フィボナッチで戻りのタイミングを分析しよう

FXでは、押し目買い・戻り売りのタイミングを見るのにフィボナッチ・リトレースメントという分析手法があります。

これは、相場がどのくらいの水準で戻るのかを分析する手法であり、FX会社のテクニカル指標にも標準で搭載されています。

そもそもフィボナッチとは何?

フィボナッチとは、13世紀イタリアの数学者「レオナルド・フィボナッチ」が考えだした数列のこと。

自然界や建造物などで美しいと感じられるモノは、黄金比(1:1.618、約5:8)で成り立っているという法則。

例. ギリシャのパンテノン神殿、エジプトのピラミッド、名刺、植物など。

フィボナッチ・リトレースメントの見方・使い方

FXにおいて、このフィボナッチ・リトレースメントは通常、「38.2%」「61.8%」「50%」「23.6%」「76.4%」5つの数値で分析が行われます。

中でも「38.2%」「61.8%」「50%」の3つの数値が特に重要視されています。

チャートにフィボナッチ・リトレースメントを描画するときのポイントは、以下となります。

  1. ある程度、明確となっている天井と底を見つけて描画すること。
  2. 現在のレートが、選択した高値と安値の間にあること。
  3. レートの左から右にかけて描画すること。

フィボナッチ・リトレースメントの使い方

選択した安値を0%、高値を100%として、その38.2%、50%、61.8%近くまで相場が引き返してきたとき、一旦もみ合うと予測し、全体のトレンドがある方向にエントリーする、という使い方をするのがフィボナッチ・リトレースメントです。

大きく相場が動いているときは「38.2%」に注目!

強い上昇や下降が発生したときには、38.2%を押し目(戻り)とする見方をします。

これは、強いトレンド発生時には相場に勢いがあることから、38.2%前後の位置で弱い押し目や戻りを形成しながらトレンドが継続するパターンがよく見られるからです。

フィボナッチ・リトレースメントでは、この38.2%のラインがもっとも重要視して見られています。

上昇トレンドが続くと予測したとき、反転した38.2%の地点が買いエントリーのポイントとなります。

参考チャート:外為オンライン [2014年7月〜9月頃 米ドル/円 日足]

フィボナッチの使い方・上昇トレンド時

下降トレンドが続くと予測したとき、反転した38.2%の地点が売り注文を発注するポイントとなります。

参考チャート:外為オンライン [2011年1月 ユーロ/円 4時間足]

フィボナッチの使い方・下降トレンド時

ここがポイント!

一般的に、38.2%を最初の下げの目安としますが、38.2%のみがポイントとなるわけではなく、状況によっては61.8%や50%がエントリーポイントとなったりもします。

「61.8%」もフィボナッチのポイント!

弱いトレンドのときには、61.8%が押し目(戻り)のエントリーポイントであると、一般的に見られています。

また、トレンドの初期形成時や、安定的にトレンドが継続している場合、61.8%前後で押し目や戻りとなるパターンもよく発生したりします。

このとき、61.8%にレートが戻る部分を短い時間足で見ると、小さなトレンドが発生していることも多く、このトレンドが終わるタイミングで、61.8%を基準とした押し目買いや戻り売りを的確に狙う、といったやり方もあります。

38.2%と61.8%のほか、半値戻しの地点となる「50%」前後もよくチェックされているポイントとなります。

フィボナッチ・リトレースメントの注意点

38.2%の位置で押し目や戻りを作っている場面では、方向感が見えにくくなったり、フラッグやペナントなど保ち合いのチャートパターンが発生することもよくあります。

このような状況の場合、トレンドが終焉を迎える場面で発生することも多いので、注意しましょう。

また、レートがフィボナッチ・リトレースメントのサポートライン(レジスタンスライン)を付き抜けたときは、トレンド転換となり、反対にレジスタンスライン(サポートライン)へと切り替わることも多いとされています。

フィボナッチ・リトレースメントが使えるFX会社は?

フィボナッチ・リトレースメントはほとんどの会社で利用ができます。

チャート分析を重視したい方は、テクニカル指標が多い会社を選ぶといいでしょう。

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