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IG証券のノックアウト・オプション

ノックアウトオプションで「原油」「金」を取引する3つのメリットを解説

原油や金をノックアウトオプションで取引

原油や金などのコモディティ(商品)を取引するなら、CFDよりもノックアウトオプションのほうがデメリットを抑えて効率的に売買できることをご存じでしょうか?

そもそも原油や金は、CFDにおいても非常に人気の高い銘柄です。
たとえば、GMOクリック証券が毎月公開しているCFD売買代金ランキングでは、原油や金は日経225、ナスダック100、NYダウなどと並び、常にTOP5にランクインしています。

この記事では、そんな人気の原油・金をノックアウトオプションで取引するメリットを3つご紹介します。

目次

商品CFDで知っておきたい特徴とは?

まず、CFDでのコモディティの取引において、知っておきたい基本的な特徴を確認しておきましょう。

値動きが激しく、FXよりハイリスク・ハイリターン

原油や金などの商品は、為替(FX)よりも値動きが激しい傾向にあります。
そのぶん予想方向に動くと大きな利益を狙える半面、逆に動くと損失も大きくなりやすいのが特徴です。

月間変動率で比較

どのくらい値動きがあるのかを、2024年の月間変動率で比較してみましょう。
なお、FXで値動きが激しいことで知られる、ポンド/円の変動率も参考にご覧ください。

2024年米ドル円
変動率
ポンド円
変動率
原油
変動率

変動率
1月5.54%5.55%13.89%3.78%
2月3.36%3.23%11.18%4.01%
3月3.68%2.92%8.45%9.21%
4月6.05%5.40%7.79%8.71%
5月3.96%4.78%6.82%7.32%
6月4.27%3.19%13.43%4.32%
7月7.93%7.96%11.46%6.88%
8月6.30%7.07%10.63%6.84%
9月5.32%6.45%13.39%8.29%
10月7.36%5.11%16.32%6.95%
11月4.76%4.83%9.09%8.51%
12月6.16%5.62%7.47%5.44%
月間平均変動率5.39%5.18%10.83%6.69%

※楽天証券のFX、CFDレートで算出しています。
※変動率の計算には色々ありますが、今回はスタンダードな中値を使った計算式を使っています。

  • 変動率 =(高値 - 安値)÷ 高値 × 100(%)
  • 変動率 =(高値 - 安値)÷ 安値 × 100(%)
  • 変動率 =(高値 - 安値)÷ 終値 × 100(%)
  • 変動率 =(高値 - 安値)÷ 中値 × 100(%)

中値 =(高値 + 安値)÷ 2

FXは1日で1〜2%動くことはよくありますが、5%動くようなケースはほとんどありません。
もし米ドル/円が1日で5%動いたとしたら、100円から105円になるようなイメージで、近年米ドル/円の変動率は高くなってきている傾向にあります。

こちらは月間の変動率なので、1日あたりの変動率に比べると値も大きくなっています。
その点を考慮してもなお、コモディティは為替をはるかに上回るほど、変動が激しい銘柄であることが確認できますね。

米ドル/円基準の変動倍率で比較

以下の表は、さきほどの各月の米ドル/円変動率を1倍とした場合、各銘柄の変動は何倍であるのかを示したものです。

2024年ポンド円
変動倍率
米ドル円比
原油
変動倍率
米ドル円比

変動倍率
米ドル円比
1月1.00倍2.51倍0.68倍
2月0.96倍3.32倍1.24倍
3月0.79倍2.29倍3.15倍
4月0.89倍1.29倍1.61倍
5月1.21倍1.72倍1.53倍
6月0.75倍3.14倍1.36倍
7月1.00倍1.45倍0.86倍
8月1.12倍1.69倍0.97倍
9月1.21倍2.52倍1.28倍
10月0.69倍2.22倍1.36倍
11月1.01倍1.91倍1.76倍
12月0.91倍1.21倍0.97倍
月間平均変動率0.96倍2.01倍1.29倍

この表からも分かるとおり、原油は金よりもさらに値動きが激しく、米ドル/円の約2倍のボラティリティがある月も少なくありません。

とくにWTI原油は、ときにはビットコインのような暗号資産(仮想通貨)に匹敵するほどの変動率を示すこともあります。

WTI原油を学びたい方は、こちらの記事もご参考にどうぞ。

追証、強制ロスカットがある

CFDはFXと同じく証拠金取引であるため、追証や強制ロスカットの仕組みがあります。

追証とは、証拠金維持率が一定の水準を下回った場合に、レバレッジ取引に必要な資金を確保できなくなることから、FX会社が追加で証拠金の入金を求めることです。

追証に対応できず、さらに損失が拡大して証拠金維持率がさらに低下すると、強制ロスカットが実行されます。

強制ロスカットとは、損失の拡大を防ぐために、保有ポジションが自動的に決済される仕組みです。ロスカットが執行されると、口座内の資金は大きく減少するおそれがあります。

このように、強制ロスカットは損失を限定するための仕組みですが、レバレッジを高く設定していると価格変動に耐えられなくなり、ロスカットのリスクも高まります。

なお、すべての業者が追証を設けているわけではなく、追証なしの業者では、追加の入金を求めず、一定の水準に達した時点で自動的に強制ロスカットが行われる仕組みになっています。

低レバレッジの場合、それなりに元手が必要

FXと比べるとコモディティは値動きが激しいことから、CFDで取引するにはレバレッジを抑えて取引することが重要なため、それなりに元手も必要となってきます。

IG証券のCFD銘柄を例に、2024年9月6日のレートでご覧ください。

銘柄最小
ロット数
必要証拠金
(取引に必要な資金)
最大レバレッジ
WTI原油先物
(円建て¥100)
0.1ロット約3,700円20倍
WTI原油先物
($1)
0.2ロット約10,800円20倍
スポット金
(円建て¥100)
0.1ロット約1,700円20倍
ミニスポット金
($1)
0.5ロット約12,300円20倍
※2025年6月19日のレートで算出

上記は、取引に最低限必要な金額です。
この入金額だけでポジションを保有すると最大レバレッジとなり、すぐに強制ロスカットされるため余裕を持った入金で取引を始める必要があります。

各レバレッジで最小ロットを取引するにはどれくらいの元手が必要か、計算したのが以下です。

銘柄レバレッジ
10倍
レバレッジ
5倍
レバレッジ
3倍
WTI原油先物
(円建て¥100)
7,380円14,760円24,575円
WTI原油先物
($1)
21,402円29,520円49,151円
スポット金
(円建て¥100)
3,370円6,740円11,222円
ミニスポット金
($1)
9,773円19,546円32,544円
※2024年9月6日のレートで算出

※WTI原油の価格が7,380、スポット金の価格が3,370の場合
レバレッジごとに必要な資金は価格×レバレッジ倍率(10倍=0.1、5倍=0.2、3倍=0.3333)×取引量×1ポイントの価値(円建ては100、ドル建ては145)で計算。

コモディティは変動が激しいので、レバレッジ3倍以内が望ましいでしょう。
円建てなら少額の資金で保有もできますが、CFDの元手は少なくとも5万円〜10万円が必要なんですね。

なお、こちらでは挙げていませんが、CFDでスポット銀の取引は、スポット金よりも少ない証拠金で取引が可能です。

商品ノックアウトオプション3つのメリット

コモディティをノックアウトオプションで取引すると、3つのメリットがあります。

  • 投資金(オプション料)以上の損失がない
  • レバレッジを気にする必要がない
  • 商品CFDよりも少額資金で取引できる

それぞれを解説していきます。

投資金(オプション料)以上の損失がない

他の金融商品と同じく、ノックアウトオプションにも損失リスクがあることは共通しています。

しかしノックアウトオプションはオプション取引のひとつで、FXやCFDの証拠金取引とは異なります。
証拠金取引のルールであるレバレッジがないため、追証も心配する必要がありません。

そして最大損失額は、ノックアウト価格(損切りレベル)の設定により、自分で決めるオプション料に限定されます。

FXやCFDではスリッページによって、大きく動いているときは証拠金以上の損失となってしまうケースもまれに発生します。

ノックアウトオプションで米ドル/円を取引したときの例をご覧ください。
(※原油や金の取引も共通です。)

ノックアウトオプションで損失方向に相場が急変動した場合

ノックアウトオプションでは、オプション購入時にノックアウト価格ごとに設定されたオプション料を支払います。

原資産価格(FX、原油や金など)にノックアウト価格が近いほど、オプション料は安くなります。
逆に、原資産価格からノックアウト価格が離れるほど、オプション料は高くなります。

ノックアウトオプションで損失方向に動いたとき、ノックアウト価格に達したらその取引は損失が確定して終了します。
仮にスイスフラン・ショックのような出来事が起こっても、スリッページすることなく確実に決済されます。
購入時に支払ったオプション料だけが損失額となり、それ以上支払うことは決してありません。

つまりノックアウト価格での決済が100%保証されており、オプション料以上の損失をすることがないため、リスクが限定された仕組みです。

値動きが激しい原油や金の取引でも、安心して取り組みやすい設計が魅力なのです。

レバレッジを気にする必要がない

CFDで原油や金を取引する場合、常に証拠金維持率を意識しながら取引する必要があります。
とくに元手が少ないと、証拠金維持率が下がりやすく、損失リスクも高くなるため、一定の水準を維持する資金管理が欠かせません。

一方、ノックアウトオプションは、もともとオプション取引をベースにしているため、そもそもレバレッジの概念がありません。
そのため、レバレッジや証拠金維持率について考える必要がなく、資金管理の手間が大きく軽減されます。

値動きの大きい銘柄を取引するほど、資金管理の重要性は増しますが、ノックアウトオプションならレバレッジを気にせず取引できるのが強みです。
攻守のバランスに優れたノックアウトオプションならではのメリットといえるでしょう。

商品CFDよりも少額資金で取引できる

ノックアウトオプションはオプション取引の特徴により、どのノックアウト価格を選ぶかによって、CFDよりも少額から取引を始めることが可能です。
ノックアウト価格に達すると、投資金(オプション料)が全額損失となるというルールがあるためです。

では、コモディティをどれくらい少額から取引できるのか、実際の取引画面を見ていきましょう。

商品CFDとKOを取引資金で比較

こちらでは、IG証券の銘柄のうち、

  • CFD:少額から取引できる「円建て(期限なし)」
  • ノックアウトオプション

この2銘柄に絞って比較しています。

※2024年9月時点の価格で解説しています。

WTI原油(CFD)の場合

まずはCFDのWTI原油です。

WTI原油先物(¥100)期限なしの取引に必要な資金
WTI原油(CFD)

IG証券でWTI原油を少額で取引するには、期限なしで円建てを選ぶ必要があります。

最小単位の取引なら0.1ロットを約3,500円で取引できますが、レバレッジを3倍まで下げるには、口座に約22,700円が必要です。

WTI原油(ノックアウトオプション)の場合

続いてノックアウトオプションのWTI原油です。

まずは、現在のレート水準(原資産価格)にもっとも近い位置にあるノックアウト価格を選んだ例です。

WTI原油 ブル(上昇)の取引に必要な最小資金
WTI原油 近いKO価格の目安

WTI原油は最小1ロット、約2,400円から取引を始めることができます。
ノックアウト価格に達すると約2,400円が損失となりますが、ノックアウト価格に達しない限り、約2,400円でポジションを保有することができます。

原資産価格からもっとも離れたノックアウト価格を選んだ例は以下です。

WTI原油 ブル(上昇)の取引に必要な資金
WTI原油 離れたKO価格の目安

ノックアウトオプションで、原資産価格から離れた位置にノックアウト価格を設定した1ロットのオプション料は、約21万6,000円となります。
一方、CFDで同じく1ロットをレバレッジ3倍で取引する場合、必要な証拠金は約23万円程度となるため、金額面では大きな差はありません。

ただし、ノックアウトオプションの原油取引では、原資産価格に近いノックアウト価格を選択することで、最小2,400円程度から取引を始めることも可能です。

オプション単価はボラティリティによっても変化します。相場によってオプション単価に違いが出てくることもありますので、覚えておきましょう。

金(CFD)の場合

続いてCFDの金です。

スポット金(¥100)期限なしの取引に必要な資金
スポット金(CFD)

原油と同様に、CFDで金を取引する場合も「期限なしの円建て」を選べば、少ない資金でポジションを保有することができます。

たとえば、最小0.1ロットの取引は約1,300円から可能ですが、レバレッジを3倍まで抑えるには、約8,400円を口座に用意しておく必要があります。

金(ノックアウトオプション)の場合

以下はノックアウトオプションの金です。

スポット金 ブル(上昇)の取引に必要な最小資金
スポット金 近いKO価格の目安
スポット金 ブル(上昇)の取引に必要な最小資金
スポット金 離れたKO価格の目安

ノックアウトオプションでは、最小0.5ロットから取引が可能です。
原資産価格に近いオプションなら約260円、価格から離れたオプションであれば約18,000円で保有することができます。

スポット金も、CFDと同じ数量を保有する場合、ノックアウトオプションのほうが資金効率よく取引できるケースがあります。

ノックアウト価格に達しないかぎりポジションを保有し続けられますし、指値注文による利食いや、逆指値注文による損切りも、任意のタイミングで設定できます。

このように、原資産価格に近いノックアウトオプションを選べば、少額からでも取引が可能です。
ただし、コモディティは値動きが大きいため、ある程度の値幅を見込んだ価格帯でオプションを選ぶようにしましょう。

ノックアウトオプションにも弱点がある

ここまで見ると、ノックアウトオプションは非常に優れた金融商品に思えるかもしれませんが、オプション取引特有の弱点も存在します。

そのひとつが「取引期限」です。
オプション取引には必ず有効期限があり、ノックアウトオプションも例外ではありません。取引期限は最長でも約1年程度で、タイミングによっては1ヶ月ほどしか保有できない場合もあります。

この仕組みにより、ノックアウトオプションは長期トレードには向いていないというデメリットがあります。

※取引期限の詳細については、以下の「メリット・デメリット」解説記事で詳しく紹介しています。

したがって、数年単位でじっくりポジションを保有したい方には、ほかの金融商品を検討する必要があるでしょう。

ただし、短期での値動きに注目し、一定の損失リスクを許容しながらもチャンスを狙いたい場合には、ノックアウトオプションは非常に有効な選択肢となります。
最大損失額があらかじめ決まっており、少額からの取引も可能な点は、大きな魅力といえるでしょう。

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原油や金をノックアウトオプションで取引

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