こちらのページでは、サイコロジカルラインの見方・使い方について解説していきます。
サイコロジカルラインとは?
サイコロジカルは「心理的な」という意味が指すように、投資家の心理にある考え方を数値化した指標です。
略して「サイコロ」と呼ばれることもあります。
売られすぎや買われすぎを判断し、逆張りに使うオシレーター系のテクニカル指標となります。
古くから、サイコロを使い偶数か奇数を予想する「丁半博打」があります。
丁半博打で偶数・奇数になる確率は1/2ですが、10回連続で偶数となれば「そろそろ奇数が出てもいいだろう。」という心理に傾く方はきっと多いでしょう。
この心理は投資家にも同様に働くだろう、と考えたのがサイコロジカルラインです。
上昇相場が何日も続かないのと同じく、下降相場も何日も続くものではありません。
為替レートの上昇が続けば、強気相場はさらに加速しやすくなります。
その後、市場が強気一色で過熱すると、相場はピークを迎える可能性が高くなるとするのが、基本的な考え方です。
サイコロジカルラインの考え方は日本的であり、日本人のテクニカルアナリストが考案したとされていますが、真相は分かりません。
ただ、欧米ではほぼ使われていないことからも、日本発の指標と考えても間違いなさそうです。
サイコロジカルラインの見方と使い方を知ろう!
サイコロジカルラインは、買いどき、売りどきの判断や、相場の強弱を見極めようとするものです。

ただし、前日比で変わらない日には、前日の勝負が適用されます。
(前日が勝ちなら当日も勝ち、前日が負けなら当日も負けとなります。)
(12日間の中で前日比プラスの日数)÷(12日間の日数)× 100
例えば、12日のなかで9日間が勝ったら、9 ÷ 3 × 100 = 75% となります。
サイコロジカルラインは0%~100%の間で推移し、中心の基準値は50%です。
- 勝率が25%以下(3勝9敗)なら、売られすぎ。
- 勝率が75%以上(9勝3敗)なら、買われすぎ。
この水準で反転したら、売買シグナルとして捉えていきます。
- 大底圏で反転し、25%を上抜いたら買いサイン。
- 天井圏で反転し、75%を下抜いたら売りサイン。
サイコロジカルライン複数線のクロス
通常、サイコロジカルラインは1本しか表示できませんが、ヒロセ通商なら3本使うことができます。
3本のクロスを見ることで、相場の強弱判断に生かすことができます。
このチャートを見て、ストキャスティクスと似ていると気づいた方もいるでしょう。
通常のサイコロジカルラインを短期線とすれば、%PCIが中期線、Slow%PCIが長期線となります。
ストキャスティクスと同じように、25%・75%あたりの位置でゴールデンクロス・デッドクロスすれば、1本線での分析に比べると精度はより高くなります。
ただし、トレンドが反転してからサインが表れやすいので、売買サインにするのではなく、強弱の確認用の留めておくのがよいでしょう。
なおトレンドに勢いがあるときは、線同士の間隔が広くなります。
逆に横ばいで推移するときは頻繁にクロスしますので、この点も合わせて確認していきましょう。
相場が上昇しているときは短期線が一番上、下落しているときは短期線が一番下となります。
相場が大きく推移しているときは、3本線の間隔が広くなる部分に注目してみてください。
サイコロジカルラインの注意点は?
為替レートにトレンドがあるときは注意が必要です。
価格が「上がる」「下がる」ことは、単純に50%の確率という訳にはいきません。
はっきりとトレンドが現れているときは、12勝0敗となったりするため、このような相場では逆張りが効かなくなってしまいます。
またサイコロジカルラインの注意点として、10銭の値上がりも1円の値上がりも、同じ1勝とカウントされることです。
例えば、 10日間にかけて10銭ずつ上がり、その後2日間1円ずつ下落すれば、10勝2敗となりますね。
結果として、値動きは1円上がって2円下がったことになります。
買いでエントリーしていたら勝率は高くなるものの、タイミングを誤ると大きな負けとなるかも知れないことは、欠点として理解しておきましょう。
サイコロジカルラインの計算式で使われる12日という数字は、FXではなく日経平均株価の勝敗が由来とされています。
過去の日経平均株価の勝敗データでは、13回以上連続での勝ち負けがほぼないことが理由のようです。
また、昔は証券取引所で土曜日も取引が行われていたことから、2週間の取引を12日としていた、という説もあります。
このように、サイコロジカルラインはざっくりとした計算で求められる指標なので、単体で相場分析するには精度はあまり高くありません。
どちらかというと、大まかなトレンドの流れをみるのに有効です。
ダマシが多い指標ですので、RSIやストキャスティクスのように売買タイミングを的確に捉えることは難しいでしょう。
そのため、他のオシレーター系のチャートと併用し、サブ的な役割として使うのが望ましいと言えます。
RSIは、サイコロジカルラインに上昇幅・下落幅を取り入れたテクニカル指標です。
より高い精度の分析には、RSIに軍配が上がります。
【まとめ】サイコロジカルラインの売買サインなど
基本的な使い方をまとめました。
- 単純に、終値が過去n日間で上がっていれば上昇し、下がっていれば下落する指標。
- 大底圏で反転し、25%を上抜いたら買いサイン。
- 天井圏で反転し、75%を下抜いたら売りサイン。
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