スイスの通貨「スイスフラン(CHF)」の特徴と値動きの傾向

スイスの通貨「スイスフラン」の特徴を解説します。

スイスフランの基礎データ

「スイスフラン」は有事に強い、永世中立国の安全通貨!

スイスの国旗
正式名称スイス連邦
首都ベルン
中央銀行スイス国立銀行(SNB)
通貨単位スイスフラン、ラッペン・サンチーム(補助単位)
* 主要輸出国ドイツ、アメリカ、中国、インド、フランス
* 主要輸入国ドイツ、アメリカ、イタリア、イギリス、フランス

* 貿易量の多い国順 2017年のデータ(CIA – THE WORLD FACTBOOK – SWITZERLAND

値動きの大きさ情報量の豊富さ金利の高さ

スイスフランの特徴を知ろう!

スイスの景色

スイスフランというと、他の通貨ペアに比べるとそれほど多く取引されている通貨ではありません。

2019年10月のデータによると、対円の取引量が多い順に米ドル/円、ポンド/円、ユーロ/円、豪ドル/円、NZドル/円、トルコリラ/円、南アフリカランド/円、メキシコペソ/円、カナダドル/円、スイスフラン/円となっています。
見ての通り、メジャー通貨、高金利通貨が上位を占めているのが分かりますね。

スイスは現在日本よりも低水準のマイナス金利を導入しているため、対円で売りポジションの場合だとスワップポイントはそれほど付与されません。
また相場の変動も比較的少なめの通貨である側面を持ち合わせています。

こういった特徴によって、大きな為替変動を狙いたい方や、スワップポイント狙いには適していないことから、FXではお世辞にもそれほど人気がある通貨ではないのです。

それではスイスフランは、どういった場面で取引されているのかについて解説していきます。

スイスフランはリスクオフのときに買われる通貨!

スイスは永世中立国であるため、戦争など有事の際に買われるリスク回避通貨として知られています。

経済危機のイメージ

2001年の米国同時多発テロの際には、「有事のドル買い」の安全神話が崩れ、それ以降は「有事のスイスフラン」として買われるようになった背景があります。
つまり、スイスフランは安全資産という位置づけであり、有事が起こった際には、大きな金額が流入することでスイスフランが上昇する、という仕組みとなります。

2015年にはスイスフランショックがありました。
これはユーロを多く保有するスイス中銀が、ユーロ安によって自国が抱える資産価値が減少することを懸念して「1ユーロ=1.2スイスフラン」の上限撤廃により起こったものです。

スイスフランを相場の下限で買い、少しでも利益がでたら売るという売買をしていた欧米の投資家たちが、リスクへの警戒感にともない、ユーロ/スイスの買いポジションの損切りが大量に市場に放出したことで、ユーロ/スイス相場が大きく下落することになりました。

このとき破綻した欧米のFX業者もありましたが、スイスフランショックが起こったからといって、スイスフランの信頼性が低下したという訳ではありません。

 

冒頭に話を戻しますが、世界的に投資家の不安が高まっているときにリスク回避(リスクオフ)としてスイスフランが買われやすい通貨です。

逆に好景気であったり、相場の先行きが明るいときは、リスクをとってハイリターンを狙うように、新興国の高金利通貨や新興国株式に資金が流入しやすくなります。

リスクオン
(リスク選定相場)
先行きの見通しが明るいときは、高配当な金融商品に資金流入しやすい。
(FXならトルコリラ/円やメキシコペソ/円。)
リスクオフ
(リスクを回避相場)
先行きが不安なときは、安全資産に資金が流入しやすい。
(FXなら日本円やスイスフラン。)

つまり高金利通貨の人気が高いときほど、相場的にはスイスフランが注目されにくいことが分かりますね。

中国 VS アメリカとはいえ近年の例でいえば、米中貿易摩擦や中国の景気減速懸念がリスクオフ要因となりやすく、こういった局面では日本やアメリカの安全資産に資金が流入しやすくなります。
スイスフランに興味を持ったなら、こういった相場のとき、どんな値動きをしているか注目してみてください。

スイスフラン/円の値動き傾向は?

スイスの貿易は、その多くがEU諸国と行われています。
EU未加盟の永世中立国スイスですが、隣国で使われている通貨はすべてユーロです。

スイスのチューリッヒ市場は、ドイツ・フランクフルト市場と同じ時間帯に動いています。
つまり基本的に、同じ欧州圏の通貨が動くのと同じタイミングで変動しやすい通貨となります。

世界の外国為替市場の流れ

外国為替市場の取引時間(EU圏)

隣接するドイツやフランスとは経済的な結び付きも深いことから、スイスフラン/円はユーロ/円の値動きに連動しやすい性質がある、ということも覚えておきましょう。

以下はチャートに価格変動率を示すテクニカル指標、ATRを表示させた例です。

スイスフラン/円の価格変動率
参考チャート:ゴールデンウェイ・ジャパン [スイスフラン/円 1時間足 2016年4月下旬頃のデータ]
単純に変動率が大きくなれば上昇し、小さくなれば下落するインジケーターですが、やはり日本時間の夕方から深夜にかけて動きやすいことが分かります。

基本的に欧州通貨はどれも同じタイミングで変動しやすく、もちろんスイスフランも同様ですが、異なる動きを見せるときは有事の逃避先として買われている局面かも知れません。

スイスフランの変動要因となる、スイスの経済指標

注目すべき経済指標は以下となります。

  • SNB政策金利発表
    └スイス中央銀行が3月・6月・9月・12月の中旬に発表。
  • スイス・KOF先行指数
    └6ヶ月先の景況感を予測する景気先行指標。
  • スイス・貿易収支
    └貿易黒字が拡大すれば、スイスフランは買われやすくなります。
  • スイス・失業率
    └失業率の変化は、相場の変動要因ともなります。

スイスフランの情報量は米ドル・ユーロに劣りますので、ファンダメンタルズ的に関わりの深いドイツとユーロ圏の経済指標もしっかりチェックしていきたいところです。

特に最大貿易相手国であるドイツの経済動向は外せません。

 

各経済指標を詳しく知りたい方は、下記ページもご参考にしてみてください。

スイスフランの取引はFX業者のココに注目

スイスは現在マイナス金利を導入している国なので、先進国の通貨の中では、スイスフランは超も低金利の通貨です。
そのため、スイスフランのキャリートレードに注目が集まっています。
ただしスイスフラン/円は、どちらも低金利通貨なのでスワップポイントに期待できません。

キャリートレードするにあたり流動性のバランスも考えると、米ドル/スイスフランの組み合わせで買いポジションを持つと、スワップ金利狙いのトレードができます。
米ドル/スイスフランのスワップポイントが高いのはみんなのFXGMOクリック証券で、2社ともにスプレッドも狭いのでおすすめです。

為替差益を狙うトレードとしては、米ドルやユーロが暴落したときに安全通貨として買われる局面や、アメリカ、中国二国間に緊張が走る場面で注目してみてください。

おすすめFX会社をご紹介!

スイスフラン/円が低スプレッドであり、米ドル/スイスフランも用意しているのは以下の業者です。

口座さえ用意しておけば、リスクオフのときもすぐトレードできるので、事前に取引環境を整えておきましょう。

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