FXをしているトレーダーは、どんなサービスを使って情報収集しているか気になったことはありませんか。
取引に役立つ情報というのは、FX業者のニュース配信以外にも『無料』で取得することができます。
こちらのページでは、個人投資家がマーケット情の収集に使っているサービスをまとめてご紹介します。
経済ニュース
FXにおいて日本中心の思考とならないようにも、ワールドワイドな経済ニュースを情報収集に取り入れていくのがおすすめです。
ロイターニュース
グローバルに金融情報を配信する企業としては最大手のロイターは、FX業者の配信ニュースでもお馴染みの存在です。
カナダの企業であるトムソン・ロイターの一部門として、ロイターはロンドンに本社がある情報ベンダーです。
ブルームバーグ
ロイターとともに、速報ニュースを始めとした最新の金融情報を幅広く提供する、アメリカの情報ベンダーです。
さまざまな銘柄のレートやチャートも閲覧可能です。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)
ウォール・ストリート・ジャーナルはフィナンシャル・タイムズ(FT)と並ぶ、金融経済に強いアメリカの二大経済誌です。米版の日経新聞といった位置付けといったところでしょうか。
速報性のあるニュースを配信するロイターやブルームバーグに対し、ウォール・ストリート・ジャーナルは新聞社だけあって、読み物としての特集記事などが多く配信されています。
ただしそれなりに記事を読むには、有料会員登録の必要があります。
経済指標
Investing.com|経済指標カレンダー
Investing.comの経済指標カレンダーは多くの国が対応しており、膨大な過去データを閲覧できる点が優れています。
外為どっとコム|経済指標カレンダー
外為どっとコムの経済指標カレンダーもおすすめです。
「自動更新機能」があるので速報を知りやすく、国や重要度で絞り込めるので使い勝手が抜群です。
なお外為どっとコムには、個人トレーダー向けにロイターニュースを国内最速で提供するサービスもあります。
レート、チャート
FX取引は、為替だけの値動きを追えばいいわけではありません。
ここではトレードに役立つチャートから、各マーケットのレートを一度に判断できるサービスをご紹介します。
サクソバンク証券|月曜早朝チャート
一般的なFX業者の取引開始時間ですが、6:00か7:00となっている業者がほとんどです。
唯一サクソバンク証券のみ、開始時刻をオーストラリア時間に照準を合わせていることで、月曜日早朝3:00(オーストラリア標準時間のときは4:00)から取引ができます。
週末に何らかのイベントがあったとき、月曜日の朝に他社では窓が開くケースでも、サクソバンク証券なら窓開き・窓埋めを狙ったトレードを効率よく行えるため、こういった収益機会を狙うトレーダーが重宝しています。
なおサクソバンク証券ではTradingViewもご利用できますが、早朝レートは取引ツール「SaxoTraderGO」で確認できます。
※サクソバンク証券の取引時間
11月〜2月:月曜AM3:00から土曜AM7:00(オーストラリア夏時間+米国標準時間)
3月:月曜AM3:00から土曜AM6:00(オーストラリア夏時間+米国夏時間)
4月〜9月:月曜AM4:00から土曜AM6:00(オーストラリア標準時間+米国夏時間)
10月:月曜AM3:00から土曜AM6:00(オーストラリア夏時間+米国夏時間)
世界の株価
世界の株価 リアルタイムチャート
日経225、NYダウなどの株価指数や原油、ビットコインのチャートを同時に見ることができます。
主要指数などのチャートは一覧で見れるので、マーケット全体の動向を掴みやすいのもポイントです。
世界の株価と日経平均先物
こちらのサイトも複数銘柄をオーバーレイ表示でき、主要指数のチャートを一覧で見ることができます。
世界の株価
世界の株価を一覧で見れるサービスとしては、こちらも有名なサイトです。
株価ヒートマップ
S&P500 セクター別ヒートマップ
こちらはX(旧Twitter)で見たことがある方も少なくないかもしれません。
米国株をヒートマップで閲覧でき、上昇率・下落率が大きいほど大きく表示されます。
このほかにETFやワールド版・株価のほか、FX通貨ペアや仮想通貨もヒートマップで閲覧できます。
米・債券利回り
アメリカの10年債券利回りと米ドル/円は、とても相関性が高いことで注目されており、米国債の利回りは政策金利の動向とも深く関わっています。
米国株が堅調なら10年債券利回りは上昇し、3%台を超えてくると過熱感の高まりから注目されています。
Investing.com|アメリカ 10年 債券利回り
米・10年債券利回りのリアルタイムな動向を知るなら、Investing.comがおすすめです。
-追記-
ヒロセ通商のLIONチャートPlus+に「Bond Chart」が搭載されました。
米10年債にテクニカル指標を表示させてトレードできるため、米10年債のチャートならヒロセ通商が今もっともおすすめです。
日経平均株価AI予想|イールドカーブ チャート
債券には満期があり、それぞれ異なる残存期間をグラフ化したのが、イールドカーブ(利回り曲線)です。イールドカーブは世界経済のトレンドが見れることから、投資家から注目されています。
日本語対応で見やすいイールドカーブチャートなら、こちらのサイトがおすすめです。
現在の状態が順イールドカーブなのか逆イールドカーブなのか、視覚的にわかりやすい作りです。
アメリカと日本が対応しています。
フィナンシャル・タイムズ|BONDS
イギリスの経済誌であるフィナンシャル・タイムズのWeb版では、現在(Latest)、1週間前、1ヶ月前のイールドカーブを見ることができます。
英語のみですが、アメリカのほか、日本、イギリス、ユーロに対応しています。
イールドカーブは広瀬隆雄氏の記事、エミン・ユルマズ氏のツイートが分かりやすいです。
ニューヨーク株式市場急落、「守りシフト」へ急げ! – トウシル
売買データ
レンジの価格帯やストップを入れる水準探しに役立つサービスをご紹介します。
TRADER’S WEB FX|市場オーダー状況
こちらはオーダー状況でもっとも有名なDZHフィナンシャルリサーチのサービスです。
大口投資家がどの価格帯に注文を入れているかを知ることができ、株取引でいうところの「板情報」感覚で使えます。
オーダー状況はスマートフォンアプリ「FX ORDER」で手軽に確認することも可能です。
なおFXi24またはfx waveが配信されているFX業者なら、スマホアプリのニュース配信でも確認することができます。
オープンオーダー・オープンポジション
一部のFX業者では、顧客がオーダーしている未決済の指値・逆指値注文(オープンオーダー)や、保有ポジション(オープンポジション)が公開されています。
注文やポジションの偏りが大きいほど、値動きの加速や転換となりやすいことから注目されています。
外為どっとコム|外為注文情報
数あるオープンオーダーにおいて知名度の高いサービスが、外為どっとコムの外為注文情報です。
チャート上に表示させれば視覚的にも分かりやすく、トレーダーから絶大な人気のあるサービスとなっています。
口座開設者ならスマホアプリで外為注文情報を閲覧することができます。
まだ外為どっとコムで口座を持っていない方は、事前に口座開設しておきましょう。
\ こちらから無料で「外為どっとコム」の口座開設ができます! /
お申し込みは最短5分、口座維持費等の費用は一切かかりません。
OANDAオーダーブック(オープンオーダー・オープンポジション)
OANDA証券のオーダーブックもまた、オーダー情報ツールとして利用者が多く有名なサービスです。
IMMポジション
マーケット全体の縮図を表すともされるシカゴIMM通貨先物ポジション(以下:IMMポジション)は、為替相場の大きな流れを掴むのに役立ちます。
外為どっとコム|IMMポジション
IMMポジションを閲覧できるFX業者はいくつかありますが、情報量の豊富さで定評のある外為どっとコムのサービスが有名です。
外為どっとコムのスマートフォンアプリ「GFX」も、IMMポジションの閲覧に対応しています。
通貨データ
ここでは通貨ペアではなく、「通貨自体の強さ・弱さ」を判断できるサービスをご紹介します。
ドルインデックス
為替は二国間の交換レートを示しますが、通貨インデックスは、主要通貨に対し通貨単体でどれくらいの価値があるかを総合的に判断するものです。
とくに基軸通貨のドルインデックス(ドル指数)が注目されています。
Investing.com|米ドル指数先物 相場情報
ドルインデックスのリアルタイムCFDチャートです。
過去データの閲覧ができ、ラインチャートでの表示も可能です。
通貨の強弱チャート
通貨の強弱を示すチャートは、サービスごとにロジックが異なりますが、通貨ペアの変動はどの通貨が起点になっているかを探るのに役立ちます。
FX-labo|通貨強弱チャート
Ku-Chartのロジックにより、通貨ペア単体では見えにくい、通貨単体の相対的な強弱を閲覧できます。
上昇するほどその通貨が買われ、下落するほど売られていることが示され、5分毎に更新されます。
同じようなサービスはいくつかありますが、FX-laboさんの通貨強弱チャートは「3秒毎」のチャートも見れますので、短期売買における最適な通貨ペア探しにも役立ちます。
ほかにも様々な分析ツールが提供されていますので、ぜひチェックしてみてください。
MATAF|Currency index
こちらでは各インデックスの強弱を閲覧できます。このほか各インデックスチャートも閲覧可能です。
先ほどのCurrency Strength Chartは5分更新ですが、こちらは5分、15分、1時間、4時間、1日ごとの強弱を見られます。
みんなのFX「通貨強弱」
みんなのFXではスマートフォンアプリ、PC取引ツールともに通貨強弱チャートが内蔵されています。
通貨強弱チャートのほか、通貨ペアをランキングでも閲覧できるのが特徴です。
口座さえ持っておけば、もっとも手軽に使える通貨強弱チャートですので、まだ口座を持っていない方は口座を用意しておきたい業者です。
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お申し込みは最短5分、口座維持費等の費用は一切かかりません。
通貨ペアごとの相関係数
FXにおける相関係数とは、ある通貨ペアを起点にどれくらい同じように推移しやすいかを数値化したものです。
「正の相関」が強いほど同じ値動きをしやすく、「負の相関」が強いほど反対の値動きをしやすくなります。
MATAF|Forex Correlation
USDJPY(100)を基準にすれば、-68.4のEURUSDは逆相関の傾向にあるのがわかります。
5分、1時間、4時間、1日ごとのデータを閲覧できます。
OANDA証券「相関性チェックツール」
OANDA証券の相関性チェックツールでは、「相関性ヒートマップ」「相関性マトリクス」と2つの表示方法で各銘柄間の相関性をチェックできます。
相関性ヒートマップでは、一つの銘柄に対する、他の銘柄の短期〜長期までの相関性をチェックできます。
相関性マトリクスでは、指定した期間における各銘柄同士の相関性をチェックできます。
FXのほかCFD銘柄も確認できますが、未ログイン状態だと機能が大幅に制限されますので、ログインしてお使いください。
基本データ
各国の政治や経済、統計情報なら、外務省などの公的機関で閲覧するのがおすすめです。
また政策金利の推移やマーケットタイムテーブル(為替市場の時間割)、金融市場休日カレンダーといった、手元にあると便利な基本情報を確認できるサービスをご紹介します。
各国の統計
外務省
日本と外国を結ぶ外務省だけあって、FX取引で注目となる国々の情報が揃っています。
過去の要人発言もまとめられているので、ファンダメンタルズ要因を確認するのもいいでしょう。
JETRO(ジェトロ)
輸出入、貿易、投資といった海外ビジネス展開をサポートするジェトロもまた、各国の情報が多く揃っています。
外為どっとコム|政策金利一覧
スワップポイントだけではなく、マーケット動向にも大きな影響を及ぼす政策金利は、外為どっとコムのツールが見やすいです。
マーケットタイムテーブル
FXで三大市場と呼ばれる東京、ニューヨーク、ロンドン市場のタイムテーブル(夏時間・冬時間対応)を、当サイト内の記事でまとめています。
仲値、ロンドンフィックス、NYオプションカットといった注目のイベントも記載しています。
FX休日スケジュール
各国が祝日であっても、土日以外はマーケットは眠らずに動いています。
しかしクリスマスを例にすれば、欧米投資家の取引量が減って流動性が下がることで、不安定な値動きを見せたり、約定しにくいケースもあります。
FXトレーダーなら、セントラル短資FXのFX休日スケジュールをブックマークしておくと、各国の祝日が分かるので便利です。
JAL|世界時計
こちらはJALの世界時計です。主要都市の現地時間を感じながら、取引イメージを組み立てるのもいいかもしれません。
動画配信サービス
ラジオNIKKEI|企業・マーケット
日経新聞でお馴染み、NIKKEIによる無料の動画配信サービスで、著名トレーダーによる最新のマーケット動向を見ることができます。
FXに役立つ有益な情報源は、ネット上にはこれほど多くのサービスが無料で提供されています。
これからFXにチャレンジしたい方は、分析を習慣づけるためにも少しづつ取り入れてみてはいかがでしょうか。