トルコリラ(TRY)の特徴と値動きの傾向

トルコリラの基礎データ

新興国通貨で高スワップの代名詞といえば、トルコリラ!

トルコリラ
正式名称 トルコ共和国
首都 アンカラ
中央銀行 トルコ共和国中央銀行
通貨単位 トルコリラ(TL)、クルシュ(kr,補助単位)
* 主要輸出国 ドイツ、イラク、イギリス、フランス、アメリカ
* 主要輸入国 ロシア、中国、ドイツ、アメリカ、イタリア

* 貿易量の多い国順 2014年のデータ

値動きの
大きさ
情報量の
豊富さ
金利の
高さ

トルコリラの特徴を知ろう!

トルコ・イスタンブール

ヨーロッパとアジアにまたがり、西洋と東洋が交差する国、トルコ。

トルコの通貨「トルコリラ(TRY)」は、豪ドルやNZドルよりも高金利であるとして、近年大きく注目を浴びています。

 

人口増加率の高いトルコは、若年層の人口が多いことによる潜在的な成長力によって、長期的にトルコリラ相場は緩やかに上昇する可能性を秘めていることから、金融政策の動向に注目が集まっています。

 

通常、国内で不足する資金を集めるために、高金利政策で海外からの資金を呼び込む、というのが新興国通貨としての仕組みであり、トルコリラもこの特性を持った通貨です。

 

インフレを抑制するために高金利政策を進めてきたことで、トルコリラ相場は安定が見られていたのです。

しかし、アメリカの金融緩和によりドル安相場で推移したことで、通貨価値が下落してしまいました。

これを抑えるべく、2015年に行なった高金利政策によって、FXでは再び「高金利通貨」として注目されるようになりました。

これに伴い、経済としては経常収支が赤字が続いておりましたが、通貨安による貿易収支の改善とともに、経常収支の縮小も見られていることから、健全化が進む財政によって、通貨の安定に期待されています。

 

しかし、トルコはテロなどの中東問題を抱えており、イスラム組織やクルド人勢力などと紛争が起これば、地政学的なリスクとなりますので注意が必要です。

隣接するギリシャの経済危機の影響も受けやすく、隣国の経済危機や有事の際には大きな変動要因となりやすい特徴があります。

 

またあまり知られていませんが、トルコは鉱物資源が豊富で金や鉄などの産出国でもあることから、金相場の動向にも注目していきたいところです。

 

トルコリラでスワップ金利を狙った売買には、ニュースはしっかりチェックしていくようにしましょう。

トルコリラ/円の値動き傾向は?

マイナー通貨のトルコリラは、取引量が少ないことから激しい値動きをします。

ギリシャ問題の影響を受けやすいということは、ユーロが何らかの拍子で大きく動けば、トルコリラの変動要因になりやすいということです。

 

値動きの傾向として、トルコの経済指標の多くは日本時間の17:00、21:00頃の発表が多く、24:30頃の深夜に発表されるものもあります。

つまり、ロンドン市場とニューヨーク市場が動く17:00〜01:00頃は取引量が多く、この時間帯は流動性も高いことから取引しやすい時間帯だと言えます。

トルコリラ/円の取引をする方は、米ドルや英ポンドが動く時間を意識しておくようにしてください。

 

参考チャート:[外為どっとコム トルコリラ/円 日足 2015年8月下旬〜2016年5月上旬頃のデータ]

トルコリラ円のチャート

 

また、値動きの特徴として、上昇トレンドと下降トレンドが交互に表れやすい傾向があります。

「ある一定の期間において上昇が続いたら、その後は下降が続きやすい。」といった具合です。

そのため、売買タイミングはチャートでしっかりと分析を行ない、取引するタイミングを見極めながら売買していきましょう。

トルコリラの変動要因となるトルコの経済指標

トルコの注目すべき経済指標は、TCMB政策金利発表、貿易収支、失業率です。

政策金利発表は注目度No.1の指標であり、その後のトレンドに大きな影響を与える要素となります。

 

また、トルコ・雇用統計の「失業率」は極めて重要で、トルコリラの値動きに非常に大きな影響を及ぼします。

例えば、失業率が大きく上がった場合、トルコリラ相場は大きく下落しやすい傾向があります。

 

トルコの産業は、ヨーロッパや中東向けの輸出が経済成長における主力であることから、貿易収支はトルコ経済の動向を計る指標となります。

 

そして消費者物価指数も、経済動向を計るものさしとなります。

2016年現在、トルコのインフレ率(物価上昇率)は7〜9%台で推移しています。それに比例して政策金利も高いのですが、極度なインフレが続くと政策金利の利上げにつながってきますので、今後の動向を見ていくための重要な指標となります。

  • TCMB(トルコ中銀)政策金利発表
    └毎月下旬、日本時間の21:00頃に発表。
  • トルコ・貿易収支
    └毎月末、日本時間の17:00頃に発表。
  • トルコ・失業率
    └毎月中旬(15日頃)、日本時間の17:00頃に発表。
  • トルコ・消費者物価指数(CPI)
    └毎月上旬(3〜4日頃)、日本時間の16:00頃に発表。

トルコはサマータイム導入国ですので、3月最終日曜日01:00〜10月の最終日曜日の01:00までの期間は、発表時間が1時間早まります。

トルコリラの取引に向いているFX会社は?

ほとんどの方は金利差益を狙ったスワップトレードでトルコリラの売買を行なうでしょう。

つまり、トルコリラ/円のスワップが高水準のFX業者選びがもっとも肝心です。

 

今後の動向を見極めていくためには、経済指標の情報収集もかかせませんが、トルコリラ/円が取引できる業者はほとんどありません。

 

取引をされる方は、老舗で信頼性の高い外為どっとコムがおすすめです。

トルコリラ/円のスワップポイントは業界トップクラスで、経済指標など、トルコの情報収集のしやすさが、外為どっとコムが優れているポイントです。

 


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