メキシコの通貨「メキシコペソ(MXN)」の特徴と値動きの特徴

メキシコの通貨「メキシコペソ(MXN)」の特徴と値動きの特徴

メキシコの通貨「メキシコペソ」の特徴と値動きの傾向を解説します。

メキシコペソ/円のスワップポイント比較ランキングや長期保有時の利回り、値動きの見通しについては以下記事をご覧ください。

目次

メキシコの基礎データ

メキシコペソは、アメリカ経済の動向と銀・原油価格の相関性に注目!

メキシコの国旗
正式名称メキシコ合衆国
首都メキシコシティ
中央銀行メキシコ中央銀行
通貨単位メキシコペソ($)、センターボ(¢)
* 主要輸出国アメリカ、カナダ、中国、ドイツ、韓国
* 主要輸入国アメリカ、中国、韓国、ドイツ、日本
値動きの大きさ情報量の豊富さ金利の高さ
★★☆☆★★★★

* 貿易量の多い国順 2022年のデータ(メキシコの貿易と投資 – ジェトロ

メキシコの国債格付けは?

国債格付けとは、その国が投資先として適しているかを総合的に示すランキング、といった認識で問題ありません。
国債とあるように、その国が発行する債券は債務が履行されるかが判断されて格付けされます。

ムーディーズS&Pフィッチ・レーティングス
Baa2BBBBBB−
国債格付け取得日:2024年6月11日

FXで高いスワップポイントを得る目的なら、トルコリラ/円や南アフリカランド/円も検討している方も多いでしょう。

新興国通貨を順位で見ると、南アフリカ、トルコに比べても、メキシコの方が国債格付けランキングが高いこことから、国自体の信頼性が高く評価されているのが特徴です。

政策金利

メキシコペソの高いスワップポイントの根底にあるのは、政策金利の高さにあります。

順位国名(政策金利)
1位トルコ(50.00%)
2位メキシコ(11.00%)
3位南アフリカ(8.25%)
4位香港(5.75%)
5位ニュージーランド(5.50%)
5位アメリカ(5.50%)
6位イギリス(5.25%)
7位カナダ(4.75%)
8位ノルウェー(4.50%)
9位オーストラリア(4.35%)
10位ユーロ圏(4.25%)
11位スウェーデン(3.75%)
12位中国(3.45%)
13位スイス(1.25%)
14位日本(-0.1%)
政策金利取得日:2024年7月1日

ご覧の通り、FX業界ではトルコリラに続いて第2位と圧倒的な高さを誇っています。

メキシコの金利の水準は高水準が継続している傾向にあることから、とくにメキシコペソ/円が注目を浴びています。

メキシコの経済指標はCPI、政策金利に注目

CPIはモノの物価変動を表す経済指標です。

こうしたCPIの変化というのは、実は政策金利の変動に直結します。

通常インフレ率の上昇は好景気を示しますが、新興国ほどある水準以上に物価上昇が起こると紙幣価値の低下に繋がります。
そうすると、各国の中央銀行は政策金利を引き上げて物価の上昇を抑えようとします。

CPI、政策金利が上昇するならメキシコペソの買い要因となりますので、メキシコペソを取引するなら、最低限CPIと政策金利をチェックするようにしてください。

メキシコペソ/円の特徴

それではメキシコペソ/円ならではとも言える、値動きの特徴を見ていきましょう。

米ドル/円と連動しやすい

メキシコの街

近年経済成長が目覚ましいメキシコは、若年層の占める割合が多く、人口は増加し続けていることからも、今後の発展に期待されています。

メキシコの貿易は、隣接するアメリカが輸出入ともに最大の相手国です。
1994年のNAFTA(北米自由貿易協定)が発足してからは、アメリカとの経済的な結び付きはさらに密接になりました。
貿易は極端にアメリカに偏っていることからも、アメリカが好景気になるとメキシコも好景気になるといったように、アメリカ経済の影響を強く受けやすい特徴があります。

つまり、米ドルとメキシコペソには連動する性質があり、メキシコペソの値動きを見ていく上で、米ドルとの相関性をみていくことはかかせません。
たとえメキシコペソ/円のトレードであっても、米ドル/円の推移に注目していきましょう。

WTI原油価格と相関性が高い

メキシコのタンクローリーのイメージ

メキシコ経済を支えているのが、世界第1位の生産量を誇る銀を筆頭に、世界第7位の原油、天然ガスなどの豊富な鉱物資源です。
産油国の通貨は、特にエネルギー価格に左右されやすい特徴があります。
2016年2月には原油価格下落の影響もあり、メキシコペソは過去最安値をつける出来事もありましたので、WTI原油価格との相関性に注目していきましょう。

メキシコペソの値動きとしては、マイナー通貨なので取引量が少なく、資源国通貨の性質もあることから、激しく値動きをする傾向があります。

米大統領発言が変動要因

アメリカの国旗イメージ

メキシコはアメリカよりも治安が悪く、麻薬問題やアメリカへの不法入国など解決しなければならない問題も多いのも事実です。
不安定な政治や内情によってカントリーリスク(国の信用度のリスク)はメジャー通貨に比べると高く、これらの要因で相場はさらに大きく変動するため注意が必要です。

しかし新興国通貨という位置付けであることからも、金利は高水準であり、FXではトルコリラに次ぐほどの水準となっています。

一日の値動き傾向は?

メキシコはアメリカと陸続きですので、ニューヨーク市場のコアタイム(21:00〜2:00)が、メキシコペソが活発に動く時間帯です。
米ドルと相関性があることで、米ドル/円(USD/JPY)とメキシコペソ/円(MXN/JPY)は似たような動きをする傾向があります。

また、ニューヨーク商品取引所(NYMEX)という先物市場で取引されているWTI原油価格は、国際的な原油価格の指標としてもっとも有名です。

WTI原油価格はメキシコペソ相場との相関性が高いため、動向を見極めていくためには必須といえます。
NYMEXのWTI原油は、FXと同じくほぼ24時間取引できるマーケットですので、いつでもチャートをチェックできる環境にしておくと便利です。

原油をはじめ、銀や天然ガスなど多彩なCFD銘柄を取り扱うIG証券で口座を用意しておけば、チャートを見れるためメキシコペソのトレードにも役立ちます。

なお値動きの変動要因となるメキシコの経済指標ですが、毎月上旬、日本時間の22:00頃に発表されている消費者物価指数(CPI)に注目していきましょう。

アメリカの重要な経済指標も変動要因となりますので、詳しく知りたい方は下記ページもご参考にしてみてください。

スワップポイントの保有イメージ

1日のスワップポイントを25円として4万通貨を保有する場合、1ヶ月、1年間それぞれの受け取り額はこのようになります。

買いスワップ1日/100円
4万通貨/1ヶ月の保有で3,100円
4万通貨/1年の保有で36,500円

メキシコペソの取引に向いているFX会社は?

メキシコペソ/円のスプレッドはFX業者によってかなり開きがあり、なかには10銭以上で提供する業者もあります。

高金利が魅力のメキシコペソですが、できるだけ低スプレッドで取引したい方はみんなのFXがおすすめです。
スプレッド、スワップポイントともに好条件ですので、短期〜長期売買まで幅広く対応します。

またスプレッドとスワップポイントのバランスで考えると、外為どっとコムも筆頭候補としてご検討してみてください。
GMOクリック証券のプラチナチャートなら、銀やWTI原油のチャートを見れますので、メキシコペソのトレード用に合わせて口座開設しておくと便利です。

スプレッドとスワップポイントの比較は、以下ページでご確認ください。

おすすめFX会社をご紹介!

みんなのFX

みんなのFX|スプレッド業界最狭水準 スワップ業界最高水準

みんなのFXは、スワップポイント狙いでおすすめの業者です。
メジャー通貨からトルコリラ/円などの高金利通貨まで、全通貨ペアにおいて「業界最高水準」「ほぼ固定スワップ」を提供しています。
これにより長期にかけて、安定的にスワップポイントを受け取ることができます。

スプレッドは業界最狭水準であり、約定率も高いので、デイトレードなど短期売買から中期売買にも向いています。
ほとんどの通貨ペアが1,000通貨に対応しているため、少額からスタートが可能です。

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