MT4ではシステムトレード（自動売買）を行うことができますが、一般的な自分自身で売買判断をする裁量取引も行うことができます。
まずは裁量取引の操作について、わかりやすく解説していきます。
それではMT4の注文方法を見ていきましょう！
新規注文は、はじめに注文発注ウインドウの表示から
新規注文をするには、始めに注文発注ウィンドウを表示させます。
注文発注ウィンドウを表示させるには、次の4つの方法がありますので、自分に合った操作方法を選ぶとよいでしょう。
- メニューバーの「ツール」 → 「新規注文」をクリックして表示させる方法。
- ツールバーの「新規注文」ボタンをクリックして表示させる方法。
- 気配値表示の注文を出したい通貨ペアにカーソルを合わせ右クリックして表示させる方法。
- 注文を出したいチャート画面の上で右クリック → 「注文発注」 → 「新規注文」をクリックして表示させる方法。
このなかでも「チャート上の右クリック」が分かりやすいのでおすすめです！
成行注文で新規発注するには？
現在のレートで今すぐ新規発注したいときは、新規注文画面の注文種別で「成行注文」を選択します。
相場変動が激しいときに成行注文をすると、注文ボタンを押した時のレートと実際の約定レートが離れてしまうことがあります。
この注文レートと約定レートの乖離をスリッページといいます。
このような場合のときに、スリッページで不利な約定とならないようにコントロールするには、「提示価格との価格誤差を有効にする」にチェックを入れてください。
「最大価格誤差」でスリッページの許容幅を設定でき、注文がスリッページの許容幅を超える場合、注文の再提示が行われます。
- 通貨ペア・取引数量を選択します。（1.00 ＝ 10,000通貨となります。）
- 注文種別は「成行注文（新規または決済取引）」を選択します。
- 新規の売りの場合は「新規取引：成行売り」、新規の買いの場合は「新規取引：成行買い」をクリックすると取引が執行され、確認画面が表示されます。
指値・逆指値注文で新規発注するには？
あらかじめ指定したレートで取引をしたい場合は、指値または逆指値で注文をします。
約定する前の注文は取り消したり、設定値の変更が可能となっています。
成行注文と同様に、逆指値注文は相場の変動が激しいときは、設定したレートから離れたレートで約定することもありますので理解しておいてください。
- 通貨ペアと取引数量を選択します。（1.00 ＝ 10,000通貨となります。）
- 注文種別を「指値または逆指値注文（新規注文）」に設定します。
- 注文種別（Buy Limit・Sell Limit・Buy Stop・Sell Stop）を選択し、指値のレートを入力します。
- 有効期限にチェックを入れると、指値/逆指値の有効期限を設定できます。
- 「送信」をクリックすると、確認画面が表示されます。
新規の指値注文/逆指値注文に、決済指値（利食い）や決済逆指値（損切り）を設定することも可能です。
この場合は、「決済逆指値（S/L）」または「決済指値（T/P）」にレートを入力すれば、IFD注文またはIFD OCO注文として発注できます。
発注した指値注文/逆指値注文は、ターミナルウィンドウの「残高」「有効証拠金」「必要証拠金」「証拠金維持率」などの情報が表示される行の下に一覧で表示されます。
MT4で決済注文する方法はこちらの記事をご覧ください。
こちらの記事では、チャートの使い方からカスタムインジケーター、外部EAの導入方法まで解説しています。
また、スマートフォンやタブレット版のMT4の使い方は、別の記事でご紹介しています。
MT4業者のスプレッドや特徴を比較した記事はこちらです。
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