移動平均線はFXチャート分析の基本!見方と使い方を解説

こちらのページでは、移動平均線の基礎から見方、使い方について解説していきます。

チャート分析にはさまざまなやり方がありますが、FX初心者の方がこれからチャート分析を始めるなら、もっともスタンダードであり、重要なテクニカル指標である移動平均線から学ぶといいでしょう。
移動平均線は、FXのみならず株取引でも広く利用されていますので、これから投資を行っていく上で、使い方を身に付けることは必須項目だと言えます。

移動平均線とは?

まず移動平均線の概要について見ていきましょう。
移動平均線とは、「過去の一定期間の為替レートの平均値」を表すテクニカル指標です。

短期移動平均線、中期移動平均線、長期移動平均線
参考チャート:YJFX!

細かな値動きに翻弄されないためにレートを平均化させることで、日々動く為替の動向がより捉えやすくなる特徴を備えています。

FX会社のチャート設定では5、10、13、21、25、50、75、90、200などの期間が選択でき、例えば5日であれば「過去5日間の終値のレートの平均値」として表されます。

過去の一定期間の平均値としてチャートに表示させる移動平均線ですが、それぞれの期間ごとに短期移動平均線、中期移動平均線、長期移動平均線と呼ばれます。

一般的には短期が5日、中期が13日、長期が21日などと初期設定されていますが、長期目線での売買なら期間を長くしたりと、自分に合った期間を探してみるのもいいでしょう。

移動平均線を使って売買のポイントを探る手法に、グランビルの法則があります。これを編み出したジョセフ・E・グランビルによって、移動平均線は広く利用されるようになりました。

メジャーな移動平均線にはSMA、EMA、WMAがある

移動平均線にはSMA、EMA、WMA、GMMAなどがありますが、この中でも、特にSMAとEMAがよく使われています。

  • SMA(単純移動平均線)
    • もっとも基本的な移動平均線。通常、移動平均線というとこのSMAを指します。
    • 過去チャートの平均値から計算されるので、直近の値動きからはやや遅れますが、大きなトレンドを見るのに適しています。
  • WMA(加重移動平均線)
    • より直近の値動きを重視させた指標です。
    • レンジ相場や乱高下しているときはには適していませんが、緩やかな相場では効果を発揮します。
  • EMA(指数平滑移動平均線)
    • WMAよりもさらに直近の価格に比重を置いた移動平均線です。
    • 直近の値動きに敏感に反応するので、SMAよりもトレンドの転換を早めに確認ができます。
  • GMMA(複合型移動平均線)
    • WMAを12本表示させた移動平均線です。
    • 複数の移動平均線を用いて、相場の方向性や売買シグナルを捉えようとするのが特徴です。

移動平均線は英語で「Moving Average」といい、投資家の方は頭文字をとってMAと呼んだりします。例えば、21日のSMAであれば21MAと略されます。

移動平均線は他にもいろいろある

あまりメジャーではありませんが、この他にもいくつか種類があります。
すべてを覚える必要はありませんが、参考として頭の隅に入れておいてもいいかも知れません。

  • DMA(Displaced Moving Average, ずらした移動平均線)
  • SMMA(Smoothed Moving Average, 平滑移動平均線)
  • LWMA(Linear Weighted Moving Average, 線形加重移動平均線)
  • RMA(Running Moving Average, 修正移動平均線)
  • TMA(Triangle Moving Average, 三角移動平均線)

このなかではDMAを愛用するプロトレーダーも多くいます。DMAの使い方はこちらで解説しています。

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移動平均線の見方

移動平均線の見方として、上昇しているのか、下降しているのか、またその角度も判断材料とされています。

移動平均線が上向きの状態で、ローソク足の上に推移すれば上昇トレンドと判断する。
移動平均線が下向きの状態で、ローソク足の下に推移すれば下降トレンドと判断する。
ローソク足が移動平均線を上抜いて買いサインと見る。
ローソク足が移動平均線を下抜いて売りサインと見る。
サポートライン、レジスタンスラインの目安にする。

オシレーター系テクニカル指標のMACDはEMA(一般的に、12日と26日)を使った指標です。MACDも売買ポイントを探る指標として人気があり、EMAがベースなだけにトレンドを見るのに利用することもできます。

長期移動平均線とローソク足の位置関係に着目せよ!

以下画像のゴールデンクロスした地点に着目してください。

移動平均線のゴールデンクロス
参考チャート:YJFX! [米ドル/円 日足 2018年3月〜11月頃]
クロスする前に、ローソク足が長期SMAを抜いているのが分かりますね。つまり長期SMAをローソク足が上抜いて買いサイン、下抜いて売りサインとなります。
このように、ローソク足が長期移動平均線を上抜いてゴールデンクロスとなり、さらに短期移動平均線の上で推移するケースであれば、非常に強いトレンド相場が形成されていることを表します。

移動平均線を売買サインとして見るとともに、ローソク足が長期SMAの上に位置するなら上昇トレンド、下に位置するなら下降トレンド、横ばいならトレンドがない状態であるように、長期線とローソク足の位置関係を見るだけで、相場の流れをかんたんに読むことができるのです。

トレードスタイルに合わせた移動平均線の使い方

移動平均線はトレードスタイルに合わせたローソク足に表示させて使います。
スキャルピングするのに月足を使ったり、スイングトレードするのに5分足を使っても全く意味がありません。
短期売買には短期のローソク足を、長期売買には長期のローソク足を表示させて分析を行いましょう。

移動平均線のパラメーター(設定)は変更してカスタマイズもできますが、最初のうちはあまり気にしなくてもいいと思います。
初期設定が「5日・25日・75日」の3種類だとすれば、一応5分足でも1時間足でも月足でも機能します。まずはデフォルトで分析してみて慣れてきたら、自分に合った表示期間を試してみてもいいと思います。

移動平均線を使った有名な売買サインとして、グランビルの法則から成るゴールデンクロス・デッドクロスがあります。
こちらのページにも例を載せましたが、ゴールデンクロスとデッドクロスの売買サインはとても分かりやすいので、FX初心者の方でしたら一番最初のチャート分析術として身に付けるようにしてください。

移動平均線の売買シグナルが見れるツール

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