オートチャーティストの画面を開くと、最初はとっつきにくい印象を受けるかもしれませんが、心配することはありません。
これから使いたい方に向けて、OANDA証券のオートチャーティストを例に分かりやすくご紹介します。
まずはオートチャーティストを起動
オートチャーティストを表示させるには、まずはOANDA証券のWeb版取引ツールにログインしてください。
マイページが表示されたら、「fxTrade Web版 取引する」をクリックします。
「fxTrade Web版」の取引画面が表示されたら、左サイドバーの上部にある「オートチャーティスト」をクリックで起動ができます。
オートチャーティストの各メニュー
オートチャーティストは6つのメニューで構成されています。
- 高的中率トレード機会
- トレード機会
- ボラティリティ分析
- パフォーマンス統計
- メッセージ&警告
- トレーディング・コミュニティ(現在はリソース&教育)
それでは、各項目ごとに見ていきましょう!
高的中率トレード機会
高的中率トレード機会では、過去のパフォーマンスに基づいて、トレード機会(トレードチャンス)が発生していて、なおかつ的中率の高いトレード機会が表示されます。
FOREX.com限定機能として、60%〜80%の範囲でトレード機会の検索ができます。
各トレード機会の見方は以下です。
上記チャートは、クリックして拡大表示することも可能です。
なお、現在レートはオートチャーティスト社のもので、OANDA証券などFX業者が提供するレートとは異なりますので、ご注意ください。
トレード機会
この「トレード機会」がメイン画面であり、検出された全てのトレード機会を見ることができます。
まず左上部分ですが、全通貨ペアを表示させるなら「FOREX(All Intraday)」を選択してください。
CFD銘柄を表示させたり、FXは通貨ペアごとに表示させることもできます。
通知音をオンにすると、新たなトレード機会の発生とともに「ピピッ」と音で知らせてくれます。
チャートパターン
チャートパターン画面のチャートには、反転となる価格帯が黄色い点線で示されますので、視覚的に売買判断に生かすことが可能です。
詳細の説明がある箇所(価格変動ウィンドウ)は、検出パターンごとに項目が異なります。
価格変動ウインドウに表示されている通貨ペアのPowerStats(パワー統計)を閲覧するには、「ボラティリティ分析」のボタンをクリックしてください。
チャートパターンの見方はこちらです。
- 取引所:FOREX(FXのこと)
- 通貨ペア:表示されている通貨ペア
- 時間足:チャートの時間足(240分足 = 4時間足)
- パターン:検出されたチャートパターン
- パターン長(足数):チャートパターンの形成に至ったローソク足の本数
- 方向:上昇予測なら「▲」、下落予測なら「▼」
- 認識時間:チャートパターン検出時間
- トレンド変化:トレンドが続いていれば「継続」、転換を示唆するなら「反転」
品質、初期トレンド、均一性、パターンの明確さは信頼度が高くなるほど、グラフの数も多くなります。
フィボナッチパターン
フィボナッチパターンの場合は、フィボナッチが示す価格転換の目標値と、反転目安のターゲット価格が表示されます。
一般的なフィボナッチの使い方については、こちらの記事をチェックしてみてください。
キーレベル
キーレベルは水平の抵抗線、すなわちサポートラインかレジスタンスラインを表します。
この画像であれば、下落しているレートはターゲット価格となるサポートラインに達しそうであることを示唆しています。
各パターンで検索も可能!
検索結果フィルターをクリックすれば、チャートパターンまたはフィボナッチパターンは完了済みか形成中なのか、キーレベルであればブレイクアウト済みか、ブレイクアウトにアプローチ中かで絞り込みができます。
現時点で有効なトレード機会は「取引可能なトレード機会」に表示されます。
ターゲット価格に到達したもの、チャート形成を始めたが形成が失敗したものは「期限切れのトレード機会」に自動的に移動されて表示されます。
この期限切れのトレード機会タブを使えば、過去のパターン予想は的中したのか、履歴を確認することができます。
ボラティリティ分析
ボラティリティ分析では、通貨ペアごとの各期間における価格の変動幅はどのくらいであるかを見ることができます。
レート変動幅予測
レート変動幅予測では、選択した通貨ペアの15分、30分、1時間、4時間、1日の各時間足で期待される、価格の予測変動範囲が示されます。
取引する期間ごとにボラティリティ(価格変動幅)を把握しておくことで、利益確定、損切りの適切な水準に活用することができます。
時間毎の変動
- 濃い緑色:平均の価格変動範囲
- 淡い緑色:平均からの距離範囲(標準偏差±1σ)
上級トレーダーほど、1日の特定時刻にどのくらいの変動が想定されるかを重要視しています。
1時間あたりのデータは、過去6ヶ月間の平均値です。
なお、オートチャーティストの検出時間は「NY GMT-5」、つまりUS東部(ニューヨーク)時間です。
8時の変動幅が大きいのは、標準時間で日本の22:00、つまりアメリカの経済指標が多く発表される時間帯であることとなります。
一日当たりの変動
- 濃い緑色:平均の価格変動範囲
- 淡い緑色:平均からの距離範囲(標準偏差±1σ)
一週間における特定日の変動範囲を知れば、ポジション保有のタイミングや、その後どのような方向性に推移するのか、シナリオを組み立てることにも役立つことでしょう。
そして、通貨ペアごとに動きやすい曜日を把握しておけば、変動しやすいときに売買できることとなります。
パフォーマンス統計
パフォーマンス統計では、チャートパターン、キーレベル(ブレイクアウト)、キーレベル(アプローチ)の直近6ヶ月間の的中率データ(15項目)が閲覧できます。
チャートパターンを例に、パフォーマンス統計でとくに注目すべき項目をご紹介します。
チャートパターンごとの的中率
各チャートパターンの的中率が見れるので、それぞれの信頼性を測定できます。
今回はヘッドアンドショルダー、逆ヘッドアンドショルダーが良い数値となっていました。
通貨ペアごとの的中率
上記通貨ペア以外にも、全50通貨ペアのデータが閲覧可能です。
通貨ペア、時間足ごとの的中率
通貨ペアを時間ごとに見ると、60分足、4時間足、日足で高的中率の通貨ペアが多いのが分かります。
チャートパターン、時間足ごとの的中率
チャートパターンを時間足ごとにチェックすることもできます。
時間足、1時間ごとの的中率
1時間ごとの的中率を、時間足ごとに見ることができます。
00:00〜04:00(日本時間の14:00〜18:00台)は的中率が高く、日本時間の深夜〜朝方は的中率が低いことが分かりますね。
メッセージ&警告
メッセージ&警告では、配信メールの設定ができます。
- デイリーマーケットスナップショット(当日のマーケットニュース)
- 関連シグナル(シグナルの通知)
- 高インパクトの経済ニュース(経済指標の通知)
オートチャーティストを使うなら、シグナル通知がおすすめの機能です。
このように、チャートパターンなどの売買シグナル発生をメールで知らせてくれますので、出先でもチャンスを逃がすことなく売買に生かせます。
リソース&教育
こちらの項目ではビデオやマニュアルでオートチャーティストを学ぶことができます。(ただしほとんどが英語版です。)
下記オートチャーティスト社の公式マニュアルは日本語に対応にしていますので、合わせてご活用ください。
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どういったツールなのか見てみたい方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。