米ドル(USD)の特徴と値動きの傾向

アメリカの通貨「米ドル」の特徴を解説します。

米ドル/円のスワップポイント比較ランキングや長期保有時の利回り、値動きの見通しについては以下記事をご覧ください。

アメリカの基礎データ

FX初心者は基軸通貨の米ドルから。情報量、取引量の多さが魅力!

米ドル
正式名称 アメリカ合衆国
首都 ワシントンD.C.
中央銀行 FRB(米連邦準備制度理事会)
通貨単位 ドル($)、セント(¢)
* 主要輸出国 カナダ、メキシコ、中国、日本、イギリス
* 主要輸入国 中国、メキシコ、カナダ、日本、ドイツ

* 貿易量の多い国順 2018年のデータ

値動きの
大きさ
情報量の
豊富さ
金利の
高さ

アメリカの国債の格付けは?

国としての信用度を見るひとつの指標に、国債格付けがあります。

そもそも国債は、自国が資金調達するために発行する債券のことで、その国の債務不履行リスク(元本や金利が安全に受け取れるかどうか)を示す指標です。
アメリカの国債なら米国債ですし、日本の国債なら日本国債となります。

格付け機関である3社(ムーディーズ、スタンダード&プアーズ(S&P)、フィッチ・レーティングス)による公表が主要なデータとなっており、発表時の格付けによっては為替相場に大きな影響を与えることもあります。

FXにおいては、その国はどのくらい財政に余裕があるか、信用度・安全性は高いかを示す格付けであるという認識で構いません。

アメリカの国債格付け データ収得日:2019年7月27日
ムーディーズ S&P フィッチ・レーティングス
Aaa AA+ AAA

アメリカは基軸通貨国で世界経済を引率しているだけあって、国債格付けは最上位水準です。
そのため米ドル/円はデフォルトリスクもなく、安心して取引できる通貨ペアとなっています。

米ドル/円の特徴

NY・ウォールストリート

アメリカは世界で最大の経済大国です。

この経済力を背景として、アメリカの通貨である「米ドル」は、さまざまな通貨の中心となる基軸通貨として扱われています。
そのため、「有事のドル買い」といって世界経済などに異常事態が起こると、米ドルは買われやすい傾向がありましたが、2001年の米国同時多発テロ以降は「有事のドル売り」とも言われるようになりました。

この基軸通貨である米ドルを介した「米ドル/円」などの取引をドルストレートといい、「ユーロ/円」「英ポンド/円」などそれ以外の通貨と日本円の組み合わせをクロス円といいます。

FXで最初に始める通貨ペアは、「米ドル/円」を選ぶ人が圧倒的に多いですよね。
私たちの国の通貨である日本円は、ユーロに次いで世界第三位の流通量を誇る通貨です。
世界第一位の流通量がある米ドルとの売買であることから、市場参加者も多く「米ドル/円」は値動きが安定している特徴があります。

また、アメリカと日本は経済的にも結びつきが強いことから、ニュースでも為替に関わる情報が多く流れてきます。為替情報が手に入りやすいことは、投資判断のしやすさに直結します。
このように、豊富な情報量が米ドルの魅力であり、米ドル/円の取引が人気を得ている理由なんですね!

一日の値動き傾向は?

「米ドル/ユーロ」に次いで、世界で2番目に多く取引されている通貨ペアが「米ドル/円」です。
米ドル/円は、1日のなかでどのような値動きをするのでしょうか。

 

一口メモ

FXには株式市場のような物理的な取引所は存在しません。

そのため、明確な取引時間が決まっているわけではありませんが、外国為替はその国の銀行や金融機関が主となって取引しています。そのため、必然的に各国金融機関の営業時間に相場が動きやすいという仕組みとなっています。

まず、1日を通してどのような値動きの傾向があるかを知るためには、それぞれの国のマーケットは何時から始まって、何時に終わるのかを見ていきましょう。

世界の外国為替市場の流れ

FXの1日は、早朝にオセアニア市場からスタートし、東京、香港と続いて市場が始まっていきます。

このとき、午前中から日中にかけては穏やかな値動きが特徴です。

米ドルの取引時間

そして日本時間の夕方から夜にかけて、ヨーロッパの市場が始まり、最後にアメリカのニューヨーク市場が始まります。

FXでは外国為替市場の中心となっているロンドン市場と、ニューヨーク市場が重なる時間帯が、もっとも値動きがある時間帯となります。

日本時間にしてだいたい21:00〜02:00頃となりますが、この時間帯は欧米の機関投資家など、大口の取引をする参加者も多いことから、為替レートはダイナミックに動いていきます。

 

他の時間帯と比べると、どのくらい変動があるのか見てみましょう。

ここでは、ボラ(価格変動率)を判断する代表的なテクニカル指標のATR(アベレージ・トゥルー・レンジ)を使って、MT4でチェックしてみます。

参考チャート:[米ドル/円 1時間足 2016年1月下旬頃のデータ]

米ドル円の価格変動率

下のブルーのラインがATRで、上昇すれはするほど価格変動が激しいことを表します。

日本時間(中央の数字)の夕方あたりから上昇し始め、深夜にピークをつけてから下落する様子が確認できますね。

このように、米ドル/円は他の通貨ペアに比べておだやかな値動きの傾向がありますが、深夜には活発に動きますので、おおきな値動きに期待して売買したい方は、遅めの時間帯を狙うのが良いです。

これを逆手に取ると、まだFXには慣れていない方は値動きの変動が少ない朝方から夕方までの取引がおすすめです。

ただし、月曜日は注意が必要です。週末のマーケットが閉まっている間に為替変動に直結する出来事があれば、月曜日は早朝からでも大きく動いたりします。

そのため、初心者の方は翌週にポジションを持ち越さないのも、価格変動リスクに備える一つの手です。

 

米ドル/円の値動きに影響を与える変動要因

米ドル/円が値動きとなるには、実に多くの要因があります。

例えば、経済指標の発表直後はマーケットに直接影響を与えるだけではなく、その後のトレンド(方向性)を決定づける要因ともなります。

アメリカの経済指標は為替変動への影響度が高く、雇用統計やFOMC政策金利などの発表内容によっては大きいときで2円動くこともあることから、注目度も高くなっています。

このほかに米ドル/円と同じように動きやすく、長期的な値動き動向を把握するのに役立つ指標ご紹介します。

ドルインデックスの推移

日米の為替レートを示す米ドル/円と異なり、ドルインデックスというのは「主要通貨に対し、米ドル自体は総合的にどれくらい価値があるか」を示す指数です。

■10年間(2009年9月〜2019年9月)の米ドル/円レートとドルインデックスの推移

10年間(2009年9月〜2019年9月)の米ドル/円レートとドルインデックスの推移

いくつかの機関が算出していますが、ニューヨーク商品取引所(NYBOT)のドルインデックスが広く利用されています。

米ドルが売られていたら円が買われ、米ドルが買われていたら円が売られるように、ドルインデックスの動向は為替相場の動向を見ていくのに役立ちます。

なおドルインデックスと逆相関になりやすい「金価格」の推移に注目してみるのもいいでしょう。

政策金利の推移

米ドル/円相場の大きな流れを把握していくにあたり、やはり米・政策金利の動向を知っておくことはかかせません。

一般に「メジャー通貨ペアの為替レート」と「政策金利」は正の相関性が高いとされています。

■各国の政策金利と為替レート

SBI証券より 各国の政策金利と為替レート

画像引用元:為替レートに影響を与える金融政策 - SBI証券

ほぼゼロ金利の日本とアメリカの金利差で考えると、米・政策金利が利上げとなれば金利差が拡大し、米ドル/円も上昇しやすくなります。
逆に米・政策金利が利下げとなれば金利差が縮小し、米ドル/円は下落しやすくなります。

一概にも各国の金融政策や世界的な景況感によって、相関性が崩れるケースも見受けられます。
しかしながら政策金利は、長期的なトレンドの継続やトレンド転換のきっかけとして、多くの投資家が注目している重要な指標です。

FXでは大まかには政策金利の水準がスワップポイントに反映されます。スワップ狙いのトレードをするなら政策金利の動向は追っていくようにしてください。

米国債10年利回りの推移

米国債には償還期間(2年、5年、10年、30年など)によって異なる種類がありますが、なかでも米・10年債の金利は世界的に長期金利の指標であり、相場の先行き判断において注目されています。

■1年間(2018年9月〜2019年9月)の米ドル/円レートと米国債10年利回りの推移

1年間(2018年9月〜2019年9月)の米ドル/円レートと米国債10年利回りの推移

FXでは「有事のドル買い」のように戦争や経済危機があると米ドルが買われるのと同様、米国債市場にも資金流入する傾向があります。

政策金利同様、米国債利回りは米ドル/円と「正の相関性」が高く、同じように推移しやすい性質があります。米ドル/円の長期的な方向性を見ていくにあたり、米国債10年利回りの動向にも注目してみてください。

米ドルの取引に向いているFX会社は?

米ドルの取引で最重視すべきは「スプレッドの狭さ」です。
まずは現在の最小水準のベースとなる、米ドル/円0.2銭の業者を選ぶようにしましょう。
現在の国内最狭水準スプレッドは、YJFX!GMOクリック証券の0.2銭原則固定となっています。( 2019年10月25日時点)

また米国の利上げにともない、米ドル/円はオセアニア通貨並のスワップポイントとなっています。せっかくの高水準スワップの今だからこそ、為替差益・金利差益の両方で利益の追求をしたいところ。

バランスの良いFX業者なら、米ドル/円のスプレッドは0.2銭原則固定で、スワップポイントが高水準のみんなのFXもおすすめです。
このほか経済指標発表を狙った売買なら、ロイターニュースをリアルタイム配信するヒロセ通商をご利用ください。

 

スプレッドとスワップポイントの比較は、以下ページでご確認ください。

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スプレッド
米ドル/円 ユーロ/円 ポンド/円 豪ドル/円 NZドル/円 加ドル/円 スイスフラン
/円
ユーロ
/米ドル
0.2銭
原則固定
0.5銭
原則固定
1.0銭
原則固定
0.7銭
原則固定
1.2銭
原則固定
1.7銭
原則固定
1.8銭
原則固定
0.4pips
原則固定
通貨単位 初回入金額 通貨ペア チャート 取引ツール
1,000
通貨単位
なし 22
通貨ペア
36
種類
WinMac
iPhoneiPad
Android
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参考リンク(外部サイト)

アメリカ合衆国基礎データ | 外務省


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