨークオプションカット)

それでは順番に、それぞれの意味を解説していきます。

 

経済指標に関してはこのページでは割愛しますが、詳しく知りたい方は以下ページからご確認ください。

仲値は銀行が使う為替レートの基準値

仲値(なかね)は、銀行などの金融機関が私たちなどの顧客と取引するときの、基準となるレートです。
9:00に東京株式市場が始まってから、9:55に各金融機関ごとに仲値公示が行われます。

刻一刻と変化する為替レートで、顧客ごとに異なったレートで取引するのは、銀行側は大変ですよね。

分かりやすい例で言うと、海外旅行にいく前、外貨が必要になって銀行で外貨両替するとします。
このときの、円を外貨に替えるときのレートをTTBといいます。
帰国後、余った外貨を銀行で円に替えるときのレートはTTSといいます。言わばTTBとTTSは、FXでいうところの2つの価格を表す「2Wayプライス」だと思ってください。
この2つの価格の中間値が「仲値(TTM)」で、当日の取引に使われるベースの価格となります。

仲値は、日本の銀行と顧客との取引に使われる価格ですから、仲値公表の際には、円を介した通貨ペア(米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円など)の変動要因となりやすいのが特徴です。
外貨を買いたい顧客が多いほど、銀行は不足するドルなどの外貨を買うこと(仲値不足という)によるドル買いにより、仲値不足となるほど円安に動きやすい傾向があります。

ゴトー日要因といい、5と10の付く日や月末は、特に円安に動くきっかけとなりやすいので、しっかりと覚えておいてください。

ゴトー日に仲値の特徴を突いたトレード手法はこちらで解説しています。

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東京オプションカット

東京オプションカットとは、くだいた言い方をすると、通貨の先物取引(通貨オプション)の権利が失効する締め切り時間(カットオフタイム)のことです。
ここでは通貨オプションについて深く掘り下げませんが、要は「オプションが消滅する前にどうにかしよう」という投資家の動きによって、相場が活発になりやすいのが変動要因の理由です。

東京オプションカットの数分前から価格の壁をめぐる攻防となり、15:00を境にトレンドや反転によって、値動きに変化が起こりやすい時間帯となります。

ただし、仲値、東京OPカットがある日本時間の午前中から夕方にかけての値動きは、ロンドン市場やニューヨーク市場の変動に比べると大きくありません。

NYオプションカット

NYオプションカットはニューヨークの通貨オプションの権利行使期限のことです。
東京オプションカットのニューヨーク版ですが、東京よりも取引量が多いことから、値動きへの影響も相対的に大きくなります。

カットオフタイムは日本時間24:00(サマータイム時は23:00)です。

設定された価格に近づいたり、24:00を過ぎて大きなオプションが消滅して決済されると、トレンド転換となり相場が動くきっかけともなります。

こういったNYオプションカットの価格情報は、FX会社から配信されるマーケット情報で確認することができます。
サポートライン・レジスタンスラインの目安にしたり、その後のトレンドに注目するのもいいでしょう。

NYオプションカットについてはこちらの記事でも解説しています。

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ロンドンフィックスは、ロンドン版の強力な仲値

ロンドンフィックス(London Fixing)とは、仲値のロンドン版といったところで、仲値をより強力にしたものだと思ってください。
ポンドの取引をする方ならお分かりだと思いますが、アジア市場から欧州市場へと移り変わるとともに、値動きは大きくなっていきます。

ロンドンフィックスは標準時間だと日本時間の1:00(サマータイム時は24:00)に発表があります。

東京仲値は円中心の値動きですが、ロンドンフィックスはポンド、ユーロ、米ドルを中心として動きます。
これは、3通貨の主戦場がこの時間であり、取引量が増えるからです。

そして仲値同様に、月末や期末となると取引量の増加にともない、大きく変動する傾向があります。
ロンドンフィックスは月末になると、イギリスとEUの貿易でポンドが決済に使われますが、大口取引も多いことからユーロ/ポンドが動きやすく、テクニカルに反したイレギュラーな動きをすることもよく起こります。
欧米のトレーダーやファンドは、四半期末や半期末を重視する傾向にあり、利益確定のタイミングにも使われるため、こういった状況でのロンドンフィックスは、トレンドの逆に動くこともあります。

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