FXで大損しない!損失を抑えるために取り入れるべき10の考え方

大損

リスクを許容して利益を追求するFXにおいて、損失を抱えることは日常的に起こりがちです。

しかし大損を出してしまうトレーダーもなかには存在し、こうしたトレーダーには何かしらの理由が存在します。

「これからFXにチャレンジしてみたいけど、大損しないか心配。」

「もうすでに大損を出してしまったけど、どの部分を改善すればいいのか分からない。」

「できるだけ損失を拡大させたくないので、そのルール決めのやり方を知りたい。」

このようにお考えのあなたに、損失を抑えるために取り入れてほしい考え方をご紹介します。

目次

そもそも含み損は必ず発生する

投資のリスクとリターンは表裏一体の関係ですから、FXでレバレッジを高めたり大金でポジションを保有するように、積極的にリターン率を狙うほど、反対に動きたときの損失は大きくなります。

リスクとリターンの関係

またスプレッドなどの手数料を加味しても、単純に注文時のレートから想定した方向にレートが動いて決済すれば収益はプラスとなり、逆方向に動くか、または新規注文時のレートで決済すれば、収益はマイナスとなります。

いくらプロトレーダーといえど、未来の相場を100%的中させることはできません。
人災や天災、米大統領の発言、勃発する戦争のように、マーケットに影響を及ぼすファンダメンタルズ要因がいきなり発生したとき、コロナショックのような想定範囲を超える値動き見せることもあるからです。

ですが相場に長けたプロほど、損失を上手くコントロールしているのも事実です。

FXは初心者ほど感情に流されやすいトレードをしがちな人も多く、度を超えたトレードで大損してしまうと、人生の歯車が狂ってしまっては元も子もありません。

予想の逆に動けば、含み損(未決済の損失)となります。
この状態で決済すれば確定損=損失となりますから、いかに損を抑えて利益を積み重ねられるかが、FXでは重要となってきます。

FXで大損する人の特徴

FXの大損といえば、やはり強制ロスカット(以下ロスカット)を思い浮かべるのではないでしょうか。
ロスカットとはFX業者のシステムによる強制決済のことで、レバレッジ取引による証拠金以上の損失を出さないための仕組みです。

自由度の高い取引ができるFXでは、ほんの一瞬の値動きでロスカットとなり、やり方によっては資産を大きく減らしてしまいます。
大損して退場となる方々には、やはり共通があることは否めません。

どのようなトレードをすると、ロスカットで大損しやすいのか見ていきましょう。

手中にない資金を高レバレッジでトレードしてしまう

退場者でもっとも多いのが、「使ってはいけない資金」「高レバレッジ」のコンボです。

使ってはいけない資金にレバレッジをかけて、一攫千金を狙うようなトレードで失敗する例が2ch(現5ch)で多く見受けられます。

コントロール外の資金を使ってしまうと、負けを取り戻すギャンブル的な発想になりやすく、資金量の限界までポジションを保有して大損になるのが典型的な負けパターンです。

これは資産運用ではなくギャンブルそのもので、FXで運用するかバクチするかは本人次第ですから、自業自得といっても過言ではありません。

投資にはあくまで自己資金を回し、適切に運用することが絶対条件です。

高レバレッジなのに損切りできない

いくら自己資金であっても、レバレッジに応じたトレード戦略ができなければ大損してしまいます。

レバレッジ1倍なら実質外貨預金と同じで、現在国内の最大レバレッジは25倍です。
レバレッジは高くなるほど資金効率も高くなる一方で、わずかな値動きでロスカットになるリスクが高くなります。

マージンコールとロスカットの仕組み

最初に用意できる資金が少ないほど、高レバレッジで取引してしまいがちです。
長期運用ならある程度の値動きを許容しなければいけないため、レバレッジ1〜5倍のように低レバレッジで運用しなければいけません。
対して高レバレッジの取引は短期売買に限定されるため、一定の損失に達したらきっちり損切りすることが必須です。

つまり損切りを必ずできることが、高レバレッジで短期売買をする絶対条件なのです。

熱くなりすぎてトレンド方向が適切ではない

保有しているポジションの反対方向にトレンドが加速すると、損失はズルズルと拡大していきます。

こんな場面で、根拠がないまま「為替レートはもうすぐ元の水準に必ず戻る。」と信じてトレードするのは絶対NGです。

そのまま反発せず、さらに大きなトレンドとなればロスカットとなります。
これで負けてしまい、さらに熱くなって取引量を増やしたが損失となり、往復ビンタを食らってしまうケースすらあります。

明らかに反対方向にトレンドが生まれたなら、一旦ポジションは損切りして、すぐトレンド方向にエントリーした方が得策です。

熱くなりすぎると、落ち着いた判断ができなくなってしまいがちですので、相場の方向性をいかに冷静に判断できるかが大事になってきます。

ナンピンがクセになっている

使いようによってはナンピンは効果的なときもありますが、ナンピン自体は初心者向きではありません。

追加でポジションを保有し、エントリー時のレートを平均化させ、ロスカットリスクを遠ざける目的でナンピンする場合も見受けられます。

例えば100円で1Lotの買いポジションを保有したが、下落したため99円で再び1Lotの買いポジションを保有する形です。
そうするとナンピンにより、実質99.5円で2Lotの買いポジションとなります。

しかしナンピンしてさらに反対方向に値動きが加速すれば、ポジション量に比例してロスカットで多くの資金を失ってしまいます。

ナンピンはそれなりの資金がある人に限定される手法であり、プロトレーダーでも打診買い/打診売り(試しに少ないポジションで注文する)でナンピンするケースもありますが、初心者向けではありません。

ビギナーのナンピンほど早期での退場リスクを高めるので、最初はナンピンしないルールでトレードするのがおすすめです。

損小利大のトレードができていない

いくら大損しなくても、損切りルールが適切ではないと、損失が積み重なるほど最終的には大きな損失となります。

1Lotで1円分が反対に動くと、マイナス1万円です。1円分(100pips)の損切りを9回繰り返すと、マイナス9万円です。
しかし1Lotで0.1円(10pips)の損切りを9回繰り返せば、マイナス9,000円で済みます。それでも1円分の値幅を獲得できたら、収益はトータルで1,000円プラスです。

かなり極端な例を出しましたが、たとえ1勝9敗でもFXは収益化ができるのです。

資金量のあるトレーダーならそれなりの金額を損切りできますが、ビギナーは大きな損失が何度も重なると退場になるため、最初は損失をコツコツと小さく抑えることが重要となってきます。
損失は小さく、利益は大きく狙うことが、少ない勝率でも収益化につなげるためのポイントです。

損失管理ルールには「バルサラの破産確率」や「2%ルール」があります。
詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参考にどうぞ。

ポジションが気になり何度もチャートを見てしまう

ポジションを保有していないと落ち着かず、何度もチャートや保有状況を眺めてしまうことを、通称「ポジポジ病」と呼ばれています。

ほとんどのFXトレーダーはサラリーマンなどの兼業トレーダーですから、ポジポジ病となっては、本業に影響を及ぼしかねません。
これでは根拠のない直感に頼ったエントリーをしてしまい、失敗要因となってしまいます。

兼業トレーダーなら取引時間ひとつをとっても、デイトレードなら帰宅後に限定する、日中であっても事前にレートを決めてIFDone注文などを活用してエントリー、イグジットするように、本業に支障をきたさないルール化が、ポジポジ病にならないためにも大切です。

情報商材に翻弄されてしまう

FXで負け続ける人の特徴として、高額な情報商材を買い続けて、自分のトレードを確立できずに翻弄される方もいます。
なかには優良な商材もあるかもしれませんが、情報商材は高額であり、また購入前はロジックなど中身が見えません。

また高勝率を謳う情報商材ほど危険です。
投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットですら、株式投資における1965年〜2018年の平均利回りは20.5%です。

実際にこういった情報商材は、販売額が高く設定されています。
そのため紹介するサイトも販売数に見合った報酬を受け取れるため、情報商材の中身に関わらず宣伝されているのです。

FX業者の公式サイトではコンプライアンス上「稼げる」「不労所得」「高勝率」などの文言は見受けられませんが、こういったワードで訴求される情報商材はほぼNGと考えていいでしょう。

売買タイミングの配信サービスなども、金融庁が認定した業者しかサービスを行えないと法律で定められています。
そのためこうしたサービスを活用するとしても、金融庁認定の業者であるか、金融庁のブラックリストに入っていないか、代表者や連絡先が明確に記載されているかで判断するのが確実です。

そして、情報商材に頼ることで、取引をせずとも購入額だけで数百万円を失うリスクがあります。
これではトレード以外で大損の要因となってしまいます。
自己トレードの確率ができず他人を頼るクセがついてしまうので、やはり自分自身の裁量でトレードするのが近道です。

こういった情報商材に頼らずとも、ザイFX!で連載もあるシティバンクの元チーフトレーダー、西原宏一氏のメルマガ(月額6,600円)を購読するほうが、コスパよく本格的にマーケットを学ぶことができます。

損失を抑えるための10の考え方

大きな損失を抑えるためには、正しい10の考え方をもって取り組むことが大切です。

正しい知識を基礎から学ぶ

知識を身に付けることなく、いきなりトレードするのはおすすめしません。

書籍、Webサイト、YouTubeから学ぶのが基本ですが、FX業者公式サイト以外のWebサイト、YouTubeの場合、信頼できる人物が発信しているかを見極めるようにしてください。

FXを学ぶ

やはり、正しい知識を身に付けるのにおすすめなのは書籍です。

ある程度知識が身についてきたら、本格的に解説しているパンローリング社のウィザードブックシリーズで、海外の著名なFXプロトレーダーのテクニックを学ぶことができます。

逆張りよりも順張りが基本

「順張り」はトレンドに従った中長期のトレードで、「逆張り」は短期的は反転を狙ったトレードです。

順張りと逆張りのポイント

もちろん、順張り、逆張りどちらにもメリット・デメリットは一長一短あります。

ですが初心者の場合、トレンドに逆らわない順張りで素直にエントリーするのが基本です。
ただし必ずしもトレンドは続くと限らず、順張りでもトレンドが終焉となり相場が反対に動けば損失になります。

逆張りは短期的といえど反転を狙ったトレードですから、エントリーと同時に損失方向に推移してしまうリスクもあります。
下落している相場の反転を狙い、落ちたナイフを掴むようなトレードは、典型的な逆張り手法といえます。

やはり最初は上昇トレンドのときは買い、下降トレンドのときは売りで仕掛けるように、マーケットの大きな流れに乗ることを意識してみてください。

王道の通貨ペアを選ぶ

初心者、中級者、上級者が注目する通貨ペア

スワップポイントが高い新興国の通貨は「高金利通貨」とも呼ばれていますが、金利の高さにはそれなりの理由があります。
政治や経済の不透明さによるリスクがあり、マーケット全体に暴落が発生すると、メジャー通貨ペア以上に大きく下落しやすい性質があります。

また新興国は経済成長率が高く、インフレ傾向にあります。
物価が上昇することで紙幣自体の価値が下がりやすいことから、中央銀行は補填するように通貨の発行を行います。
財政の脆弱性により、金利を高くして外貨を呼び込もうとする背景もあり、金利の高さに反して下落リスクを抱えているのも事実です。

メジャー通貨ペアでは、ユーロ/円、ポンド/円は人気の通貨ペアですが、米ドルを介さない通貨ペアは変動が激しくなりがちです。

王道の通貨ペアは、やはり値動きが穏やかで情報収集しやすい「米ドル/円」です。
さらに世界一取引量の多い「ユーロ/米ドル」は、テクニカルに忠実に動きやすく、値動きが穏やかな性質があります。

FXで大きな変動リスクを考慮するならば、最初はこの2通貨ペアを基準に考えていきましょう。

チャートの横軸に注目

チャートにラインを描くとすれば、高値同士や安値同士に斜めに描画するトレンドライン(サポートライン、レジスランスライン)を思い浮かべる方は多いと思います。
たしかにトレンドラインは長期になるほど多くのトレーダーが同じ地点に注目するため、転換点として重要です。

高値・安値に注目した水平線の例
高値・安値に注目した水平線の例

意外にビギナーほど水平線を軽視しがちですが、水平線はトレンドライン以上にチャート分析で重要なウエイトを占める存在です。
なぜなら「直近高値」「直近安値」「直近の重要な終値」といった、横軸の為替レートを抜けるか否かが重視されているからです。

また人によってライン分析は異なりますが、前日高値・前日安値・前日終値は業者の配信レートによって多少の差はあれど、基本的に同一水準ですから、世界中のトレーダーが同じポイントを見ているのが、トレンドラインと水平線の大きな違いです。

順張りにおいても、これらの重要な価格をブレイクすればトレンドが加速しやすいことから、トレンドライン分析とともに、重要な高値・安値・終値の横軸に注目してみてください。

定番のテクニカル指標を使う

テクニカル指標はたくさん種類がありますが、定番のテクニカル指標ほど効きやすい傾向にあります。

前述したように、さまざまなプレイヤーが見ていて同じような思惑となるほど、その通りになりやすいからです。

定番のテクニカル指標といえば、トレンド系は移動平均線を筆頭に、一目均衡表ボリンジャーバンドが挙げられます。
オシレーター系ならMACDRSIストキャスティクスです。

いろいろ試してみて、結局は最初の基本的なテクニカル指標に戻ってくる方も多いです。
ですから基本的なテクニカル指標の見方をきっちりマスターするつもりで、基礎から地盤を固めていくのがおすすめです。

そしてテクニカル指標を表示させすぎて、決してチャートをぐじゃぐじゃにしないでください。
あまりにも表示させると、何がなんだか分からなくなってしまいます。
最低限を表示させて、シンプルにマーケットを捉えていくようにしましょう。

複数の足種でトレンドを判断する

初心者のデイトレードでは中長期トレンドを軽視しがちな方もいますが、短期のトレードであっても、長期の足種でトレンドの方向性を把握しておくことが大切です。

長期足種から短期足種の順番でトレンド判断

トレンドは、現在における将来の期待によって発生しますが、過去の価格からも影響も受けるからです。

複数の足種でトレンドを判断し、より信頼性が高いと判断できる局面でトレードするようにしましょう。

最初はレバレッジをかけすぎない

これは基本中の基本ですね。

1米ドル100円の場合、1,000通貨と10,000通貨で取引量に必要な入金額とレバレッジ

必要証拠金ギリギリの入金額でポジションを保有すると、上限レバレッジに近い水準で取引したことになり、わずかな値動きでロスカットになるリスクが高くなります。
さらにこの状態では他にポジションを保有することもできません。

少額から始めたいのであれば、最低5万円〜10万円の資金で0.1Lot(1,000通貨)のポジション保有であれば、レバレッジを低く抑えられます。

とにかくレバレッジをかけすぎないことが、マーケットで生き残っていくための必須条件です。

少ないポジションから始める

トレードが上手く続くと、「俺ってけっこうイケるんじゃないか!」と過信になりやすいです。

FXを始めて間もないビギナーズラックならば、偶然の産物である可能性が高く、経験者であっても、連勝が続くと気が大きくなってリスクコントロールがおろそかになる懸念すらあります。

こんな場面でいきなり取引量を大きくしてしまうと、まぐれでも積み上げた利益が一瞬で吹き飛ぶ可能性は否めません。

まずは0.1Lotでじっくり取り組もう 取引量を上げるなら徐々に行うこと

ビギナーズラックや連勝しても過信することなく、取引量は証拠金に見合った数量でちょっとずつ上げていくのが賢明です。

資金管理ルールを徹底する

資金管理ルールは「デイトレードなら必ず当日中に決済する」「マイナス◯◯pipsで損切り」のように出口を明確にすることです。

そもそもデイトレード(Day Trade)は1日で取引を完結する取引で、深夜〜明け方の値動きによる影響を受けないための短期トレード手法です。

「デイトレードすると決めたなら、就寝前には必ず決済する。」

「相場が想定した方向に強く推移していて持ち越すと決めたなら、逆指値を必ず入れてから就寝する。」

とくに決済のルールは、上記のようにあらかじめ決めて、必ず設定しておきましょう。
さもなくば深夜の睡眠中や早朝に大きな変動があったとき、意図せず含み損を抱えてしまうリスクがあります。

資金管理ルールと逆指値を有効活用

損失をコントロールする有名な考え方に「2%ルール」と「バルサラの破産確率」があります。

これらと逆指値注文を使えば、ルール化した売買で損失を抑えながら、利益を狙っていくことができます。

2%ルール

2%ルールは、ラリー・ウィリアムズやアレキサンダー・エルダーの書籍で有名になった損切りルールで、最大損失額を証拠金の2%以内にするという単純なものです。

証拠金10万円なら、2%となる2,000円以内(20pips)で損失を収めるとする考え方です。
もし2つの通貨ペアを保有するなら、1通貨ペアあたり10pipsが損失上限額の2%となります。

バルサラの破産確率表

バルサラの破産確率表では、勝率と損益率からトレードの資金管理、つまり安全性を判断することができます。

ネット上では、バルサラの破産確率表で使う資金比率が2%のものが多いです。
実際に資金比率は低いに越したことはありませんが、FXではレバレッジや取引回数も加味すれば、資金比率を10%(つまり100万円の資金で10万円の損失)をベースとした方が現実的です。

  ペイオフレシオ(損益比率)
  0.50.7512345678910
勝率
5%100%100%100%100%100%100%100%100%100%100%100%100%
10%100%100%100%100%100%100%100%100%100%100%99%82.2%
15%100%100%100%100%100%100%100%84.9%57.9%44.9%37.1%32.5%
20%100%100%100%100%100%99%46.7%29.7%22%17.8%15.9%14.4%
25%100%100%100%100%99%30.3%16.2%11.3%9%7.8%6.9%6.7%
30%100%100%100%100%27.7%10.2%6%4.5%3.9%3.4%3.3%3.1%
35%100%100%100%60.8%8.2%3.6%2.3%1.8%1.6%1.5%1.4%1.4%
40%100%100%100%14.3%2.5%1.3%0.8%0.8%0.7%0.7%0.6%0.6%
45%100%100%100%3.3%0.8%0.4%0.3%0.3%0.2%0.2%0.2%0.2%
50%100%100%99%0.8%0.2%0.1%0.1%0.1%0.1%0.1%0.1%0.1%
55%100%100%13.2%0.2%0.1%0.1%0%0%0%0%0%0%
60%100%24.8%1.7%0%0%0%0%0%0%0%0%0%
65%100%2.1%0.2%0%0%0%0%0%0%0%0%0%
70%12.8%0.1%0%0%0%0%0%0%0%0%0%0%
75%4%0%0%0%0%0%0%0%0%0%0%0%
80%0%0%0%0%0%0%0%0%0%0%0%0%
85%0%0%0%0%0%0%0%0%0%0%0%0%
90%0%0%0%0%0%0%0%0%0%0%0%0%
資金比率が10%の場合

以下の表にある数値は、「バルサラの破産確率表」オリジナルのデータに基づいたものです。

破産確率は100%なら確実に破産する、0%なら破産しないと判断します。

例えば、勝率が50%であっても損益比率が2なら、トレードで収益化が可能であることが判断できます。
逆に勝率が60%でも損益比率が0.75以下なら、24.8%(つまり4人中/1人)がトレードで失敗することが分かります。

勝率

勝率 = 勝ちトレード ÷ 総トレード × 100

例. 17トレード中/6勝11敗なら、6 ÷ 17 × 100 = 勝率は35.3%

損益率

損益率 = トレードの平均利益額 ÷ トレードの平均損益額

例. 平均利益が10,000円、平均損益が2,500円なら、10,000円 ÷ 2,500円 = 損益率は4倍

この条件であれば、破産確率は3.6%となります。

バルサラの破産確率では、勝率は65%以上、損益比率は2以上、破産確率は2%以内が望ましいです。

このほかにフィボナッチで損切りラインを決めるテクニックもあります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

決済ルールを定められないのであれば、これらがルール決定に役立ててみてください。

新規注文時に必ず逆指値を入れて発注

決済ルールに役立つ注文機能が、決済同時発注機能です。

2%ルールのように、「-10pips(マイナス1,000円)で損切りする」といった逆指値注文を、新規発注時に決済注文も同時に発注することができます。

決済同時発注機能は外為どっとコムみんなのFXGMO外貨GMOクリック証券DMM FX外為オンラインヒロセ通商など多くの業者が対応しているので、リスク管理のためにも積極的に使っていくのがおすすめです。

DMM FXで決済同時発注する例は、以下記事で解説しています。

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