FXデイトレードの取引手法(時間帯・足種・通貨ペア)について解説!

FXデイトレード 取引方法を徹底解説!

FXで人気のトレード手法といえば、やはりデイトレードです。

初心者にもおすすめなデイトレードに向いている時間帯から時間足、通貨ペアをご紹介します。

目次

その日のうちに決済するのがデイトレード

デイトレードの取引回数と取引期間

FXで最もメジャーな取引方法のデイトレードは、FXに興味のある方は一度はその言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。

Day Trade(デイトレード)とは「1日完結型のトレード」のことです。

寝ているときにポジションを持っていると、深夜や朝方など意図しないタイミングで、急激な値動きにより損失となる可能性があります。

しかしデイトレードなら、保有している注文をその日のうちに決済しますので、想定外のリスク管理に備えることができますね。

そしてデイトレードを行うトレーダーは、「デイトレーダー」と呼ばれています。

そもそもデイトレードはどんな手法?

デイトレードは、おおよそ※数10pips程度から100pips程度の差益を狙って、チャンスがあれば1日に数回取引をする手法です。

寝ている間の為替変動に影響を受けないように、就寝前にはその日のポジションを全て決済する、という手法なのが、このデイトレードです。

※狙うpipsは考え方によって個人差があります。

約26%のトレードスタイルがデイトレード

以下は、2018年に金融先物取引業協会が行った金融リテラシー実態調査の結果をグラグ化したものです。

FXのトレードスタイル(新規ポジションの平均保有期間)

※金融先物取引業協会「外国為替証拠金取引の取引顧客における金融リテラシーに関する実態調査」のデータを元にFXクイックナビが作成。

このうち、もっとも多いのが1日以上〜1ヶ月未満のスイングトレードで、次いで多いのが10分〜1日未満のデイトレードであることが確認できますね。

デイトレードの基本的な進め方

デイトレードは、あらかじめ指値で価格を設定して、自分の注文したいラインを決めておくと、チャートにへばりつかずともトレードが行えます。

買い指値注文
買いの指値注文の例
売り指値注文
売りの指値注文の例

注意点として、その日のうちに手仕舞いする取引ですから、自分の思惑と反対方向に動いた場合、損切りを行い、損を最小限に抑える必要があります。
ローソク足と移動平均線の動きを見て、自分なりのルールを持って取引することがデイトレードで最も大切です。

思惑は外れたが、いつかは戻ると信じて自分ルールを持たずに取引してしまい、そのままズルズルと損失が拡大しては元も子もありません。

「結果的に損切りしたほうがダメージが少なかった。」とならないように気を付けるようにしましょう。

スワップが付かないため、戦略的にショートしやすい

そしてスワップポイントが付かないことも、デイトレードの優れたポイントです。

「なぜスワップポイントが付かないのに優れているの?」と思うかもしれませんね。

スワップポイントのことを気にしていると、どうしても(対円通貨ペアなら)ロングポジションに偏りがちです。
しかしデイトレードならスワップポイントが付かないため、スワップポイントを気にしてポジション方向を考える必要がありません。

本来はスワップポイントでマイナスがあったとしても、為替差益による利益の追求が、FX取引の主軸であるということです。

ですからスワップポイントを気にしないことで、相場を中立に判断してポジションを立てやすいことが、デイトレードならではの魅力なのです。

デイトレ向きのタイプ

それでは、どんなタイプがデイトレに向いているのか見ていきましょう。

デイトレに向くタイプ
  • FXを少額から始めたい人
  • 保有ポジションの持ち越しリスクを避けたい人
  • 短時間で効率的に収益を上げたい人
  • 日中、夕方、深夜いずれかの時間帯において、要所で取引できる人

FXを少額から始めたい人

日をまたいで保有するスタイルのスイングトレードとポジショントレードでは、トレンドに乗って利益を追求する分レバレッジを低くすることが重要です。
そのため、ある程度元手が必要な手法となります。

デイトレードは当日のトレードで最長でも寝る前には決済する手法ですから、中長期トレードほどレバレッジを抑える必要がないため、少額から取引を行えることが魅力です。

できる限り少額からFXを始めたいと考えている人に向いていますので、FXではデイトレードから始める初心者の方も多くいます。

つまり少額からFXをスタートするなら、デイトレードかスキャルピングが選択肢となってきます。

保有ポジションの持ち越しリスクを避けたい人

前述のとおり、デイトレードよりも中長期のトレードは保有ポジションを持ち越すことから、深夜〜朝方の突発的な変動による損失リスクが存在します。

月曜日のマーケットオープン時には、窓開け(ギャップ)といって金曜日の終値からかい離してスタートすることもあります。

保有期間が1日未満のデイトレードでは、こういった変動リスクによる影響を受けにくいのが特徴です。
つまりデイトレードでは、保有ポジションを持ち越すことによるリスクを抑えやすいため、相場を見ていないときの変動リスクをコントロールしたい人に向いています。

短時間で効率的に収益を上げたい人

スイングトレードでは最低でも1日、トレンドによっては数週間保有することもありますが、決済するまで利益は確定とはなりません。
つまり何日か保有したとても、ある程度のトレンドが発生しなければ収益化が難しいのです。

トレンドが大きいほどデイトレードでも収益化しやすいのは事実ですが、為替は24時間動いているためチャンスは無数に存在します。

デイトレードは1日のなかで何度も売買できますので、大きなトレンドではなくとも日々のトレードで毎日利益を積み重ねられるのが魅力です。

中長期トレードに比べるとレバレッジを効かせやすいことから、より効率的に収益化を目指すことができます。

日中、夕方、深夜いずれかの時間帯において、要所で取引できる人

ある程度ピンポイントで時間を確保できれば、デイトレードを行うことができます。

三大外国為替市場として東京市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場があります。

三大市場(東京、ロンドン、ニューヨーク)の取引時間(夏)
サマータイム時の取引時間

それぞれ主要となるマーケットが移り変わるときはトレンドが変化しやすいため、このタイミングはポジションを持ち越さないのがおすすめです。

もし東京時間に取引をするなら、常にチャートに張り付くわけでもなく、相場によっては1時間に1回だけチャートを見るだけでも問題ありません。

値動きが大きいニューヨーク時間に期待して、21:00〜24:00のように時間を決めて取り組むこともできます。

要所要所で相場に参加できたらデイトレードができるので、スキャルピングほどチャートとにらめっこする必要がないことが、デイトレードの魅力と言えます。

デイトレード向きの時間帯

平日は24時間いつでも取引できるFXですが、デイトレードに向く時間帯が存在します。

まずは早朝から深夜にかけての特徴を見ていきましょう。

早朝【オセアニア市場】
値動きが少なく、変動が穏やかな時間帯。
週末にマーケットに大きな変動要因があれば、週明け月曜日早朝に大きく変動することもある。
日中【東京市場】
夕方や夜に比べると、変動が穏やかな時間帯。
中国の株式市場や日本のマーケット動向によってはそれなりに変動をするときもある。
夕方【ロンドン市場】
軟調な動きから一変して値動きが大きくなる時間帯。
それまでのトレンドの逆に推移することもよく起こる。
夜〜深夜【NY市場】
1日でもっとも値動きが激しい時間帯。
多くのデイトレーダーが、変動が大きいこの時間帯を好んで取引している。
時間帯ごとの値動きの特徴(日本時間)

FXの一日は、オセアニアのニュージーランドとオーストラリアから始まります。

早朝は取引量が多くないことから荒い値動きをしやすく、マーケットオープン時はスプレッドが広がりやすいため注意が必要です。

そのためデイトレードをするなら、まずは東京時間、ロンドン時間、NY時間を軸に考えていくのがおすすめです。

デイトレードに向く3つの時間帯
  • 東京市場:8:30〜オープン時から1〜2時間程度
  • ロンドン市場:17:00〜(夏は16:00〜)オープン時から1〜2時間程度
  • NY市場:22:00〜(夏は21:00〜)オープン時から1〜2時間程度

三大外国為替市場のうち、各市場のオープン前後から1時間〜2時間程度の時間帯は、取引が活発になって流動性が高くなります。

こちらは米ドル/円のボラティリティ例ですが、こちらを見ると3市場の変動率が分かりやすいと思います。

米ドル/円 時間毎の変動幅の傾向(20日間の平均)
引用元:OANDA ボラティリティ確認ツール

そのため短期のデイトレードで収益を目指すにあたり、このタイミングに順張りをすると良好な収益機会を得ることができます。

東京時間のデイトレード

東京時間は9:00〜17:00

日本ではサマータイムを導入していないため、年間を通して東京市場は9:00スタートとなります。
おおよそ8:30頃から取引が活発になりやすく、流動性が高いオープン後1時間〜2時間あたりがデイトレードに向いく時間帯です。

ロンドン時間、NY時間に比べると値動きが穏やかな傾向にありますが、近年は東京時間にも動きやすく、日中でも取引チャンスを探しやすい傾向にあります。

また東京時間は、ほかの市場のコアタイムに比べて難しい値動きを見せにくく、トレンドが発生したら継続しやすい傾向もあります。

デイトレードの入門としても、まずは東京時間から取り組んでみるのがいいでしょう。

ロンドン時間のデイトレード

ロンドン時間は夏が16:00〜1:00、冬が17:00〜2:00

ロンドン市場が始まり欧州勢がマーケットに参入してくると(日本時間16:00〜17:00頃)、それまでのトレンドが転換したり、相場に勢いがつきやすくなります。

この時間帯のデイトレードは、ロンドン時間17:00〜(夏は16:00〜)オープン前後から1〜2時間程度の流動性が高くなる時間帯に注目してみてください。

欧州勢の参入により、東京時間からのトレンドが反転して、それまでとは逆の動きを見せることも多いです。
デイトレードにあたり、東京時間で含み益が発生していたら、ロンドン時間に突入する前にいったん利食いしておく戦略も必要となってきます。

NY時間のデイトレード

ニューヨーク時間は夏が21:00〜6:00、冬が22:00〜7:00

FXではどの通貨ペアも共通で、夕方〜深夜にかけて大きなトレンドが生まれやすいです。

とくにニューヨーク市場が始まって経済指標が多く発表される時間帯(日本時間21:00〜24:00頃)になると、マーケットが活性化して値動きも大きくなっていきます。

NY市場オープン前後から1〜2時間程度は、1日のなかでもっともボラティリティが高い時間帯のため、短期間のデイトレードで収益に結び付けやすいタイミングです。

重要な経済指標の発表前後は、スプレッドも拡大しやすくなります。
慣れないうちは、NY時間など値動きの激しい時間帯は取引しない選択をするのも、ひとつのやり方です。

そしてデイトレードではロンドン勢が参入してトレンドが動く16:00〜21:00、NY勢が参入してトレンドが変わる21:00以降で分けて、それぞれで収益チャンスを狙うのがおすすめです。(夏時間の場合)

そのためロンドン時間で利益が乗ったとしても、NY勢が参入してくる20:00〜21:00前にはいったん利食いしておくのがポイントです。

そうしなければ、トレンド転換によってそれまでの含み益が吹き飛ぶ可能性があるからです。

ロンドン時間とニューヨーク時間では変動幅が異なるため、どのくらいの利益をねらうのか、異なる戦略で挑むようにしてください。

デイトレード向きの通貨ペア

デイトレードで人気の通貨ペアは、米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、ユーロ/米ドルです。

このうち、もっともおすすめなのは米ドル/円とユーロ/米ドルの2通貨ペアです。

以下は全世界における、通貨ペア別の取引量ランキングにおける上位10通貨ペアのデータです。

取引量
ランキング
通貨ペア取引量
(10億米ドル)
シェア
1位ユーロ/米ドル1,70622.7%
2位米ドル/円1,01413.5%
3位ポンド/米ドル7149.5%
4位米ドル/人民元4956.6%
5位米ドル/カナダドル4105.5%
6位豪ドル/米ドル3815.1%
7位米ドル/スイスフラン2933.9%
8位米ドル/香港ドル1782.4%
9位米ドル/SGドル1702.3%
10位米ドル/ウォン1281.7%

参考リンク:BIS – Foreign exchange turnover in April 2022

こうしてみるとユーロ/米ドル、米ドル/円のシェアが圧倒的であることが分かりますね。

次いで米ドル/ポンド、米ドル/豪ドルがランクインしていますが、世界では米ドル中心で取引されているため、ユーロ/円やポンド/円はランクインしていません。

しかしながらドルストレートに抵抗がある方も多く、米ドル/円に引率されやすい性質があるユーロ/円などの対円通貨ペアにもチャレンジしてみても良いと思います。

やはり米ドルは日本国内に入ってくる情報量がもっとも多いですし、初心者の方は値動きも他に比べてやや穏やかな米ドル/円からスタートするのが無難です。

南アフリカランドなどのマイナー通貨は、通貨自体の流通量がメジャー通貨のように多くないことから、流動性リスクというものが存在します。

これは、その通貨に大きな影響を与えるニュースがあったとしたら、流動性の低さにより一時的に注文が通らなくなってしまう可能性があります。

これからデイトレードに挑戦するなら、メジャー通貨ペアの組み合わせで始めるようにしましょう。

ただし慣れてきたら、ドルストレートを中心に色々な通貨ペアの値動きに注目してみてください。
その時々でトレンドが継続している旬の通貨ペアもあることから、デイトレードではより取引の幅も広がります。

米ドル/円
米ドル/円
FXで一番人気の通貨ペア。
値動きが穏やかで情報も入ってきやすいので、デイトレ初心者におすすめ。
ユーロ/円
ユーロ/円
米ドル/円よりも変動の大きい通貨ペアとして人気。
情報量も米ドルに次いで多い。
ポンド/円
英ポンド/円
ポンド/円は値動きの激しさで有名。
デイトレ上級者が好んで売買する通貨ペア。
ユーロ/米ドル
ユーロ/米ドル
世界でもっとも流通量が多い通貨ペア。
比較的穏やかな値動きで、テクニカル分析に素直に反応しやすい傾向がある。
人気の通貨ペアの特徴

デイトレードの手法例

デイトレードではどのくらいの利幅を狙うかで悩むかもしれませんが、これは取引するときに見るチャートの期間によって異なってきます。

まずはデイトレードの基本的な手法(足種、順張りと逆張り、取引量や利幅)について解説します。

4時間足〜週足で中長期トレンドを確認

長い足種から順番に、大きなトレンドの方向性からチェックするようにしましょう。
日足や4時間足でトレンドを確認するのがおすすめです。

実際のトレードでは5分足、10分足、15分足、30分足、1時間足あたりを使って売買タイミングを見極めていきます。

デイトレードのなかでも、短期目線のトレードなら5分足、通常は15分足がメジャーに使われています。

短期的な値動きを捉えるなら5分足、1日の流れを把握しながら取引するなら15分足、大きめのpipsをデイトレードで狙うなら30分足が向いています。

どの足種(時間足)を使うかは好みの分かれどころですが、長期間となる上位足種から順番にトレンドを確認するようにしましょう。

順張り

ボラティリティが高い場面で効率的な収益を目指すには、「短期のトレンドに乗ること」がデイトレードで重要となってきます。

したがって、ボラティリティが高い相場=順張りがデイトレードの基本戦略です。

以下は各市場コアタイムの例ですが、この時間帯は順張りが有効的なタイミングです。

東京・ロンドン・NY各コアタイム(冬時間)のチャートと移動平均線
三大市場コアタイムのチャート(冬時間)

トレンドの方向性や強弱を探るには、移動平均線がもっともかんたんです。
移動平均線が上向き+ローソク足が移動平均線の上に位置すれば上昇トレンド、移動平均線が下向き+ローソク足が移動平均線の下に位置すれば上昇トレンド、移動平均線が横ばいならレンジ相場です。

まずは基本のゴールデンクロス、デッドクロスで転換を捉えてみましょう。

トレンドが強く、直近高値・直近安値の突破を見せる動きがあるときは、素直に水平ラインをブレイクアウトした方向に乗っていく手法も、順張りには欠かせません。

トレンドがあるときは押し目買い・戻り売りを狙っていくこともできます。

逆張り

ボラティリティが高い場面では順張りが有効的ですが、ボラティリティが少ない時間帯や、トレンドがないレンジ相場のときは逆張りが有効となる場面もあります。

チャートでいうと、移動平均線が横ばいに推移していてレートと絡み合うような場面ですね。

レンジ相場と下降トレンド・上昇トレンド
レンジ相場と下降トレンド・上昇トレンド

為替相場が数日動いていないときは、終日にかけてレンジ戦略ができるときもあります。

しかし通常時は、夕方から夜にかけては大きく変動しやすいです。
もし逆張りを仕掛けるときは、東京時間のときに移動平均線の動きに注目するのがおすすめです。

利幅、損切り幅、ロット数のポイント

よく+30pipsで利食い、−20pipsで損切りといったルールでデイトレードを考える方もいます。
もちろんこういったやり方もありますが、短期のトレンドに乗れたのに早まって利食いしてしまうと、もったいない場面となってしまいます。

おすすめなのは、テクニカル分析に従って、状況に合わせて利食いと損切りを設定するやり方です。

トレンドにしっかり乗り、反転のサインが出てから利食いしたほうが利益を伸ばすことができます。

同様に損切りも一定幅にしてしまうと、反転のサインが出ているにも関わらず、設定したストップロスを修正せずに放置すると、損失額も大きくなりがちです。
こんなときは迷わず損切りすると、損失額を最小限で抑えられます。

損切りレートは、直近の高値や安値の外側を例に、ココを抜けたらトレンドが反転すると考えたポイントで設定することができます。

少額から取引できるのがデイトレードの魅力ですが、元手に対しロット数が大きいとロスカットリスクが高くなります。

そのときのレート水準にもよりますが、10万円で1Lot保有するとレバレッジは約10倍となります。

取引量このときの
レバレッジは?
ロスカット
までの値幅
10万円で1Lotの取引10倍6円
5万円で1Lotの取引20倍1円
10万円で0.1Lotの取引1倍60円
1米ドル=100円、ロスカット水準が100%のとき 

なかなか損切りできない方は、もし10万円でスタートしても1Lotの保有だけでギリギリの状態といえます。

ですので、まずは1,000通貨対応の業者で始めるのがおすすめです。

0.1Lotの取引なら、複数ポジションを保有したり、チャンスと判断したら取引量を上げる戦略も、少額から始めてもでも行いやすいのがメリットなのです。

デイトレードのチャート

それではデイトレードのチャート設定について解説します。

短期の時間足で売買

基本的には短期の時間足で売買判断を行いますが、中長期のトレンドも把握しておく必要があります。

もしPCでトレードする場合は、10分足、30分足、4時間足、日足のように、複数のタイムフレームのチャートを表示させておくと、トレンドを掴みやすいのでおすすめです。

5分足〜1時間足デイトレード(短期目線)の売買タイミング判断に使う。
1時間足〜4時間足デイトレード(中期目線)の売買タイミング判断に使う。
8時間足、
日足、週足
トレンドの大きな流れを確認して、相場の方向性を判断するのに使う。

例えば、下記例をベースに調整してみるのもいいと思います。

  • スキャルに近い短期目線のデイトレなら「5分足」「10分足」
  • 1日あたり1〜5回程度の売買で50pips以上を狙うのなら「15分足」「30分足」「1時間足」

5分足でしたら「5分に1回のペースでローソク足が更新される」ので、5分毎にレートチェックをする必要があります。
同様に考えれば、1時間足なら、1時間に1回のレートチェックをすればいいことになりますね。

デイトレードでおすすめなのが、日足で大きなトレンドを判断し、4時間足で短期のトレンドを見極め、15分〜1時間足でエントリーするやり方です。

これ以上短い足種でエントリーするとスキャルピング的になりやすいですし、短期のデイトレードでも、少ない取引回数で、そこそこ大きな値動きを狙いやすいからです。

スキャルピングはチャートに張り付かなければ勝てない、という理由がまさにこの部分です。

デイトレードの最適な時間足探しですが、どのくらいのペースでレートをチェックして、どのくらいのpipsを狙うかで調整をするやり方がおすすめです。

テクニカル指標とトレンドライン分析

デイトレードをする上で、テクニカル指標、水平線やトレンドライン(安値から安値に描画するサポートライン、高値から高値に描画するレジスタンスライン)を使ったテクニカル分析はかかせません。

まずは移動平均線を基本として、メジャーなテクニカル指標の見方から覚えていきましょう。

そしてローソク足(陽線・陰線)の形状に注目しながら、水平線で当日や前日の高値・安値に注目しつつ、トレンドライン分析も加えていけば、分析の幅はグッと広がります。

水平線とトレンドラインについては、こちらの記事も覧ください。

デイトレはファンダメンタルズ要因にも注目

短期トレードのデイトレードではテクニカル分析を重視しながら、マーケットニュースで最新の動向をチェックしすると、早いタイミングで変動のきっかけを知るのに役立ちます。

ときに米大統領の発言など、値動きに大きな影響を与えるファンダメンタルズ要因があったとしましょう。

こうしたニュースヘッドラインも意識すると、短期で大きなトレンドに乗って利益を狙うことも可能です。

以下スキャルピングの記事では、スキャルピングで使える3つのテクニックをご紹介しています。

  • 月曜日の窓埋め狙いのトレード
  • ゴトー日の米ドル/円仲値トレード
  • 月末月初のポンド/米ドルでロンフィク狙い

これらはデイトレードでも使えますので、デイトレ向けのテクニックとしてぜひ参考にしてみてください。

仲値、ロンドンフィキシングについて詳しくはこちらのページもどうぞ。

デイトレードのポイント

デイトレード「7つ」のポイント
  • 利益確定と損切りは何pipsにするか、テクニカルに従うのか、自己ルールを徹底する
  • 初心者は、米ドル/円かユーロ/米ドルなど情報量が多く流動性が高い通貨ペアを選ぶ
  • 値動きが激しすぎる状況では、慣れるまでは取引しない
  • チャンスがあれば1日に数回売買するため、低スプレッドを選ぶ
  • ポジションを持ち越さなければスワップポイントは付かないので、業者のスワップポイントの高低は気にしなくてよい
  • メジャーなテクニカル指標を中心に使う
  • ローソク足の形状に注目し、直近高値・直近安値を意識しながらニュースにも注目

各社のスプレッドは、こちらのページで詳しくご紹介しています。

デイトレードおすすめの業者

みんなのFX、GMO外貨ともにデイトレードに向いている理由は、スプレッドの狭さはもちろんのこと、短期売買しやすい注文画面である点です。

2社ともに、「新規発注すると同時に、約定レートから30pipsで利食い。」といった複合注文が用意されています。
スマホアプリで直感的に操作できるので、刻一刻と変化する短期売買でより力を発揮してくれます。

みんなのFX

みんなのFX|スプレッド業界最狭水準 スワップ業界最高水準

みんなのFXは、スワップポイント狙いでおすすめの業者です。
メジャー通貨からトルコリラ/円などの高金利通貨まで、全通貨ペアにおいて「業界最高水準」「ほぼ固定スワップ」を提供しています。
これにより長期にかけて、安定的にスワップポイントを受け取ることができます。

スプレッドは業界最狭水準であり、約定率も高いので、デイトレードなど短期売買から中期売買にも向いています。
ほとんどの通貨ペアが1,000通貨に対応しているため、少額からスタートが可能です。

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さらに売買比率・価格分布(オープンオーダー)も備わっており、エントリーすべき方向性の判断に役立ちます。

口座開設すれば、FX、シストレ、バイナリーオプションと3つの取引ができることも魅力です。

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GMO外貨

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低スプレッド・高スワップポイントなので、短期売買から長期売買まで幅広く対応します。
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デイトレードのよくあるご質問

デイトレードの気になるコトをまとめました。

デイトレードとは何ですか?

新規注文から決済までが数十分〜数時間、最長でも当日中には決済をする、FXの短期トレード手法です。

翌日にポジションを持ち越さない「1日完結型」となることから、デイトレードと呼ばれています。

為替は上昇と下落によるサイクルを繰り返しながら動いていきますが、1日の値動きにだけスポットを当てても共通です。

この短い周期を1日に何度か取引して、1回のトレードあたり最低でも10pips〜、トレンドが強ければ100pips程度を、主に順張りで狙っていくスタイルとなります。

デイトレードのメリットを教えてください

翌日までポジションを保有しないことから、月曜日早朝にレートが離れてスタートする「週末リスク」を避けられることが、スイングトレードやポジショントレードと異なる点です。

これによりレバレッジを効かせて資金効率よくトレードできため、少額から始められることも優れたメリットです。

スキャルピングは取引中にチャートに張り付く必要があるため、スキャルピングと比べても精神的な負担が軽く、テクニカル分析が機能しやすいこともポイントです。
もしNY時間に取引するなら、30分おきにレートをチェックする感覚でトレードすることも可能です。

つまり普段会社勤めのサラリーマンでも、帰宅後の2時間だけトレードして利益の追求ができる魅力も備えています。

デイトレードのデメリットを教えてください

レバレッジを効かせやすい反面、レバレッジを高くしすぎるとロスカットリスクも高まるため注意しなければいけません。

また当日中に決済する手法ですから、反転となりうる地点に差し掛かったら迷わず損切りする決断力が必要です。

スキャルピング的に売買回数が増えるほど、スプレッドが取引コストとして発生するデメリットがあるため、低スプレッド業者を選ぶこともポイントです。

相場に動きがないレンジ相場のときは収益を上げにくいため、タイミングを見極めて順張りでトレードすることもポイントです。

デイトレードではどんなチャートを使いますか?

デイトレードでは主に1時間足、4時間足、日足、週足でトレンドの方向性を確認します。

実際の売買判断は5分足、10分足、15分足、30分足、1時間足が使われています。

狙うpipsによって調整は必要ですが、日足と4時間足、1時間足でトレンドを確認し、短期目線なら5分足、通常は15分足を使うのが主流です。

デイトレードのポイントは何ですか?

デイトレードで選ぶ通貨ペアは、流動性が高くスプレッドが狭い「米ドル/円」と「ユーロ/米ドル」が向いています。
この2つの通貨ペアは、デイトレードにおいてテクニカル分析が機能しやすいことで人気があります。
日中なら米ドル/円、夕方はユーロ/米ドル、夜は両方の値動きに注目するのもいいでしょう。

東京市場、ロンドン市場、NY市場それぞれのボラティリティが高いタイミングを狙って、短期のトレンドに乗ることも大切です。
各市場のオープン前後となる東京時間なら8:30〜、ロンドン時間なら17:00〜(夏は16:00〜)、NY時間なら22:00〜(夏は21:00〜)それぞれから各1〜2時間程度の値動きに注目すると、良好な収益機会を得られます。

FXデイトレード 取引方法を徹底解説!

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