フィボナッチ・リトレースメントの見方・使い方 – 押し目と戻りの分析術

FXでは、押し目買い・戻り売りのタイミングを見るのにフィボナッチ・リトレースメントという分析手法があります。
これは、相場がどのくらいの水準で戻るのかを分析する手法であり、FX会社のテクニカル指標にも標準で搭載されています。

フィボナッチとは、13世紀イタリアの数学者「レオナルド・フィボナッチ」が考えだした数列のこと。
自然界や建造物などで美しいと感じられるモノは、黄金比(1:1.618、約5:8)で成り立っているという法則。
例. ギリシャのパンテノン神殿、エジプトのピラミッド、名刺、植物など。

なおフィボナッチ系のライン描画にはフィボナッチ・ファン、フィボナッチ・アークなどさまざまな種類がありますが、単にフィボナッチと呼ばれるときは「フィボナッチ・リトレースメント」のことを指します。

それでは王道のフィボナッチ・リトレースメントについて見ていきましょう。

フィボナッチ・リトレースメントの見方・使い方

FXにおけるフィボナッチ・リトレースメントでは通常、0%〜100%のうち「0%」「23.6%」「38.2%」「50%」「61.8%」「100%」と6つの数値で分析が行われます。

それぞれの意味合いは下記画像をご覧ください。

まず上昇トレンドのときは、押しを探っていきます。
今後も上昇が続くと想定するとき、ある程度下がったところで買いたい地点をフィボナッチ・リトレースメントで目星を付けていきます。

YJFXのExチャートにフィボナッチを描画して押し目を分析
参考チャート:YJFX! [2018年11月 米ドル/円 日足]
YJFX!の場合は、2/3押しの76.4%も表示されるのがポイントです。

 

下降トレンドのときも同様に、ある程度上がったところで戻りとなる地点を探るやり方となります。

YJFXのExチャートにフィボナッチを描画して戻りを分析
参考チャート:YJFX! [ユーロ/米ドル 日足 2018年4月〜11月]
このようにフィボナッチ・リトレースメント描画するといくつかの水平線が描画されますが、この中でも「38.2%」「61.8%」「50%」の3つの数値が特に重要視されています。

チャートにフィボナッチ・リトレースメントを描画するときのポイントは、以下となります。

  1. ある程度、明確となっている天井と底を見つけて描画すること。
  2. 現在のレートが、選択した高値と安値の間にあること。
  3. レートの左から右にかけて描画すること。

フィボナッチ・リトレースメントの使い方

選択した安値を0%、高値を100%として、その38.2%、50%、61.8%近くまで相場が引き返してきたとき、一旦もみ合うと予測し、それまでのトレンドがある方向にエントリーする使い方をします。

大きく相場が動いているときは「38.2%」に注目!

強い上昇や下降が発生したときには、38.2%を押し目(戻り)とする見方をします。
これは、強いトレンド発生時には相場に勢いがあることから、38.2%前後の位置で弱い押し目や戻りを形成しながらトレンドが継続するパターンがよく見られるからです。

フィボナッチ・リトレースメントでは、この38.2%のラインがもっとも重要視されています。

上昇トレンドのとき

上昇トレンドが続くと予測したとき、反転した38.2%の地点が押し目買いのポイントとなります。

上昇トレンドなら安値から高値に描画する
参考チャート:YJFX! [ ユーロ/米ドル 日足 2018年9月〜11月]

下降トレンドのとき

下降トレンドが続くと予測したとき、反転した38.2%の地点が戻り売りのポイントとなります。

下降トレンドなら高値から安値に描画する
参考チャート:YJFX! [2018年11月 米ドル/円 4時間足]
一般的に、38.2%を最初の下げの目安としますが、38.2%のみがポイントとなるわけではなく、状況によっては61.8%や50%がエントリーポイントとなったりもします。

「61.8%」もフィボナッチのポイント!

弱いトレンドのときには、61.8%が押し目(戻り)のエントリーポイントであると、一般的に見られています。

トレンドの初期形成時や、安定的にトレンドが継続している場合、61.8%前後で押し目や戻りとなるパターンもよく発生したりします。
このとき、61.8%にレートが戻る部分を短い時間足で見ると、小さなトレンドが発生していることも多く、このトレンドが終わるタイミングで、61.8%を基準とした押し目買いや戻り売りを的確に狙う、といったやり方もあります。

38.2%と61.8%のほか、半値戻しの地点となる「50%」前後もよくチェックされているポイントとなります。

フィボナッチ・リトレースメントの注意点

38.2%の位置で押し目や戻りを作っている場面では、方向感が見えにくくなったり、フラッグやペナントなど保ち合いのチャートパターンが発生することもよくあります。
このような状況のとき、トレンドが調整局面となり値動きが小休止することもあります。

また、レートがフィボナッチ・リトレースメントのサポートライン(レジスタンスライン)を付き抜けたときは、トレンド転換となり、反対にレジスタンスライン(サポートライン)へと切り替わることもよくあります。

押し目、戻りの分析に役立つフィボナッチ・リトレースメントですが、必ずしも確実ではありません。あくまでも「変動のきっかけになりやすい地点」との意識で、分析に生かしていくのがいいでしょう。

フィボナッチ・リトレースメントが使えるFX会社は?

フィボナッチ・リトレースメントはYJFX!、GMOクリック証券や外為オンラインなど、多くの会社で利用ができます。
YJFX!ならPC、スマートフォンアプリどちらでもフィボナッチ・リトレースメントを使えるのがポイントです。

FX会社名PCブラウザ版
取引ツール
PCインストール版
取引ツール
スマホアプリ

手動

手動

自動

手動
-
手動

手動

手動
外貨ex
手動

手動

手動
FX Cymo
手動

手動

手動

手動

手動

手動
-

手動

手動

手動

手動

自動

手動

自動

手動

手動

手動

手動
FX会社名PCブラウザ版
取引ツール
PCインストール版
取引ツール
スマホアプリ
○:フィボナッチ・リトレースメント対応
△:対応だが保存機能なし
✕:未対応
-:インストール版取引ツールが未提供

「手動」「自動」とありますが、フィボナッチ・リトレースメントを描画する際に、自分で描画するタイプか、ボタン1クリックで自動描画できるタイプかの違いを示しています。
自動描画機能は自分が狙った位置に描画できないデメリットもありますが、どの位置に描画すればいいか悩むことがないため、初心者の方にはおすすめです。

また(主にブラウザ版で)ライン描画を行ったときに、そのままラインが保存されるタイプを○、保存機能がないチャートは△で示しています。
ライン保存機能があれば、次回チャートを表示させた際にも再描画することなく、ラインが残っているので便利です。

各社のチャートを比較するなら、こちらのページもご覧ください。

関連記事

スプレッドの狭さや1,000通貨対応、通貨ペア数など、FX会社選びには実に多くの要素があります。FXは取引をするほど、取引画面に接する時間は長くなりますよね。ですから取引ツールやチャートの使いやすさというのは、FX取引において重[…]

チャート・取引ツール比較

 

ディナポリ・チャートでフィボナッチ・リトレースメントを使った具体的なトレード手法は、こちらのページでご紹介しています。

関連記事

ディナポリ・チャートってご存知ですか?アメリカの有名な投資家、ジョー・ディナポリが考案したトレード手法であり、現代のトレーダーに多大な影響をもたらしたといっても過言ではないでしょう。ディナポリ・チャートは奥が深く、いきなり全[…]

ディナポリ・チャートを使ったトレード手法を徹底解説!

おすすめチャートのFX会社

YJFX!のチャートはインストール不要のブラウザ版ながらも、インストール版のような保存機能を搭載!軽快ながらも、正確にトレンドライン描画できる高機能さが魅力です!

YJFX!(ワイジェイFX)「外貨ex」

安心感を求めるなら、大手ヤフーグループのYJFX!「外貨ex」で決まり!

低スプレッド・高スワップポイントなので、短期売買から長期売買まで幅広く対応します。
「Exチャート」は全36種類のテクニカル指標を搭載!カスタマイズ性が高く軽快に動作する、初心者〜上級者まで扱いやすいチャートです。

スマホ/タブレットアプリ「Cymo」は直感的にサクサクと発注でき、取引に便利なプッシュ通知機能も備えています。

取引を楽しみながらPayPayや現金相当を貯められるのも、YJFX!ならではの魅力となっています。

YJFX!の口座開設キャンペーン情報

2018年12月12日(木) 〜 終了日未定のキャンペーン期間中に新規口座開設+取引条件達成で、最大27,000円をキャッシュバック!

こちらから無料でYJFX!「外貨ex」の口座開設ができます!

フィボナッチ・リトレースメントの見方・使い方
最新情報をチェックしよう!