FX通貨ペア-アルファベット3文字の通貨コードの見方
USD/JPYのように、3文字のアルファベット同士で表示されるFXの通貨ペア。
この通貨ペアの見方について解説していきます。
3つのアルファベットにはどんな意味がある?
まずはアルファベットについて説明します。
3文字のうち「左の2文字が国名」を表し、「最後の文字は通貨の名称」を表しています。
米ドル → United States Dollar → USD
日本円 → Japanese Yen → JPY
ポンド → Great Britain Pound → GBP
基本的にはこの仕組みなのですが、一部で例外もあります。
ユーロはヨーロッパの経済協力圏で使われている通貨ですが、ヨーロッパ全体を表す意味もあります。
「2文字・1文字」のルールに基づくとEUEになりそうですが、ユーロは最後の文字を省いたEURが使われています。
ほかにもロシアで使われているルーブル(Russian Ruble)は「RUR」ではなく「RUB」が使われていたりします。
このような3文字で表す通貨を通貨コードといい、これはISO4217という国際的な基準でルールが定めらています。
この通貨コードを2つ並べると、FXでお馴染みの通貨ペアになるという訳です。
メジャー通貨の通貨コードを見てみよう!
FXでよく取引されている国の通貨コードの一覧表です。
= ほとんどのFX業者で取引が可能。
国・地域名 | 通貨コード | 通貨名 |
---|---|---|
アメリカ | USD | 米ドル |
ユーロ | EUR | ユーロ |
日本 | JPY | 日本円 |
イギリス | GBP | ポンド |
オーストラリア | AUD | オーストラリアドル |
ニュージーランド | NZD | ニュージーランドドル |
カナダ | CAD | カナダドル |
スイス | SWF | スイスフラン |
南アフリカ | ZAR | 南アフリカランド |
トルコ | TRY | トルコリラ |
中国 | CNH | 人民元 |
香港 | HND | 香港ドル |
シンガポール | SGD | シンガポールドル |
メキシコ | MXN | メキシコペソ |
スウェーデン | SEK | スウェーデンクローナ |
ノルウェー | NOK | ノルウェークローネ |
FXではどの通貨ペアを選ぶべき?
FXは世界中の通貨を自由に売買できることが魅力の投資です。
上記表以外にも通貨はありますが、未記載の通貨はFXで覚える必要はありません。
FX業者では平均的に15〜30通貨ペア、多いところだと50〜80通貨ペアのところもありますが、好まれて売買されているのはこちらです。
3大通貨「米ドル・ユーロ・円」
米ドル/円、ユーロ/円、ユーロ/米ドルは、FXで多くの方が売買する王道の組み合わせです。
ユーロ/米ドルは、日本ではあまり馴染みのない印象ですが、世界で一番多く取引されている通貨ペアです。
「ポンド・豪ドル・NZドル・カナダドル・フラン」
3大通貨に5つを加えた8通貨で、FX取引全体の多くを占めています。
より大きな値動きを狙う中級者以上の方や、スワップ金利狙いで売買がおこなわれています。
このなかでも、ポンド/円、豪ドル/円、NZドル/円は高い人気を誇ります。
「南アフリカランド・トルコリラ」
8通貨ペア以外はマイナー通貨と呼ばれています。
南アフリカランドとトルコリラはマイナー通貨の代表格で、スワップ金利を狙った売買で注目されています。
これからFXを始めたい初心者の方は、変動幅が少ない米ドル/円から始めるのがおすすめです。
ほかの通貨ペアに興味のある方は、米ドル/円に慣れてきてから挑戦すると良いでしょう。
FX通貨ペア毎の特色とポイントについて
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