カナダの通貨「カナダドル(CAD)」の特徴と値動きの傾向

カナダの通貨「カナダドル」の特徴を解説します。

カナダドルの基礎データ

アメリカと密接なカナダは、米ドルと原油価格の相関性に注目!

カナダの国旗
正式名称カナダ
首都オタワ
中央銀行カナダ中央銀行(BOC)
通貨単位カナダドル($)、セント(c)
* 主要輸出国アメリカ、中国
* 主要輸入国アメリカ、中国、メキシコ

* 貿易量の多い国順 2017年のデータ(CIA – THE WORLD FACTBOOK – CANADA

値動きの大きさ情報量の豊富さ金利の高さ

カナダドルの特徴を知ろう!

カナダの風景

カナダは、豊富に産出される天然ガスや石油などの天然資源を輸出する資源国であり、広大な国土により、小麦などの農産物や水産物においても世界有数の輸出国として知られています。
そのため資源国であることから、カナダドルは資源価格や商品価格の影響を受けやすい性質があります。

カナダで石油採掘される様子
天然ガスや石油の生産が盛んなカナダ

しかし、資源価格の変動が通貨の値動きに与える影響は、同じ資源国通貨の豪ドルやNZドルほど大きくない傾向にあります。
経済が安定していて、国債が安全資産として認められていることが、その理由として挙げられます。

他国よりも資源価格の影響は少ないとはいえ、原油価格とは連動して推移しやすく、相関性の高いWTI原油という先物取引の指標は高く注目されています。
このWTI原油の価格が上昇すれば、カナダドルは買われやすい傾向にある、ということは覚えておいてください。

値動きにはアメリカ、すなわち米ドルの影響が大きい

なお、値動きに直接的に影響を与えるのは、やはり隣国であるアメリカの経済動向です。
対米依存度が極めて高いカナダは、輸出入はアメリカの占める割合が非常に高いことから、アメリカの経済動向はカナダドルの値動きにダイレクトに影響します。
例えば、アメリカの経済が好調であれば米ドルが買われ、カナダドルも買われるといった流れです。

トランプ大統領

このように、アメリカとの経済的な結び付きが深いことから、米ドル相場に連動しやすいのがカナダドルの特徴です。カナダドルの方向性を見極めていく上で、アメリカの経済指標はとても重要なファンダメンタルズ要因となるのです。

そして米ドル、ユーロ、円などのメジャー通貨に比べると、カナダドルの取引量は多くありません。
低い流通量と資源国通貨の性質により変動幅も大きめであることから、やや難易度の高い通貨とされています。
そのかわり、カナダドルは機関投資家による大口の売買に影響されにくい通貨のひとつです。
そのため比較的素直に値動きをする傾向もあり、チャート分析しやすい点を好んでいるトレーダーがいるのも事実です。

カナダドル/円の値動き傾向は?

カナダの首都オタワはニューヨークと時差がありません。

アメリカと同じ北米に位置するカナダでは、ニューヨーク市場が活発な時間帯に多くの取引が行われています。
世界の外国為替市場の流れつまり、米ドル/円が動くときは、カナダドル/円も動きやすい時間帯ということになります。

ニューヨーク市場が始まると米ドル以外も大きく動くコアタイムに突入

ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる21:00〜1:00頃は、FXでもっともレート変動のある時間帯です。

アメリカとカナダは経済指標の発表時間もほぼ同じですので、米ドル/円が動くと、カナダドル/円も追従して推移しやすくなります。

 

価格の変動率はどのくらいかを確認するテクニカル指標「ATR」で、値動き傾向をチェックして見てみました。

カナダドル円の価格変動率
参考チャート:ゴールデンウェイ・ジャパン [カナダドル/円 1時間足 2016年4月上旬頃のデータ]
これは、上昇すればボラ(価格変動率)が大きくなっていることを示し、下降すればボラが小さくなることを示しています。

やはり、価格変動に影響する経済指標の発表が多い21:00頃から、変動率が大きくなっていることが分かります。

カナダドルの変動要因となる、カナダの経済指標

カナダの経済指標で、もっとも注目度が高いのはBOC政策金利発表です。

  • BOC(カナダ中央銀行)政策金利発表
  • 加・GDP(国内総生産)
  • 加・消費者物価指数(CPI)
  • 加・貿易収支(国際商品貿易)
  • 加・雇用統計(失業率、雇用者数変化)

雇用統計は重要度ではあるものの、米・雇用統計と同日同時刻に発表があるため、カナダの雇用統計だけで判断するのは難易度が高いため注意が必要です。

 

両国の経済指標を詳しく知りたい方は、下記ページをご参考にどうぞ。

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カナダドルの取引に向いているFX会社は?

同じ北米のアメリカに比べるとやや影の薄さを感じるカナダドルは、値動きは米ドルに連動性があるかと思いきや、決してそのような規則性があるわけでもありません。

なおオーストラリアやニュージーランドに比べると、2019年末時点において現状カナダの方が政策金利が高いので、スワップポイントの面ではオセアニア通貨よりも有利な条件です。

そのためカナダドル/円はデイトレだけではなく、スワップポイント狙いの長期運用もしやすい魅力を備えています。

FX業者全体的に、カナダドル/円のスプレッドはやや広めの傾向です。
おおむね1.7銭原則固定が最小水準であり、今狭いスプレッドを提供しているのはみんなのFXです。
スプレッドが広いと、取引のたびに売買コストがかかってしまいますので、低スプレッド業者を選ぶと収益化しやすくなります。

スプレッドとスワップポイントの比較は、以下ページでご確認ください。

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