少額から取引できる魅力を備えたFX業者といえば、SBI FXトレードです。
そして業者選びにあたり、取引ツールの機能も重要となってきますよね。
SBI FXトレードのインストール版取引ツール「Rich Client NEXT(リッチ・クライアント・ネクスト)」は、強力な分析機能を搭載しています。
とくに注目なのが「自動トレンドライン」と、売買シグナル機能の「シグナルトレード」で、テクニカル分析の手間を軽減してくれる機能となっています。
つまりSBI FXトレードなら、少額から取引できるだけではなく、初心者のテクニカル分析をサポートしてくれる取引ツールを使うことが可能です。
それでは、Rich Client NEXTの特徴から使い方まで、詳しく解説していきます。
Rich Client NEXTの機能
まずはRich Client NEXTの特筆すべき機能をまとめました。
- 直近のローソク足を把握しやすいプライスボード
- スピーディーな発注ができる2WAY注文を搭載
- テクニカル指標、描画ツールが豊富で、自動トレンドライン機能がある
- チャート上で直感的に発注ができる
- 複数の画面を別々に表示できる、マルチモニターに対応
- 売買シグナルを表示機能「シグナルトレード」を搭載
とくに、レートを一覧で見れる「プライスボード」、売買シグナル機能のある「シグナルトレード」が秀逸です。
当日のローソク足が大きく見れるプライスボード
まずは取引画面から見ていきましょう。
画面左側にあるプライスボードに注目してください。
簡易チャートとレートパネルによって、値動きと現在レートをかんたんにチェックしやすい構成です。
簡易チャートとレートパネルの間にあるのは「当日のローソク足」で、他社製ツールではまず見られない機能です。
当日のローソク足が大きく表示されていることで、必然的にローソク足のニュアンスを読み取る取引に役立ちますね。
酒田五法やプライスアクションに注目したトレードと相性が抜群な取引ツールとなっています。
2WAY注文でスピーディーに発注!
SBI FXトレードの注文種類ですが、まず基本となるのが成行注文、指値注文・逆指値注文、OCO注文、IFD注文、IFD-OCO注文です。
さらに決済時は、自動で利益を追求可能なトレール注文ができたり、全決済やワンクリックでの決済にも対応しています。
このほか注目すべき注文方法が、2WAY注文(ツーウェイ注文)です。
2WAY注文は、スリッページ設定付きで、発注時に両建ての有無を選べる成行注文といったイメージです。
また成行注文と違って、プライスボード(売りレート・買いレートの部分)から直接発注できる特徴を備えています。
この2WAY注文ですが、スリッページと両建てするかの設定さえしておけば、レート部分のタップだけで売買が完結します。
そのため、デイトレードのような短期売買とかなり相性がいい注文となっています。
発注もできる高性能チャート
機能的に全部使わないんじゃない?って思う程、チャートには多くの機能が搭載されています。
テクニカル指標は全部で29種類(トレンド系10種類、オシレーター系19種類)が用意されています。
トレンド系テクニカル指標で注目なのが、自動トレンドラインとフィボナッチです。
これは他社ではあまり見かけないのですが、選ぶだけでトレンドライン、フィボナッチ・リトレースメントを自動描画してくれるテクニカル指標となっています。
どの範囲を算出の対象にするのか指定も可能です。
ちなみに自動トレンドライン、フィボナッチは両方とも、現在もリリースされている旧型のスマートフォンアプリに搭載されているので、こちらも合わせて試してみてください。
なおチャート上で右クリックすると、注文の種類が一覧表示されます。
以下はチャートの右端、現在レート付近で右クリックした例です。
この辺りで待ち構えて発注したいと考えているときでも、注文したいレートのあたりで右クリックすれば、指値注文・逆指値注文で直感的に発注することができますね。
新規注文後は、チャート上に表示されるアイコンを直感的に動かして発注レートを変更したり、決済することも可能です。
シグナルトレードでトレードチャンスを逃さない!
Rich Client NEXTでもっとも目玉機能と言えるのが、「シグナルトレード」です。
シグナルトレードとは、テクニカル指標ごとの売買シグナルをチャートに表示させることで、売買タイミングが把握しやすくなる機能です。
シグナルトレードには、以下の売買シグナルが対応しています。
- CCIによる±100%ライン超えからの戻り(逆張り)
- MACDのゼロライン上抜け/下抜け
- MACDとシグナルのゴールデンクロス/デットクロス
- ROCとゼロラインのゴールデンクロス/デットクロス
- RSIラインの30%ライン上抜け/70%ライン下抜け
- ストキャスティクスSLOWの20%ライン上抜け/80%ライン下抜け
- パラボリックSARのトレンド反転(逆張り)
- ボリンジャーバンドのσライン連続上抜け/連続下抜け(逆張り)
- 移動平均のゴールデンクロス/デッドクロス(5, 20)
- 一目均衡表_遅行スパンの25本前上抜け/下抜け
- 一目均衡表_転換線の基準線上抜け/下抜け
- 指数平滑移動平均のゴールデンクロス/デッドクロス(5, 20)
シグナル設定時に「表示する(シグナル点灯時にホップアップ)」で設定を行い、シグナルがチャート上に点灯したら、以下のように画面上で通知が行われます。
このまま任意の注文で、新規注文か決済ができます。
シグナルトレードを使えば、シグナル発動のチャンスを逃がすことなくトレードに生かすことができますね。
多彩な情報へ瞬時にアクセス
上部タブの「投資情報」からニュース、経済指標、マーケット情報(SBI FXトレードによるレポート等)の投資情報にアクセスできます。
各種シミュレーションでは「スワップポイントシミュレーション」「ロスカットシミュレーション」「積立FXシミュレーション」と、取引に役立つ多彩なシミュレーション機能が便利です。
プロ仕様のマルチモニターに対応
マルチモニター(複数のPCモニターに取引画面やチャートを表示させること)対応の取引ツールはあまり多くありませんが、Rich Client NEXTはマルチモニターに対応しています。
複数のモニターを繋いでいる方は、上部の「ファイル」→「MDI <–> SDI」で画面の表示形式を変更できます。
- MDI:各ウインドウが親ウインドウの中に表示される形式(標準)
- SDI:個々のウインドウを独立表示する形式
マルチモニター化は少数派かもしれませんが、SBI FXトレードで本格的なトレード環境を構築したい方はお試しされてみてはいかがでしょうか。
SBI FXトレードのRich Client NEXT【まとめ】
SBI FXトレードではWebブラウザ版のツールも提供していますが、FXがはじめての方は、ぜひ最初からRich Client NEXTを使ってみてください。
やはりテクニカル派トレーダーには、当日のローソク足に注目してトレードできるプライスボードが秀逸ではないでしょうか。
またシグナルトレードで売買タイミングを探れること、2WAY注文でチャンスを逃さず高速発注できることがRich Client NEXTのならではの魅力です。
参考リンク:SBI FXTRADE – Rich Client NEXT 操作マニュアル
このほか、他社でも売買シグナル機能を搭載したアプリやPC向け取引ツールを提供しています。
どういったツールなのか見てみたい方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。
「Rich Client NEXT」のスペック
足種 | 13種類
|
---|---|
通貨ペア数 | 30通貨ペア
|
チャートタイプ | ローソク足、バーチャート、ラインチャート |
テクニカル指標 | 29種類 【トレンド系】
|
描画オブジェクト | 21種類
|
画面分割 | チャート:最大30画面 マルチモニターに対応! |
注文機能 | ◯ |
比較チャート機能 | ✕ |
ニュース連動チャート | ✕ |
指定レート通知 | ◯ |
デモトレード | ✕ |
売買シグナル | ◯ |