スーパーボリンジャーの見方・使い方【テクニカル指標・トレンド系】

こちらのページでは、スーパーボリンジャーの見方・使い方について解説していきます。

スーパーボリンジャーとは?

スーパーボリンジャーとは、マーフィーと呼ばれている元証券ディーラー、柾木利彦氏が考案したテクニカル指標です。
柾木氏が考案した指標にはスパンモデルもあり、両指標の併用が推奨されており、スーパーボリンジャーはスパンモデルの補助的な役割とされています。

スパンモデルとスーパーボリンジャー
参考チャート:外為どっとコム スパンモデルとスーパーボリンジャー

併用方法ですが、日足のスーパーボリンジャーで大きな方向性を確認して、60分足のスパンモデルで売買判断をするやり方などがあります。

ボリンジャーバンドとの違い

スーパーボリンジャー
スーパーボリンジャー

名前からも分かるように、スーパーボリンジャーはボリンジャーバンドをベースとしたテクニカル指標です。
通常のボリンジャーバンドに一目均衡表の「遅行スパン」を加えて、スーパーボリンジャーとなります。

なお一目均衡表の遅行スパンはパラメーターが「26」ですが、スパンモデルのパラメーターは「21」であることが決定的な違いです。

またボリンジャーバンドでは±2σ(シグマ)のケースが多いですが、スーパーボリンジャーでは±3σまで使います。

スーパーボリンジャーは、見た目こそボリンジャーバンドと遅行スパンだけの単純なイメージかも知れません。
しかしここに柾木氏の手法が加わることで、ボリンジャーバンドとは異なる、オリジナルの分析手法へと昇華されているのが大きな特徴です。

スーパーボリンジャーの基本的な見方・使い方

まずはスーパーボリンジャーの基本的な見方・使い方からご紹介します。

スーパーボリンジャーではボリンジャーバンドの中心となる21日の単純移動平均線(21SMA)を含む7本のバンドと、終値を21本分遅行させた遅行スパンの合計8本のラインで構成されています。

スーパーボリンジャーを構成するボリンジャーバンドと遅行スパン

そしてスーパーボリンジャーでは、通常「日足」または「60分足」を使って分析していきます。
長期の分析をするときは「週足」「月足」を使います。

分析において基本となるポイントは「2つ」あります。

1つ目のポイントは、「ローソク足」と「ボリンジャーバンドのセンターラインと±1σ」で相場の方向性を確認していきます。
このとき、ローソク足は「終値」で判断することが重要です。

2つ目のポイントは、「センターラインの方向と傾き」「バンドの幅」です。

センターラインは移動平均線ですから、上下どちらの方向であるかを見ることでトレンドの方向性を判断でき、傾き加減によってトレンドの強弱を見極めることができます。
もちろん±1σ、±2σも含めた7本のバンドで分析を行うと、より効果的な判断に役立てることができます。

バンド幅が収縮傾向にあるならトレンドの落ち着きを示唆し、バンド幅が拡大傾向にあるならトレンドが強くなってきていることを示します。

スキャルピングには使えない?

1分足、5分足といった超短期のスキャルピング、デイトレードの場合、スーパーボリンジャーがときには有効なケースも見受けられるものの、超短期チャートではレートが正確ではない場合もあることから、柾木氏自身も推奨していません。

ほかでスキャルピングの使い方を解説するWebサイトもありますが、スーパーボリンジャーは柾木氏の売買手法あってのテクニカル指標であり、やはりおすすめなのは「日足」「1時間足」です。

スーパーボリンジャーによる相場の読み方

それではスーパーボリンジャーで要となる、終値ベースのローソク足とボリンジャーバンドの位置関係から見た、相場の読み方をご紹介します。

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遅行スパンとローソク足の位置関係でトレンドを判断

それでは、遅行スパンの使い方も解説していきます。

遅行スパンで相場の方向性と売買のタイミングを捉えるには、「現在の遅行スパン」「遅行スパンと同じ時間軸となる垂直ライン上にあるローソク足」それぞれの動きがポイントとなってきます。

スーパーボリンジャーの遅行スパン
参考チャート:外為どっとコム [ユーロ/円 1時間足 2020年11月下旬]
トレンドは遅行スパンがローソク足のどちら側に位置するかで判断することができますが、上記画像の上昇局面ではローソク足の上に位置するのが確認できますね。

そして遅行スパンは、ローソク足をブレイクするときが売買サインとなります。

  • 遅行スパンがローソク足の上に位置するなら、買いが優勢。
  • 遅行スパンがローソク足の下に位置するなら、売りが優勢。
  • 遅行スパンがローソク足を下から上に抜いたら「遅行スパンの陽転」で、売りから買い優勢に転換。
  • 遅行スパンがローソク足を上から下に抜いたら「遅行スパンの陰転」で、買いから売り優勢に転換。

遅行スパンとローソク足が何度も交差していたら、方向性のないレンジ相場を示唆するため、スーパーボリンジャーでは売買を見送る局面となります。

とくに遅行スパンがローソク足を一気に抜く動きを見せるときは、相場が勢いよく加速しやすい局面も多いので、注目してみてください。

遅行スパンがセンターラインと同じ「21」の理由

一目均衡表の遅行スパンはパラメーターが「26」です。
同様に柾木氏の考案によるスパンモデルもパラメーターは「26」となっています。

それではなぜスーパーボリンジャーのパラメーターは「21」となっているのでしょうか。

その理由は、ボリンジャーバンドのセンターラインとなる移動平均線では「21」が採用されているからで、同じ数値を使うことで重要な情報を得ることができるとのことです。

柾木氏の手法では、スーパーボリンジャーでトレンドを捉え、スパンモデルで売買判断が行われています。

スーパーボリンジャーと同数値にしたことで、レートがボリンジャーバンドをブレイク、遅行スパンがローソク足をブレイクする動きのシンクロが確認できることから、最適な数値としてセットされているのです。

スーパーボリンジャーによる相場の読み方

それではスーパーボリンジャーで要となる、終値ベースのローソク足とボリンジャーバンドの位置関係から見た、相場の読み方をみていきましょう。

こちらでは上昇トレンドから下降トレンド、そしてレンジ相場となり、その後トレンドが生まれる際の遅行スパンの動きをピックアップして解説していきます。(後半は一部省略しています。)

ローソク足の終値とスーパーボリンジャーに着目した分析例
スーパーボリンジャーの分析例
  1. 理想的な上昇トレンドだが、終値が+2σで引けたため、過熱感に注意する場面。
  2. +1σに支えられて反転したため上昇の継続を暗示。押し目買い。
  3. 終値が+1σと+2σの範囲で引けており、上昇トレンドの継続が確認できる。
  4. ❷と同じ。
  5. 終値がセンターラインを下抜けてきたため、下落転換にやや警戒するも、センラーラインに支えられて反転。センターラインは若干上向きだが、バンドが縮小傾向なので上値の重さを感じる展開。
  6. 水平なセンターラインとバンド幅の縮小により、レンジ相場が今後の方向性を探る局面だが、終値がセンターラインの下で引けているため、下落を考える展開。
  7. 終値が−1σを下抜けてきたため、下落への圧力が強い動きを見せる。
  8. 反転上昇したが+1σに上値を抑えられている。センターラインは下向きなので下げ目線。
  9. 終値が−1σ、さらに−2σを下抜ける動きで、本格的な下落トレンドの転換を示す。
  10. 終値が−3σタッチで下降トレンドの過熱感を暗示。
  11. 終値が−1σの上で引けているため、反転上昇を示唆するが、センターラインは下向きなのでまだ目線は下降トレンド。
  12. 終値がセンターラインを上抜けて引けたため、トレンド転換を示唆。
  13. センターラインで下支えされ終値がセンターラインの上で引けたため、上昇への底堅い動きを見せる。
  14. −1σで下支えとなり下落から反転するも、水平なセンターラインとバンドの縮小によりレンジ相場を示唆する局面。
  15. 再び上昇を目指すもセンターライン付近で終値が引け、方向性が定まらない状態。
  16. センターラインでの下支え後、終値が+1σを抜けて+2σ以下の推移で上昇トレンドの継続を示唆。遅行スパンの陽転で強い買いサイン。

スーパーボリンジャーの重要な6つのポイント

スーパーボリンジャーで重要となる7項目をまとめました。

  1. 終値ベースでセンターラインの上下どちらであるか、センターラインが上下どちらの方向にむかっているかで相場の方向性を判断。
  2. 上昇傾向のセンターラインを終値ベースで上回っていれば上昇トレンド、下降傾向のセンターラインを終値ベースで下回っていれば下降トレンドと判断。
  3. 終値ベースで+1σを上回っていれば上昇傾向、−1σを下回っていれば下落傾向と判断。
  4. 終値ベースで+1σ〜+2σの範囲なら上昇傾向が継続する可能性を示唆し、−1σ〜−2σの範囲なら下降傾向が継続する可能性を示唆。
  5. 終値ベースで+2σを上回れば上昇相場の過熱感を、−2σを下回れば下落相場の過熱感を示唆。
  6. バンド幅が狭くなり水平方向に推移し、スパンモデルがローソク足に絡みつくときは、レンジ相場でトレード向きではない。
  7. バンド幅が拡大傾向で上下どちらかに広がっていけば、トレンド相場でトレードチャンスがある。

柾木氏の手法を詳しく学ぶと分かりますが、柾木氏の投資哲学のひとつで「トレンドに乗ること」は必要不可欠とされています。

そのことからも7本のバンドと遅行スパンを見て、相場のトレンドを判断していく手法となります。

スパンモデルとスーパーボリンジャーが標準で使えるFX会社

FX会社名米ドル/円
米ドル/円スプレッド
通貨単位テクニカル指標
(PC)
スパンモデル&
スーパーボリンジャー

対応ツール
0.2銭21,000
通貨単位
36
種類
PCブラウザ版
スマホアプリ
0.3銭
*1
21,000
通貨単位
54
種類
PCブラウザ版
スマホアプリ
0.2銭21,000
通貨単位
20
種類
PCブラウザ版
0.2銭21,000
21
種類
PCブラウザ版
スマホアプリ
0.2銭310,000
通貨単位
38
種類
スマホアプリ
0.2銭310,000
通貨単位
29
種類
PCブラウザ版
スマホアプリ
0.2銭21,000
通貨単位
29
種類
PCブラウザ版
スマホアプリ
0.2銭21,000
通貨単位
29
種類
PCインストール版
PCブラウザ版
スマホアプリ
0.2銭21,000
通貨単位
43
種類
PCブラウザ版
0.2銭21,000
通貨単位
24
種類
PCインストール版
スマホアプリ
変動21,000
通貨単位
13
種類
PCブラウザ版
スマホアプリ
0.4銭21,000
通貨単位
19
種類
PCインストール版
PCブラウザ版
スマホアプリ
0.2銭21,000
通貨単位
29
種類
PCインストール版
PCブラウザ版
スマホアプリ
0.1銭21,000
通貨単位
30
種類以上
PCインストール版
FX会社名米ドル/円
米ドル/円スプレッド
通貨単位テクニカル指標
(PC)
スパンモデル&
スーパーボリンジャー

対応ツール
スプレッド取得・記載日:2021年7月1日
※掲載スプレッドは原則固定(例外あり)ですが、市場急変時や流動性が低下している状況では拡大する場合があります。
*1 1回の注文が50万通貨以下の場合。

MT4でスーパーボリンジャーを表示させる方法

MT4でスパンモデルとスーパーボリンジャーを使いたい方は、標準搭載されているゴールデンウェイ・ジャパンのMT4がおすすめです。
口座開設した方は、MT4をダウンロードしてログインさえすれば、そのまま使うことができます。

MT4に表示させたスパンモデル
参考チャート:ゴールデンウェイ・ジャパン MT4

インストール後の表示方法ですが、
チャート上で右クリック → 「定型チャート」と進み、以下から選択すればチャートに表示できます。

MT4にスパンモデルを表示するには定形チャートへ進む
それぞれ黒背景と白背景、3パターンずつ用意されていますので、お好みで選択してみてください。

  • Span_model(黒背景のスパンモデル)
  • Span_model_white(白背景のスパンモデル)
  • Super_bollinger(黒背景のスーパーボリンジャー)
  • Super_bollinger_white(白背景のスーパーボリンジャー)

※スパンモデル/スーパーボリンジャーをMT4で分析するにあたり、利用条件を満たしているのはゴールデンウェイ・ジャパンなど「1週間の日足が5本表示」の業者に限定されていますのでご注意ください。

【まとめ】スーパーボリンジャーの売買サインなど

基本的な使い方をまとめました。

スーパーボリンジャーの基本
  • ボリンジャーバンドに遅行スパンを加えてカスタムされた指標。
  • (日足などの)スーパーボリンジャーで方向性を確認し、(1時間足などの)スパンモデルでエントリーをするのが、柾木氏が推奨する売買手法。
  • ローソク足は終値ベースで判断する。
  • センターラインの方向と傾き、ローソク足がバンドのどこに位置するか、バンドの幅や角度で総合的に判断する。
  • 遅行スパンがローソク足の上に位置するなら、買いが優勢。
  • 遅行スパンがローソク足の下に位置するなら、売りが優勢。
スーパーボリンジャーの買いサイン
  • バンドが収縮から拡大し、センターラインが上向きでかつ、終値がセンターラインの上で引けたのち、遅行スパンの陽転で買いサイン。
スーパーボリンジャーの売りサイン
  • バンドが収縮から拡大し、センターラインが下向きでかつ、終値がセンターラインの下で引けたのち、遅行スパンの陰転で売りサイン。

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