GB100は、Woodies CCIの代表的な順張りパターンのひとつであり、「行き過ぎたZLR(ゼロライン・リジェクト)」とも呼ばれるトレード手法です。
通常のZLRが0ライン付近で反発するのに対し、GB100はCCIが反対側の±100ラインまで到達したあと、再び元のトレンド方向へ戻る動きを狙います。
一見すると逆張りのように見えるものの、本質は強いトレンドの押し目買い・戻り売りです。トレンドが継続する可能性が高い場面を狙うため、Woodies CCIでは初心者にも推奨されるパターンとして紹介されています。
この記事では、GB100の基本条件やエントリー方法、ダマシを回避するポイントについて詳しく解説します。
GB100とは?
GB100(GB)は、チャットルームの長年のトレーダーであった「GB007」にちなんで名付けられたWoodies CCIの順張りパターンです。
GB100(GB)は、いわばZLRの「行き過ぎた形」を狙う順張りパターンです。
ZLRが0ライン付近で反発する「通常の浅い反発」なら、GB100は、強いトレンドにおける深い一時的な調整となる、±100ラインでの押し目/戻りを示す「深い反発」です。
強いトレンドの押し目・戻り目が想定より深く入ったものの、強力なレジスタンス/サポート(±100ライン)で反発して、再び元のトレンドに戻る動きを狙います。
通常のZLRでは、CCIは0ライン付近で反発して元のトレンド方向へ戻る動きを狙います。しかしGB100では、CCIが0ラインを越えて反対側の±100ラインまで到達し、さらにその水準から反転して元のトレンド方向へ戻る動きを狙うのが違いとなります。
そのため、一見では逆張り的に見えるかもしれませんが、トレンド継続のパターンとなっています。
GB100の考え方は非常にシンプルです。トレンドに逆らう動きが一時的に強まったものの、最終的には元のトレンド方向へ戻るという市場心理を利用しています。
GB100の基本条件
GB100は、まずは先行するトレンドがあることが前提です。
CCIがトレンドの反対側へ進んで±100ラインを超えたあと、トレンド反転を示す「6本目の出現前」にフック(反転)することが、パターン完成の条件です。
つまり「5本まで」ならトレンド継続中と判断でき、とくに重要なのが「CCIが鋭い角度で戻ること」です。
書籍ではTLB(トレンドライン・ブレイク)が条件として解説されていますが、後期マニュアルの解説ではTLBがなくても有効なパターンとして扱われています。
そして、「±100ラインを越えたあと、元のトレンド方向へのフックでエントリー」できます。
その後、価格が元のトレンドラインまで戻ったあとに0ラインを通過し、さらに「±100ラインを突破したあたりで決済」します。
トレンド継続型であることから、基本的には元方向への戻りによる値幅を取ったら、深追いせずに利食いする設計となっています。
トレンドが強い場合、より利益を追求するなら、「フック・フロム・エクストリーム」で決済するのもいいでしょう。
GB100は「勢いのある移動平均の傾き」が出ているかが重視されていることから、SI(トレンドの強さ)の一致は必須ではなく、CZI(上昇・下降の明確なトレンド)が重視された設計です。CZIにシアン/ダークレッドが連続していれば、移動平均線が勢いよく伸びていて、価格のベース(移動平均線の傾き)は元のトレンドを向いていることになります。
なお、CZIの色ですが、最大2本までは一時的に変わっても問題ありません。
それよりも±100ライン方向のフック(戻り)やトレンドライン・ブレイクが重要で、フックするまでなら、CZIの色が多少もみ合っても構わないとウッディ氏は述べています。書籍の解説では、±100ラインの強い押し目/戻りの箇所で、シアンからダークレッドに変わっている画像もあります。
買いのセットアップとトレード条件


- CCIが0ラインより上に6本以上あり、上昇トレンドであること
- CCIが0ラインを下に抜け、反対側の-100ラインをさらに下回ること
- CZIに連続したシアン色が表示されること
- CZIが連続していれば、移動平均線の傾きが良好な上向きを示す
- CZIは最大2本までの色の乱れは許容
- SIの一致は必須ではない
- CCIは6本目のヒストグラムが出現する前に反転し、上向きにフックで買いサイン
- CCIのフックは鋭角なほど有利
- 売買サインにTLBは必須ではないが、発生によって信頼性が高まる
- 利益確定は、CCIが+100ラインを上方向にクロスしたとき
売りのセットアップとトレード条件


- CCIが0ラインより下に6本以上あり、下降トレンドであること
- CCIが0ラインを上に抜け、反対側の+100ラインをさらに上回ること
- CZIに連続したダークレッド色が表示されること
- CZIが連続していれば、移動平均線の傾きが良好な下向きを示す
- CZIは最大2本までの色の乱れは許容
- SIの一致は必須ではない
- CCIは6本目のヒストグラムが出現する前に反転し、下向きにフックで売りサイン
- CCIのフックは鋭角なほど有利
- 売買サインにTLBは必須ではないが、発生によって信頼性が高まる
- 利益確定は、CCIが-100ラインを下方向にクロスしたとき
GB100の買いをチャートで解説
❶GB100の買い(ロング)では、まずCCIが0ラインより上で6本以上推移していることを確認します。


CCIヒストグラムが0ラインより上に6本連続していれば、6本目以降は「青色」で表示され、上昇トレンドであることを示します。
❷CCIが0ラインを下に抜けて、反対側の-100ラインをさらに下回る動きを確認します。


❸±100ラインのCZI(チョップゾーン)に、連続したセアン色が表示されることを確認します。


CZIにセアン色が連続していれば、移動平均線の傾きが良好な上向きで、上昇トレンドであることを示します。エントリーする直前のタイミングにおいて、CZIは最大2本までは色が乱れていても問題ありません。
トレンドの強さを示す±200ラインのSI(サイドワインダー)の一致は必須ではありません。
❹CCIは6本目のヒストグラムが出現する前(5本目まで)に反転し、上向きにフック(反転)したら買いでエントリーします。
以下は3本目でフックした例です。


CCIのフックは鋭角なほど有利です。
売買サインにTLB(トレンドライン・ブレイク)は必須ではありませんが、発生によって信頼性が高くなります。上記のように、CCIの山を2点以上で結んでレジスタンスラインを引き、ブレイクアウトすれば、より上昇に期待ができるといえます。
❺CCIが+100ラインを上方向にクロスすれば、利益確定の決済注文を行います。


GB100の±100ラインのクロスでの決済の理由ですが、これは確実な利食いを目的としているからです。
しかし、Woodies CCIで共通の決済ルールとなる「フック」での決済でも問題ないと筆者は考えています。
GB100の売りをチャートで解説
❶GB100の売り(ショート)では、CCIが0ラインより下で6本以上推移していることを確認します。


CCIヒストグラムが0ラインより下に6本連続していれば、6本目以降は「赤色」で表示され、下降トレンドであることを示します。
❷CCIが0ラインを上に抜けて、反対側の+100ラインをさらに上回る動きを確認します。


❸±100ラインのCZI(チョップゾーン)に、連続したセアン色が表示されることを確認します。


CZIにセダークレッド色が連続していれば、移動平均線の傾きが良好な下向きで、下降トレンドであることを示します。エントリーする直前のタイミングにおいて、CZIは最大2本までは色が乱れていても問題ありません。
±200ラインのSIの一致は必須ではありません。
❹CCIは6本目のヒストグラムが出現する前(5本目まで)に反転し、上向きにフック(反転)したら売りでエントリーします。
以下は2本目の確定後にフックした例です。


CCIのフックは鋭角なほど有利です。
売買サインにTLB(トレンドライン・ブレイク)は必須ではありませんが、発生によって信頼性が高くなります。
上記では、0ライン付近でサポートラインをブレイクアウトしていますが、これはWoodies CCiの手法では強い下降を示すシグナルとなります。
❺CCIが-100ラインを下方向にクロスすれば、利益確定の決済注文を行います。


トレンドが強い場合、±100ラインのクロスで半分利食いし、その後のフックで残りのポジションを決済するように、トレードレベルに合わせて柔軟に調整するのがいいと筆者は考えています。
GB100のメリット・デメリット
メリット
- 強いトレンドの押し目買い
- 戻り売りを狙える
- 通常のZLRより深い調整からエントリーできる
- トレンド継続局面で大きな値幅を狙いやすい
- パターンの条件が比較的明確で判断しやすい
- Woodies CCIの中では初心者にも取り組みやすい
デメリット
- トレンドが弱いと単なる反転シグナルになる
- 6本ルールを超えるとパターンが無効になる
- 急角度のフックがない場合は期待値が低下する
- レンジ相場ではダマシが増えやすい
- CZIを確認しないと精度が低下する
GB100のダマシを回避する方法
GB100で最も重要なのは、強い先行トレンドが存在していることです。
CCIが±100ラインを超えたからといって、すべてがGB100になるわけではありません。元のトレンドが弱い場合は、そのままトレンド転換へ発展する可能性があります。
まず確認したいのは、CZIにシアンまたはダークレッドが長期間連続して表示されていることです。これは移動平均線の傾きが維持されていることを意味し、トレンド継続の可能性を示します。
また、CCIの反転角度にも注目してください。書籍でも繰り返し解説されているように、鋭い角度で±100ラインから反転するほど、元のトレンド方向への勢いが強いと判断できます。
信頼性を高めるためにも、トレンドライン・ブレイクにも注目するようにしてください。
- 6本目のバーが出現する前に反転している
- LSMAがトレンド方向と一致している
- トレンドライン(TLB)が発生している
- 0ラインへ素早く戻っている
上記の条件が揃うほど、GB100の信頼性が高くなります。
【Woodies CCI】GB100まとめ
GB100は、CCIが反対側の±100ラインまで到達したあと、再び元のトレンド方向へ戻る動きを利用した順張りパターンです。
「行き過ぎたZLR」とも呼ばれ、通常のZLRより深い押し目・戻りからトレンド継続を狙えることが特徴です。
パターン成立には、6本目のバーが出現する前にCCIが鋭い角度でフックすることが重要であり、CZIによるトレンド確認も欠かせません。
強いトレンドが発生している相場では非常に有効なパターンとなるため、ZLRとあわせて習得しておくことで、Woodies CCIの順張り戦略の幅を広げることができるでしょう。
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