一部のFX業者は、顧客が発注している注文情報や保有しているポジション情報、その注文の割合を示す売買比率やポジション比率といったPC/スマホ向けのツールを提供しています。
こういったツールを使い、他のトレーダーの動向を読み解くことで、リアルタイムな相場の反発や勢いづく価格帯を知ることができます。
また、トレードを有利に進めるきっかけ探しとしても役立ちます。
こちらのページでは、スマートフォンアプリなどでチェックできる注文情報(オーダー情報・ポジション情報)、売買比率、ポジション比率をご紹介します。
まずはツールの機能と見方から見ていきましょう。
注文情報(オープンオーダー/オープンポジション)の機能
注文情報とは、市況( = 外国為替市場の取引状況)においてどの価格帯にどれくらいのオーダー(注文量)が入っているかを表す情報のことです。
※注文情報はオーダー情報、板情報(いたじょうほう)、市場オーダー、市況オーダー、オープンオーダーなどとも呼ばれています。
通常株式取引では板情報がありますので、どの価格にどのくらいオーダーが入っているのか判断しやすいです。
しかしFXでは特定の取引所がありませんので、全世界全体の取引を正確に把握することは困難です。
そんななか、一部の優良FX業者では、自社の注文情報が公開されています。
つまり注文情報は、板情報のFX版といった位置付けのイメージですね。
この注文情報には「オーダー情報」と「ポジション情報」があります。
どの価格帯に指値注文・逆指値注文を入れているかをグラフで示す。
未決済ポジションの情報をグラフで示す。
オーダー情報は「どのレートで注文を入れているのか」を示すのに対し、ポジション情報は「どのレートでポジションを保有したか」が違いです。
このうち、人気があってよく使われているのがオーダー情報です。
オーダー情報の見方
オーダー情報は、指値注文・逆指値注文をどの価格帯で発注しているかを示します。
下記ではポジション保有者の決済(指値・逆指値)を例に記載していますが、オーダー情報には、もちろん新規注文(指値・逆指値)も含まれています。
見方は単純で、レートが上昇・下落したとき、反対方向のオーダーが多いほどその水準をブレークしにくく、抜けたらストップロスを巻き込んだ反動で大きな値動きとなりやすくなります。
- オーダーが厚いほどサポート・レジスタンスになりやすく、上げ止まり・下げ止まりの目安となる。
- オーダーが厚く並んで一方に偏っていれば、その価格帯を抜きにくくなる。
ポジション情報の見方
未約定の指値・逆指値を示すオープンオーダーに対して、ポジション情報(別名:オープンポジション)は、すでにポジションを保有している顧客はどのレートで、どちらの方向にエントリーしたかを示します。
つまり各ポジション保有者の評価損益は、どのような状況であるかが分かります。
こちらも同じく、厚みと偏りに注目しましょう。
以下画像を例にすれば、レートが115円まで上昇した場合、含み益のあるショートポジションが多いので、決済買いに押されてレジスタンスになりやすいことが想像できます。
合わせて含み損となっている買いポジションも115円に多いので、この価格帯でもみ合うことも考えられます。
- ポジションが厚いほどサポート・レジスタンスになりやすく、上げ止まり・下げ止まりの目安となる。
- ポジションが厚く並んで一方に偏っていれば、その価格帯を抜きにくくなる。
- 買いポジションが多い場合、レートが上昇すれば利食いの売り注文が発生し、レートが下落すれば損切りの売り注文が発生することを示唆する。
- 売りポジションが多い場合、レートが上昇すれば損切りの買い注文が発生し、レートが下落すれば利食いの買い注文が発生することを示唆する。
このようにオーダー情報とポジション情報の2つがありますが、それぞれで偏りを照らし合わせるとより効果的になります。
各社の注文情報をもっと詳しく知りたい方は、こちらのページもご覧ください。
売買比率・ポジション比率の機能
売買比率、ポジション比率は名称通り、「買い注文と売り注文の比率」「買いポジションと売りポジションの比率」を示すものです。
発注済みだが、まだ約定していない指値注文・逆指値注文などの新規注文・決済注文の比率。
※業者によっては約定済み注文が含まれているケースもあります。
保有中であるロングポジション/ショートポジションの比率。
各社が提供する注文動向を把握できるツールには、単に『売買比率』といっても、未執行注文の売買比率を指すタイプがあれば、保有ポジション比率を指すタイプもあります。
売買比率の見方
各社によって差異はあるものの、基本的にはオーダー情報・ポジション情報を買いと売りで2分割させたツール、と考えると分かりやすいです。
GMO外貨を例にすると、売買比率の見方はかんたんですね。
ご覧のように、売買比率では買い注文/売り注文の比率を、残ポジション(ポジション比率)では買いポジション/売りポジションの比率を手軽にチェックできます。
※みんなのFXやマネーパートナーズのように、売買比率という名称でもポジション比率を指すサービスは、下記表ではポジション比率に分類しています。
注文情報・売買比率・ポジション比率が見れるFXアプリ
以下『オーダー情報・ポジション情報』内のオーダー情報を黒字、ポジション情報を赤字で記載しています。
FX会社名 | スマホ 対応 | オーダー情報・ ポジション情報 更新頻度 | 売買比率 更新頻度 | ポジション比率 更新頻度 |
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外貨ネクストネオ | ◎ | 外為注文情報 10分毎 | 売買比率情報 1時間/12時間/1日毎 | ポジション比率情報 営業日毎(NYクローズ) |
外貨ex | ◎ | 指値・逆指値注文状況 1日/1回(11時頃) | 売買比率 1日/1回(11時頃) | 残ポジション 営業日毎(11時頃) |
みんなのFX | ◎ | 価格分布 1分毎 | 売買比率 1分毎 |
|
LIGHT FX | ◎ | 価格分布 1分毎 | 売買比率 1分毎 |
|
DMM FX | ◎ | 注文比率/人数比率 5分毎 | ||
IG証券 FX | ◎ | 顧客センチメント 15分毎 | ||
◎ | IG Client Sentiment 10分毎 | |||
◎ | 価格分布(注文)/ 価格分布(建玉) 1分毎 | 注文 数量比率/ 注文 人数比率 1分毎 | 建玉 数量比率/ 建玉 人数比率 1分毎 |
|
OANDA FX | ◎ | オープンオーダー/ オープンポジション 20分毎 (未ログイン時は30分毎) | 未決済ポジション の比率 20分毎 |
|
◎ | 注文情報/ ポジション情報 3分毎 | |||
✕ | ディールスコープ 1時間/4時間/8時間/日/週/月 |
|||
◯ | 売買比率 営業日毎(10時頃) |
|||
✕ | 売買比率 15分毎 |
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FX会社名 | スマホ 対応 | オーダー情報・ ポジション情報 更新頻度 | 売買比率 更新頻度 | ポジション比率 更新頻度 |
※外為どっとコムの売買比率情報は、売り・買いそれぞれ約定済みの新規/決済注文です。
※GMO外貨の売買比率は、売り・買いそれぞれの約定済み、および未約定の注文を全てを含んでいます。
※楽天FXの売買比率は、通常は10分前の情報が1分毎に更新されますが、取引量が2,000万通貨以上のユーザーは1分前の情報が1分毎に更新されます。
※オアンダ・ジャパンのオープンオーダー/オープンポジションは未ログイン状態の場合、30分前のデータが30分ごとに配信されるため、最大約1時間のタイムラグが発生します。
スマホアプリから閲覧できるタイプ
まずはスマートフォンアプリ(iPhone/Android)、またはアプリ経由のブラウザで閲覧できるツールを見ていきましょう。
外為どっとコム「外為注文情報/売買比率情報/ポジション比率情報」
外為どっとコムが提供するスマートフォンアプリ「GFX」にログインすれば、外為注文情報、売買比率情報、ポジション比率情報と3種類のデータを閲覧できます。
何よりも他社と比べても、高機能でデータ更新が早く、利用者の多さによるデータ自体の信頼性の高さが、外為どっとコムの特徴です。
業界的に有名な『外為注文情報』は、指値・逆指値注文の買い・売りそれぞれどのレートでどのくらい発注されているのか、注文状況をグラフで見れるツールです。
更新頻度は10分で、実際に集計された5分後に表示されます。(表示データは集計時刻の5分前のデータ)
外為注文情報の1メモリは1,000Lot(米ドル/円の場合)で、10メモリ以上オーダーがあれば背景が白色で表示されます。
『売買比率情報』は「集計単位」時間内(1時間毎・12時間毎・1日毎)に約定済みである、売り・買いの新規・決済別の比率を閲覧できます。
『ポジション比率情報』は、毎営業日クローズ時点(データ更新はNYクローズ時)における売り・買いの保有ポジション(売り・買い)の比率となってます。
外為注文情報、売買比率情報、ポジション比率情報それぞれ、全30通貨ペアが対応しています。
各ツールはスマートフォンアプリ「GFX」にログイン後、下部にある「マーケット」をタップし、マーケット内の各タブからアクセスができます。
対応通貨ペア | 30通貨ペア
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更新頻度 | 外為注文情報:10分毎 売買比率情報:1時間、12時間、1日毎 ポジション比率情報:営業日毎(NYクローズ) |
対応ツール | iPhoneアプリ版、iPhoneブラウザ版、Androidアプリ版、Androidブラウザ版、iPadブラウザ版、PCブラウザ版 |
なお外為注文情報に関しては、Webブラウザ版チャート「高機能チャート」ではチャートにオーバーレイ表示で見ることも可能です。
より相場動向を掴みやすくなっていますので、外為どっとコムで取引される方はぜひお試ししてみてください。
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GMO外貨「みんなのオーダー」
GMO外貨のみんなのオーダーでは、3種類の注文状況データが公開されています。
『指値・逆指値注文状況』は、指値・逆指値注文の買い・売りそれぞれの注文量の割合をチェックできるツールです。注文量の多い箇所ではレートを確認することができます。
『売買比率』は、約定済みおよび未約定となる、新規・決済問わず全ての注文データの売買区分を基にした情報で構成されています。
『残ポジション』はその名の通り、顧客が保有しているロングポジション・ショートポジションの割合を示します。
3つのツールはそれぞれ12通貨ペアが対応しており、当日AM8:00〜11:00の期間内におけるデータが、当日11:00以降に公開されています。
指値・逆指値注文状況ではグラフ部分をタップすると、注文量の具体的な割合をパーセンテージをチェックすることができます。
スマートフォンアプリ「外貨ex」にログイン後、「ニュース」→「プレミアムレポート」とアクセスすれば閲覧できます。
対応通貨ペア | 12通貨ペア
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更新頻度 | 営業日毎(AM11:00頃) |
対応ツール | iPhoneアプリ、Androidアプリ、iPadアプリ、PCブラウザ版 |
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みんなのFX「売買比率/価格分布」
みんなのFXではアプリ内蔵型のツールとなっており、全31通貨ペアのうち16通貨ペアが対応しています。
『売買比率』は、未決済ポジションとなるロング・ショートの割合を示します。
『価格分布』は現在レートを起点として、どの価格帯でエントリーされた未決済ポジション(ロング・ショート)があるかをチェックすることができます。
みんなのFXの特徴としては、更新頻度は業界最短の1分毎となっており、最短でリアルタイムな動向判断ができる仕様です。(他の画面からポジションブックを再タップで最新情報に更新可能)
スマートフォンアプリ「みんなのFX」にログイン後、「マーケット」→「ポジションブック」からアクセスできます。
対応通貨ペア | 16通貨ペア
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更新頻度 | 1分毎 |
対応ツール | iPhoneアプリ、Androidアプリ、PCブラウザ版 |
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DMM FX「売買比率」
DMM FXの売買比率では、注文比率と人数比率が用意されています。
『注文比率』は未約定となる指値・逆指値注文の買い・売りの割合であり、『人数比率』はその未約定注文の人数比率となります。
それぞれは全20通貨ペアが対応しており、5分毎にデータが更新されます。
スマホアプリでは、表示画面は自動更新が行われておりません。(PCは手動更新可能)
とはいえ口座開設数・取引高がともに多い業者ですので、情報の精度に期待ができます。
画面左上にある「メニュー」をタップし、「取引関連」→「情報ツール」→「売買比率」と進むとアクセスできます。
対応通貨ペア | 20通貨ペア
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更新頻度 | 5分毎 |
対応ツール | iPhoneアプリ、Androidアプリ、PCブラウザ版 (DMMFX PLUS) |
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IG証券&DAYLY FX「IG Client Sentiment」
グローバルな売買比率情報を閲覧したい方におすすめなのが、IG証券が運営するDAYLY FXで閲覧できる、IG Client Sentiment(IGクライアント・センチメント)です。
IG証券のスマホアプリでは国内トレーダーの売買比率を閲覧できますが、DAYLY FXでは世界のトレーダーの売買動向を閲覧できます。
グローバル企業のIG証券は、イギリス発となるFX業者です。
日本だけではなく、アメリカ、ヨーロッパ、アジア太平洋と世界15ヶ国でサービスを提供しているだけあって、世界全体での方向性を判断するのに役立ちます。
IG証券のスマホアプリ版では、提供している全100通貨ペアの売買比率をを閲覧でき、更新頻度は15分毎となります。
DAYLY FX版では、主要な12通貨ペアと株価指数・先物合計7銘柄の売買比率を閲覧でき、更新頻度は10分毎となります。
なおIG証券に問い合わせたところ、「IG証券の顧客センチメントは保有ポジションの割合」を示し、「DAYLY FXのIG Client Sentimentは売買ポジション件数の割合」を示す、とのご回答をいただきました。
IG証券のスマホアプリでは、対象の通貨ペアを選択後、「マーケットデータ」→「センチメント」と進むとアクセスできます。
DAYLY FX版は、以下URLへアクセスすれば閲覧できます。海外の売買比率なら、DAYLY FXがおすすめです。
DAYLY FX「IG Client Sentiment」
https://www.dailyfx.com/sentiment
対応通貨ペア | 100通貨ペア
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更新頻度 | 15分毎 |
対応ツール | iPhoneアプリ、Androidアプリ、iPadアプリ、Androidタブレットアプリ、PCブラウザ版 |
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お申し込みは最短3分、お手続きはスピーディーに完了します。
楽天証券「売買比率/価格分布」
楽天証券のスマートフォンアプリ「iSPEED FX」とPCインストール版取引ツール「マーケットスピードFX」には、売買比率と価格分布が搭載されています。
全28通貨ペアのうち、ユーロ/豪ドルとポンド/豪ドルを除いた26通貨ペアが売買比率と価格分布に対応しています。
「注文」「建玉」それぞれの数量比率と人数比率、さらに4つのデータごとの価格分布を見られるため、業界屈指の情報量を誇るのが楽天証券ならでの魅力です。
対応通貨ペア | 26通貨ペア
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更新頻度 | 1分毎(10分前のデータ) ※月間取引量が1,000万通貨以上のトレーダーは1分前のデータが1分ごとに更新されます。 |
対応ツール | iPhoneアプリ、Androidアプリ、PCインストール版 (マーケットスピードFX) |
スマートフォンアプリにログイン後、「マーケット」→「売買比率」と進むと表示できます。価格分布は右端にあるアイコンをタップで表示できます。
更新頻度は10分前のデータが1分ごとの更新と比較的早いですが、取引量が多いユーザーは1分前のデータが1分ごとに更新と優遇される機能も備えています。
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お申し込みは最短5分、口座維持費等の費用は一切かかりません。
OANDA証券「OANDAオーダーブック」
注文情報ツールで高い人気を誇るのが、OANDA証券のOANDAオーダーブック(オープンオーダー/オープンポジション)です。
『オープンオーダー』は未決済となる指値・逆指値注文の買い・売り、『オープンポジション』は保有ポジション(ロング・ショート)を示し、それぞれどの価格帯で注文・保有しているかをグラフでチェックできます。
過去24時間〜現在にかけての推移を見れるのも、OANDA証券の特徴です。
公式HPではどの端末からでもアクセスできますが、未ログイン状態ではデータの更新頻度は30分毎であり、本口座でログインすると *5分毎の更新となりますので、正確なデータ閲覧をするためにもログインして活用することをおすすめします。
* 更新頻度は本口座会員のスタンダードクラス(通常)が20分毎、プレミアムクラス(前月の取引が50万USD以上)が5分毎となります。
スマホアプリまたはMT4では、チャート上にオーダーブックをオーバーレイ表示させることも可能です。
(スマホアプリはオープンオーダーのみ、MT4インジケーターはオープンオーダー・オープンポジション両方が対応)
ロング・ショートポジションの偏りをチェックできる『未決済のポジション比率』は16通貨ペアが対応していて、20分毎の更新となります。
スマートフォンアプリ「fxTrade」では、ログイン後、右下のボタンでチャートを最大化させ、「オーバーレイ」→「OB」と進みONにすれば、オープンオーダーの表示ができます。こちらのアプリ版オープンオーダーは5分毎の更新となっており、Web同様に自動更新ではありませんので、チャート画面を再表示させるか再ログインすることで更新されます。
Web版・OANDAオーダーブック
https://www.oanda.jp/lab-education/oanda_lab/oanda_rab/open_position/
Web版・未決済のポジション比率
https://www.oanda.jp/lab-education/oanda_lab/oanda_rab/openpositon/#lab
対応通貨ペア | 16通貨ペア
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更新頻度 | 未ログイン:30分毎 ログイン済み:スタンダードクラス:20分毎、プレミアムクラス:5分毎 |
対応ツール | iPhoneアプリ、iPhoneブラウザ版、Androidアプリ、Androidブラウザ版、iPadアプリ、iPadブラウザ版、PCブラウザ版 |
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お申し込みは最短5分、口座維持費等の費用は一切かかりません。
ヒロセ通商「オーダー情報/ポジション情報」
ヒロセ通商では売買比率・ポジション比率はあいにく未提供ですが、「オーダー情報」「ポジション情報」が提供されています。
オーダー情報では指値・逆指値注文の買い・売りを、ポジション情報では顧客のポジション情報を、それぞれ価格帯ごとにチェックすることができます。
なお価格帯別注文数、価格帯別ポジション数では、チャート上にオーバーレイ表示して閲覧することができます。
それぞれ3分毎の更新となっており、対円通貨ペア、高金利通貨ペアを中心とした16通貨ペアが対応しています。
(チャート上にオーバーレイ表示できるのは、LIONチャートPlusに登録した16通貨ペア中/6通貨ペアとなりますので、任意で変更してお使いください。)
スマートフォンアプリ「LION FX 5」を起動後、「情報TOP」の「LIONチャートPlus+」と進むとブラウザが起動します。
画面左下にある「メニュー」→「注文情報」または「ポジション情報」と進むと表示できます。
チャート上に表示させるには、チャートを開き、上部の「ツール(虫眼鏡アイコン)」→「価格帯別注文情報」または「価格帯別ポジション情報」と進むことで表示できます。
対応通貨ペア | 16通貨ペア
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更新頻度 | 3分毎 |
対応ツール | iPhoneブラウザ版、Androidブラウザ版、iPadブラウザ版、PCブラウザ版 |
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お申し込みは最短5分、口座維持費等の費用は一切かかりません。
公式HPで直接閲覧するタイプ
取引ツール上で閲覧できないためユーザビリティーは劣りますが、公式HPで公開されていてスマートフォンでも閲覧できる、注文情報・売買比率・ポジション比率をご紹介します。
マネーパートナーズ「売買比率」
マネーパートナーズの『売買比率』では、未決済ポジション(ロング・ショート)の比率を閲覧できます。
データは前営業日のもので1日1回(AM10:00頃)の更新となっており、全20通貨ペアが対応しています。
マネーパートナーズ|売買比率
https://www.moneypartners.co.jp/market/ratio/
対応通貨ペア | 20通貨ペア
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更新頻度 | 営業日毎(8時頃) |
対応ツール | iPhoneブラウザ版、Androidブラウザ版、iPadブラウザ版、PCブラウザ版 |
こちらのツールは祝祭日は更新されておらず、更新されているのは「平日のみ」となっている点についてはご注意ください。
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お申し込みは最短5分、口座維持費等の費用は一切かかりません。
【備考】スマホ非対応だが、PCで閲覧できるタイプ
スマートフォンには非対応ですが、PC取引ツールでポジション比率を閲覧できるマネックス証券と外為オンラインをご紹介します。
外為オンライン「ディールスコープ」
外為オンラインの『ディールスコープ』は、買い・売りのポジション総額や、ポジション保有人数の推移をグラフ化したツールです。
他社ではパーセンテージで示されますが、外為オンラインでは「具体的な数値」と「ポジション額・保有人数それぞれの差」も閲覧できるのが強みです。
全26通貨ペアが対応しており、集計期間は1時間・4時間・8時間・日・週・月から選択可能です。
Webブラウザ版取引ツールにログイン後、「チャート」→「ディールスコープ」と進めば閲覧ができます。
対応通貨ペア | 26通貨ペア
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更新頻度 | 1時間、4時間、8時間、日、週、月 |
対応ツール | PCブラウザ版、PCインストール版 |
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口座開設は最短5分、口座維持費等の費用は一切かかりません。
マネックス証券「売買比率」
マネックス証券の高機能ツール・マネックストレーダーFXでは、全16通貨ペアの売買比率(保有ポジションの割合)を閲覧できます。
マネックストレーダーFXが秀逸である理由が、チャート上に表示できる点にあります。
チャート上の「表示」にある「売買比率」にチェックを入れれば表示させることができます。
レートの推移とともに保有ポジションの推移を見れるツールは、他社ではほとんど提供されていません。
相場の変動がどれほど保有ポジションに影響を与えているのか、時系列で視覚的に確認することができる点が優れています。
対応通貨ペア | 16通貨ペア
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更新頻度 | 15分毎 |
対応ツール | PCブラウザ版(マネックストレーダーFX) |
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取引開始まで最短1営業日、口座維持費等の費用は一切かかりません。
注文情報や売買比率を使ったトレード手法のポイント
注文情報、ポジション情報、売買比率、ポジション比率とさまざまなツールをご紹介しましたが、トレード手法におけるポイントをご紹介します。
注文情報とポジション情報は、例えば「下落しているときの下げ止まりやすい価格帯」、「注文を吸収してより勢いづくポイント」を探し出すのに役立ちます。
オーダー、ポジションが溜まっているエリアでは反発しやすいですが、この価格帯を抜けたらストップロス(多くのトレーダーの損切り)を巻き込むことで、大きな値動きに期待ができます。
売買比率で多くのトレーダーの売買方向、ポジション方向が同一方向であるほど、その方向性に動きやすいと判断に役立てられます。
例えば下落局面で「買い30%・売り70%」であれば、下降トレンドは継続しやすいと判断ができます。
その後「買い70%・売り30%」となれば、底打ちして反転上昇すると考えるトレーダーが多いと判断できますね。
もし「買い50%・売り50%」程度の水準が続いているなら、相場は均衡してレンジ相場が継続していると判断もできます。
こういったツールでは、口座開設した会員数や取引高といった、実際に業者で利用しているユーザー数が重要となってきます。
なぜならFXは世界中で取引されており、国内の1業者ではデータの信頼性に欠けるからです。
とはいえ、日本のFX業者は世界の取引高で上位を独占していますので、国内でも複数業者のデータを照らし合わせることで、信頼性を高めることが可能です。
つまり、ツールの信頼性を判断するには、FX業者の取引高や利用者数が重要なんですね。
とくに取引高と口座開設数が極めて多いのが、GMO外貨、外為どっとコム、DMM FX、外為オンラインです。
基本的にはどの業者も、口座開設後にアプリやPC取引ツールにログインすれば利用可能です。
やはり利用者の多さ、ツールの使いやすさなら、外為どっとコムの外為注文情報が最高峰といえるほど完成度が高いです。
複数のツールを組み合わせつつ、転換となるポイントや多くのトレーダーの思惑を掴み取って、より戦略的なトレードに活用していきましょう。
このほか注文量に注目するなら、インターバンクマーケットのオーダー状況(メガオーダー)を提供するサービスもあります。
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