ROCの見方・使い方【テクニカル指標・オシレーター系】

テクニカル指標・オシレーター系

こちらのページでは、ROCの見方・使い方について解説していきます。

 

ROCはRate Of Changeの略で、直訳すると変化率のことを指す、モメンタムの修正版となるオシレーター系のテクニカル指標です。

一定の周期で値動きをするレンジ相場を分析することで、相場の強弱や勢い、転換を見極めるためにROCが使われています。

 

モメンタムは単に「過去の値動き幅」で計算されていますので、レート変動に大きく上下があると、モメンタムの数値も大きく変わってきてしまいます。

これに対し、ROCは「過去の値動きの上昇率・下落率」をパーセントで表していることから、相対的に変化の判断ができることになります。

 

ベースであるモメンタムの計算式は、「当日の終値 - 直近n日の終値」です。

ROCの場合は、「(当日の終値 - n日前の終値) ÷ n日前の終値 × 100(%)」となります。

パラメーターは10日、20日、25日が一般的に多く使われていますが、短期間や、週足などの長期間で使うことも可能です。

ROCの見方と使い方を知ろう!

ROCの見方は、基本的にはモメンタムと全く一緒です。

100ラインが強弱の基準点となりますが、チャート提供会社によっては「0」が基準となることもあります。

参考チャート:外為どっとコム 米ドル/円 日足 2016年3月〜7月頃

ROC

ROCが100より上なら強気相場。

ROCが100より下なら弱気相場。

 

100ラインがトレンドの境界となりますので、抜けた方向にエントリーするのがROCの基本的な使い方です。

ROCの売買シグナル

上昇トレンドで100を上抜いたら、買いサイン。

下降トレンドで100を下抜いたら、売りサイン。

 

100ラインを抜けてからもなお、上昇(下降)が続いていたら、相場に勢いがあることを示すシグナルとなります。

ROCの位置でトレンドの勢いを判断

100より上で上昇していれば、上昇の継続を示唆する。

100より下で下降していれば、下落の継続を示唆する。

 

また、ROCの傾き加減ではトレンドの強さを判断することができます。

ROCの角度でトレンドの強さを判断

角度が急であるほど勢いが強く、100付近で角度が横ばいであるほど相場に方向性がないことを表します。

ROCの反転で、売買タイミングを探る

オシレーター系指標ですので、反転のタイミングを図ることができます。

モメンタムと同じく、前回の高い(低い)水準の位置での反転に注目してみてください。

参考チャート:外為どっとコム 米ドル/円 1時間足 2016年5月

ROCの反転

離れた位置で反転すれば、強いトレンド転換を示唆しますので、決済の目安にすることができます。

反転をエントリーポイントにすることもできますが、ローソク足にトレンドラインを描いて押し目買い・戻り売りを狙ったり、ROCの0ライン上抜け(下抜け)のブレイクアウト狙いだと、利幅は小さくなるもののシグナルの信頼性が高くなります。

ROCのダイバージェンス

ダイバージェンスとは、価格とオシレーター系指標の逆行現象のことです。

これは、価格は上昇(下降)しているが、ROCは下降(上昇)している値動きとなっていればダイバージェンスが発生していることになります。

参考チャート:外為どっとコム 米ドル/円 日足 2015年11月〜2016年2月頃

ROCのダイバージェンス

価格はの安値と安値は下降しているが、ROCの安値と安値が上昇していれば買いサイン。

価格はの高値と高値は上昇しているが、ROCの高値と高値が下降していれば売りサイン。

相場が天井圏/底値圏で推移しているときにダイバージェンスが現れたら、トレンド転換の信頼性はより高くなります。

ROCの注意点は?

ROCは期間の設定次第で、動き方が大きく変わってきます。出来る限り移動平均線などのトレンド系を中心とした分析を行いながら、ROCで勢いや強弱を見つつ、エントリー・エグジットを図るのがよいと思います。

 

また、ROCの天井・底はパラメーターの期間や通貨ペアによって異なります。

チャートを表示させてみて、過去の転換となっているラインを基準にして判断に使うようにしてください。

 

モメンタム同様、先行性のある指標ですので、最適なパラメーター設定を行い、シグナルの精度を高めて分析していくようにしましょう。

【まとめ】ROCの売買サインなど

基本的な使い方をまとめました。

ROCの基本

ROCが100より上なら強気相場、下なら弱気相場。

100より上で上昇していれば、上昇の継続を示唆する。

100より下で下降していれば、下落の継続を示唆する。

前回の天井・底付近で反転したら決済のポイントにする。

ROCの買いサイン

上昇トレンドで100を上抜いたら、買いサイン。

価格はの安値と安値は下降しているが、ROCの安値と安値が上昇していれば買いサイン。

ROCの売りサイン

下降トレンドで100を下抜いたら、売りサイン。

価格はの高値と高値は上昇しているが、ROCの高値と高値が下降していれば売りサイン。


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