モメンタムの見方・使い方【テクニカル指標・オシレーター系】

こちらのページでは、モメンタムの見方・使い方について解説していきます。

モメンタムとは?

モメンタム(Momentum)は直訳すると「勢い」「はずみ」のことで、相場の勢いや強弱を分析するオシレーター系の代表的なテクニカル指標です。

同じオシレーター系であるMACDやCCIとともに、モメンタムもまた先行指標の位置付けとなります。
この先行指標はローソク足に先行してシグナルが現れやすい指標のことを表しますが、確実なものではありませんので注意するようにしてください。

チャートにモメンタムを表示させた例

モメンタムの売買サインとしては、相場の勢いが加速したトレンドのある方向性に追随してエントリーします。
オシレーター系ではあるものの基本的には順張り指標となりますが、逆張りでも使えます。

モメンタムの計算式は、当日の終値から直近n日の終値を引いて算出される非常にシンプルなもので、短期的な分析に有効的となっています。

計算式

モメンタム = 当日の終値 – 直近n日の終値
n日は、日足であれば10日がポピュラーで20日、25日も使われています。

モメンタムの見方と使い方を知ろう!

まず、モメンタムは0(ゼロ)が強弱の基準となります。
つまり、0以上なら強気相場、0以下なら弱気相場と判断していきます。

以下はもっとも基本的な使い方ですが、0の上抜け・下抜けを売買のシグナルとする方法です。

モメンタムは0の上抜け・下抜けを売買シグナルにできる
参考チャート:GMOクリック証券 [米ドル/円 日足 2016年2月〜6月頃]

モメンタムが0を上抜いたら、上昇の勢いが強いと判断して買いサイン。
モメンタムが0を下抜いたら、下降の勢いが強いと判断して売りサイン。

そして、モメンタムが0を抜いた方向性に上昇・下降が継続していれば、そのトレンドは勢いがあることになります。

モメンタムでトレンドの強さを判断する

0を上抜き、さらに上昇していればトレンド継続を示唆する。
0を下抜き、さらに下降していればトレンド継続を示唆する。

モメンタムが頻繁に0を交差するときはシグナルとして機能しなくなりますので、注意が必要です。

モメンタムが頻繁に0を交差するときは注意

GMOクリック証券のプラチナチャートプラスは「シグナル」という線も表示されていますが、これはモメンタムの平均線です。
シグナルラインの傾きで、トレンドの方向性を見ていくやり方がベターです。表示できないチャートが大半なので、使ってみたい方はGMOクリック証券がおすすめです。

モメンタムの傾きでトレンドの強弱を判断する

為替レート自体が上昇・下降しているものの、上昇・下降していたモメンタムの傾きが緩やかになってきたら、上昇力・下降力が弱まっていることを示します。

価格は上昇しているが、モメンタムの上昇が緩やかになってきたら上昇力が弱まっている。
価格は下落しているが、モメンタムの下落が緩やかになってきたら下降力が弱まっている。

こういった相場のときは、順張りではなく逆張りや押し目買い、戻り売りが有効的な局面となったりします。

モメンタムを逆張りに使う手法

逆張りを仕掛けるときは、一定の変動幅で推移するレンジ相場のときです。

売られすぎの水準で反転したら買いサイン。
買われすぎの水準で反転したら売りサイン。

買われすぎや売られすぎの水準ですが、モメンタムはストキャスティクスやRSIのように±100%の範囲で推移する指標ではありませんので、極端に上がったり下がった地点を目安にしてみてください。

ローソク足とモメンタムのトレンドライン分析手法

ローソク足にトレンドラインを描き、ブレイクアウトを狙った手法は一般的に行われていますが、モメンタムでもトレンドラインで分析することができます。

ローソク足とモメンタムのトレンドライン分析
参考チャート:GMOクリック証券 [米ドル/円 日足 2016年3月〜5月頃]

ローソク足、モメンタムともに高値(安値)を更新したら、その後さらにトレンドが続く可能性が高くなります。
両方にトレンドラインを描いて同じ方向にブレイクアウトしたら、信頼性はより高まり、勢いは加速していると判断ができますね。

モメンタムのダイバージェンス

為替レートとモメンタムが乖離する動きを見せたら、トレンドの終焉か転換となる可能性が高まります。
価格とモメンタムの動きが逆行する現象(ダイバージェンス)が現れたら、トレンド転換を示すシグナルとなります。

オシレーター系テクニカル指標に見られるダイバージェンスは、出現頻度が低い分信頼性は高いとされています。

モメンタムのダイバージェンス
参考チャート:GMOクリック証券 [米ドル/円 日足 2015年11月頃]

価格の安値は更新しているが、モメンタムが上昇していれば買いサイン。
価格の高値は更新しているが、モメンタムが下落していれば売りサイン。

モメンタムの注意点は?

モメンタムを順張りで使うにあたり、ダマシが多くなることもしばしばあります。
比較的短期での分析が想定されていることから、突発的な変動の影響を受けやすいことがその理由です。
日足などの長い時間足で分析をする、モメンタムの設定期間を長くする、トレンド系の指標を併用するなどして、ダマシを極力排除して分析するようにしてください。

【まとめ】モメンタムの売買サインなど

基本的な使い方をまとめました。

モメンタムの基本

モメンタムでは相場の勢いや強弱を分析する。
0を抜けた方向に継続して推移すれば、強いトレンドを示す。
価格は上昇(下降)しているが、モメンタムが緩やかになったらトレンドの弱まりを示す。

モメンタムの買いサイン
  • モメンタムが0を上抜いたら、上昇の勢いが強いと判断して買いサイン。(順張り)
  • 売られすぎの水準で反転したら買いサイン。(逆張り)
  • 価格の安値は更新しているが、モメンタムが上昇していれば買いサイン。(押し目買い)
モメンタムの売りサイン
  • モメンタムが0を下抜いたら、下降の勢いが強いと判断して売りサイン。(順張り)
  • 買われすぎの水準で反転したら売りサイン。(逆張り)
  • 価格の高値は更新しているが、モメンタムが下落していれば売りサイン。(戻り売り)

各社のチャート機能は、こちらのページで詳しくご紹介しています。

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