南アフリカ共和国(通称、南アフリカ)の通貨、「南アフリカランド」の特徴から値動きの傾向について解説します。
南アフリカランド/円のスワップポイント比較ランキングや長期保有時の利回り、値動きの見通しについては以下記事をご覧ください。
南アフリカの基礎データ
正式名称 | 南アフリカ共和国 |
---|---|
首都 | プレトリア |
中央銀行 | 南アフリカ準備銀行 |
通貨単位 | ランド(R)、セント(c) |
* 主要輸出国 | 中国、アメリカ、ドイツ、日本、イギリス |
* 主要輸入国 | 中国、ドイツ、イギリス、インド、サウジアラビア |
値動きの大きさ | 情報量の豊富さ | 金利の高さ |
---|---|---|
★★★★★ | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
* 貿易量の多い国順 2022年のデータ(南アフリカ共和国の貿易と投資 – ジェトロ)
南アフリカランドの特徴を知ろう!
新興国通貨ならではの高金利が魅力の通貨の南アフリカランド。
南アフリカランドはメジャー通貨に比べると取引量が少なく、資源価格に左右されやすい性質も相まって、激しく値動きをする特徴があります。
国としては、プラチナや金に加えて、ダイヤモンド、石炭、鉄鉱石などの鉱物資源が豊富であることから、FXでは資源国通貨の代表的な存在です。
南アフリカはプラチナ産出国ランキングで第1位
まず南アフリカについてですが、プラチナの産出量が世界第1位の国です。
※アメリカ地質調査所のデータを元にFXクイックナビが作成
参考リンク:世界のプラチナ(白金)生産量 国別ランキング・推移 – GLOBAL NOTE
そのため、プラチナ価格の影響を受けやすいというのが、南アフリカランドのポイントです。
このように、産出地域が限定されているプラチナですが、世界で70%以上のシェアを誇ります。
南アフリカランドの取引をするなら、プラチナの価格との相関性に注目してみてください。
金の産出量は下落傾向
なお多くのFX関連サイトでは、南アフリカは金との連動を記載しているため、南アフリカ=金のイメージを持つ方は多いかもしれません。
※アメリカ地質調査所のデータを元にFXクイックナビが作成
2007年以降から現在に至るまで中国が第1位です。南アフリカは年々減少し続けていて、2022年のデータでは南アフリカは第11位です。
金価格の動向にも注目するべきですが、金価格がダイレクトに南アフリカランドに影響を与える度合いは減少傾向にあります。
しかし現状では豊富な埋蔵量が確認されており、もともと世界第1位の産出国であった背景もあることから、以前として金価格との連動性は見られています。
このほか2022年のデータでは、石炭の生産量は世界第7位、鉄鉱石の生産量は世界第8位と、資源国通貨としての威厳を保っています。
このように天然資源の豊富な南アフリカですが、近年は高い経済成長率を維持しているものの、高いインフレ率や人種問題、周辺国での絶えない紛争など、政治的・社会的リスクもあります。
取引量が少ないことと、信用力の低さに伴う影響によって、金融危機がひとたび起こると、外国の資本流出が活発になって通貨の価値が暴落するリスクを抱えている側面もある通貨なのです。
南アフリカランド/円の値動き傾向は?
高スワップポイントの代表的な存在であることから、「南アフリカランド/円」はほとんどのFX業者で取引ができます。
アフリカの南端に位置する南アフリカですが、マーケットとしてはヨーロッパ市場・ニューヨーク市場と同じような時間に変動する傾向があります。
南アフリカの経済指標は、日本時間でおおよそ17:00〜22:00頃に発表されていますので、この時間帯が取引量が多くなるコアタイムとなります。
そして金価格との相関性は、NY、ロンドンの金相場が注目すべきポイントとなります。
NY金相場は日本時間の深夜に大きく変動しやすく、金価格の動向によっては、この時間帯に価格が反転しやすい傾向があることも覚えておきましょう。
なお金価格(XAU/USD)のチャートを見るなら、FXだけではなく多彩なCFD銘柄も取り揃えているIG証券の口座があると便利です。
金価格が上昇しているときは、南アフリカランドの買い要因となって南アフリカランド/円が下落するように、正相関の動きを確認することができます。
南アフリカランドの変動要因について
資源国通貨の側面を除くと、他国と同様に、主要な経済指標が南アフリカランドの変動要因となります。
やはりスワップポイント狙いのトレードでは、南アフリカの中央銀行となる、南アフリカ準備銀行(SARB)政策金利発表はかかせません。
奇数月(1月・3月・5月・7月・9月・11月)の下旬頃(目安としては15日〜25日あたり)の日本時間22:00頃に公表されています。
金融政策決定会合終了後に発表されることから、発表日・時刻は発表ごとに異なるため、スケジュールは把握しておいてください。
このほかGDP、CPI、貿易収支といった主要な経済指標の推移を見ていくことも重要です。
南アフリカランドの取引に向いているFX会社は?
高金利通貨の雄として、長期にわたり不動の地位であり続ける南アフリカランド。
近年はトルコリラやメキシコペソが台頭してきましたが、スワップ目的のトレードでは、今なお絶大な人気を誇っています。
そして南アフリカランドの取引なら、狭いスプレッドと高いスワップポイントが魅力である、みんなのFXがおすすめです。
とくに高水準スワップポイントの付与が安定しているため、中長期にかけてメリットを受け取れるでしょう。
低スプレッド業者のなかでも、みんなのFXは南アランド/円のスプレッドは一歩抜きん出た狭さを誇ります。
さらにメキシコペソ/円、トルコリラ/円のスワップポイントも業界トップクラスなので、金利差益を狙う取引にも向く業者です。
またGMOクリック証券のチャート「プラチナチャート」は、1つのチャート画面で複数通貨ペアだけでなく、金価格とも比較できるため、こちらも合わせて活用すると南アフリカランド/円の分析に生かすことができます。
スプレッドとスワップポイントの比較は、以下ページでご確認ください。
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