スパンモデルの見方・使い方【テクニカル指標・トレンド系】

テクニカル指標・トレンド系

こちらのページでは、スパンモデルの見方・使い方について解説していきます。

 

スパンモデルとは、マーフィーと呼ばれている元証券ディーラーの柾木利彦氏が考案したテクニカル指標です。

柾木氏が考案したものにスーパーボリンジャーがありますが、2つの併用が推奨されています。

なお、スパンモデルとスーパーボリンジャーは短期売買から長期売買まで柔軟に対応することから、高い人気を誇る指標となっています。

スパンモデル

まず、スパンモデルの根底にあるのは一目均衡表です。

世界中で親しまれている一目均衡表ですが、実はとても難解な仕組みとなっています。

この一目均衡表でとくに重要とされている「雲」と「遅行スパン」だけを表示させ、シンプルにしたチャートがスパンモデルというわけです。

スパンモデルの見方と使い方

それでは、スパンモデルの雲・遅行スパンの使い方を見ていきましょう。

スパンモデル "雲" の見方

雲は「先行スパンA」と「先行スパンB」の2つでできています。

 

先行スパン1は、一目均衡表の転換値と基準値の平均値を、当日も入れて26日後に表示させたものです。

先行スパン2は、一目均衡表の過去52日間の最高値と最安値を、当日も入れて26日後に表示させたものです。

 

先行スパン1を「短期線」、先行スパン2を「長期線」と考えると、分かりやすいかも知れません。

この2本線の位置関係を見て「トレンドの強弱や方向性」を判断したり、「いつ反転するか」を探ることができます。

 

参考チャート:ヒロセ通商 米ドル/円 日足 2014年5月〜2015年2月頃

スパンモデルの雲でトレンド判断

先行スパンAが先行スパンBより上なら、上昇トレンド。

先行スパンBが先行スパンAより上なら、下降トレンド。

雲の厚さとねじれで、トレンドの強弱や反転を分析

雲の厚さではトレンドの強弱を分析することができます。

雲が厚ければ、現在のトレンドは強くはっきりしていることを示唆します。

雲の厚さが狭ければ、現在のトレンドが弱いことを示唆します。

 

参考チャート:ヒロセ通商 米ドル/円 30分足 2016年6月30日〜7月10日頃

雲の厚さでトレンドの強さを見る

上昇トレンドならレートの下に「青い雲」があり、下降トレンドならレートの上に「赤い雲」がある状態となります。

上の画像を見てわかる通り、価格が上昇しているときは雲の上限がサポートライン、価格が下落しているときは雲の下限がレジスタンスラインとして機能しやすくなります。

このとき、雲の中はサポート・レジスタンスゾーンとなります。

ローソク足が雲の中に突入するときは、上昇・下降の勢いが弱まっているときです。

 

また「雲のねじれ」にも注目してみましょう。

雲がねじれると、トレンド転換を示唆する売買シグナルとなります。

 

スパンモデル・雲のねじれ

先行スパンAが先行スパンBを上回ったら、買いサイン。

先行スパンBが先行スパンAを上回ったら、売りサイン。

 

上記の売買シグナルが現れたら、ローソク足の位置に注目するようにしましょう。

このときの売買手法としては、押し目買い・戻り売りかブレイクアウトを狙っていくやり方です。

 

スパンモデル・雲で押し目・戻り、ブレイクアウトのタイミング

先行スパンAが先行スパンBを上回り、ローソク足が先行スパンAに近づいたら買いサイン。

先行スパンBが先行スパンAを上回り、ローソク足が先行スパンBに近づいたら売りサイン。

遅行スパンの見方とトレンド分析

遅行スパンとは、当日も含んだローソク足の終値を過去に表示させたもので、スパンモデルでは、一目均衡表と同じ26日が多く使われています。

この遅行スパンでは「トレンドの方向性」を判断したり、「売買のタイミング」を図ることができます。

雲とともに遅行スパンも見ることで、シグナルの精度をより高めることができます。

 

スパンモデルの遅行スパンでトレンド判断

見方はかんたんで、ローソク足の上下どちらに位置するかをみてトレンドの方向性を判断することができます。

 

遅行スパンがローソク足の上にあれば、買いが優勢。

遅行スパンがローソク足の下にあれば、売りが優勢。

遅行スパンと価格が何度も交差していたら、レンジ相場を示唆する。

遅行スパンとローソク足による売買判断

遅行スパンとローソク足のクロスを、売買タイミングの見極めに活用することができます。

 

参考チャート:ヒロセ通商 米ドル/円 30分足 2016年7月8日〜14日頃

スパンモデルの遅行スパンとローソク足による売買タイミング

遅行スパンが価格を上抜いたら(陽転)、下降トレンドから上昇トレンドへの転換を示唆する。

遅行スパンが価格を下抜いたら(陰転)、上昇トレンドから下降トレンドへの転換を示唆する。

 

このように、雲と遅行スパンを組み合わせ、双方の動きを見て総合的に分析していくのがスパンモデルです。

スパンモデルとスーパーボリンジャーの組み合わせ例

デイトレード、スイングトレードなどの取引期間ごとに、どのような組み合わせ方がよいのか一例をみていきましょう。

時間足の組み合わせ参考例
取引タイプ 相場の方向性
(スーパーボリンジャー)
売買タイミング
(スパンモデル)
デイトレ 60分足 5分足
1日〜数日 日足 60分足
スイング
トレード
日足 60分足
長期売買 週足 日足

 

推奨の使い方は、スーパーボリンジャーで大きな方向性を確認して、スパンモデルで売買判断を下すやり方です。

ただし、スパンモデルで相場の方向性を判断したり、スーパーボリンジャーでエントリーを探ることも可能です。

MT4でスパンモデルを表示させる方法

MT4でスパンモデルとスーパーボリンジャーを使いたい方は、FXトレード・フィナンシャルのMT4がおすすめです。

口座開設した方は、MT4をダウンロードしてログインさえすれば、そのまま使うことができます。

 

■FXトレード・フィナンシャル MT4

MT4のスパンモデル

インストール後の表示方法ですが、

チャート上で右クリック → 「定型チャート」と進み、以下から選択すればチャートに表示できます。

  • Span_model(黒背景のスパンモデル)
  • Span_model_white(白背景のスパンモデル)
  • Super_bollinger(黒背景のスーパーボリンジャー)
  • Super_bollinger_white(白背景のスーパーボリンジャー)

 

MT4でスパンモデルを表示させる方法

【まとめ】スパンモデルの売買サインなど

基本的な使い方をまとめました。

スパンモデルの基本

先行スパンAが先行スパンBより上なら、上昇トレンド。

先行スパンBが先行スパンAより上なら、下降トレンド。

トレンドが現れて入るとき、雲はサポート・レジスタンスになる。

雲が暑ければトレンドが強く、狭ければトレンドが弱い。

ローソク足が雲に突入すると、トレンドの弱まりを示唆する。

遅行スパンがローソク足の上にあれば、買いが優勢。

遅行スパンがローソク足の下にあれば、売りが優勢。

遅行スパンと価格が何度も交差していたら、レンジ相場を示唆する。

スパンモデルの買いサイン

先行スパン1が先行スパン2を上回り、その後ローソク足が先行スパン1に近づいたら買いサイン。

遅行スパンが価格を上抜いたら、買いサイン。(陽転)

スパンモデルの売りサイン

先行スパン2が先行スパン1を上回り、その後ローソク足が先行スパン2に近づいたら売りサイン。

遅行スパンが価格を下抜いたら、売りサイン。(陰転)

スパンモデルをしっかり学ぶなら

ここで紹介したのはごく一部の初歩的なルールです。

詳しい手法を知りたい方は、柾木氏の著書「マーフィーの最強スパンモデルFX投資法」を読むことをおすすめします。


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