メキシコペソ(MXN)の特徴と値動きの傾向

メキシコの通貨「メキシコペソ」の特徴を解説します。

メキシコペソ/円のスワップポイント比較ランキングや長期保有時の利回り、値動きの見通しについては以下記事をご覧ください。

メキシコの基礎データ

メキシコペソは、アメリカ経済の動向と銀・原油価格の相関性に注目!

メキシコペソ
正式名称 メキシコ合衆国
首都 メキシコシティ
中央銀行 メキシコ中央銀行
通貨単位 メキシコペソ($)、センターボ(¢)
* 主要輸出国 アメリカ(全体の約80%)
* 主要輸入国 アメリカ(全体の約46%)

* 2017年メキシコ経済省のデータ

値動きの
大きさ
情報量の
豊富さ
金利の
高さ

メキシコの国債格付けは?

国債格付けとは、その国が投資先として適しているかを総合的に示すランキング、といった認識で問題ありません。
国債とあるように、その国が発行する債券は債務が履行されるかが判断されて格付けされます。

アメリカの国債格付け データ収得日:2019年7月27日
ムーディーズ S&P フィッチ・レーティングス
A3 BBB- BBB

FXで高いスワップポイントを得る目的なら、トルコリラ/円や南アフリカランド/円も検討している方も多いでしょう。

新興国通貨を順位で見ると、44位の南アフリカ、47位のトルコに比べると、メキシコは33位と国債格付けランキングも高いのが特徴です。(ちなみに日本はというと、同日のデータでは23位となっています。)

政策金利

メキシコペソの高いスワップポイントの根底にあるのは、政策金利の高さにあります。

2019年8月2日現在の政策金利
順位 国名(政策金利)
ランキング1位 トルコ(19.75%)
ランキング2位 メキシコ(8.25%)
ランキング3位 南アフリカ(6.50%)

ご覧の通り、FX業界ではトルコリラに続いて第2位と圧倒的な高さを誇っています。

政策金利の推移も見てみましょう。

メキシコと高金利通貨国との政策金利一覧(2019年1月)

2019年7月にトルコ、南アフリカではそれぞれ利下げが行われましたが、メキシコは現状据え置きとなっています。

もともと2015年3月までは3.0%と横ばいで推移していましたssが、翌月から徐々に利上げされ、現状は8.25%で推移しています。

ただしアメリカが利下げしたこともあり、今後メキシコも追随する可能性が高まりつつあります。

それではさまざまな統計から、メキシコペソは長期投資先として適切であるかを見ていきましょう。

GDP(経済成長率)

GDPにはさまざまな統計があります。

  • 名目GDP・・・その年の市場価格から算出したGDP
  • 実質GDP・・・名目GDPから物価変動の影響を除いたGDP
  • GDPデフレーター・・・1以上なら物価の上昇 (インフレ) 、1未満なら物価の下落 (デフレ) を示す。

  • 実質GDP成長率(実質経済成長率)・・・実質GDPが前年比でどのくらい成長したかを示すもの

 

まずはスタンダードな名目GDPから見て見ましょう。

メキシコ 名目GDP(メキシコペソ建て)

画像引用元:世界経済のネタ帳

自国通貨建てでは順調に右肩上がりで推移しています。

メキシコ 名目GDP(米ドル建て)

画像引用元:世界経済のネタ帳

ドル建ての名目GDPも同様です。

メキシコ 実質GDP(メキシコペソ建て)

画像引用元:世界経済のネタ帳

物価変動を除いた数量ベースの実質GDPも右肩上がりで推移しています。

メキシコ GDPデフレーダー

画像引用元:世界経済のネタ帳

GDPデフレーターはきれいに上昇していますので、インフレが進行していることが分かります。

メキシコと日本 GDP成長率の比較

画像引用元:世界経済のネタ帳

経済成長率はゆるやかな下落傾向にあるものの、新興国だけあって日本よりは高水準で推移しています。2019年の見通しが下がっている理由としては、アメリカの製造業の減速による輸出量の低迷が予想されています。

失業率

失業率は日本よりも高い3%台で推移しています。
しかし同じ高金利通貨といえど、南アフリカとトルコとは比較にならないほど低いのがメキシコの特徴です。

CPI(消費者物価指数)、インフレ率

モノの物価変動を表すのがCPIで、そのCPIから算出される上昇度合いがインフレ率で示されます。

■メキシコ 消費者物価指数(前年比)

メキシコのCPI(消費者物価指数)

画像引用元:Investing.com

前年同月と比べたデータでは、直近では3%以上の上昇が継続しているものの、2018年以降は下落傾向であることが分かります。

インフレ度合いを測るのに先ほどのGDPデフレーターもありますが、より消費者の景況が反映されやすいインフレ率も見てみましょう。

メキシコと日本 インフレ率の推移(1980年〜2019年)の比較

画像引用元:世界経済のネタ帳

こういったCPIやインフレ率の変化というのは、実は政策金利の変動に直結します。

通常インフレ率の上昇は好景気を示しますが、新興国ほどある水準以上に物価上昇が起こると紙幣価値の低下に繋がります。
こういった場合、各国の中央銀行は政策金利を引き上げて物価の上昇を抑えようとします。

メキシコのインフレ率は2000年代に入ってから落ち着いてきています。メキシコ中央銀行の目標は3%ですので、この水準までインフレ率が下がってきたら政策金利が利下げとなる可能性が高くなってきます。。

メキシコペソ/円の特徴

それではメキシコペソ/円ならではとも言える、値動きの特徴を見ていきましょう。

米ドル/円と連動しやすい

メキシコの街

近年経済成長が目覚ましいメキシコは、若年層の占める割合が多く、人口は増加し続けていることからも、今後の発展に期待されています。

メキシコの貿易は、隣接するアメリカが輸出入ともに最大の相手国です。
1994年のNAFTA(北米自由貿易協定)が発足してからは、アメリカとの経済的な結び付きはさらに密接になりました。
貿易は極端にアメリカに偏っていることからも、アメリカが好景気になるとメキシコも好景気になるといったように、アメリカ経済の影響を強く受けやすい特徴があります。

つまり、米ドルとメキシコペソには連動する性質があり、メキシコペソの値動きを見ていく上で、米ドルとの相関性をみていくことはかかせません。
たとえメキシコペソ/円のトレードであっても、米ドル/円の推移に注目していきましょう。

WTI原油価格と相関性が高い

メキシコ経済を支えているのが、世界第1位の生産量を誇る銀を筆頭に、世界第7位の原油、天然ガスなどの豊富な鉱物資源です。
産油国の通貨は、特にエネルギー価格に左右されやすい特徴があります。
2016年2月には原油価格下落の影響もあり、メキシコペソは過去最安値をつける出来事もありましたので、WTI原油価格との相関性に注目していきましょう。

メキシコペソの値動きとしては、マイナー通貨なので取引量が少なく、資源国通貨の性質もあることから、激しく値動きをする傾向があります。

トランプ発言が変動リスク

トランプ大統領

アメリカよりも治安が悪く、麻薬問題やアメリカへの不法入国など解決しなければならない問題も多いのも事実です。
不安定な政治や内情によってカントリーリスク(国の信用度のリスク)は高めで、これらの要因で相場はさらに大きく変動するため注意が必要です。
しかし新興国通貨という位置付けであることからも、金利は高水準であり、2016年5月現在で3.75%となっており、FXでは高スワップで有名な豪ドルやNZドルを上回るほどの水準となっています。

一日の値動き傾向は?

メキシコはアメリカと陸続きですので、ニューヨーク市場のコアタイム(21:00〜2:00)が、メキシコペソが活発に動く時間帯です。
米ドルと相関性があることで、米ドル/円(USD/JPY)とメキシコペソ/円(MXN/JPY)は似たような動きをする傾向があります。

また、ニューヨーク商品取引所(NYMEX)という先物市場で取引されているWTI原油価格は、国際的な原油価格の指標としてもっとも有名です。
WTI原油価格はメキシコペソ相場との相関性が高いため、動向を見極めていくためには必須とも言えます。
NYMEXのWTI原油は、FXと同じくほぼ24時間取引できるマーケットですので、いつでもチャートをチェックできる環境にしておくと便利です。

なお値動きの変動要因となるメキシコの経済指標ですが、毎月上旬、日本時間の22:00頃に発表されている消費者物価指数(CPI)に注目していきましょう。

 

アメリカの重要な経済指標も変動要因となりますので、詳しく知りたい方は下記ページもご参考にしてみてください。

経済指標を一覧でチェック!

メキシコペソの取引に向いているFX会社は?

MXN/JPYのスプレッドはFX業者によってかなり開きがあり、なかには10銭以上で提供する業者もあります。
高金利が魅力のメキシコペソですが、できるだけ低スプレッドで取引したい方はみんなのFXがおすすめです。
スプレッドは業者最狭水準の0.4銭原則固定(例外あり)、スワップポイントは *1日/163円と業界でも高水準なので、短期〜長期売買まで幅広く対応します。

スプレッドとスワップポイントのバランスで考えると、おすすめなのはFXプライム byGMOです。
スプレッドは1.9銭、スワップポイントは* 1日/150円(1万通貨の買いポジション)です。

またGMOクリック証券のプラチナチャートプラスなら、銀やWTI原油のチャートを見ることができますので、メキシコペソのトレード用に合わせて口座開設しておくと便利です。

* 2019年5月31日時点のスプレッド、スワップポイントとなります。

 

スプレッドとスワップポイントの比較は、以下ページでご確認ください。

おすすめFX会社をご紹介!

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みんなのFXは「メキシコペソ/円」10Lotの買いスワップは1日/120円(2019年月5月31日実績)と、業界屈指の高さが魅力です。

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メキシコペソ/円だけではなく、トルコリラ/円の買いスワップも高いので、みんなのFXは高金利通貨の取引におすすめな業者です!

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10万通貨/1年の保有で 547,500円
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参考リンク(外部サイト)

メキシコ基礎データ | 外務省


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