Woodies CCI(ウッディーズCCI)の代表的な順張りパターンとして知られているのが、ゼロライン・リジェクト(ZLR, Zero Line Reject)です。
ZLRは、CCIが0ライン付近で反発する動きを利用して、トレンド継続を狙うトレード手法です。押し目買い・戻り売りを視覚的に判断しやすく、Woodies CCIの中でも特に人気の高いセットアップとして知られています。
この記事では、ZLRの基本的な考え方から、買い・売りそれぞれのセットアップ条件、エントリー方法、利確ポイントまでを詳しく解説します。実際のチャート例も交えながら、初心者にも分かりやすく紹介していきます。
ゼロライン・リジェクト(ZLR)とは?
ZLR(Zero Line Reject/ゼロライン・リジェクト)は、Woodies CCIで使われる代表的な順張りパターンです。
CCIが0ライン付近まで押し戻されたあと、再びトレンド方向へ反発する動きを利用して、トレンド継続を狙います。
例えば上昇トレンドでは、CCIが一時的に0ライン方向まで下落したあと、0ラインを割らずに再上昇することで「買いの勢いがまだ残っている」と判断します。
逆に下降トレンドでは、CCIが0ライン付近まで戻したあとに再び下落することで、戻り売りのタイミングを探します。
ZLRは、ローソク足でいう「押し目買い」や「戻り売り」を、CCIの動きによって視覚的に確認できるのが特徴です。
また、Woodies CCIでは0ラインを「トレンドの中心」として考えており、CCIが0ラインの上にあるときは上昇優勢、下にあるときは下降優勢と判断します。そのため、0ライン付近で反発するZLRは、「現在のトレンドが継続する可能性が高い場面」を示す重要なシグナルとして扱われています。
とくに、CCIが鋭い角度で反転している場合や、LSMA、SI、CZIなど他の条件が一致している場合は、より精度の高いセットアップになりやすいとされています。
ZLRの基本条件
ZLRでのトレーディングにあたり、ウッディーズCCIではセットアップ(パターンの成立)を満たすことがルールです。
さらに、エントリー(新規注文)からイグジット(利益確定、損切り)まで、取引ルールが定められています。
買いと売り、それぞれの詳しい条件は以下となります。
ZLR 買いのセットアップとトレード条件


- CCI(ヒストグラム)が0ラインより上に6本以上あり、上昇トレンドであること
- この期間中にCCIが+100ラインに達していること
- CCIが下向きとなり、0ラインに向かって一時的な逆行(押し目)を形成すること
- 0ラインをクロスオーバーする場合もある
- 以下の条件がすべて揃ったら買いサイン
- CCIが元の上昇方向にフック(反転)すること
- (※CCIが0ラインを下回った場合:下回ってから、6本目のヒストグラムが出現する前に0ラインを上抜くこと。)
- ZLR(0ライン付近での反発)のとき、±200ライン上のサイドワインダー・インジケーター(SI)は緑色または黄色(※)、±100ライン上のチョップゾーン・インジケーター(CZI)は3本以上のシアン色であること。
- CCIは角度が鋭いほど信頼性が高く、反転からCCIの値が15〜20ポイント以上高くなっていること
ポイント
- CCIのライン確定時に+120ラインを超えていたら、買われすぎと判断してエントリーを見送る
- ストップロス(損切り)は直近安値の少し下に置く
- 利益確定は、CCIが反対方向に反転するか、ターゲットに到達したときなど(※決済ルールを参照ください)
0ラインに向かって押し目/戻りを形成するとき、0ラインを超えるかどうかは、セットアップの条件には含まれていません。
しかしウッディ氏自身は、「0ラインを再びクロスするまでは完全に「拒否(リジェクト)」されたとは言えないため、常に0ラインを超えるまで待ってトレードする」と述べています。
とはいえ、0ラインを超えずに反転した場合、元のトレンドの勢いが強いことを示すとともに、実際に有効的な局面を多数確認できます。またマニュアルでも0ラインが超えないパターンも多数解説されています。
買い(ロング)の場合、+100ラインを下回ったら「+100ライン〜0ラインの下側まで」が範囲となりますので、ぜひチャートを見て検証してみてください。
なお、反転したCCIの確定でエントリーする場合、CZIの3本以上のシアン/ダークレッドは、エントリーを決めるCCIを含めて左側に連続していることが、パターン形成の条件となっています。
ZLR 売りのセットアップとトレード条件


- CCI(ヒストグラム)が0ラインより下に6本以上あり、下降トレンドであること
- この期間中にCCIが-100ラインに達していること
- CCIが上向きとなり、0ラインに向かって一時的な逆行(戻り)を形成すること
- 0ラインをクロスオーバーする場合もある
- 以下の条件がすべて揃ったら売りサイン
- CCIが元の下落方向にフック(反転)すること
- (※CCIが0ラインを上回った場合:上回ってから、6本目のヒストグラムが出現する前に0ラインを下抜くこと)
- ZLR(0ライン付近での反発)のとき、±200ライン上のサイドワインダー・インジケーター(SI)は赤色または黄色(※)、±100ライン上のチョップゾーン・インジケーター(CZI)は3本以上のダークレッド色であること
- CCIは角度が鋭いほど信頼性が高く、反転からCCIの値が15〜20ポイント以上低くなっていること
ポイント
- CCIのライン確定時に-120ラインを超えていたら、売られすぎと判断してエントリーを見送る
- ストップロス(損切り)は直近高値の少し上に置く
- 利益確定は、CCIが反対方向に反転するか、ターゲットに到達したときなど(※決済ルールを参照ください)
エントリーのタイミングで、CCI(14CCI)が「±120ライン」を突き抜けたら、マーケットではすでに買われすぎ・売られすぎの兆候があるため、ウッディ氏はトレードしないよう喚起しています。
0ライン付近で反転後、±120ラインを抜けてからエントリーすると利幅は少なくなりますので、次のチャンスを待つようにしましょう。
ZLRの買いをチャートで解説
❶ZLRの買い(ロング)では、まずCCIが0ラインより上で6本以上推移していることを確認します。さらに、この期間中にCCIが+100ラインへ到達していることで、上昇トレンドが確立していると判断します。


CCIヒストグラムが0ラインより上で6本連続していれば、6本目以降は「青色」で表示され、上昇トレンドであることを示します。
❷上昇トレンドの継続中に、CCIが0ライン方向へ一時的に下落する調整の動きを待ちます。


CCIが0ライン付近まで下落することで、ZLR形成の準備段階に入ります。
❸CCIが0ライン付近でフック(反転)し、再び上昇方向へ推移するタイミングを確認します。さらに、SI(サイドワインダー)が緑または黄色、CZI(チョップゾーン)が3本以上連続してシアン色になっていることが条件です。


CCI確定後、15〜20ポイント以上の上昇を確認できれば、買いでのエントリーを検討します。
❹エントリー後、CCIの勢いが継続しているかを確認します。CCIが反転し始めたら、上昇トレンドの勢いが弱まっている可能性があると判断できます。CCIが下落方向にフック(反転)したタイミングを、ZLRで利益確定の目安として活用します。


こちらの画像はCCIのフックで決済する例ですが、ZLRではこのほかにも、ウッディーズCCIで定義されている決済ルールにより、ターゲットへの到達によって利益確定を行うことが可能です。
詳細はウッディーズCCIの決済ルールで解説していますので、チェックしてみてください。
ZLRの売りをチャートで解説
❶ZLRの売り(ショート)では、まずCCIが0ラインより下で6本以上推移していることを確認します。さらに、この期間中にCCIが-100ラインへ到達していることで、下降トレンドが確立していると判断します。


CCIヒストグラムが0ラインより下で6本連続していれば、6本目以降は「赤色」で表示され、下降トレンドであることを示します。
❷下降トレンドの継続中に、CCIが0ライン方向へ一時的に上昇する調整の動きを待ちます。


CCIが0ライン付近まで上昇することで、ZLR形成の準備段階に入ります。
❸CCIが0ライン付近でフック(反転)し、再び上昇方向へ推移するタイミングを確認します。さらに、SIが赤色または黄色、CZIが3本以上連続してダークレッド色になっていることが条件です。


CCI確定後、15〜20ポイント以上の下落を確認できれば、売りでのエントリーを検討します。
❹エントリー後、CCIの勢いが継続しているかを確認します。CCIが反転し始めたら、下降トレンドの勢いが弱まっている可能性があると判断できます。CCIが上昇方向にフック(反転)したタイミングを、ZLRで利益確定の目安として活用します。


ZLRのメリット・デメリット
ZLR(ゼロライン・リジェクト)は、トレンド継続を狙うWoodies CCIの代表的な順張り手法です。シンプルで視覚的に判断しやすいですが、相場環境によってはダマシも発生します。
メリット
- トレンド方向への押し目買い・戻り売りを狙いやすい
- CCIの反転でエントリーポイントを視覚的に判断しやすい
- 比較的シンプルで初心者でも理解しやすい
- トレンドが強い相場では大きく伸びやすい
デメリット
- レンジ相場ではダマシが増えやすい
- 0ライン付近で何度も反転すると判断が難しくなる
- CCIの角度や勢いを読む経験が必要
- LSMAやSIなど他の条件も確認する必要がある
どんなトレード手法にもパーフェクトはありません。ダマシによる損失を回避してトレードするにあたり、必ずエントリー時に損切りもセットして発注するようにしてください。
ZLRのダマシを回避する方法
ZLRは、CCIが0ライン付近で反発することでトレンド継続を狙う手法ですが、レンジ相場やトレンドの勢いが弱い場面ではダマシになることがあります。
ダマシを減らすためには、以下のポイントを確認することが重要です。
- CCIが鋭角に反転していること
- 0ラインを深く割り込んでいないこと
- LSMAの色がトレード方向と一致していること
- レンジ相場ではないこと
- SIに勢いがあること
また、ZLRが失敗したあとに形成される「ファミール・トレード」も重要なパターンで、これはZLRが2回発生するイメージです。
ZLRが失敗してCCIが再び0ライン方向へ戻ったあと、反転して0ラインを突破することで、新たなエントリーのシグナルとなる場合があります。ZLRが失敗してもすぐにトレードを諦めずに、スピーディーに損切りを行い、ファミール・トレードでのトレード機会に注目してみてください。
【Woodies CCI】ZLRまとめ
ゼロライン・リジェクト(ZLR)は、CCIが0ライン付近で反発する動きを利用した、Woodies CCIを代表する順張り手法です。
とくに重要なのは以下です。
- トレンド方向に沿っていること
- 0ライン付近で鋭く反発していること
- LSMA、SI、CZIがトレンド方向と一致していること
ZLRは単純にCCIの反転ではなく、押し目買い・戻り売りによって、再びトレンド方向へ動き出す局面を捉えるパターンです。
実際のトレードでは、「相場の勢い」「0ラインとの距離」「フックの角度」によって精度が大きく変わるため、チャートを繰り返し観察してパターン認識を磨くことが重要といえます。
まずは基本条件をしっかり理解し、過去チャートでZLRがどのように形成されているかを確認しながら練習してみてください。
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