HLバンドの見方・使い方【テクニカル指標・トレンド系】

テクニカル指標・トレンド系

こちらのページでは、HLバンドの見方・使い方について解説していきます。

 

HLバンド

HLバンド(ハイローバンド)は、トレンドフォローの生みの親であり、また「ドンチャンの4週ルール」として有名なアメリカ人の投資家リチャード・ドンチャンによって開発された、トレンド系のテクニカル指標です。

ドンチャンチャネル、プライスチャネル、高低線などとも呼ばれており、アメリカの投資家にはとても人気があります。

HLバンドの見方と使い方を知ろう!

HLバンドでは3本の線を使って相場を見極めていきます。

Hバンド、Lバンド、Mバンド
  • H(High)バンド - 過去n日間の高値を結んだ線
  • L(Low)バンド - 過去n日間の安値を結んだ線
  • M(Middle)バンド - HバンドとLバンドの平均線

 

HLバンドは、直近n日(20日が一般的)のHバンド・Lバンドをブレイクしたときに売買シグナルと判断します。

つまり、Hバンドを上抜けたら買いサイン、Lバンドを下抜けたら売りサインとなります。

バンドをブレイクしたときのシグナルは、その方向のトレンドが続いている間は有効的となります。

 

中間線はHバンドとLバンドの平均値で、この傾きでトレンドの方向性を確認することができます。

 

このように、数あるテクニカル分析のなかで、かんたんな見方で使えることもHLバンドの魅力です。

トレンドフォロー型なのでラインブレイクを狙った手法となりますが、HLバンドをサポートライン・レジスタンスラインの目安にも応用することも可能です。

HLバンドの順張り手法は、バンドの傾きに注目!

順張りのときは、3本のバンドが階段状に「右肩上がり」「右肩下がり」となる動きに注目してみてください。

参考チャート:GMOクリック証券 1時間足 米ドル/円 2016年5月下旬〜6月上旬頃

順張りは階段状のHLバンドに注目

階段状になるというのは、高値・安値が切り上がっていたり、切り下がっていることを意味します。

ボリンジャーバンドでいう「バンドウォーク」をイメージすると分かりやすいかも知れません。

 

順張りは、バンドが階段状となってトレンドが現れてからするのが望ましいです。

しっかりと方向性が生まれていたら、中間線を抜けた地点をエントリーのポイントにするのもよいでしょう。

チャネル・ブレイクアウト(ドンチャン・レンジブレイクアウト)について

HLバンドを使ったトレンドフォロー手法として、チャネル・ブレイクアウトというやり方があります。

これは、ドンチャンが編み出した4週ルールという手法がベースで、相場は4週間(土日を除いた20日)でエネルギーが入れ替わるとの考えで、日足など、一定期間以上の中長期トレードに有効性があるとされています。

 

  • 過去40日間(x)の高値抜けで、新規買い。(ロング)
  • 過去20日間(y)の安値抜けで、買いポジションを決済。(x > y)
  • 過去40日間(x)の安値抜けで、新規売り。(ショート)
  • 過去20日間(y)の高値抜けで、売りポジションを決済。(x > y)
  • x,yは40日-20日が一般的で、以下20日-10日の組み合わせも可能。

 

チャネルブレイクアウト手法をMT4で表示させた例です。

チャネル・ブレイクアウト手法

このチャートのように、20日と40日など異なる期間のHLバンドを表示させたい方は、FXトレード・フィナンシャルのMT4がおすすめです。

※HLバンドはMT4にデフォルトで用意されていませんので、「MT4 HLバンド」と検索後、ダウンロードしてご利用ください。

このドンチャンルールを応用したやり方として、タートルブレイクアウトという手法があります。

1980年代、アメリカの伝説的トレーダー集団タートルズは、このドンチャンの4週ブレイクアウトをベースとした20日ブレイクアウト(20日-10日)で仕掛けていた、という有名なエピソードがあります。

Mバンドをトレードに活用する

高値・安値の中央値であるMバンドで、トレンドの方向性の判断ができますので、傾きが横ばいなってきたり、ローソク足がタッチすれば新規注文・利益確定のポイントに使えます。

つまり、Mバンドのブレイクアウトを狙う手法となります。

Mバンドをトレンド判断と注文に使う

Mバンドがレートの上にあるか下にあるかを見れば、直近の相場は買いと売り、どちらが優勢なのか一目ですぐに判断ができますね。

HLバンドでボラティリティを判断し、逆張りで使う

トレンド系指標ですが、逆張りで好んで使うトレーダーもいます。

為替レートは買い売り、すなわち取引量の抵抗によって推移していくことから、HLバンドでボラティリティ(価格変動幅)の判断をすることもできます。

価格変動が激しければハンドが拡大し、価格変動が少なければバンドは縮小してきます。

 

ボラティリティを判断する使い方だけでもよいですし、上下一定の変動幅で推移するレンジ相場のときは、HLバンドをサポートライン・レジスタンスラインに見立てて、逆張りで仕掛ける戦略を考えることができます。

HLバンドの注意点は?

HLバンドは20日のほか、10日でも使われることもありますが、パラメーターの設定期間を短くしすぎると、頻繁にブレイクが発生してシグナルの信頼性が低くなります。

また、仕組みがシンプルであるが故に、比較的ダマシの多いテクニカル指標ですので、オシレーター系指標などと組み合わせて分析することをおすすめします。

【まとめ】HLバンドの売買サインなど

基本的な使い方をまとめました。

HLバンドの基本

Mバンドの傾きでトレンドの方向性を判断する。

HLバンドの買いサイン

上昇トレンドのとき、Hバンドを上抜けたら買いサイン。

HLバンドの売りサイン

下降トレンドのとき、Lバンドを下抜けたら売りサイン。


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