【2020年9月】FX業者をリスク情報(未カバー率・平均証拠金率など)で徹底比較!

2019年9月以降、金融商品取引業等に関する法令によって、FX業者はリスク情報の開示が義務付けられました。

インターネットでサービスを展開する店頭FX業者はホームページ上での開示がルールとなっており、各社の公式HPでは「直近の月」または「2019年9月から毎月」のリスク情報を確認できます。

これらはGoogleから調べられますが、各社のリスク情報に関する開示がバラバラだと比べにくいので、こちらのページで詳しくまとめました。

各社のリスク情報で比較

金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第1項第28号の2によって、店頭FX業者には未カバー率、カバー取引の状況、平均証拠金率の開示が義務付けられています。

FX会社名未カバー率平均
証拠金率
顧客の
実行レバレッジ
(目安)
カバー取引の状況
(BBB以上)
カバー取引の状況
(BBB未満、
格付けなし)
計測日
5.93%25.41%3.94倍19.28%80.72%2020年8月末
0%24.88%4.02倍100%0%2020年8月末
2.05%15.06%6.64倍100%0%2020年7月末
34%17%5.88倍93%7%2020年8月末
1.65%17.17%5.82倍100%0%2020年8月末
24%13.3%7.52倍100%0%2020年8月末
1%24%4.17倍97%3%2020年8月末
32.47%16.3%6.13倍56%44%2020年8月末
1.46%22.11%4.52倍100%0%2020年8月末
0%15.97%6.26倍16.9%83.1%2020年8月末
34%17%5.88倍93%7%2020年8月末
トライオートFX0.96%22.49%4.45倍100%0%2020年7月末
0%20.8%4.81倍100%0%2020年8月末
5.93%25.41%3.94倍19.28%80.72%2020年8月末
0%33%3.03倍100%0%2020年8月末
0.4%21.4%4.67倍100%0%2020年7月末
11.16%19.66%5.09倍0%100%2020年8月末
FX会社名未カバー率平均
証拠金率
顧客の
実行レバレッジ
(目安)
カバー取引の状況
(BBB以上)
カバー取引の状況
(BBB未満、
格付けなし)
計測日
データ取得日:2020年9月18日

店頭FXは相対取引の仕組みによって、FX業者は法令に基づいた公正な取引をするためのルールによる適切な運営が求められています。

しかし業者によっては、顧客に不利な約定レートになるように意図的に調整されるような悪質な行為によって、顧客が不利益を被る可能性があります。

しかし「未カバー率」「カバー取引の状況」「平均証拠金率」の3点を慎重にチェックすることで、そのFX業者の信用力を判断するのに役立ちます。

それぞれを詳しく解説していきます。

未カバー率

店頭FX業者は、顧客との取引から生じる相場変動リスクを軽減するために、カバー取引が行われます。

この未カバー率は、投資者の買い建玉と売り建玉の差額のうち、FX業者がカバー取引先と取引していない割合を示します。

未カバー率が高いFX業者ほど、相場変動リスクを受ける可能性が高くなります。

ポイント!

カバー取引先は、「低い水準」であるほど望ましい!

カバー取引の状況

カバー取引先の信用格付に応じた建玉の割合です。

FX業者が、どの程度信用力のある金融機関とカバー取引を行っているのかを示します。

一般的に、取引相手の信用格付が低いほど、取引相手が破綻した場合、FX業者がその影響を受ける可能性が高くなります。

カバー取引先は「格付けなし」よりも「格付けあり」が望ましく、さらに「BBB-以上の格付け」であるほど信頼性が高くなります。

ポイント!

カバー取引の状況は、BBB-以上が「100%」に近いほど望ましい!

平均証拠金率

証拠金預託額に対する建玉残高の割合です。

平均証拠金率が低いほど、FX業者は顧客の損失額を回収できなくなる事業リスクが高くなります。

つまり平均証拠金率は、預け入れた証拠金に対し、ポジション残高はどれくらいかを示したものです。

ポイント!

平均証拠金率は、「高い水準」であるほど望ましい!

顧客の実効レバレッジの目安

実効レバレッジの目安を見れば、そのFX業者を利用しているトレーダーはどんなスタイルが多いのか、ざっくりと判断ができるので算出してみました。

  • 実効レバレッジが低いほど(4倍以下)、長期のトレーダーが多い。
  • 実効レバレッジが低いほど(5倍以下)、中期のトレーダーが多い。
  • 実効レバレッジが高いほど(5倍以上)、短期のトレーダーが多い。

平均証拠金率の100%を1として計算すれば、顧客全体の実効レバレッジの平均がわかります。
つまり100÷平均証拠金率で算出しています。

GMOクリック証券のように、実効レバレッジの目安が5〜6倍以上ならスキャルピングを好むトレーダーが多いと考えられますが、スプレッドの広い外為オンラインも高めなのが気になりました。
もしかしたら、やや高めの実効レバレッジでリピート系注文を行っているユーザーが多いことを示しているのかもしれません。

ポイント!

未カバー率、実効レバレッジそれぞれが「高い水準」であるほど、業者によってはストップ刈り、口座凍結といった顧客に不利益な行為が行われる可能性が高くなることを示唆します。

そもそもカバー取引とは

FX業者が顧客から注文を受けたら、同じ注文をカバー先の金融機関や銀行に行うことをカバー取引といいます。

NDD方式とDD方式によるカバー取引の違い

カバー取引をする理由はかんたんです。
FX業者は顧客の注文を、カバー取引によって注文をインターバンクに流さなければ、注文が成立しないからです。

このFX業者からカバー取引先に注文を流す仕組みには以下があります。

  • NDD方式(Aブック業者):顧客の注文をマリーせず、そのまま注文を投げる仕組み。
  • DD方式(Bブック業者)顧客の注文をマリーする仕組み。
  • ハイブリッド方式:一部の注文をマリーする仕組み。

現在国内のほとんどのFX業者業者ではDD方式が採用されており、これによって「狭いスプレッドが安定して配信」されています。

NDD方式の特徴
  • 顧客の注文をFX業者が介せず、そのままインターバンクに流す仕組み。
  • スプレッドやレートがスピーディーに変動する「変動スプレッド」が特徴。
  • 外付けの取引手数料が発生する。
  • レート配信、約定の透明性は高いが、スプレッドは広い。
  • 顧客の利益=FX業者の利益。
DD方式の特徴
  • 顧客の注文をFX業者が介して、インターバンクに流す仕組み。
  • 安定してスプレッドが配信される「原則固定スプレッド」が特徴。
  • FX業者が注文を呑む可能性があることで不透明さもあるが、取引手数料が発生せず低コストで取引できる。
  • 顧客の損失=FX業者の利益。

どちらもメリット・デメリットはありますが、国内のFXトレーダーには低コストが求められていることもあり、DD方式が主流です。

NDD方式、DD方式どちらも、スプレッドがFX業者の利益になる点は共通ですが、このほかNDD方式は外付け手数料で利益を、DD方式はディーラーの裁量で利益を上げるのが大きな違いです。

マリー取引

マリー取引とは、DD業者が顧客の注文を相殺(マリー)することです。

マリー取引の仕組み

DD方式によって、顧客が利益となればDD業者は損失となる相反する仕組みですから、顧客の注文に対し反対注文で相殺することで利益を得ています。

そもそも顧客にとって、注文が相殺されてもされなくても、指定したレートで約定さえすれば関係ありません。
しかしFX業者はマリー取引で注文を相殺することによって、注文の差額となるスプレッドが収益となります。

そして相場の状況によって、顧客の注文をマリー取引したり、そのまま流すかの判断が各社の運営方針によって取り決められています。

呑み行為をする業者は未カバー率が高くなる?

さきほど、FX業者が注文を呑むと記載しましたが、これはカバー取引前に顧客の注文をマリー取引しないことを指し、これは法令違反ではありません。

たとえば顧客が10万円損しても、その注文をカバー取引に流さなかったら、その金額はそのまま業者の利益になるような仕組みです。
こういった業者ほど、未カバー率が高くなりやすい傾向にあります。

これはFX業者にとってもリスクが大きいのですが、ひとつのビジネスモデルとして「リスクを許容して積極的に利益を狙っていく」という考え方によるものです。

ただし必ずしも、「未カバー率が高い=呑み行為」とはなりません。
マリー取引せずに顧客の買いと売りをぶつけて相殺させることもあり、ぶつけるまでの判断時間によっては未カバー率が高くなるからです。

とはいえDD業者では顧客の利益はFX業者の損失となるため、『スキャルピングで利益を上げたら口座凍結された』という事態を避けるために、未カバー率が低い業者を選ぶことはひとつのポイントとなってきます。

信頼性が高いDD業者選びのポイント

またFX業者がマリー取引をする上で収益を上げるには、顧客および顧客の取引を増やすことが求められることから、顧客の増加が企業の収益拡大に繋がります。
つまりカバー取引に積極的な業者ほど、顧客の損失によって利益を得るビジネスモデルではないことが分かり、顧客目線の運営を目指している業者であるか、信用力を判断することができます。

未カバー率に注目すべきなのは、大きく利益を上げているスキャルピングトレーダーだけです!

デイトレやスイングトレードを行っているのでしたら、そこまで気にする必要はありません。

DD業者3つのリスクを開示情報で判断

DD業者側には3つのリスクが存在します。

  1. 未収金リスク
  2. カバー取引先破綻リスク
  3. 未カバー取引リスク

FX業者側に存在する3つのリスク

未収金リスクは、相場変動によって顧客に証拠金を超える未収金の損失が発生してしまうリスクです。

過去に〇〇ショックが何度もありました。近年ではリーマンショックやコロナショックが記憶に新しいかも知れませんね。

仮に金融市場を揺るがす大きな変動要因があり、レート配信が飛んで強制ロスカットを大きく超えて数千万円、数億円の損失が発生した場合、それを補填できる投資家はごく一部に限られるでしょう。

カバー取引先破綻リスクは名称が示す通り、カバー取引先が破綻してしまうリスクです。カウンターパーティーリスクともいいます。

各社が提携する金融機関や銀行などは業務で提携していることから、破綻してしまうとFX業者の運営にも影響を与えるだけではなく、安定したレート配信にも影響をもたらし、その後に再びシステムを構築しなければいけません。

カバー取引先破綻リスクを避けるためにも、第三者の各付機関が投資適格水準(BBB-以上)を付与しているカバー取引先とどれくらい提携しているかがポイントとなってきます。

投資家側からしても、カバー取引先が多いFX業者ほど破綻リスクが分散されるので安心です。

このように、各社が開示するリスク情報を見ることで、そのFX業者はどんな運営体制で、どんなリスクが存在するのか、慎重な見極めに生かすことができます。

リスク情報開示の観点でおすすめの業者

未カバー率、平均証拠金率、カバー取引の状況(BBB-以上)から信頼性を判断すれば、下記の業者がおすすめです。

  • FXプライム byGMO
  • GMOクリック証券
  • マネックス証券
  • YJFX!
  • 外為どっとコム
  • インヴァスト証券
  • JFX
  • セントラル短資FX
  • ヒロセ通商

このうち日本国内で取引高が極めて多い業者といえば、GMOクリック証券です。

リスク情報の観点から判断するなら、まずはGMOクリック証券で取引を始めてみてはいかがでしょうか。

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