ニュージーランドの通貨「NZドル(NZD)」の特徴と値動きの傾向

ニュージーランドドルは豪ドルとともに、高金利通貨の代名詞的存在でした。
多くのスワップポイントを受け取れることから、非常に注目を集めていましたが、今日オセアニア通貨の金利はそれほど高くはありません。

しかしながら米ドル/円などの通貨ペアに比べても、NZドル/円と豪ドル/円は証拠金が安く、ユーロやポンドほど値動きが激しくないことから、人気を得ている通貨ペアです。

ニュージーランドではそれほど資源はありませんが、NZドルは資源国通貨とも呼ばれたりします。
こういったNZドルの特徴や、値動き傾向について解説します。

ニュージーランドの基礎データ

ニュージーランドドルは、高金利が魅力!豪ドルに似た価格推移に注目しよう。

ニュージーランドの国旗
正式名称ニュージーランド
首都ウェリントン
中央銀行ニュージーランド準備銀行(RBNZ)
通貨単位NZドル($)、セント(¢)
* 主要輸出国中国、オーストラリア、アメリカ、日本、韓国
* 主要輸入国中国、オーストラリア、アメリカ、日本、韓国

* 貿易量の多い国順 2018年のデータ(世界貿易投資報告 | ニュージーランド – ジェトロ

値動きの大きさ情報量の豊富さ金利の高さ

NZドルの特徴を知ろう!

まずはニュージーランドの産業について見ていきましょう。

ニュージーランドの輸出入は、中国とオーストラリアの占める割合が高いです。
同じオセアニアのオーストラリアとは地理的にも近く、経済的にも結びつきが強いことから、NZドルは豪ドルの値動きに牽引されやすい特徴があります。
近年では、中国との貿易が盛んであることから、中国の経済動向からの影響度も高まってきています。

NZドルも豪ドルと同じように資源国通貨と呼ばれたりしますが、実はニュージーランドは、オーストラリアのように鉱物資源が豊富に採れるわけではありません。
主な産業は、畜産や酪農による農業、そして工業は畜産物の加工が中心です。

ニュージーランドの景色
畜産などの農業がさかんなニュージーランド

ニュージーランドの場合は、こういった農産物の値動きに合わせてNZドルも動きやすいため、資源国通貨と呼ばれているからくりなのです。

特にミルク価格は、NZドル相場を見ていく上で重要な指標となり、例えば、農産物の商品市場で価格が上昇していれば、NZドルは買われる傾向があります。
また農産物が豊富であることから、干ばつや豪雨などの自然災害の影響も受けやすい通貨であることも覚えておきましょう。

NZドルはフォンテラ社に注目!

ニュージーランドのフォンテラ社は、世界最大手の乳製品輸出会社です。
1企業といえど、ニュージーランドは輸入の1/4を畜産製品が占めるほど割合が高いです。
そのため畜産製品のなかでも、この乳製品価格がNZドル相場に影響を与えやすいのが特徴です。

フォンテラ社が主催する乳製品電子オークション(グローバル・デイリー・トレード, GDT)では、はGDT価格指数(GDT Price Index)が公表されます。
GDT価格指数は乳製品の国際価格を示す指数であり、ニュージランドの経済指標のなかでも速報性が高く、NZ・貿易収支の先行指標ともなります。

オークションの入札結果は月に2回、第1/第3火曜日の日本時間21:00(現地が標準時間で日本が夏のときは21:30)に公表にされており、乳製品価格の上昇は買い要因、下落は売り要因となります。

発表の際には対豪ドルで変動する傾向もありますので、豪ドル/NZドルの動向にも注目してみてください。

 

またNZドル/円のトレードをするなら、フォンテラ社の株価も押さえておくと便利です。

NZドル/円の値動き傾向は?

FXの1日は、もっとも早くスタートするニュージーランドのウェリントン市場から始まります。

さまざまな通貨があるなかで、NZドルは冬時間で5:00頃、夏時間で4時頃から早朝から売買が行われるため、比較的早い時間帯から動きやすいのが特徴です。
世界の外国為替市場の流れ

NZドル/円の売買をするなら、シドニー市場のはじまりとともに、相関性のある豪ドル/円の値動きも注目すべきポイントです。

豪ドル/円にトレンドが出たら、NZドル/円も同じ方向性に動きやすくなります。

外国為替市場の取引時間(オセアニア)

ただ豪ドルと同様、早朝から取引されているものの、もっとも活発に動き出すのは日本時間の夕方と深夜です。
クロス円の取引は米ドルの値動きの影響がもっとも大きく、また世界で2番目に取引量の多いユーロから影響を受けるためです。

 

それでは、NZドルは1日の中でどのような価格の変動率があるかチェックしてみました。

ブルーのラインのATRは、上昇すれば価格の変動率が大きく、下降すれば変動率が小さいことを表すテクニカル指標です。

NZドル/円の価格変動率
参考チャート:ゴールデンウェイ・ジャパン [NZドル/円 1時間足 2016年3月下旬〜4月上旬頃のデータ]
アメリカの経済指標のコアタイム 21:00〜23:00と、ユーロ圏が動き出す15:00〜17:00頃に、価格変動率が高まっているのが確認できます。
また他の通貨とは異なり、早朝から朝(03:00〜07:00)にかけても変動しやすい特徴が現れています。

午前中からお昼頃まではニュージーランド、オーストラリア、中国の経済指標が大きな変動要因となりやすいので、注目していきましょう。

NZドルの変動要因となる、ニュージーランドの経済指標

高金利通貨であるNZドルの行方を見ていく上で、ニュージーランド中央銀行による政策金利発表は極めて重要です。
また失業率やGDP、CPIは景況感の判断に役立ちます。
農産物輸出に依存度が高いことから、貿易収支もNZドルの変動要因として注目が集まっています。

  • RBNZ(NZ中銀)政策金利発表
  • NZ・雇用統計(失業率)
  • NZ・四半期GDP(国内総生産)
  • NZ・消費者物価指数(CPI)
  • NZ・貿易収支

ニュージーランドやオーストラリア、中国の経済指標を詳しく知りたい方は、下記ページもご参考にしてみてください。

NZドルの取引に向いているFX会社は?

デイトレードなど短期売買目的なら、低スプレッドの業者を選ぶことでより収益化しやすくなります。
JFXはNZドル/円をはじめ、業界最狭水準のスプレッドが魅力です。

GDP価格指数はFX業者のニュースで配信されないことも多いですが、JFXでは配信されています。
スマホアプリでも確認できるので、口座を用意しておくと便利です。

GDT価格指数はJFXのスマホアプリで配信されている

またフラン/NZドル、ポンド/豪ドル、ユーロ/豪ドルのように、ポンドやユーロなど欧州通貨とオセアニア通貨の組み合わせは、ボラティリティの高さが魅力です。
大きな変動を求める中級トレーダーが好んで取引していますが、JFXにはこういった通貨ペアも用意されています。取引の推奨はしませんが、レベルアップしたら挑戦を検討してみてもいいかも知れませんね。

 

スプレッドとスワップポイントの比較は、以下ページでご確認ください。

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