ストキャスティクスはオシレーターを代表する指標!

テクニカル指標・オシレーター系

こちらのページでは、ストキャスティクスの見方・使い方について解説していきます。

ストキャスティクス

ストキャスティクスはMACDやRSIとともに、オシレーター系を代表的とするテクニカル指標で、「売られすぎ」「買われすぎ」を判断するのに使われています。

3本線(%K、%D、Slow%D)を使って、「当日の終値が、過去の高値・安値に対してどのような位置にあるのか。」を見て分析し、売買タイミングを探っていきます。

ストキャスティクスについて

まず、%Kと%Dについて見ていきましょう。

ファストストキャスティクス
  • %K = 短期線(ある期間内の高値・安値の間で、当日の値がどの位置にあるかが示される。)
  • %D = 中期線(%Kを平均化したもの。)

 

例えば、当日の終値が過去n日間の高値・安値の真ん中であれば、%Kは50%となります。

また、%Dは%Kの平均線なので、%Kに比べてややなめらかな線であることと、少し遅れて動くことが特徴です。

 

他のオシレーター系指標と同じく、20%以下のゾーンなら売られすぎ、80%以上のゾーンなら買われすぎの目安となります。

30%以下を買われすぎ、70%以上を売られすぎと判断してもいいのですが、より高い精度で判断するには、「15%以下・85%以上」を基準ラインとするのが得策です。

この%Kと%Dを使ったやり方が、ストキャスティクスの基本的な使い方です。

この方法は、後述するスロー・ストキャスティクスに対し、ファスト・ストキャスティクスとも呼ばれています。

スロー・ストキャスティクスとは

(ファスト)ストキャスティクスは短期線(%K)と中期線(%D)を使うやり方ですが、スロー・ストキャスティクスは中期線(%D)と長期線(Slow%D)を使うやり方であることが、2つの違いです。

スローストキャスティクス

使う線の組み合わせによって呼び方が変わるだけで、売買サインはどちらも同じです。

短期線(%K)は動きがジグザグしていますが、中期線(%D)、長期線(Slow%D)になるほど動きはなめらかになっていきます。

ファスト・ストキャスティクスは直近の相場に敏感に反応するため、売買サインの多さに比例して、ダマシも多く発生してしまいます。

スロー・ストキャスティクスの方がシグナルの精度は高くなりますが、売買サインが多く発生しないことと、中期線と長期線を使うため売買サインが発生するタイミングが遅れやすいのがデメリットとなります。

売買サインの多さ・速さ、ダマシの多さ
スロー・ストキャスティクス < ファスト・ストキャスティクス

売買サインの信頼性
ファスト・ストキャスティクス < スロー・ストキャスティクス

ストキャスティクスの見方と使い方を知ろう!

それではストキャスティクスの売買サインを見ていきましょう。

「20%以下なら売られすぎ、80%以上なら買われすぎ」と解説しましたが、そのエリア内(0%〜20%の間、80%〜100%の間)での線のクロスがストキャスティクスの売買サインとなります。

参考チャート:外為どっとコム [2015年10月31日〜11月01日頃 ユーロ/円 30分足]

ストキャスティクスの売買サイン

20%以下で%Kが%Dを上抜いたら、買いサイン(ゴールデンクロス)。

80%以下で%Kが%Dを下抜いたら、売りサイン(デッドクロス)。

移動平均線の有名な売買サインにゴールデンクロスとデッドクロスがありますが、これをストキャスティクスにもそのまま当てはめて利用することができます。

ストキャスティクスの注意点

これはストキャスティクスのみならずオシレーター系指標全体に言えることですが、レンジ相場が終焉して強いトレンドが形成されると、上下どちらかのトレンドが発生した方向に張り付いてしまいます。

参考チャート:外為どっとコム [2015年11月4日頃 米ドル/円 30分足]

トレンド相場のダマシに注意

このような状況では、チャンスと思ってエントリーしても、自分の予想とは裏腹に相場は反対方向に大きく推移する可能性もあります。

逆張り手法をするなら、移動平均線などのトレンド系指標も併用して分析すると精度も高まります。

例えば、「移動平均線が上向きなら上昇トレンドと判断できるため、ストキャスティクスでデッドクロスが発生してもトレードしない。」といった戦略もできます。トレンドの方向に合わせて線の交差を見て、確実なエントリーポイントを探すことを心がけていきましょう。

ダイバージェンスによる売買サイン

ストキャスティクスでは、ダイバージェンスを利用して売買サインを知ることもできます。

ダイバージェンスとは、価格と指標の逆行現象のことで、以下2つのパターンがあります。

ベアリッシュ・ダイバージェンス(弱気の乖離)
上昇トレンドにおいて、価格は切り上がって推移しているが、ストキャスティクスは切り下がってきている状態のこと。

ブリッシュ・ダイバージェンス(強気の乖離)
下降トレンドにおいて、価格は切り下がって推移しているが、ストキャスティクスは切り上がってきている状態のこと。

参考チャート:外為どっとコム [2014年11月〜2015年1月頃 ユーロ/円 日足]

ストキャスティクスのダイバージェンス

一方方向に推移する価格に対し、ストキャスティクスが保ち合いから価格の反対方向に推移すれば、大きなトレンド転換となる可能性があることを示唆します。

このダイバージェンスは、一部のオシレーター系指標に出現する特性があり、MACDやRSI、DMIでも応用ができます。

ストキャスティクスの利益確定ポイント

ストキャスティクスの利益確定ポイントは2つあります。

 

ひとつは先ほどご紹介した、ダイバージェンスを使う方法です。

ダイバージェンスはトレンド反転を示唆するため、利益確定の合図とする見方ができます。

大きなトレンド反転となる可能性があるということは、トレンドの勢いが弱まっている可能性があることになりますので、利益確定の目安となります。

 

もうひとつは、%Kと%Dの乖離を見る方法です。

%Dは%Kの移動平均線なので、2本の線が上下に大きく乖離しても、また近づく傾向があります。この方法は、価格が大きく変動して2本の線が乖離しても、値動きは戻ることがあることを利用していきます。

価格変動して%Kと%が大きく乖離し、それから2本線が20%以下・80%以上のゾーン内でクロスする直前が、利益確定の目安と判断することができます。

【まとめ】ストキャスティクスの売買サインなど

基本的な使い方をまとめました。

ストキャスティクスの基本

20%以下なら売られすぎ、80%以上なら買われすぎと判断ができる。

15%以下、85%以上を基準にするとより信頼性が高くなる。

ストキャスティクスの買いサイン

ファスト・ストキャスティクス:20%以下の売られすぎゾーンで%Kが%Dを上抜いて、買いサイン。

スロー・ストキャスティクス:20%以下の売られすぎゾーンで%DがSlow%Dを上抜いて、買いサイン。

下降トレンドにおいて、価格は切り下がって推移しているが、ストキャスティクスは切り上がってきているとき。

ストキャスティクスの売りサイン

ファスト・ストキャスティクス:80%以下の買われすぎゾーンで%Kが%Dを下抜いて、売りサイン。

スロー・ストキャスティクス:80%以下の買われすぎゾーンで%DがSlow%Dを下抜いて、売りサイン。

上昇トレンドにおいて、価格は切り上がって推移しているが、ストキャスティクスは切り下がってきているとき。

チャート関連ページ

テクニカル指標・トレンド系

テクニカル指標・オシレーター系

無料の分析ツール

オートチャーティスト特集!


SNSでこの記事をみんなと共有しよう!