FXの順張り手法・逆張り手法

順張りとは?

順張りとは、相場が上昇トレンド(または下降トレンド)のとき、相場の流れに乗って売買をする手法のことです。

相場は一般的に、細かいレンジを繰り返しながら、一方方向に推移する傾向がありますので、取引する期間は、逆張りに比べると長期間となるのが特徴です。

 

分かりやすく例えると、FXにはスイングトレードという売買のスタイルがありますが、これは数日から数週間にかけて、相場の波に乗って、大きなpipsを狙うやり方で、これは典型的な順張りの手法です。

また、デイトレードで順張りをすることもできます。

 

通常、順張りのトレーダーは、移動平均線などのトレンド系のテクニカル指標を用いて、チャート分析を行います。

逆張りとは?

逆張りとは、相場の天井や大底などで、相場が反転するタイミングを狙って売買をする手法のことです。

通常は、レンジ相場における、高値圏や安値圏での反転タイミングを狙って売買をします。

 

長期目線では上昇(下降)トレンドとなっている相場も、短いスパンでレートを見ると細かいレンジを繰り返しながらどちらかの方向に推移しがちですので、逆張りは、順張りに比べると短期間となるのが特徴です。

 

通常、逆張りで売買をするトレーダーは、トレンド系に加えて、オシレーター系のテクニカル指標を用いてチャート分析を行います。オシレーター系のテクニカル指標は、トレンドが発生するとダマシが発生して判断ができなくなるため、トレンド系と組み合わせる必要があるからです。

順張りと逆張りはどちらがいいのか

FX初心者の方は一般的に、相場の流れに乗って売買をする順張りが良いとされています。

逆張りで自分が底値(天井)だと判断して買った(売った)ものの、実際のレンジは自分が判断したラインよりも下であったため、損失となってしまった方もいらっしゃるかと思います。

順張りは、逆張りに比べると、大底や天井で売買できるチャンスは少なくなるため、利益は小さくなりがちですが、相場が動いている方向性に乗って売買するため、確実性が高く、勝率が高いとFX会社のデータでは明らかになっています。

逆張りは、大底・天井の最安値、最高値で買うことができれば、その分の利益は大きくなりがちです。しかし順張りに比べて短いスパンでの判断となるため、その分確実性は低くなります。

つまり、大きい利益を狙えるが、確実性・勝率が低いのが逆張りとなります。

このような背景があることから、初心者には逆張りが向いていると言われています。

順張りにもデメリットもあり、順調にトレンドに乗って保有していたが、思わぬ急落や急騰で、これまでに発生していた利益分がゼロになってしまうことも十分考えられます。どちらが優れているということではなく、その時の相場を読み、両方の手法を組み合わせて売買をするのがベストな判断だと言えます。

日本人は順張り、欧米人は逆張りを好む傾向にある

これは投資の世界では良く言われている話ですが、日本人は逆張りを好んでトレードし、欧米人は順張りを好んでトレードします。

日本人はもともと農耕民族であり、今日においても、一般社会でも枠から外れることを嫌う傾向にあります。

これが、トレードにおいては、反転の異常シグナルをみて逆張りを行いがちである、というメカニズムとなります。

逆に狩猟民族であった欧米人は、枠に収まることなく、その勢いに乗って進み狩猟や開拓をしてきた背景があります。

トレードでは、天井や大底を気にすることなく、どんどんトレンドに乗って進め、という見方をするのが、欧米人の考えの主流となります。

国民性から見る、順張りと逆張り戦略

上に挙げた国民性をもとに、順張りと逆張りの戦略を見ていきましょう。

東京為替市場が動いている午前から夕方にかけては、逆張りを意識してチャートを眺めてみて、逆にニューヨークやロンドン市場が動く日本時間の夜からは順張りを意識してチャートを眺めてみてください。

FXでは、各通貨ごとに値動きの傾向が異なり、またどの通貨においても時間帯によって値動きの傾向が異なりますので、その時のマーケット参加者を意識した売買戦略も可能となります。

あくまでも例となりますが、日本時間の午前中は、日本人の参加者が多いと想定して、ボリンジャーバンドで反転タイミングを見る、というのも戦略のひとつとなります。

順張りと逆張りですが、どちらも長所・短所があります。

どちらも手法がいいかは、正直、個人の好みによって変わってきます。

それよりも、損切りラインを決めてしっかり損切りを行ない、損小利大を徹底することが、FXで利益を得ていく上でもっとも大切です。


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