リピート系注文に取り組んでいる方、これから取り組みたい方に嬉しいお知らせです。
インヴァスト証券のトライオートFXでは、自動売買時に取引手数料が徴収されていましたが、2024年9月1日以降は取引手数料が無料となりました。
これにより以前は分かりにくい部分がありましたが、現在は明快な仕組みとなっています。
これまでの手数料体系との違いと、取引手数料やスプレッドはどのように変わったのか、詳しく解説します。
自動売買手数料が無料になった理由
これまでは自動売買時の取引数量に応じて、マークアップ手数料として提示されたレートで約定したのち、手数料が上乗せされた価格が「取引価格」として取引画面に表示されていました。
つまり注文が約定したときの価格を「約定価格」、約定価格に手数料が上乗せされた価格を「取引価格」として表示されていたことで、実際に分かりにくいとの意見もカスタマーサポートに寄せられていたようです。
こうした状況を改善すべく、トライオートFXでは手数料を廃止することになり、「約定価格」と「取引価格」はどちらも同じ価格で表示される取引システムとなりました。
実質、自動売買のみ手数料を上乗せしてスプレッドを配信
こうして、取引システム上の分かりにくさを改善するために取引手数料が廃止されました。
取引手数料が廃止となるとだいぶコストが下がりそうな印象もありますが、実質は自動売買のときに取引手数料がスプレッドに上乗せされて配信が行われます。
つまり自動売買とマニュアル取引(裁量取引)では、異なるスプレッドで配信されている形となります。
それではどれくらいのスプレッドが配信されているのか、見ていきましょう。
こちらはPCのWebブラウザでトライオートにログインしたときの画面です。
画面左の「トレード」へ進み、レート一覧の「銘柄」の文字の左側にある、拡大アイコンをクリックしてください。
そうすると別画面で各通貨ペアの詳細データが表示されます。
このときにタブを切り替えることで、マニュアル注文、自動売買注文ごとのスプレッドをチェックできます。
それぞれの記事公開日時点のスプレッドは以下です。
通貨ペア | 自動売買注文 スプレッド | マニュアル注文 スプレッド | 自動売買の 実質コスト |
---|---|---|---|
米ドル/円 | 3.3銭 | 0.3銭 最大1.5銭程度 | 3.0銭 最小0.8銭程度 |
ユーロ/円 | 3.5銭 | 0.5銭 最大2.2銭程度 | 3.0銭 最小0.3銭程度 |
ポンド/円 | 4.0銭 | 1.0銭 | 3.0銭 |
豪ドル/円 | 3.6銭 | 0.6銭 | 3.0銭 |
NZドル/円 | 4.7銭 | 1.7銭 | 3.0銭 |
カナダドル/円 | 4.9銭 | 1.9銭 | 3.0銭 |
スイスフラン/円 | 5.0銭 | 2銭 | 3.0銭 |
トルコリラ/円 | 3.5銭 | 1.5銭 | 2.0銭 |
メキシコペソ/円 | 2.5銭 | 0.5銭 | 2.0銭 |
南アフリカランド/円 | 3.8銭 | 1.8銭 | 2.0銭 |
ユーロ/米ドル | 2.3pips | 0.3pips | 2.0pips |
ポンド/米ドル | 3.4pips | 1.4pips | 2.0pips |
豪ドル/米ドル | 3.4pips | 1.4pips | 2.0pips |
NZドル/米ドル | 4.0pips | 2.0pips | 2.0pips |
米ドル/カナダドル | 3.8pips | 3.8pips | 0pips |
米ドル/スイスフラン | 4.0pips | 2.0pips | 2.0pips |
ユーロ/豪ドル | 5.0pips | 2.0pips | 3.0pips |
ユーロ/ポンド | 3.7pips | 1.9pips | 1.8pips |
ユーロ/ポーランドズロチ | 28.0pips | 26.0pips | 2.0pips |
豪ドル/NZドル | 4.5pips | 3.5pips | 1.0pips |
※スプレッド取得日・記載日:2024年9月3日
トライオートは変動スプレッドとなっており、マニュアル注文のスプレッドは多くの通貨ペアでほぼ固定となっています。
このうちマニュアル注文の米ドル/円とユーロ/円は常に変動する傾向があり、米ドル/円は通常0.3銭で最大1.5銭程度、ユーロ/円は通常0.5銭で最大2.2銭程度のスプレッドであることが確認できました。
自動売買注文のスプレッドは全通貨ペアが基本的に固定されており、自動売買注文のスプレッドからマニュアル注文のスプレッドを引くと、自動売買注文の実質的な取引コストと判断できます。
上の表のとおり、実質的な自動売買の取引手数料は、多くの通貨ペアで2pipsまたは3pipsが多かったことが確認できます。
このうち、三大陸戦略の米ドル/カナダドル、ユーロ/ポンド、豪ドル/NZドルは優遇された取引手数料となっていることが確認できます。
以前と現在の取引コストの違いは?
2024年8月末まで適用されていた取引手数料は以下です。
取引数量 | 新規 | 決済 | 1,000通貨あたり |
---|---|---|---|
1万通貨未満 | 2.0pips | 2.0pips | 片道20円(対外貨は0.2外貨) |
1万通貨以上10万通貨未満 | 1.0pips | 1.0pips | 片道10円(対外貨は0.1外貨) |
10万通貨以上50万通貨未満 | 0.5pips | 0.5pips | 片道5円(対外貨は0.05外貨) |
50万通貨以上 | 無料 |
さきほどの表をご覧のとおり、取引数量に関わらず、往復で最大2pips(対円通貨ペアなら往復で最大20円)となっています。
大口で取引するトレーダーはそれほど多くないと思いますし、リピート系注文は1本あたりの注文が1万通貨未満の方が過半数を占めているでしょう。
ほとんどのユーザーにとっては、総合的な取引コストとしては半分に下がって改善されたといえますね。
リピート系注文の取引手数料を他社と比較
それでは改善された取引コストの実力を、リピート系注文でもっとも取引される通貨ペアで他社と比べてみましょう。
それぞれ記事公開日時点の取引画面で取得したスプレッドで比較しています。
FX会社名 | 豪ドル/NZドル スプレッド コスト | 新規注文 手数料 | 決済注文 手数料 | 総コスト | 低コスト ランキング |
---|---|---|---|---|---|
MATSUI FX | 25円 *1 | 無料 | 無料 | 25円 | 1位 |
35円 | 無料 | 無料 | 35円 | 2位 | |
45円 | 無料 | 無料 | 45円 | 3位 | |
52円 | 無料 | 無料 | 52円 | 4位 | |
71円 | 20円 | 無料 *2 | 91円 | 5位 | |
60円 | 無料 | 無料 | 60円 | 6位 | |
100円 | 20円 | 無料 *2 | 120円 | 7位 | |
取扱いなし | – | – | – | – | |
自動売買非対応 | – | – | – | – |
※インヴァスト証券のトライオートFX、みんなのシストレ、マネースクエアは原則固定(例外あり)スプレッドを配信していないため、記事更新日時点の参考スプレッドからスプレッドコストを記載しています。
*1 豪ドル/NZドルのスプレッドは、10,000通貨までの成行(ストリーミング)注文・成行決済は1.9銭原則固定(例外あり)、左記を除いた場合は2.5銭原則固定(例外あり)となります。
*2 外為オンラインとFXブロードネットはキャンペーンにより決済手数料が無料ですが、キャンペーンは長期間延長しているため、実質的に発生しているのは片道分のコストとなります。
おまけとして米ドル/円のコストも比較してみました。
現在リピート系注文でもっとも取引されている3つの通貨ペアに関しては、みんなのシストレの低コストが目立つものの、トライオートFXはそれに次ぐ水準であることが分かりました。
業界全体で見ても、トライオートFXのコストはかなり抑えられた商品といえますね。
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インヴァスト証券の取引コスト【まとめ】
インヴァスト証券といえば、業界最高峰ともいえるリピート系システムを提供する業者です。
リピート系注文のロジックが豊富で、CFDやETFと組み合わせたポートフォリオを手軽に運用できることもポイントです。
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トライオートについてもっと知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
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