ローソク足のチャートパターン分析でもっとも有名ともいえるのが、これから解説する「ダブルトップ」と「ダブルボトム」です。
相場を天底で捉えて上手くトレンドに乗ることができたら、大きな利益に期待ができる分析方法です。
FXでもっとも基本的なチャートパターンとなるダブルトップ、ダブルボトムの見方と、売買するときの具体的な使い方をご紹介します。
ダブルトップの見方
ダブルトップは、天井圏での「M」の形が目印となります。
まずはローソク足で、2つの山となる形状を見つけましょう。
上昇を続けた相場がサポートラインを下抜けて、さらにネックラインを下回ることで、ダブルトップが形成されます。
売りサイン
長期的な上昇トレンドにより、サポートラインから並行に位置するチャネルラインまで価格が上昇し、Aまで達します。
天井を形成後、Bまで下落したのち、再びCまで上昇します。
※上記のCはAと同じ水準ですが、Aを必ず上回らないのがルールです。CはAと同程度、もしくはAのやや下に位置するのが主流です。
Cで反転下落し、Bの水平ラインとなる❶の下方ブレイクアウトでダブルトップのフォーメーションが完成となります。
その後リターンムーブといって反転上昇する動きが見られやすく、Dからの上昇による反転の目安はネックラインの水平ラインとなるEの地点となります。
Eの反転により、CからEにかけてレジスタンスラインが形成され、この地点で戻り売りする方が信頼性は高いです。
トレンドが強いときはリターンムーブが見られない場面もあることから、❶の下方ブレイクアウトで打診売りしておき、Eの反転下落で追加でポジションを取る戦略もできます。
利食い目標は、Cからネックラインまでと同じ値幅を、Eから下方向で算出することができます。
ダブルボトムの見方
ダブルボトムは、大底圏での「W」の形が目印となります。
ローソク足では2つの谷となる形状を探します。
下落を続けた相場がレジスタンスラインを上抜けて、さらにネックラインを上回ることで、ダブルボトムが形成されます。
買いサイン
長期的な下降トレンドにより、レジスタンスラインから並行に位置するチャネルラインまで価格が下落し、Aまで達します。
大底を形成後、Bまで上昇したのち、再びCまで下落します。
※上記のCはAと同じ水準ですが、Aを必ず下回らないのがルールです。CはAと同程度、もしくはAのやや上に位置するのが主流です。
Cで反転上昇し、Bの水平ラインとなる❶の上方ブレイクアウトでダブルボトムのフォーメーションが完成となります。
その後リターンムーブといって反転下落する動きが見られやすく、Dからの下落による反転の目安はネックラインの水平ラインとなるEの地点となります。
Eの反転により、CからEにかけてサポートラインが形成され、この地点で押し目買いする方が信頼性は高いです。
トレンドが強いときはリターンムーブが見られない場面もあることから、❶の上方ブレイクアウトで打診買いしておき、Eの反転上昇で追加でポジションを取る戦略もできます。
利食い目標は、Cからネックラインまでと同じ値幅を、Eから上方向で算出することができます。
ダブルトップとダブルボトムのポイント
ダブルトップとダブルボトムは、相場が反転する天井と大底で出現するチャートパターンです。
発生頻度が低いヘッドアンドショルダーと比べると発生しやすいことから、ダブルフォーメーションは天底で定番ともなるチャートパターンです。
チャートパターンが形成されたと思っていても、ブレイクアウトや戻り・押し目のタイミングで、レートが反転して再びネックラインを抜けるような状況もありますが、このような場合は天井や大底ではなかった可能性が高いと言えます。
そして、ダブルトップやダブルボトムなどで天井・大底を見極める場合、チャートの足種が短い期間だとダマシも多くなりがちです。
チャート分析にあたり、日足などの長期間でトレンドラインを描画して、長期的な方向性を十分理解して分析していきましょう。
ダブルトップ・ダブルボトムの類似売買パターン
ダブルトップとダブルボトムは山・谷が2つずつですが、山・谷がそれぞれ3つ形成されるときは、トリプルトップ、トリプルボトムといいます。
トリプルトップ、トリプルボトムはダブルトップやダブルボトムに比べて上値、下値で跳ね返される回数が多く、天井・底をつける動きを見せやすいことから、トリプルトップやトリプルボトムの方が信頼性は高くなります。
そして、トリプルトップの真ん中の山が高いものをヘッドアンドショルダー(ヘッドアンドショルダーズ・トップ)、トリプルボトムの真ん中の谷が深いものをヘッドアンドショルダーズ・ボトムといいます。
こちらはさらに出現頻度が低くなるため、トリプルトップ、トリプルボトムよりも信頼性は高くなります。
チャートにサポートライン、レジスタンスラインを引いてトレンドライン分析をするようになってくると、「ヘッドアンドショルダー」に興味を持つ方も出てくるのではないでしょうか。[…]
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