オーストラリアの通貨「豪ドル(AUD)」の特徴と値動きの傾向

FXでは米ドル、ユーロ、日本円、ポンドに次いで取引されているのが豪ドルです。
金融先物取引業協会のデータでは豪ドル/円は取引金額が第6位となる通貨ペアとなります。

オーストラリアの通貨「豪ドル」にはどのような値動きの特徴があるのか、具体的に解説します。

 

豪ドル/円で注目となる今後の政策金利やスワップポイントの動向・値動きの見通しは、こちらの記事で解説しています。

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豪ドル/円 スワップポイント比較と今後の見通し

豪ドルの基礎データ

豪ドルは高スワップで人気の通貨。中国の動向と資源価格に注目しよう!

オーストラリアの国旗
正式名称オーストラリア連邦
首都キャンベラ
中央銀行オーストラリア準備銀行(RBA)
通貨単位オーストラリアドル($)、セント(¢)
* 主要輸出国中国、日本、韓国、インド、香港
* 主要輸入国中国、アメリカ、日本、タイ、ドイツ

* 貿易量の多い国順 2017年のデータ(CIA – THE WORLD FACTBOOK – AUSTRALIA

値動きの大きさ情報量の豊富さ金利の高さ

豪ドルの特徴を知ろう!

オーストラリアの風景

高金利通貨としておなじみの豪ドルは、高スワップポイントで人気の通貨ですね。オーストラリアのように、豊富な資源を有する国の通貨は、資源国通貨とも呼ばれています。

オーストラリアは鉄鉱石などの鉱物・金属資源、石炭の輸出が世界第1位(2018年)の輸出大国です。

参考:世界の鉱物・金属資源 輸出額 国別ランキング・推移

 

こういった資源価格から値動きの影響を受けやすい性質を持っていることから、資源国通貨と呼ばれているのです。

例えば、金属資源の価格や石炭価格が上昇すれば、豪ドルも買われやすい傾向があります。
また、オーストラリアは金の産出量も多く、中国に次いで世界第2位(2018年)のシェアを誇り、金の産出量は上昇傾向にあります。

参考:世界の主要金産出国と国別産出量の推移

そのため、豪ドルと相関性が見られる「金価格の動向」にもぜひ注目していきましょう。

 

そしてオーストラリアの貿易ですが、経済成長を続ける中国を筆頭に、鉱物資源の主な輸出先はアジア諸国で占めれています。
つまり、豪ドルはこれらの国(特に中国)の経済動向から影響を受けやすい通貨である、ということになります。
例えば、中国の経済指標で鉱工業生産が予想を大きく下回ると、豪ドルは売られたりします。

こういった鉱物資源のほか、畜産、酪農や農業もオーストラリアでは盛んに行われています。
肉や乳製品、小麦の輸出国であることから、豪ドルは鉱物資源の値動きに加えて、商品相場の影響も受けやすいのです。

豪ドルは米ドル、ユーロ、円、ポンドに次いで、世界で5番目に取引量の多い通貨です。
オーストラリア自体は経済が安定している国ですが、他のメジャー通貨に比べると豪ドルの取引量は多くはありませんので、値動きが激しい特徴があることは念頭に入れておきましょう。

豪ドル/円の値動き傾向は?

FXの1日は、早朝にニュージーランドのウェリントン市場から始まり、次いでオーストラリアのシドニー市場が始まります。

世界の外国為替市場の流れ

シドニー市場に続いて東京市場が始まると、豪ドルの値動きはより活発化していきます。

外国為替市場の取引時間(オセアニア)

豪ドルの取引をするなら、同じくオセアニア通貨である、NZドル関連のニュースにもアンテナを張っていきましょう。

FXでは早い時間帯からレートが上下する豪ドルですが、夕方や深夜になると、さらに勢いよくダイナミックに変動します。

まず東京市場の時間をベースに考えると、日中はオーストラリア、中国の経済指標の影響を受けて変動していきます。
15:00〜17:00頃はユーロの値動きに、そして21:00以降は米ドルの値動きに左右されて大きく動いていきます。

豪ドル/円は他の通貨ペアに比べると、1日を通して動きやすい傾向のある通貨ペアです。
1日を通して動きやすいので、豪ドル/円はアクティブにデイトレードしやすい、いうことになります。
変動幅は大きめですので、豪ドル/円でスワップ金利狙いの売買をする場合、必要証拠金に余裕を持たせて、レバレッジを低く抑えることが重要なポイントとなります。

 

それでは豪ドル/円の1日の変動率を、他の通貨同様に見てみます。

豪ドル円の価格変動率
参考チャート:ゴールデンウェイ・ジャパン [豪ドル/円 1時間足 2016年4月下旬頃のデータ]
このATRを使ったチャートは、単純に上昇すれば価格の変動率が大きく、下降すれば変動率が小さいことを意味します。

レートと変動率両方の推移を見ると、午前中〜夕方は比較的なだらかにトレンドを持って推移しています。
夕方と深夜は、ユーロ圏とアメリカの相場によって変動率が上昇している様子が見てとれます。

今回の例では、朝方は大きく変動していませんが、オーストラリアと中国の経済指標次第では、朝からお昼前後に大きく動く通貨ペアですので、日中の動きも注目していきたいところです。

豪ドルの変動要因となる、オーストラリアの経済指標

注目度の高い経済指標は以下です。

  • RBA(オーストラリア準備銀行)政策金利発表
  • 豪・雇用統計(新規雇用者数、失業率)
  • 豪・四半期消費者物価指数(CPI)
  • 豪・四半期GDP(国内総生産)
  • ウエストパック消費者信頼感指数

豪ドルの取引をする場合は、オーストラリア準備銀行による政策金利発表は常に注目していきましょう。毎月第1火曜日の13:30(夏時間は12:30)に発表されています。

また、中国製造業PMI(購買担当者景気指数)や中国GDP成長率も合わせてチェックしていくことをおすすめします。

 

オーストラリアと中国の経済指標は、こちらのページで解説しています。

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豪ドルの取引に向いているFX会社は?

豪ドルの取引では、為替の変動で為替差益を狙った売買と、スワップポイント(金利差益)を狙った売買の2通りがあります。

かつて豪ドルは、NZドルとともに高金利通貨の代名詞的存在でしたが、アメリカの政策金利の方が高く、豪ドルよりも米ドルが高金利通貨となっています。
トルコリラやメキシコペソも高金利通貨として台頭してきたことで、豪ドルの金利的な魅力は薄れつつあると言えます。

 

それでは豪ドルを取引する魅力はないのかというと、そんなことはありません。
米ドル/円ではなくあえて豪ドル/円を選ぶ理由のひとつに「証拠金の安さ」があります。

例えば2019年11月時点の証拠金は以下です。

参考レート 米ドル/円:108.60円、豪ドル/円:73.80円
米ドル/円44,000円
豪ドル/円30,000円

1万通貨で米ドル/円を保有するには、44,000円が最低限必要ですが、豪ドル/円なら30,000円の証拠金で済む形となります。
おおよそ米ドル/円の7割ほどの証拠金で取引できますし、ポンド/円ほど値動きも激しくありませんので、チャレンジするにあたり、実はそれほど敷居は高くありません。

豪ドル/円にこだわらず、米ドル/円であっても、長期ローソク足で分析して底値で買いポジションを保有できれば、為替差益・金利差益2つの利益を狙ったトレードができます。
裁量取引において、どの通貨ペアがもっとも買いどき・売りどきであるかを見ていけば、1つの通貨ペアに固執することなく取引チャンスも増えるのでおすすめです。

米ドル/円、豪ドル/円のスプレッドとスワップポイントのバランスがいいのは、GMOクリック証券です。
スワップ狙いもふまえると、豪ドル/円のスワップポイントを高水準で提供しているヒロセ通商もおすすめです。

 

スプレッドとスワップポイントの比較は、以下ページでご確認ください。

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オーストラリアの通貨「豪ドル(AUD)」の特徴と値動きの特徴
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