ポーランドの通貨「ポーランドズロチ(PLN)」の特徴と値動きの傾向

ポーランドの通貨「ポーランドズロチ」の特徴を解説します。

ポーランドの基礎データ

ユーロとの相関性が非常に高く、現在スワップ狙いで注目の通貨!

ポーランドの国旗
正式名称ポーランド共和国
首都ワルシャワ
中央銀行ポーランド国立銀行
通貨単位ポーランドズウォティ(PLN)、(gr,補助単位)
* 主要輸出国ドイツ、チェコ、イギリス、フランス、イタリア
* 主要輸入国ドイツ、中国、ロシア、イタリア

* 貿易量の多い国順 2018年のデータ(世界貿易投資報告 | ポーランド – ジェトロ

値動きの大きさ情報量の豊富さ金利の高さ

ポーランドズロチの特徴を知ろう!

ポーランドの首都、ワルシャワの様子
ポーランドの首都、ワルシャワの様子

ポーランドズロチはFXで注目を集めつつある、ポーランドの通貨です。
東欧の国であるポーランドというと、あまりイメージが湧かない方も少なくないでしょう。
ここではポーランドの基礎的な国情から通貨の特徴まで解説していきます。

まず欧州圏であるポーランドはEU加盟国です。
そのかわり通貨としてのユーロは採用しておらず、自国通貨のズロチを採用しています。
正しくはズウォティと呼びますが、国内ではズロチ(ときにはズオチ)と呼ばれるのが一般的です。

ポーランドの通貨、ズウォティ(ズロチ)
ポーランドの通貨、ズウォティ(ズロチ)

東欧というとそれほど経済的に豊かではないイメージがあるかも知れません。
しかしポーランドはというと、2004年にEU加盟してから順調に経済成長を続け、東欧・中欧において唯一、経済大国となった国です。

ポーランドは治安が良いことで知られており、とくに注目なのが物価の安さです。
日本に比べてもヨーロッパは全体的に物価が高いですが、ポーランドはというと日本のおおよそ1/3くらいといったところでしょうか。

 

通貨としてのユーロを採用しない理由は、経済力だけではありません。

以前にギリシャの財政赤字問題がEU圏全体に広がった過去もありました。
ポーランド政府はこういった単一通貨を採用することによる、不透明なリスクを懸念しているのでしょう。

また一般にユーロを採用すると物価の上昇、すなわちインフレが起きやすい傾向があります。
堅調な経済成長の要因としては、個人消費を中心とした内需の規模が大きいことも一因です。
そのため急激なインフレを避けるためにも、当面の間はポーランドがユーロを導入することはないと考えられています。

ポーランドズロチ/円の値動き傾向は?

東欧最大の新興国だけあって、対ユーロの為替相場は安定して推移しています。

為替には「同じように動く通貨」「正反対の動きをする通貨」があります。
これらを測る指標に相関係数を使った統計がありますが、ポーランドズロチはユーロに対し「正の相関関係」をもつ通貨ペアです。

コモディティ情報サイトのasumiru.comではFX相関係数ランキングが日々公開されています。
以下URLコピーし、ブラウザバーに貼り付けるとデータを閲覧できます。
(閲覧には問題ございませんが、非httpsですので直接リンクしていませんのでご了承ください。)

http://www.asumiru.com/fxchart/select/fx_correl.pdf

ご覧いただくと、ユーロ/円、ポーランドズロチ/円は相関係数が高いことが確認できるかと思います。
対円で見ても新興国通貨を含めると膨大な組み合わせがありますが、ポーランドズロチ/円はユーロ/円にもっとも似た動きをしやすい、という特徴を備えているのですね。

2019年5月時点のチャートを見てみましょう。

こちらは直近5年間の週足チャートで、ローソク足がポーランドズロチ/円、ラインチャートがユーロ/円となります。

ポーランドズロチ/円とユーロ/円 2014年5月〜2019年5月 直近5年間の週足チャート

ユーロ/円に相関した動きをしているのが確認できますね。また値動きの変動幅はユーロ/円の方が大きいことも分かります。

 

なおポーランドズロチがよく取引されている時間帯ですが、基本的には隣国であるドイツと同一であると考えて問題ありません。

外国為替市場の取引時間(EU圏)

ポーランドズロチの取引をしたいと考えている方は、ほとんどが長期保有目的だと思いますが、ユーロが動く時間帯の経済指標や要人発言に注目していくのがいいでしょう。

ポーランドズロチの変動要因について

ポーランドは天然資源がそれほど豊かではく、原油や天然ガスの多くをロシアに依存しています。現在ロシア産原油の品質悪化問題もあり、ロシアに対する高いエネルギー依存度からの脱却が大きな課題となっています。

またマーケットで今話題となっているのが、関係が悪化する米中の対立と、イギリスのEU離脱問題がありますが、ポーランドズロチに直接の影響がなくとも、連動するユーロの動きには注目していくべきでしょう。

なおスワップポイント狙いのトレードでもっとも肝心となるのが、「政策金利」です。

以下グラフは直近10年の推移です。

ポーランド過去10年間の政策金利推移(ポーランド 公定歩合発表)

2014年10月に2.5%→2.0%、2015年3月に2.0%→1.5%と利下げが行われました。2015年後半以降は1.5%で据え置きとなっていますが、今後さらに利下げが行われたらユーロ/円とのスワップサヤ取り手法が通用しなくなる可能性がある点には、十分に注視していきましょう。

ポーランドの政策金利をグラフで閲覧できるサイトは少ないですが、TRADING ECONOMICSなら長期の推移が見やすいのでおすすめです。

https://jp.tradingeconomics.com/poland/interest-rate

 

なお、値動きのきっかけとなるユーロ圏の経済指標はこちらでご紹介しています。

ポーランドズロチ/円(PLN/JPY)を取り扱うFX会社

ユーロ/円で売り、ポーランドズロチ/円で買いを行う、いわゆる相関異通貨ペアの両建てトレードが今注目を集めていますす。
これは両建てで売買による損益を相殺しつつ、スワップ差のみを狙っていく手法となります。

しかしポーランドズロチの取り扱い業者はそれほど多くはありません。

そのためFXプライム byGMO、ヒロセ通商、くりっく365取り扱い業者(GMOクリック証券、岡三オンライン証券など)、サクソバンク証券から選択する形となります。

こういったスワップ狙いのサヤ取りを行う場合、買いで保有する業者、売りで保有する業者に分けるやり方もありますが、ユーロ/円の売りはマイナススワップが大きくなってしまうケースもあるので、業者選びは慎重に行いたいところです。
このほかにスプレッドの狭さや、1,000通貨に対応しているかどうか、また取引量によってはそれなりの証拠金が必要になってきます。
さらにスワップポイントはユーロ/円が低く、ポーランドズロチ/円が高いほど収益化しやすくなります。

結論でいうと、この手法を最初に公開したことで話題となったFXプライム byGMOで始めるのが、現時点で最良な選択だといえます。

 

このサヤ取り手法については、詳しく解説する以下記事もご覧ください。

おすすめFX会社をご紹介!

FXプライム byGMOは *ユーロ/円の売りスワップは0円〜3円、*ポーランドズロチ/円の買いスワップは8円でほぼ固定で提供しているため、長期的にスワップ狙いしやすい業者です。

証拠金はユーロ/円の *約48,090円に対し、ポーランドズロチ/円は *約11,187円ですので、割合でいうと *1:4.3となります。
1,000通貨でざっくり表すと、ユーロ/円の売りが0.1Lot、ポーランドズロチ/円の買いが0.4Lotです。

ただし10,000通貨未満は片道3銭の売買手数料がかかってしまいます。
手数料無料でトレードするなら、ユーロ/円の売りを1Lot、ズロチ/円の買いを4.3Lotのように1Lot以上で発注するのがおすすめです。

* 2019年11月21日時点

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