【加】カナダの主要な経済指標の一覧

カナダの主な経済指標を解説します。

カナダ・経済指標の特徴

鉱物資源の豊富なカナダは天然ガスや石炭、原油の産出国であり、カナダドルは資源国通貨の位置付けとなります。
一般に資源国通貨は原油価格など、資源価格の影響を受ける特徴があります。
ただカナダの場合、主要産業はサービス業(金融・保険・不動産)、製造業、建設業、鉱業などが中心となっているため、同じ資源国通貨の豪ドルやNZドルに比べると、為替レートの変動はやや小さめの傾向があります。

そして、アメリカと陸続きであるカナダは、経済的にもアメリカとの結びつきが強く、アメリカの景気に左右されやすいことも特徴です。
つまりカナダドルのトレードを行なうにあたり、カナダの経済指標だけではなく、アメリカの指標も最低限押さえておく必要があります。

これらの要因により、カナダドルは米ドルと連動性があることから、米ドル/円、カナダドル/円の為替レートは似たような動きをしやすく、カナダドル/円の方がややコンパクトな変動幅で推移する傾向があります。

カナダの経済指標は、アメリカとほぼ同じ時間帯に発表が行われるため、同じ時間に発表された場合、アメリカの指標にその後の値動きを牽引されるケースもあるため、両方の指標を動きを見なければいけません。

カナダドルのトレードに慣れていない方は、アメリカの指標と同時に発表される指標はトレードせずに見送るようにした方が賢明です。

また他国と同様に、中央銀行による政策金利発表と、GDP(国内総生産)は注目度も高く、値動きに強い影響を与える要因となります。

カナダの主要な経済指標

※下記の時間はカナダの標準時間(11月第1日曜日AM2:00~3月第2日曜日AM2:00)で記載しています。
サマータイム時(夏時間、3月第2日曜日AM2:00~~11月第1日曜日AM2:00)は下記表の時間が1時間早くなります。

カナダの経済指標発表時期日本発表時間重要度
加・貿易収支(国際商品貿易)毎月 / 初旬22:30★★★
加・Ivey購買部協会指数毎月 / 初旬00:00★★★
加・雇用統計(失業率、雇用者数変化)毎月 / 第1金曜日22:30★★★★
加・住宅着工件数毎月 / 10日頃22:15★★
加・住宅建設許可件数毎月 / 上旬22:30★★
加・四半期設備稼働率3・6・9・12月 / 中旬22:30★★
加・新築住宅価格件数毎月 / 中旬22:30★★
加・消費者物価指数(CPI)毎月 / 中旬22:30★★★
加・小売売上高毎月 / 中旬22:30★★★
加・GDP(国内総生産)月次:毎月 / 月末
四半期:2月・5月・8月・11月 / 下旬
22:30★★★★
BOC政策金利発表年8回23:00★★★★

加・貿易収支(国際商品貿易)

加・貿易収支は、カナダの政府と民間の輸出額から輸入額を引いた差額を表す経済指標です。

カナダ統計局が月次で翌々月の10日頃に発表しています。
貿易収支とも呼ばれていますが、カナダの場合、正しくは国際商品貿易と言います。

貿易収支は、経常収支(貿易収支、サービス収支、所得収支、経常移転収支)における最大構成要素の一つなので、それだけに市場の注目度も高くなっています。

カナダの貿易収支ですが、アメリカの貿易収支と同じ日にちの同時刻に発表が行われます。
仮に、どちらもポジティブな結果となった場合、連動して上昇幅も大きくなる可能性があることを念頭に入れておきましょう。

経済指標名
貿易収支(the Trade Balance)
発表機関発表時期日本発表時間重要度
カナダ統計局毎月 / 上旬22:30★★★
指標のポイント
カナダの貿易収支ですが、発表直後は20pips〜30pips程度は動いたりします。

加・Ivey購買部協会指数

加・Ivey購買部協会指数は、カナダの事業状況と景気動向を表す経済指標です。

カナダ購買部協会(PMAC / Purchasing Management Association of Canada)とリチャード・アイヴィー・スクール・オブ・ビジネス(Richard Ivey School of Business)が共同によって発表される購買部協会指数(PMI)となります。
そのため、Ivey PMI(アイヴィー・ピーエムアイ)とも呼ばれます。

カナダの公共部門および民間部門の175名の役員に、購買・雇用・在庫・供給(出荷)・価格などに関する景気動向に関するアンケートをが行われ、その結果を数値して公表されます。

Ivey PMIでは、カナダ経済活動の拡大や収縮を読み取ることができます。

発表値は「50」が基準となり、50以上となればカナダの景況感は良いと判断され、カナダドルは買われやすくなります。
反対に、50以下となればカナダの景況感は悪いと判断され、カナダドルは売られやすくなります。

経済指標名
Ivey購買部協会指数(Ivey Purchasing Management Association of Index)
発表機関発表時期日本発表時間重要度
カナダ購買部協会
(Richard Ivey School of Business)
毎月 / 上旬00:00★★★
指標のポイント
Ivey PMIは通常であれば大きく動かない傾向があります。ただ、この指標はカナダだけで発表されることから注目度も高く、時には大きな変動要因となることもあります。

加・雇用統計(失業率、雇用者数変化)

加・雇用統計はカナダの雇用情勢を調べた景気関連の経済指標で、カナダにおける最重要指標の一つです。

毎月第1金曜日のアメリカの雇用統計と同じ時間に発表されますが、月初が金曜日の場合は第2金曜日の発表となります。
そのため、通常であればアメリカの雇用統計と発表が重なることから、注意が必要です。
発表直後の変動が激しいことで知られるアメリカの雇用統計ほどではありませんが、カナダの雇用統計も各国の為替レートに影響を与えます。

カナダの雇用統計では、新規雇用者数と失業率が重要視されています。

加・新規雇用者数

失業率とともにもっとも重要視されているのが、カナダの雇用情勢を計る、この新規雇用者数です。

「雇用者数増減」「雇用ネット変化率」とも呼ばれますが、この指標の事を指します。

失業率と逆行現象が起きることもありますが、そのときは新規雇用者数の方が信頼度は高いとされています。

一般的に雇用者数は、景気後退とともに減少し、不景気の終焉とともに回復しやすい傾向があります。

加・失業率

失業率は「失業者÷労働力人口×100」で計算されます。

カナダの場合、軍事就業者を除いた15才以上の全人口を労働人口と定めていて、実は国によってこの定義は異なりますので、一概にも他国と比較ができるものでもありませんので、ご注意ください。

FX会社のマーケット配信では、新規雇用者数や失業率の予想データを見ることができます。

この「予想値」と実際の「発表値」の差が大きいほど、為替レートも大きく変動します。

経済指標名
雇用統計(CES、Current Employment Statistics)
発表機関発表時期日本発表時間重要度
カナダ統計局毎月 / 第1金曜日22:30★★★★
指標のポイント
注目度が高いアメリカの雇用統計と同時発表の際には、アメリカ雇用統計の影響も強く受けてカナダドル/円は変動します。
ただカナダの雇用統計が単独で発表となる場合にも、50pips程度は変動したりしますので、発表日はあらかじめチェックしておきましょう。

加・住宅着工件数

加・住宅着工件数は、カナダ国内における住宅の着工件数を表す経済指標です。
カナダ住宅金融公社が、月次で翌月の10日頃に発表をしています。

カナダでは住宅建設許可件数も発表されますが、住宅建設許可件数は住宅着工の目安となるため、この指標の先行指標となります。
同じく住宅関連では新築住宅価格件数に先立って、この住宅着工件数が発表されることから、同指標の先行指標となります。

住宅建設には建設資材が必要であり、また住宅が完成すれば家具や電気製品などの購入にも繋がります。
つまり、個人消費・景気全体の動向と極めて高い関連性があることから、景気の先行きを見る上で高く注目されています。

住宅の着工自体は、天候の影響を強く受けるため、指標も予想と乖離しやすいことを念頭に入れておきましょう。
また、人々の住宅購入に至る経緯には、そのときの金利状況にも左右されやすいことから、金利の影響も受けやすい特徴があります。

経済指標名
住宅着工件数(Housing Starts)
発表機関発表時期日本発表時間重要度
カナダ住宅金融公社(CMHC)毎月 / 10日頃22:15★★
指標のポイント
この指標は毎月10日頃に発表があります。発表後は30pips程度動くこともありますが、アメリカ、カナダ両国の雇用統計と同日となった場合、15分後に反対方向に動く可能性がもあるため、注意するようにしましょう。

加・住宅建設許可件数

加・住宅建設許可件数は、住宅の着工前に地方自治体などに、申請が必要な地域において建設が許可された数を表す、住宅関連の経済指標のことです。

月次で、翌々月の上旬に発表が行われていて、件数や前月比の増減によって、住宅投資の好不調が示されます。

加・住宅着工件数の同じようなタイミングで発表される住宅建設許可件数ですが、この住宅建設許可件数は住宅が着工となる目安となるため、翌月の住宅着工件数の先行指標となります。

住宅建設には建設資材が必要であり、また住宅が完成すれば家具や電気製品などの購入にも繋がります。
つまり、個人消費・景気全体の動向と極めて高い関連性があることから、景気の先行きを見る上で高く注目されています。

経済指標名
住宅建設許可件数(Building Permits)
発表機関発表時期日本発表時間重要度
カナダ統計局毎月 / 上旬22:30★★
指標のポイント
アメリカ、カナダ両国の雇用統計と発表のタイミングが重なることも多くあります。その場合、カナダドルは米・雇用統計の動きに牽引されやすいので、くれぐれも注意するようにしましょう。

加・四半期設備稼働率

加・四半期設備稼働率は、生産能力に対する実際の生産量の比率を表した経済指標です。
アメリカの設備稼働率は毎月発表がありますが、カナダでは四半期ごとに発表されています。

一般に、製造業者の工場・機械などの設備が稼動率が高まれば、生産能力の向上に繋がります。
そのため、今後のカナダ経済の発展や景況感の予測、インフレ動向を判断するための指標として利用されています。

この指標は、設備投資とインフレの先行指標とされていて、80%を超えると投資が活発化すると考えられる、大まかな経験則(アノマリー)が存在しています。

経済指標名
四半期設備稼働率(Capacity Utilization)
発表機関発表時期日本発表時間重要度
カナダ国家統計局
(Statistics Canada)
3・6・9・12月 / 中旬22:30★★
指標のポイント
FXでは、この指標はさほど重要視されていないため、為替レートの変動要因となりにくい傾向があります。

加・新築住宅価格件数

加・新築住宅価格指数(NHPI)とは、新築住宅価格の変動を測定する経済指標のことです。
カナダ統計局が、月次で翌々月の10日頃に発表しています。

新築住宅価格指数は、カナダにおける新築住宅価格の動向調査を数値化したものです。
この指標は消費者物価指数(CPI)の構成要素となっており、カナダの住宅市場の動向を見るのに使われています。

通常、不動産価格は景気動向に敏感に反応することから、新築住宅価格指数はインフレ動向を計るために重要な指標とされています。

数値は対前月比で公表され、「0」を基準として、0%以上で新築住宅価格は上昇傾向、0%以下で下落傾向と判断されます。

経済指標名
新築住宅価格指数(NHPI、New Housing Price Index)
発表機関発表時期日本発表時間重要度
カナダ統計局毎月 / 10日頃22:30★★★
指標のポイント
この指標は、アメリカの小売売上高や新規失業保険申請件数と、発表のタイミングが重なることがあります。その場合、カナダドルはアメリカの指標の影響を大きく受けやすいことから、値動きの予測も難しくなりますので注意するようにしましょう。

加・消費者物価指数(CPI)

加・消費者物価指数(CPI)は、カナダの小売・サービスの販売価格の調査結果を表す経済指標のことです。
カナダ統計局が、月次で翌月の20日前後に発表をしています。

消費者物価指数は「消費者が購入するときの価格」を表す、いわば物価の水準を測定した指標ですので、生活コストを計るものさしとして利用されています。

カナダのインフレを見る重要な指標であり、発表値が予想よりも高ければ、カナダドルは買われやすくなります。
反対に、発表値が予想よりも低ければ、カナダドルは売られやすくなります。

経済指標名
消費者物価指数(CPI、Consumer Price Index)
発表機関発表時期日本発表時間重要度
カナダ統計局毎月 / 中旬22:30★★★
指標のポイント
この指標は、カナダ・小売売上高やアメリカ・消費者物価指数と同じタイミングで発表があります。そのため、単独の指標だけでの判断は難しいことから、他の指標の予想値もかかさずにチェックするようにしましょう。

加・小売売上高

加・小売売上高は、カナダの百貨店やスーパーなどの小売・サービス業の月間売上高を集計した、景気関連の経済指標のことです。
カナダ統計局が、月次で翌々月の20日頃に発表しています。

総合指数とコア指数の公表が行われていて、コア指数は、全体から自動車などを除いた指標となります。

小売売上高はカナダだけでなく各国で発表されており、各先進国では、GDP(国内総生産)の6割以上を占めているのが個人消費となっているため、個人消費や景気の動向に注目して経済動向を見ていくにあたって、必要不可欠となります。

発表の際には「0%」を基準として、売上高がどのくらい変化しているのかが示されます。

前月比で増加すれば、個人消費は堅調で経済の状況が良いと判断され、カナダドルは買われやすくなります。
反対に前月比で減少すれば、個人消費が落ち込んでいて経済の状況が悪いと判断され、カナダドルは売られやすくなります。

経済指標名
小売売上高(Retail Sales)
発表機関発表時期日本発表時間重要度
カナダ統計局毎月 / 中旬22:30★★★
指標のポイント
この指標は、カナダ、アメリカ両国の消費者物価指数と同じタイミングで発表があります。そのため、単独の指標だけでの判断は難しいことから、他の指標の予想値もかかさずにチェックするようにしましょう。

加・GDP(国内総生産)

加・GDP(国内総生産)は、カナダで一定期間内に生み出された財とサービスの付加価値の総額で、国の経済規模を見るための経済指標です。

GDPの伸び率は、そのままその国の経済成長率を表しますので、非常に重要度が高いです。
また、中長期的な景気動向をみるためにも利用されます。

GDPの構成要素には消費・投資・輸出・政府支出などがありますが、このうち消費がGDPのおおよそ2/3を占めています。
通常、他国では四半期(3ヶ月)ごとの発表となるGDPですが、カナダに限っては四半期ごとの発表に加えて、前月比のデータが毎月発表されています。

この前月比ですが、集計から翌翌月、2ヶ月後の発表となります。

  • カナダ月次GDP・・・前月比
  • カナダ四半期GDP・・・前期比(年率換算)

指標発表の際には、発表時に予想値を大きく上回れば、カナダドルは買われやすくなります。反対に予想値を大きく下回れば、カナダドルは売られやすくなります。

発表時ですが、予想に対してどのくらい強い結果なのか、弱い結果なのかが押さえておくべきポイントとなります。

経済指標名
国内総生産(GDP、Gross Domestic Product)
発表機関発表時期日本発表時間重要度
カナダ統計局月次:毎月 / 月末
四半期:2月・5月・8月・11月 / 下旬
22:30★★★★
指標のポイント
カナダのGDP発表時ですが、アメリカの複数の経済指標も同じ時間に発表が行われます。他の予想データにも、十分に目を通しておくようにしましょう。

BOC政策金利発表

加・BOC政策金利発表は、カナダの中央銀行が年8回行っている、政策金利発表のことです。
BOC(Bank of Canada)とはカナダ中央銀行のことで、日本では加中銀とも呼ばれます。

世界のマーケットの中心であるアメリカと陸続きのカナダだけあって、政策金利はアメリカに追従しやすい傾向があります。
カナダドルのトレードにはBOC政策金利の動向はもちろんのこと、FOMC政策金利の動向にも注目していきましょう。

経済指標名
BOC(カナダ中央銀行)政策金利発表
発表機関発表時期日本発表時間重要度
カナダ中央銀行(BOC、Bank of Canada)年8回23:00★★★★
指標のポイント
アメリカやユーロ圏、オーストラリアに比べると、カナダの政策金利発表の注目度はやや低めですが、通常、政策金利の変更が行われると、為替レートは激しく変動する傾向があります。

経済指標を重視するトレーダーにおすすめの会社

配信ニュースは業者ごとに配信数が異なります。また配信スピードが早いほど、ニュースヘッドラインに素早く反応できるので、トレードには有利です。

JFXはklug(クルーク)、FXi24、ダウ・ジョーンズ、ロイターと配信ベンダー数が業界最多水準を誇ります。
さらにロイター経済指標速報では、発表と同時にリアルタイム配信されるので、他社よりもいち早く指標結果を知ることができます。

どちらもスマホアプリに対応していますので、出先でも豊富なマーケット情報を受け取りつつ、指標結果を最短で判断してトレードできるのが強みです。

JFX「マトリックストレーダー」

元プロディーラーの小林芳彦氏が代表を務めるJFXは、業界最狭水準スプレッドを提供しています。
スキャルピングなら「約定率99.9%」「約定スピード最速0.001秒」を誇るJFXがおすすめです。

1日の取引数量上限がなく、スキャルピングOKと公式にアナウンスしていますので、取引制限を気にすることなくできるのがJFXの特徴です。
高機能・MATRIXチャートにはマーフィー氏考案のテクニカル指標、スーパーボリンジャーとスパンモデルを搭載。取引ツールはMacに完全対応し、スマートフォン(iPhone/Android)やiPadに最適化されたアプリは直感的に発注ができます。

当日の相場状況を知らせてくれる「小林芳彦のマーケットナビ」、未来の値動きを自動で予想する「未来予測チャート」など、会員限定でさまざまな情報&分析ツールを利用できるのも魅力です。

JFXの口座開設キャンペーン情報

2020年11月1日(日)までのキャンペーン期間中に、新規口座開設+マイナンバー登録+口座開設完了で1,000円キャッシュバック。さらに期間中に *取引条件を達成すれば、最大101,000円をキャッシュバック!

* ドル円・ユーロ円・ユーロドルは150万通貨の取引で3,000円、250万通貨の取引で5,000円となり、ポンド円・豪ドル円・NZドル円は60万通貨の取引で3,000円、100万通貨の取引で5,000円となります。(1,000通貨=1Lot、1万通貨=10Lot)

こちらから無料でJFX「マトリックストレーダー」の口座開設ができます!

カナダの経済指標
最新情報をチェックしよう!