メキシコの通貨「メキシコペソ(MXN)」の特徴と値動きの特徴

メキシコの通貨「メキシコペソ」の特徴を解説します。

メキシコペソ/円のスワップポイント比較ランキングや長期保有時の利回り、値動きの見通しについては以下記事をご覧ください。

関連記事

「高金利通貨」でありながら「安定性」も持ち合わせていることから、現在スワップ狙いで注目の通貨ペアといえば「メキシコペソ/円」です。メキシコペソ/円スワップポイントの魅力から、今後の見通しを解説しつつ、最新スワップポイント比較からラン[…]

メキシコペソ/円 スワップポイント比較と今後の見通し

メキシコの基礎データ

メキシコペソは、アメリカ経済の動向と銀・原油価格の相関性に注目!

メキシコの国旗
正式名称メキシコ合衆国
首都メキシコシティ
中央銀行メキシコ中央銀行
通貨単位メキシコペソ($)、センターボ(¢)
* 主要輸出国アメリカ
* 主要輸入国アメリカ、中国、日本

* 貿易量の多い国順 2017年のデータ(CIA – THE WORLD FACTBOOK – MEXICO

値動きの大きさ情報量の豊富さ金利の高さ

メキシコの国債格付けは?

国債格付けとは、その国が投資先として適しているかを総合的に示すランキング、といった認識で問題ありません。
国債とあるように、その国が発行する債券は債務が履行されるかが判断されて格付けされます。

メキシコの国債格付け データ収得日:2019年11月20日
ムーディーズS&Pフィッチ・レーティングス
A3BBB+BBB

FXで高いスワップポイントを得る目的なら、トルコリラ/円や南アフリカランド/円も検討している方も多いでしょう。

新興国通貨を順位で見ると、44位の南アフリカ、47位のトルコに比べると、メキシコは33位と国債格付けランキングも高いのが特徴です。(ちなみに日本はというと、同日のデータでは23位となっています。)

政策金利

メキシコペソの高いスワップポイントの根底にあるのは、政策金利の高さにあります。

順位国名(政策金利)
1位トルコ(8.75%)
2位メキシコ(6.50%)
3位南アフリカ(5.25%)
4位中国(4.35%)
5位香港(0.86%)
6位ノルウェー(0.25%)
6位カナダ(0.25%)
6位ニュージーランド(0.25%)
6位オーストラリア(0.25%)
6位アメリカ(0.25%)
11位イギリス(0.10%)
12位ユーロ圏(0.00%)
12位スウェーデン(0.00%)
14位日本(-0.10%)
15位スイス(-1.25%)
※2020年5月8日現在の政策金利

ご覧の通り、FX業界ではトルコリラに続いて第2位と圧倒的な高さを誇っています。

 

アメリカが利下げ局面である影響もあり、先進国をはじめメキシコ、トルコ、南アフリカといった新興国まで追従して金利の引き下げが行われています。

金利は下落局面にあるものの、とはいえFX業界で第2位となるメキシコペソの高金利は非常に魅力的です。

それではさまざまな統計から、メキシコペソは長期投資先として適切であるかを見ていきましょう。

GDP(経済成長率)

GDPにはさまざまな統計があります。

  • 名目GDP・・・その年の市場価格から算出したGDP
  • 実質GDP・・・名目GDPから物価変動の影響を除いたGDP
  • GDPデフレーター・・・1以上なら物価の上昇 (インフレ) 、1未満なら物価の下落 (デフレ) を示す。
  • 実質GDP成長率(実質経済成長率)・・・実質GDPが前年比でどのくらい成長したかを示すもの

 

まずはスタンダードな名目GDPから見て見ましょう。

メキシコ 名目GDP(メキシコペソ建て)
画像引用元:世界経済のネタ帳

自国通貨建てでは順調に右肩上がりで推移しています。

 

メキシコ 名目GDP(米ドル建て)
画像引用元:世界経済のネタ帳

ドル建ての名目GDPも同様です。

 

メキシコ 実質GDP(メキシコペソ建て)
画像引用元:世界経済のネタ帳

物価変動を除いた数量ベースの実質GDPも右肩上がりで推移しています。

 

メキシコ GDPデフレーダー
画像引用元:世界経済のネタ帳

GDPデフレーターはきれいに上昇していますので、インフレが進行していることが分かります。

 

メキシコと日本 GDP成長率の比較
画像引用元:世界経済のネタ帳

経済成長率はゆるやかな下落傾向にあるものの、新興国だけあって日本よりは高水準で推移しています。

失業率

メキシコと日本 過去39年の失業率推移
画像引用元:世界経済のネタ帳

失業率は日本よりも高い3%台で推移しています。
しかし同じ高金利通貨といえど、南アフリカとトルコとは比較にならないほど低いのがメキシコの特徴です。

CPI(消費者物価指数)、インフレ率

CPIはモノの物価変動を表します。

メキシコのCPIと先行き予測

2019年を振り返るとCPIは上昇しており、今後も上昇が見込まれていることが分かります。

続いてインフレ率ですが、こちらはCPIから算出され、物価の上昇度合いが示されます。
インフレ度合いを測るのに先ほどのGDPデフレーターもありますが、こちらのいインフレ率の方がより消費者の景況が反映されやすい特徴があります。メキシコのインフレ率と先行き予測
こういったCPIやインフレ率の変化というのは、実は政策金利の変動に直結します。

通常インフレ率の上昇は好景気を示しますが、新興国ほどある水準以上に物価上昇が起こると紙幣価値の低下に繋がります。
そうすると、各国の中央銀行は政策金利を引き上げて物価の上昇を抑えようとします。

メキシコのインフレ率は2000年代に入ってから落ち着いてきており、メキシコ中央銀行の目標は3%です。
この水準までインフレ率が下がってきたら政策金利が利下げとなる可能性が高くなってきます。

世界的な利下げやインフレ率の下落にともない、現状メキシコの政策金利は下落基調で推移しています。

 

メキシコペソ/円の特徴

それではメキシコペソ/円ならではとも言える、値動きの特徴を見ていきましょう。

米ドル/円と連動しやすい

メキシコの街

近年経済成長が目覚ましいメキシコは、若年層の占める割合が多く、人口は増加し続けていることからも、今後の発展に期待されています。

メキシコの貿易は、隣接するアメリカが輸出入ともに最大の相手国です。
1994年のNAFTA(北米自由貿易協定)が発足してからは、アメリカとの経済的な結び付きはさらに密接になりました。
貿易は極端にアメリカに偏っていることからも、アメリカが好景気になるとメキシコも好景気になるといったように、アメリカ経済の影響を強く受けやすい特徴があります。

つまり、米ドルとメキシコペソには連動する性質があり、メキシコペソの値動きを見ていく上で、米ドルとの相関性をみていくことはかかせません。
たとえメキシコペソ/円のトレードであっても、米ドル/円の推移に注目していきましょう。

WTI原油価格と相関性が高い

メキシコ経済を支えているのが、世界第1位の生産量を誇る銀を筆頭に、世界第7位の原油、天然ガスなどの豊富な鉱物資源です。
産油国の通貨は、特にエネルギー価格に左右されやすい特徴があります。
2016年2月には原油価格下落の影響もあり、メキシコペソは過去最安値をつける出来事もありましたので、WTI原油価格との相関性に注目していきましょう。

メキシコペソの値動きとしては、マイナー通貨なので取引量が少なく、資源国通貨の性質もあることから、激しく値動きをする傾向があります。

トランプ発言が変動リスク

トランプ大統領

メキシコはアメリカよりも治安が悪く、麻薬問題やアメリカへの不法入国など解決しなければならない問題も多いのも事実です。
不安定な政治や内情によってカントリーリスク(国の信用度のリスク)は高めで、これらの要因で相場はさらに大きく変動するため注意が必要です。
しかし新興国通貨という位置付けであることからも、金利は高水準であり、2016年5月現在で3.75%となっており、FXでは高スワップで有名な豪ドルやNZドルを上回るほどの水準となっています。

一日の値動き傾向は?

メキシコはアメリカと陸続きですので、ニューヨーク市場のコアタイム(21:00〜2:00)が、メキシコペソが活発に動く時間帯です。
米ドルと相関性があることで、米ドル/円(USD/JPY)とメキシコペソ/円(MXN/JPY)は似たような動きをする傾向があります。

また、ニューヨーク商品取引所(NYMEX)という先物市場で取引されているWTI原油価格は、国際的な原油価格の指標としてもっとも有名です。
WTI原油価格はメキシコペソ相場との相関性が高いため、動向を見極めていくためには必須とも言えます。
NYMEXのWTI原油は、FXと同じくほぼ24時間取引できるマーケットですので、いつでもチャートをチェックできる環境にしておくと便利です。

なお値動きの変動要因となるメキシコの経済指標ですが、毎月上旬、日本時間の22:00頃に発表されている消費者物価指数(CPI)に注目していきましょう。

 

アメリカの重要な経済指標も変動要因となりますので、詳しく知りたい方は下記ページもご参考にしてみてください。

スワップポイントの保有イメージ

1日のスワップポイントが120円としたとき、1ヶ月、1年間それぞれの受け取り額はこのようになります。

買いスワップが120円のとき
買いスワップ1日/120円
1万通貨/1ヶ月の保有で3,600円
1万通貨/1年の保有で43,800円
10万通貨/1年の保有で438,000円

1日あたり140円とすると以下となります。

買いスワップが140円のとき
買いスワップ1日/140円
1万通貨/1ヶ月の保有で4,200円
1万通貨/1年の保有で51,100円
10万通貨/1年の保有で511,000円

メキシコペソの取引に向いているFX会社は?

メキシコペソ/円のスプレッドはFX業者によってかなり開きがあり、なかには10銭以上で提供する業者もあります。

高金利が魅力のメキシコペソですが、できるだけ低スプレッドで取引したい方はみんなのFXがおすすめです。
スプレッド、スワップポイントともに好条件ですので、短期〜長期売買まで幅広く対応します。

またスプレッドとスワップポイントのバランスで考えると、FXプライム byGMOも筆頭候補としてご検討してみてください。
GMOクリック証券のプラチナチャートプラスなら、銀やWTI原油のチャートを見れますので、メキシコペソのトレード用に合わせて口座開設しておくと便利です。

 

スプレッドとスワップポイントの比較は、以下ページでご確認ください。

関連記事

デイトレードなどの短期売買において、もっとも重要となるのがスプレッド。2020年現在では、米ドル/円0.2銭が狭い水準として各社揃っています。また低スプレッドと同時に「スプレッド提示率」「約定力」も重要になってきます。こ[…]

FX12通貨ペアのスプレッドを徹底比較!
関連記事

FXで人気のトレード手法である、スワップポイント狙いのスワップトレード。銀行預金につきものの利息ですが、スワップポイントとはFX版の利息といったところです。日本円は低金利通貨ですので、トルコリラ/円、メキシコペソ/円などの高金利通貨を買[…]

FXスワップポイント15業者を徹底比較!

おすすめFX会社をご紹介!

みんなのFX

鈴木奈々、みんなのFX始めました。

トルコリラ/円、メキシコペソ/円など高金利通貨の最高水準スワップがみんなのFXの特徴!
長期的なスワップポイントの受け取りにイチオシの業者です。

スプレッドは業界最狭水準であり、約定率も高いので、デイトレードなど短期売買から中期売買にも向いています。1,000通貨単位から取引できますので、少額からスタートすることも可能です。

取引ツールには売買比率・価格分布(オープンオーダー)を搭載!どちらの方向でエントリーすればいいのか参考にするのもいいでしょう。
口座開設すれば、FX/シストレ/バイナリーオプション3つの取引ができるのも魅力。オンラインセミナー「みんなの金トレ」でFXを1から学べる環境が整っているのもポイントです。

みんなのFXの口座開設キャンペーン情報

2020年6月30日(火)までのキャンペーン期間中に新規口座開設+取引条件達成で、最大50,000円をキャッシュバック!

こちらから無料でみんなのFXの口座開設ができます!

FXプライム byGMO「選べる外貨」
FXプライム byGMOは大荒れ相場でも揺るがない!約定率100% スリッページなし

安定性の高いサーバーと約定力100%により、FXプライム byGMOはデイトレードとの相性が抜群です。
またFX業界トップクラスを誇るマーケット情報は、中〜長期売買にも役立ちます。

強靭な取引システムとともに、1クリックで発注できる高速注文により、狙ったレートで必ず約定します。
値動きが激しいときでも抜群の約定力なので、雇用統計など相場急変時のトレードにもおすすめ。

高機能チャート「プライムチャート」は売買シグナルをチャート上で見られます。音声通知もできるので、チャンスを見逃すこともありません。
未来のレート予測分析ツール、ぱっと見テクニカルが利用できるのも魅力!チャート分析が苦手な初心者にも使いやすく、口座開設さえすれば無料で使うことができます。

FXプライム byGMOの口座開設キャンペーン情報

2020年5月31日(日)取引終了時までに新規口座開設+取引条件達成で、最大10,000円をキャッシュバック!

こちらから無料でFXプライム byGMO「選べる外貨」の口座開設ができます!

メキシコの通貨「メキシコペソ(MXN)」の特徴と値動きの特徴
最新情報をチェックしよう!