チェコの通貨「チェココルナ(CZK)」の特徴と値動きの傾向

チェコの通貨「チェココルナ」の特徴を解説します。

チェコの基礎データ

チェココルナは、ユーロとの相関性が高いことが特徴の通貨ペアです。

チェコの国旗
正式名称チェコ共和国
首都プラハ
中央銀行チェコ国立銀行
通貨単位コルナ、ハレル
* 主要輸出国ドイツ、スロバキア、ポーランド、フランス、オーストリア
* 主要輸入国ドイツ、中国、ポーランド、ロシア、スロバキア
値動きの大きさ情報量の豊富さ金利の高さ

* 貿易量の多い国順 2022年のデータ(チェコの貿易と投資 – ジェトロ

チェコの特徴を知ろう!

中欧ヨーロッパに位置するチェコは、2004年にEU加盟国となりました。

通貨はユーロではなく、自国通貨のコルナが採用されています。

チェコの地図

チェコはドイツ、ポーランド、オーストリア、スロバキアの4ヶ国と隣接しています。

世界遺産の宝庫であるチェコですが、首都のプラハは世界で唯一、市内全体が世界遺産として登録されている貴重な街です。

観光客を魅了してやまないほどの美しい街並み、そして治安の良さはチェコ旅行ならではの魅力といえます。

また国民的ドリンクといえばビールが有名で、1人あたりのビール消費量は世界第1位でとなっており、世界ビールシェアの約7割を占めるピルスナーやバドワイザー発祥の地として知られています。

チェコは欧州屈指の自動車産業を中心とした機械工業が中心であり、このほか化学工業、そして観光業が主な産業となります。

好調な経済がチェコの強みであり、貿易における輸出入額は2022年に過去最高額を更新しました。

輸出入ともに自動車関連の割合が高く、ドイツが第1位(2022年時点)となっていることから、ドイツ経済の影響を受けやすいこともチェコの特徴となります。

もちろんトヨタなど多くの日系自動車メーカーもチェコを生産拠点としており、近年ではパナソニックなど多くの日系企業も同国を生産拠点としてスタートさせています。

経済成長している理由

チェコは長期的に政治情勢が安定しており、低い失業率、そしてEU域内でも相対的に低い賃金水準により、経済成長が続いている国です。

実際に経済成長率を過去の水準と比べても、高い水準で推移していることが確認できます。

EU域内国における1人あたりの名目GDPの伸び率を、2012年を100%として2022年の水準を視覚化|チェコの水準

とくにEU経済を牽引するドイツと国境を接しているメリットは大きいです。

輸出依存度が高いチェコ経済ですが、ドイツの自動車関連製品での輸入はチェコがトップであり、自動車生産台数においてもEU域内でチェコは上位に君臨しています。

こうした背景もあり、チェコは今後も安定的な経済成長に期待されている国となっています。

チェコは高金利国のなかでも国債格付けが高い

チェコの国債格付けは、中欧・東欧諸国の中ではオーストリアに次いで高く、世界的に見ても国債格付けが高いことから、国としての信用度も高く評価されています。

FXではメキシコ、トルコ、南アフリカ、また近年注目されているハンガリーといった高金利通貨国があります。

こういった国のなかでチェコの国債格付けがもっとも高いことから、投資対象として魅力的な側面を持っているのです。

最新の国債格付けは、こちらのサイトで確認ができます。

スワップポイントが高水準

チェコでは2021〜2022年の利上げにより、政策金利は7.00%まで引き上げられました。

その金利水準が長期にかけて据え置かれていること、またEU屈指の経済成長や国債格付けの高さにより、スワップポイントを目的とした取引で注目を集めるようになりました。

※最新の政策金利は、チェコ国立銀行公式HPにある「2W repo rate」で確認できます。

また、こちらのWebサイトでもチェックができます。

チェコ 政策金利発表 – Investing.com

もともと国内では、チェココルナは数社しか取り扱っておらす、知名度も高くありませんでした。

しかし近年トレイダーズ証券は、政策金利が低い日本円と組み合わせた「チェココルナ/円」を国内で初めて取り扱いを始めたことで、注目されるようになってきた背景があります。

そしてチェコはEU加盟国だけあって、ユーロと同じように動きやすい特徴があります。

つまりチェココルナ/円は、ユーロ/円の値動きに連動しやすい通貨ペアとなります。

チェココルナ/円のスワップポイントを狙った取引については、こちらの記事で取引できる業者をまとめていますので、参考にしてみてください。

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高金利で今注目の通貨ペア チェココルナ/円を取引できるFX業者を徹底解説!
  • 世界第2位の取引量を誇る「ユーロ」と連動して動きやすい通貨。
  • EUのなかでも、経済的な結びつきが強いドイツ経済の影響を受けやすい。
  • 政策金利が高いため、スワップポイントの受け取りも高水準。
  • 経済指標はチェコ政策金利発表のほか、EUのGDPやCPIに注目。

チェココルナ/円の通貨ペア

チェココルナはマイナー通貨のため、まだ取り扱う業者は多くありません。

国内ではいくつかの業者が取り扱っていますが、チェココルナ/円はLIGHT FX、みんなのFX、JFX、ヒロセ通商の4業者のみが提供しています。

各社の取り扱い通貨ペアは以下です。(※2023年11月15日時点)

FX業者名チェココルナ
取り扱い通貨ペア
LIGHT FXチェココルナ/円
みんなのFXチェココルナ/円
MATRIX TRADERチェココルナ/円
LION FXチェココルナ/円
auカブコム FXチェココルナ/円
IG証券 FX米ドル/チェココルナ
ユーロ/チェココルナ
ポンド/チェココルナ
サクソバンク証券 FX豪ドル/チェココルナ
スイスフラン/チェココルナ
チェココルナ/ポーランドズロチ
デンマーククローネ/チェココルナ
ユーロ/チェココルナ
ポンド/チェココルナ
米ドル/チェココルナ
NZドル/チェココルナ
ThinkMarkets(シンクマーケッツ)ThinkMarkets米ドル/チェココルナ
ユーロ/チェココルナ
ポンド/チェココルナ
OANDA FX米ドル/チェココルナ
ユーロ/チェココルナ
FX/MT4米ドル/チェココルナ
ユーロ/チェココルナ

チェココルナはマイナー通貨のため、通常は投資対象となりにくいです。
そのため上級者でもないかぎり、通貨ペア数の多さで業者を選ぶ必要はありません。

デイトレードなどの為替差益を目的とした取引は、ユーロ/米ドル、米ドル/円などの流動性がある通貨ペアをチョイスしなければいけないからです。

ですのでチェココルナ自体の値動きを狙った取引をするのであれば、米ドル/チェココルナまたはチェココルナ/円が適しているといえます。

スワップポイントを目的とした取引は、低金利通貨である日本円と組み合わせが必須ですので、チェココルナ/円を提供している業者を選ぶようにしてください。

チェココルナ/円の買いスワップポイントが多い業者は、こちらの記事で解説しています。

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チェココルナの変動要因となる経済指標

チェココルナの取引にあたり、もっとも注目したいのがチェコ政策金利発表です。

チェコの2週間物レポ金利(政策金利)は、チェコ国立銀行(=中央銀行, CNB)の金融政策決定会合により、年に8回金融政策の会合が行われています。
そして会合当日の現地午後14:30に政策金利が発表され、その後現地午後15:45に記者会見が行われます。

年8回の詳しいスケジュールは、チェコ国立銀行 銀行理事会の金融政策会合で公開されています。

そして値動きの相関性があるEUの経済指標の動向に注目しましょう。

また、ユーロ経済を引率するドイツの経済指標にも目配りしておきたいところです。

チェココルナの取引で注目すべき経済指標
  • チェコ政策金利発表
  • ECB(欧州中央銀行)政策金利発表
  • ユーロ・ZEW景況感調査指数
  • ユーロ・四半期GDP(国内総生産)
  • ユーロ・消費者物価指数(HICP)
  • ドイツ・ZEW景況感指数
  • ドイツ・IFO景況感指数
  • ドイツ・四半期GDP(国内総生産)

欧州の経済指標は下記ページで解説しています。

チェココルナ取引の注意点

スワップポイントの高さがチェココルナ最大の魅力ではありますが、取引にあたり注意点も知っておく必要があります。

ユーロではなく独自通貨であること

チェコはEU加盟国ですが、ユーロではなく自国通貨のチェココルナを採用しています。

EU加盟国のうち、チェコのほか、ハンガリー、ポーランド、ルーマニア、スウェーデン、ブルガリアも非ユーロ導入国です。

EUなのにユーロを導入していないのか、それは国ごとに理由があります。

例えば北欧では、国民投票による賛成を得られていない国が多いです。
中東欧の国々では、経済面によりまだ導入できていない国もあります。

ユーロを導入すれば金融政策はEUと足踏みを揃えなければいけませんが、チェコに関しては経済が安定していることで、急いでユーロを導入する必要性が低いことがその理由です。

しかしEU加盟国ながらも独自通貨の採用により、ユーロとチェココルナとの為替変動によるリスクが存在します。

ユーロ導入国同士と違い、チェココルナとユーロの為替レートによっては、EU内での貿易によってチェコ経済への影響を受けやすい要因ともなります。

取引量が少ないことで流動性が低い

チェココルナはマイナー通貨ですので、米ドルやユーロ、日本円などのメジャー通貨と比べると取引量は多くありません。

メキシコペソや南アフリカランドも同様にマイナー通貨となりますが、チェココルナはこれらの通貨よりも取引量が少ないことから、不安定な値動きを見せることもしばしばあります。

マイナー通貨に見られる流動性リスクとは、取引参加者や取引されている金額が少ないことを意味し、「買いたいときに買えない、売りたいときに売れない」ことを指します。

つまりより流動性が低い状況によっては、スプレッドが大きく広がったり、ときにはレート配信がされなくなる可能性もあることを理解しておかなければいけません。

変動率の高さは、短期的に収益化しやすいメリットがあります。

その反面、マイナー通貨はメジャー通貨と比べると価格の変動率が高い傾向があることから、取引時はスリッページによって注文価格と約定価格に差が出てしまいがちなリスクもあります。

スプレッド拡大やスリッページを抑えるなら、スワップポイント目的の取引であっても、相場が乱高下していない安定している局面を見極めて発注するようにしてください。

チェココルナの取引におすすめの業者

マイナー通貨という特性上のリスクはあるものの、みんなのFXとLIGHT FXでは国内で最小となる1,000通貨(=0.1Lot)から取引を行うことができます。

たとえばCZK/JPYのレートを6.6とすれば、1万通貨あたり最小約265円でポジションを保有できるイメージです。

つまり最小1,000円以下でポジションの保有ができることから、少額で無理せずにスワップポイントを狙っていくことも可能です。

より多くのスワップポイントを狙いたい気持ちもあるかも知れませんが、この場合はまず少額でスタートしてみて、良い感触を得られたら徐々に取引量を上げていくやり方がいいでしょう。

そしてチェココルナ/円の取引なら、スワップポイントが国内最高水準となる、みんなのFXがおすすめです。

みんなのFX

みんなのFX|スプレッド業界最狭水準 スワップ業界最高水準

みんなのFXは、スワップポイント狙いでおすすめの業者です。

メジャー通貨からトルコリラ/円などの高金利通貨まで、全通貨ペアにおいて「業界最高水準」「ほぼ固定スワップ」を提供しています。
これにより長期にかけて、安定的にスワップポイントを受け取ることができます。

スプレッドは業界最狭水準であり、約定率も高いので、デイトレードなど短期売買から中期売買にも向いています。
ほとんどの通貨ペアが1,000通貨に対応しているため、少額からスタートが可能です。

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